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『ランドスケープ・アゲート』の感想
投稿者:
一・一
[2012年 03月 07日 (水) 21時 39分] ---- ----
▼一言
や、やっと二章の終わりまで読み終わった・・・!
お待たせしました!こちらでは初めまして、一・一です!
早速感想やら言ってみたいと思います!
と、その前に
あまりの長さ(小説的な意味でも感想的な意味でも)に、とりあえず【二】 逃亡 -ユウの過去編-までの感想として、投下することにしました。
最新話には追いつけなかったよパトラッシュ。。。OTL
さて、バシバシ行ってみましょう。
まず何と言ってもこの小説の魅力はキャラとメカ!
濃いキャラの織り成す会話やメカとメカの熱い戦闘描写は非常に高質です。
特にハサン!かっこ良すぎる!ドツボに嵌りました
紅茶大全氏の言っていた通り、ボクもそこらから結構読む速度が早まったように思います。
基本的には三人称。
地の文は堅実で、伝わりやすい印象を受けました。
しかし、少々改行が多すぎでは?とも思います。
改行には一種のリセット効果のようなものがあり、一連なりの文章と、改行してある文章を比較すると、結構印象が変わるものです。
例として適当な文をでっち上げるなら、
==一連なり==
ボクは猫を抱き上げた。軽い。
ガリガリにやせたこの猫の体重は、病的なまでに軽かった。
==改行==
ボクは猫を抱き上げた。
軽い。
ガリガリにやせたこの猫の体重は、病的なまでに軽かった。
と、このように、前者と比して後者は「猫が軽い」という事実を強調するような感じで用いられています。
これを多く使い過ぎると、過ぎたるは及ばざるが如し、強調が強すぎて読者の負担になります。
「話のつながり」や「話題」という点に注目し、少々改行について再考してみてはいかがでしょうか?
また、描写的には動作や主だったものの説明などが主ですが、少々単調になりがちなきらいがあるように思えます。
動作描写のレパートリーを増やす、もしくは
ただ単に、誰が何をした、と書くよりも、誰がどんな様子で何をした、などといった風にキャラの心情を暗喩させてみる描写を多めにしてみたり、服装などといった、キャラの身につけた小物の類の連動する描写を加えたりするのはいかがでしょうか?
それだけで他の文章と差別化できて、単調さも和らぐかと思います。
それから、もう少し外見描写、風景描写などといった視覚的要素も欲しいと感じました。
まず外見描写。これは地味に重要な描写です。こと、登場人物が多い小説においてはその価値は累乗で跳ね上がります。
外見的要素を描くことによってそのキャラの服装、顔立ち、体格、肌の色などから特徴を捉えてることにより「このキャラはこういう感じだ」という読者のイメージを助成させます。(前述した身につけた小物の連動が云々も、特徴的な小物からこのキャラはこいつだ!という連想まで持っていけるのが魅力ですね)
描写つながりで、作者様は単にキャラの名前によって、誰が何をした
(例:ユウが剣を振り回した)
というような描写が多いですが、これも少々登場人物の混乱を招くと思われます。
少々文才値(通称:WP)が足りないので、勝手ながら、例を上げて説明させて頂きます。
「逃げる奴はベトコンだぁ! 逃げない奴はよく訓練されたベトコンだぁ! ホント戦場は地獄だぜぇ!」
ベトナム人をヘリから機関銃で撃ち殺していくマイクが愉快気に叫ぶ。その様子は、戦場という名の地獄にいる、悪魔のそれだ。
ジョーカーは呆れたように言った。
「お前、よく女子供を撃てるな」
戦場の悪魔は機関銃を一瞬止めて、答えた。
「簡単さ!動きがノロいからな!」
と、このように比喩で用いた表現を流用したり、その人の持つ「物」、外見的特徴を抽出したものを使ったり、肩書きを使ってもいいかもしれません。
