本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

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投稿者: 嶺岸 圭  [2017年 03月 28日 17時 11分] ---- ----
一言
終わったのは、物語の当初に掲げた目標が達成確実になったからかと。

この物語は、タイトル通りにマインが「司書になる」物語であって、最終話の時点で「司書になる」未来が約束されています。
物語論で見て、物語の最初で提示された欠落(司書になる未来)を最終話までで回復したと見做せる状態になった。
また、その回復を妨げる障害(1部:貧乏、身食い、本が無い、2部:身分差、3、4、5部:本づくりの技術、本の内容数、貴族の柵)も打破してきました。最終話の時点で残っているのは、司書を十分楽しむための本の数が無い事ですが、この障害は物語上の敵となるレベルではありません。作中での時間で解消できる問題です。他では……本を分類後、ラベル貼り付けしても本を傷めない糊とかかなぁ。

だから、本編をここで終わるのは全くおかしくない話です。
更に、司書の立場以外の追加として、新しく気が付いたり(家族愛)、手に入れたり(貴族位、伴侶)していますからね。主人公は物語の開始時よりも良い環境を手に入れて終了なんですよね。

感想で、伏線が解消されていないとか、終わっていない話があるとか、そういう話がいくつか上がっていましたが、現状マインが司書になる未来を約束された状態に対しては、その『伏線』は目的に対して今以上の意味を持たないor持たなかった物なので、明かされる必要は特に無いかと。
他にも、下剋上なんだから神も下剋上しなきゃという感想がありましたが、神は別にローゼマインが本を造ったり司書になる事での障害ではありませんから、ローゼマインの目的上の敵になりません。だから下剋上する意味も価値も無い、なども。国中の本をローゼマイン図書館に入れる目的では、ツェントを陥落させた時点で十分なんですよね。
それに、疑問点や謎は少しは残っている方が、記憶に残りやすいですしね。一時期の謎本ブームじゃないですが。


だとしても、すてきな世界で、すてきなキャラクター達ですから、外伝とかスピンオフと言う形で読んでみたい所ではありますが。
ダームエルやヨハンの結婚はどうなるのとか、カミルの見習い奮闘記とか、規格外養父母の所為でのレティーツィア苦労話とか、同年代で最多加護を誇る事になるであろうメルヒオールの貴族院物語とか、各地の国境門が開いて変わるユルゲンシュミットの新しい時代とか、新しいアレキサンドリアとエーレンフェスト(とダンケルフェルガーが絡む?)の関係の話とか、国境門の向こうの国々の話とか、各地の文官が来たときとか、ツェント二度目来訪とか、ツェント・エグランティーヌの日常とか、木クラゲ素材の商品開発とか、とか、とか。見てみたいものがいくつも思い浮かんでしまいます。
今後、どんな話が増えるか楽しみです。


もこ さんの貴族院を卒業していないので貴族として認められないのでは?と言う疑問は言われてみれば確かにそうだと思ったので、少し考察。
ローゼマインはグルトリスハイトを得ていますし、女神の化身として貴族階級に認識されています。
グルトリスハイトを他者に与える事が出来る、と言う事実でもって、魔力の使い方を一通り知っているという認識になっているのではないでしょうか。
或いは、領の礎を得た=アウブになった、と言うのもそこに加味されているかと。しかも、ダンケルフェルガーがアウブを認めているという後ろ盾ありで。
これで魔力の扱い方に問題がある卒業していない未成年だから~っと文句をつけても、それでローゼマインの司書になる未来を脅かすのは難しいかと。

後、貴族院では魔力の使い方以外にもいろいろと学びますが、卒業までに必要な技能や知識はフェルディナンドに叩き込まれています。領主候補生と文官の2コース分。
となると、卒業も確定でしょう。いきなりアンゲリカにならない限りは(笑)

他では、ツェントの横槍が入るとかですかね。
でもツェントの名を縛っていますし。そのツェントの入れ替わりも、今度は自力でメスティオノーラの書を得なきゃならないので、多分6年は先でしょう。10年くらいは必要かもしれません。
貴族院の卒業は2年後ですから、ツェント・エグランティーヌ時代に卒業が確定。
ツェントが横槍を入れて貴族になれないというパターンも無い。

他ネタとしても、んまぁは消えたしなぁ。替わりの領監&教師の人材を送る必要はあるけど、貴族院自体も変わるし、その辺りでフェルディナンドがしくじるとは思えない(w
残るは誰かが突然死して環境激変くらいでしょうけど、そこまで行くと別の物語かと。

と言う事で、つつがなく時が経てば問題無く貴族になるでしょうから、最終話の時点で障害は全て解消しているかと。
4年時の大荒れになったであろう領主会議の話や、ローゼマインの残る貴族院物語も見てみたいですが、これらも大元の本題(司書になる)に対しての障害ではありませんし、やっぱり終わりでおかしくないんじゃないですかね。

