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[一言]
月神様のレビューを読んで、読ませていただきました。

最初に思ったのは、生々しい、ということです。
人の表情とか、動きとかが、リアルすぎる絵のように、いい意味で「気持ち悪い」ほどに描かれてると感じました。実際の人なんてよく見れば気持ち悪いところばかりで、でも普段は気にするほど見ていないのに、文章を読むと「ああ、そうだな」と思ってしまいます。
しかし、生々しい故に、人間らしさがモロに出ていて、暖かい感情冷たい感情が滲み出ていているのが好きです。

物語に終盤は、自然と涙が出て止まりませんでした。「ギャル」になる準備をしているところからとかもう…
最終章「手紙」では、自分が涙でスマホを濡らさないようにしていました…(笑)

自分も学生なので、彼女たちとは数年も違いません。自分が彼女たちと同じころ、自分の学校にも、彼女たちと同じような「孤独」な人が居たのかもしれないと思うと、この文章を読んだ後は、その人を助けたくないます。でも、例えそんな人がいたとしても、卑小な自分は何もしないだろうなとも思います。それに、助けたいなとは思っても、自分には何もできそうにないですし…

………感想を書きつつ、色々と考えてしまいました。この作品は、どこかで今後の自分に影響を与えていくような気がします。こういった作品に出会えてよかった!ありがとうございます。次作にも期待しています。
  • 投稿者: LEIF
  • 18歳~22歳 男性
  • 2012年 08月31日 02時56分
LEIF様>

はじめまして、慧子と申します。
ご感想ありがとうござます!

気持ち悪い、とは、この作品に対しては最高の褒め言葉です。
気持ち悪いのに最後まで読んでくださって、申し訳ないけれど嬉しいです。

泣いていただけたとのことで、こちらこそ感動に打ち震えております。
スマホが濡れて壊れてしまったら、ぜひ責任を取らせてくださいませ(笑)

このお話に反応してくださる方々は、みなさんどこか繊細で、優しいお心を持ってらっしゃるようです。
自分の身近に由紀子ちゃんやアリィのような子がいたかもしれない、というのは、想像すると胸が痛いですね。
でも中途半端に関わることは、見捨てるより残酷な場合もあります。
最終的には、それぞれが乗り越えるしかないのだと思います。
ああ、みんな幸せになあれ!

>この作品は、どこかで今後の自分に影響を与えていくような気がします。こういった作品に出会えてよかった!

物書き冥利に尽きるお言葉、ありがとうございます!
これからも何か感じていただけるような物語を生み出していけるよう、励んで参ります!
  • 慧子
  • 2012年 08月31日 17時16分
[一言]
初めまして、月神皇夜と申します。
こうして感想を書くのは初めてですが、この作品は以前から読ませていただいていました。

まずは完結、おめでとうございます。それから良い点、悪い点の指摘がなくてごめんなさい。しかし、正直なところ、良いも悪いも私には口出しできない次元だと判断し、あえて書かないことにしました。

学生時代特有の生々しい人間関係。必ず人から避けられる人間と『イケニエ』にされる人がいる風景。主人公の抱える想いと家庭環境。目の前でその場面を目の当たりにしているようなリアリティ。圧倒されました。
そして、主人公の心の変化。わずらわしいと思っていた「親友」を必要とする想い。父親との確執。消えてしまいたい、という願い。胸が締め付けられました。
たかが生理痛で、という言葉に大人と子供の価値観の落差がまざまざと描かれています。大人のたかがは時として子供にとって残酷な現実になる。
人間の心、特に影の部分を精密に描いた作品だと思います。
終盤、親友を取り戻そうと足掻き、死を望みながら選び取ることはできない主人公に文章を読む速度がぐんと上がりました。
彼女は人より不器用に歩きながら、再生していった。
初めてです、読もうの作品を読んで泣いたのは。
すさまじく人の心を打つ作品です。

稚拙な文章の感想で申し訳ありません。ですが、最後に一言だけ。
私はこの作品が大好きです。
  • 投稿者: 月神 皇夜
  • 15歳~17歳
  • 2012年 08月25日 00時03分
月神皇夜さん>

はじめまして、慧子と申します。
『アリィ』をお読みいただきありがとうございます!

良い点、悪い点の指摘というのは、こちらのサイトでの感想を書く際の暗黙のルールみたいなものでしょうか?
切磋琢磨できるいい風潮だとは思いますが、私は全然気にしないですよ。
感想をいただけた、その事実にひたすら感激しております。
しかも、身に余るご評価をいただき、嬉しい限りです。

これは、読む人をかなり選ぶお話だと思っています。
読んでくださる方に、嫌な思いをさせてしまうお話だとも思っています。
でも、最後まで読んでいただけたら、きっと何か感じていただけるお話だと確信もしております。
私の伝えたかったとこを、しっかりと受け取ってくださって、ありがとうございます。
月神さんは、きっと人の痛みの分かる優しいお方なのですね。

プロフィールにお邪魔したところ、月神さんは物書きを目指してらっしゃるとのこと。
そんな方に作品を好きと言っていただけて光栄です。
本気で文字と、物語と、創作に向き合っていらっしゃる方に、面白いと思っていただける物語を書いていきたいです。

この度は、かさねがさね、ありがとうございました。
文字を書くもの同志、頑張っていきましょう!
  • 慧子
  • 2012年 08月25日 16時00分
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