言ってみれば「名前」とは個体を指す記号とほぼ似たようなものです。ですから、単に記号を書くよりも、ちょっとした特徴で代名したりすることにより、相当キャラの見分けが付くようになると思います。
次に風景描写。これは世界観の説明に使えますね。
後ほどまた突っ込みますが、世界観の描写は何も銃やメカや技術だけではありません。建築物の材質などといったものを描写するだけで、その世界が現代に近いものなのか、それとも中世ヨーロッパのそれなのかなど、随分とその作品に対する印象が変わってきます。
また、景色を思い浮かべやすい上、キャラの心情と景色を連結させた情景描写なんてのもできます。つまり風景描写、地味に万能です。使っておいて損はありません。
さて、次はキャラについて突っ込んでみましょう。
まずはユウ。
みなさんの仰るとおり、やはり相棒志向が大きいように思います。
アレサンドロと行動を共にするユウですが、その共動は命を張るものです。アレサンドロとユウの盗掘関係は、一ヶ月(「お前は……」より)。
助けたり助けられたりして絆が育まれるの込で考えても、相棒だからというのは、共動する理由、動機づけとしては薄いものであります。
後々ユウ自身の謎が出てきて補強されるものの、やはり序盤の動機づけに違和感が残ります。
対応策として考えられるのは、関係の月日の水増しとアレサンドロとユウの関係が親密であるような動作、雰囲気を醸し出す描写を加える、などといった小手先の技を上手く併用する、ぐらいでしょうか。
また、ユウ側に何かしらの強制力を働かせてみる、というのも一味あって面白いかもしれません。
次にララ。
初期はなかなか目立っていましたが、話数を追うごとに埋もれていく印象(特にセレンが加わってきてから)。
対応策としては、彼女に何かしらの能力を与えたり、活躍の場を与えたり、もしくは恋愛面(ユウの精神的支柱役とか)をプッシュしてみたりするといいかもしれません。
どうしてもロックやハサンなどといった優れた能力を持ったキャラに埋もれがちなキャラなので、非常にもったいなく思います。
あと、一応元軍人だったわけですので、もうちょっとそれっぽい描写を付与してあげるといいかもしれません。
他、ギュンターやらの将軍ら。
将軍【しょうぐん】 一軍を指揮して出征する大将のこと。将官。
と、辞書にもある通り、ギュンター達は将官です。
ご存知でしょうが、軍人階級において将官は大将、中将、少将の総称であり、要はものすごい大人数を指揮する人です(多少時代によって変わりますが、少なくとも師団は諸兵科合わせて六千から二万程度の兵員であったと言われています)
よって、現実では軍司令官(軍>師団)、師団長などといった指揮する役職が専らで、ぶっちゃけほぼ戦闘はしないと見ていいです。指揮するだけのその分、自然と人望も必要になってくるのですが。
まあこれはあくまで現実の話なので、それなりの理由などを付して将軍職について説明すれば、問題ないかとは思いますが。
というかギュンターやら何やらよくそんな性格で将軍になれたなぁ・・・。
次に戦闘について。
ほぼ文句なしと言って差し支えありません。
ただ、序盤のユウ対ララ戦。
単に腕の差であれば「ユウ<ララ」でしょう。ここにララの慢心、右腕負傷や機体性能の差を加味しなければ(人によってはそうしても)、やはりどうしてだかユウの勝因、そしてララの敗因がわかりにくいでしょう。
その辺り、少々なぜ勝てたのか、などといった説明があってもいいと思われます。
次に、世界観について。
騎士階級や貴族階級などがある辺り、メカ IN 中世ヨーロッパと言えるでしょう。
社会は光石と呼ばれる鉱石(?)を動力源としている模様。これのエネルギーを利用してメカやら戦車やらを動かす。中には光石の力で浮力を得て、飛行戦艦などといったものを創り上げるなど、現実の中世ヨーロッパ以上の技術力を持つ。
ライフリング技術は開発されているものの、未だに普及はしていない。