通常の恋愛物として考えると、卒業(成人)後の領主会議での結婚式がクライマックスでしょうけど、この物語としては婚約式で十分盛り上がりましたしね。
『闇の神が大きく袖を広げて光の女神を覆い隠してしまう素敵な場面(493話より)』もあったし(笑)
投稿者: もこ  [2017年 03月 28日 05時 38分] ---- ----
気になる点
何だかずいぶんと畳み掛けるように終わられましたけど、貴族院を卒業しなければ正式な貴族として認められないと最初にあった気がしますが、平民から貴族への下剋上は終わっていないのに何故終わられたのでしょうね?
投稿者: 読書好き  [2017年 03月 27日 16時 54分] 60歳~69歳 男性
一言
面白かったです
他の作家さんのお気に入りからとんできて
一気読みしました
ぜひ続編が読みたいですーーー
お疲れ様でした
投稿者: ガッハ商会  [2017年 03月 27日 16時 00分] ---- ----
一言
感想の中で王命の恣意的解釈について批判的な人が多いようですが、私は全く問題ないと考えています。

フェルディナンドが王命を持ち出したのはあくまでもタテマエで、本音は「俺はローゼマインと結婚するぞ、誰にも文句は言わせん」ということです。ごり押しする時にただ本音丸出しで力押しすればどうしても反発を招きます。その時タテマエを前面に出して進めていけばタテマエなしの場合に比べて完全に無くなる事はないにしても反発の程度はかなり小さくなります。

もちろんタテマエが有ると言っても全く力の無い人間がやろうとすれば寄って集って潰されますが、今回の場合今回の騒動の勝ち組であるエーレンスファストもローゼマインもダンケルフェルガーも、さらには新ツェントもそのゴリ押しに反対しませんし、今回の騒乱に関与しなかった多くの領地はそのようになった経緯は知らなくても空気を読んでそういうものだと(内心はどうあれ)納得するでしょう。

フェルディナンドの思惑がローゼマインとの結婚である以上その他の王命など初めっからどうでもよいのです。政治の世界でもそれほど高潔でもない人間がさも清廉潔白な顔をして政敵をタテマエ全開で非難する事はよくあります。本音がどこにあっても人を納得させるのに都合の良いタテマエを前面に立てることは目的達成のために非常に有効な手段です。

フェルディナンドはそのことを一番よく理解してやっているのでそれは可笑しいという事こそ可笑しいのではないでしょうか。
投稿者: さやか  [2017年 03月 26日 21時 44分] ---- ----
良い点
マインが平民として家族とふれあうことができて良かったです。マインが幸せになれて良かったです
一言
最後にみんなが幸せになれて安心しました。新しい作品を楽しみにしています。
投稿者: フェル様ふぁん  [2017年 03月 26日 13時 28分] ---- ----
良い点
ファンタジー小説は、あまり好きではないのですが、
本好きの下剋上は、初めて好きになったファンタジー小説です!本当に、今までありがとうございました!
一言
ローゼマインとラプンツェルをモデルにしたモザイク画を描いてみました。(できれば)写真を送りたいです。
投稿者: イチ  [2017年 03月 26日 08時 47分] ---- ----
一言
私も某先生が「本好きの下克上」が完結してしまった…と悲しんでいるのを見て読み始めました。

自分の本への欲望を満たすために思い通りにならない状況であっても、守りたい物を守るために悩みながら進み続けるマインを見ていたくて、どんどんと減っていく残りページに絶望しながらも徹夜して読み進めていました。

読了後に終わってしまったと感じ、もっと読んでいたいと思える作品に出会ったのは久しぶりでした。作者様とこの作品に出会えたことに最大限の感謝を。
投稿者: さしみ  [2017年 03月 25日 11時 45分] ---- ----
一言
先週某先生が「本好きの下剋上」が終わってさみしいと呟くのを見て読み始めたのですが、この1週間は素晴らしいものでした。何回感情を揺さぶられたのか分からないです。家族愛を語るシーンは毎回泣いてました! ハッピーエンドは大好きなので最後みんなが幸せそうでよかったです。この物語に出会えた事を神への感謝と祈りをささげたいです。神に祈りを!
投稿者: ユキビタス  [2017年 03月 25日 02時 40分] ---- ----
一言
友人に勧められて約一ヶ月かけて読み切りました。
最初から最後までどこまでも休みなく読めてしまい
どこで区切ればいいやら、頭を悩ませながら睡眠時間を削りながらずっと読書してる自分が居ました。いやほんと本好きウィルスが読者にまで広がる作品でした。
完走お疲れ様でした、小説自体あんまり読む人間ではなかったのですが、本当に面白くて温かいお話をありがとうございました。
わたしの本好きウィルス、皆に広がれ!
投稿者: あずさ  [2017年 03月 25日 02時 20分] ---- ----
良い点
久々に物語に没頭しています。まだ半分ほどしか読み終えていませんが、設定が練られていて個性的なキャラクターがたくさん出てきて面白いです。飽きることなくどんどん読めます。(ご飯や睡眠時間に影響が出るほどです。笑)ここで読み終わったら今度は書籍版を読んでみようと思います。
一言
日常生活でマインの思考になっていたときには少しびっくりして焦りました。笑
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