隣国に現実の日本をモデルにしたと思われるエド・ジャハンがあり、「餅」やら「火鉢」などが出てくる辺り、多少なりとも文化的交流がある模様。(しかし、このエドと帝国の文化の発展の差が大きいのは少々疑問です)
とまあ、私見(非常に多くの推測・妄想込み。もし間違ってたらスミマセン・・・)ですが、世界観。
軽い読者はこれでいいでしょうが、そういった深い知識を持つ読者もいるわけで、そういう類の人たちからは少々疑問に思えるものも割とあると思います。
例えば、騎士。
現実では「16世紀以降、火器の使用により槍騎兵の意義が薄れ、また、馬や鎧、武器の調達に莫大な費用がかかることから、軍役を実際に出陣せずに金銭(軍役代納金)の支払いによって済ませることが多くなり、騎士は戦士としての役割を終えて、純粋な社会的階級となった。」(wikipediaより引用)だとのことで、ある程度火器の発達したこの時代、未だに騎士が残っているのは一体どういう背景なのか、などといった感じでしょうか。
もう少し、世界観はデータを収集し、じっくりと構築し、丁寧に描写していっては?と提案します。
以上。こんな感じでしょうか。
それにしてもハサンカッコイイ。おじさま最高です。アレサンドロとかユウと絡んでいると、ああ窓に、窓に!(脳が腐っているようだ。完全に正気を失っている)
とりあえず、この辺りで。
口調などには注意を払っているつもりではありますが、もし不快にさせるようなところがあったらスミマセン・・・
ランドスケープ・アゲート、面白かったです。ご馳走様でした。きっとまた続きを食べに来ます。
それでは、ご健勝の程を。
紅亜真探
[2012年 03月 08日 (木) 12時 01分 27秒]
一・一さん。
どうもこんにちは、紅亜真探でございます。
まさかこれほどの長文で感想をいただけるとは思わず、びっくり、またびっくりでございます。
さて、本来ならば、ご指摘いただいたひとつひとつに返信しなければならないかとは思うのですが、この場において、
「実はこんな裏設定がありまして」
やら、
「ここはこういうつもりで書いております」
やらという言い訳めいたことは、なかなか口にできません。
小説とは感じるものであり、解説すれば魅力半減です。
もちろん、自分の表現したいものが表現し切れていない、ということに関しましては汗顔の至りでありまして、他の方からも言われております『ユウの相棒志向』と『世界観』については、後日活動報告などを借りまして補足させていただこうかなぁ、と思っております。
また、描写やキャラクターのイベント追加、語句の再考などに関してですが、申し訳ありません、それは完結後に考えさせていただきます。
追加と削除には、時間のみならずエネルギーと犠牲が必要であり、作品自体と、なによりモチベーションを壊すことにもなりかねません。
ですからいまは、今後の執筆活動の参考にさせていただきます、ということでご容赦ください。
というわけで(笑)感想ありがとうございました。
またぜひ、読みにきてやってください。
一・一さんの作品も、陰ながら応援しております。
投稿者:
紅茶大全
[2012年 01月 13日 (金) 23時 25分] ---- ----
▼良い点
これは、面白い。
どういう事なんでしょう、こんなに面白い小説のお気に入りがこんなに少ないのは。
これはランキング上位にいていい作品です、間違いない。
とにかく設定の作りこみ方がすごいです。
世界観、NSやLJ、キャラクター。どれも素晴らしい。
それがさりげなく出てくる。いちいち長ったらしい説明回もない。
ストーリー展開も毎回話をいいところで区切るので全然やめられません。
早く次の話が読みたいのに、地下鉄で圏外だったりするともうイライラします(笑)
個人的にはハサンとララが大好きです。
ララのかわいさったらないですし、ハサンのかっこよさったらないですよ。
お父さんの件で悶えていたのは私です。なんですか、あのサービス回!
続きを超楽しみにしています!!
▼悪い点
もしかしたら。本当にもしかしたら、なのですが、最初のほうが少しとっつきにくいのかもしれません。
ハサンが出てきたあたりから自分は、やめることができなくなっていました。その部分まで読者を離さずにいければ、こっちの勝ち(?)だと思います。
あとは時々ユウが読めないですね。テリーが嫌いだったのは少し意外でした。
相棒志願も時々不思議に思うほど強い気がします。
▼一言
こんなに素敵な物語を3年近くかけて紡いでいらっしゃることに対してただ敬服です。
続きを楽しみにしております。
紅亜真探
[2012年 01月 14日 (土) 00時 44分 24秒]
うおおぅ、紅茶さん!
お褒めの言葉に初レビュー、もう涙が出るほどありがたいです。
ありがとうございます、ありがとうございます。
しかもこれは……ベタ褒め……!
もう、ニヤニヤが止まらない。
>悪い点
なるほど、自分では気づきませんでしたが、とっつきにくさは確かにあるかもしれません。
キャラクターたちが明確な目的を持ってくれるまでにも少々時間がかかりますし、『ここで失敗するかも』と読者様に思ってもらえるようなピンチもあまりない。我ながらそう思います。
仲間同士も仲良しですしね。
『物わかりがよすぎる』というのは、ワタクシのキャラクター全般に言える欠点です。
そして、ユウの相棒志願についてはもう、作者の技量不足ですね。
作者でも、バカのひとつ覚えか、と思うときがあります(笑)
口下手なんでしょうね、たぶん。
ランキング上位に入れたら言うことはありませんが、これからも一歩一歩頑張っていくつもりです。
またぜひ、お暇なときにでも読んでやってください。
これからもよろしくお願いいたします!
おかげさまで、新年早々テンション上がりました!
投稿者:
shizu9
[2011年 04月 26日 (火) 22時 05分] ---- ----
▼一言
今回のお話、読んでいるこちらの方もぐわっと胸が熱くなりました。
本章が「決起編」だったのはこのためだったんですね!!
紅亜真探
[2011年 04月 26日 (火) 23時 29分 11秒]
hadukiさん、はじめまして。紅亜真探でございます。
この感想を頂きまして、私の方こそ、胸がぐわっと熱くなる思いです。
それはもう、人目もはばからずガッツポーズの勢い。
本当にありがとうございます。
本編は、これからが真の戦い。
多少の寄り道や、上手く書けないときもあるかもしれませんが(苦笑)、120パーセントの力で頑張って参りますので、どうかこれからもお付き合いくださいませ。
ではでは、感想ありがとうございました。
投稿者: こんた [2010年 09月 08日 (水) 14時 09分] ---- ----
▼良い点
ファンタジーとメカの共存が好きなのですが
この作品は違和感なく世界観を楽しめてます
登場人物の心理描写や過去などが設定されているのも効果的に感じられて毎週楽しみです
▼一言
途中から先戻りしてから読み始めたのですが
物語の中でちょい役のキャラがたくさんいるのもあり
ちょっと把握しきれないところがあります
そのあたりキャラ設定集の更新も楽しみにしてます
紅亜真探
[2010年 09月 08日 (水) 21時 21分 40秒]
こんたさん、はじめまして。紅亜真探でございます。
初めての感想をいただき、もうアレです。狂喜乱舞。
さて、世界観の違和感や、心理描写不足してるかも、とは自分が常日頃から悩み、気をつけているところでもありまして、それを良い点として挙げていただいたのは本当にありがたいです。
ああ、自分のやってきたことは間違いじゃなかった。大げさかもしれませんが、真実そう感じます。
しかも、毎週楽しみにしてくださっているとは!
その言葉を一年半待っていた!(笑)
そして、キャラ設定集ですが、確かに必要かもしれません。
どうも、あれもこれもと手を出しすぎているせいか、我ながらキャラが多くなってきた感満載です。
他の方の設定集なども参考に、検討してみようと思います。
では、どうぞこれからも、ランドスケープ・アゲートをよろしくお願いいたします。
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お待たせしました!こちらでは初めまして、一・一です!
早速感想やら言ってみたいと思います!
と、その前に
あまりの長さ(小説的な意味でも感想的な意味でも)に、とりあえず【二】 逃亡 -ユウの過去編-までの感想として、投下することにしました。
最新話には追いつけなかったよパトラッシュ。。。OTL
さて、バシバシ行ってみましょう。
まず何と言ってもこの小説の魅力はキャラとメカ!
濃いキャラの織り成す会話やメカとメカの熱い戦闘描写は非常に高質です。
特にハサン!かっこ良すぎる!ドツボに嵌りました
紅茶大全氏の言っていた通り、ボクもそこらから結構読む速度が早まったように思います。
基本的には三人称。
地の文は堅実で、伝わりやすい印象を受けました。
しかし、少々改行が多すぎでは?とも思います。
改行には一種のリセット効果のようなものがあり、一連なりの文章と、改行してある文章を比較すると、結構印象が変わるものです。
例として適当な文をでっち上げるなら、
==一連なり==
ボクは猫を抱き上げた。軽い。
ガリガリにやせたこの猫の体重は、病的なまでに軽かった。
==改行==
ボクは猫を抱き上げた。
軽い。
ガリガリにやせたこの猫の体重は、病的なまでに軽かった。
と、このように、前者と比して後者は「猫が軽い」という事実を強調するような感じで用いられています。
これを多く使い過ぎると、過ぎたるは及ばざるが如し、強調が強すぎて読者の負担になります。
「話のつながり」や「話題」という点に注目し、少々改行について再考してみてはいかがでしょうか?
また、描写的には動作や主だったものの説明などが主ですが、少々単調になりがちなきらいがあるように思えます。
動作描写のレパートリーを増やす、もしくは
ただ単に、誰が何をした、と書くよりも、誰がどんな様子で何をした、などといった風にキャラの心情を暗喩させてみる描写を多めにしてみたり、服装などといった、キャラの身につけた小物の類の連動する描写を加えたりするのはいかがでしょうか?
それだけで他の文章と差別化できて、単調さも和らぐかと思います。
それから、もう少し外見描写、風景描写などといった視覚的要素も欲しいと感じました。
まず外見描写。これは地味に重要な描写です。こと、登場人物が多い小説においてはその価値は累乗で跳ね上がります。
外見的要素を描くことによってそのキャラの服装、顔立ち、体格、肌の色などから特徴を捉えてることにより「このキャラはこういう感じだ」という読者のイメージを助成させます。(前述した身につけた小物の連動が云々も、特徴的な小物からこのキャラはこいつだ!という連想まで持っていけるのが魅力ですね)
描写つながりで、作者様は単にキャラの名前によって、誰が何をした
(例:ユウが剣を振り回した)
というような描写が多いですが、これも少々登場人物の混乱を招くと思われます。
少々文才値(通称:WP)が足りないので、勝手ながら、例を上げて説明させて頂きます。
「逃げる奴はベトコンだぁ! 逃げない奴はよく訓練されたベトコンだぁ! ホント戦場は地獄だぜぇ!」
ベトナム人をヘリから機関銃で撃ち殺していくマイクが愉快気に叫ぶ。その様子は、戦場という名の地獄にいる、悪魔のそれだ。
ジョーカーは呆れたように言った。
「お前、よく女子供を撃てるな」
戦場の悪魔は機関銃を一瞬止めて、答えた。
「簡単さ!動きがノロいからな!」
と、このように比喩で用いた表現を流用したり、その人の持つ「物」、外見的特徴を抽出したものを使ったり、肩書きを使ってもいいかもしれません。
言ってみれば「名前」とは個体を指す記号とほぼ似たようなものです。ですから、単に記号を書くよりも、ちょっとした特徴で代名したりすることにより、相当キャラの見分けが付くようになると思います。
次に風景描写。これは世界観の説明に使えますね。
後ほどまた突っ込みますが、世界観の描写は何も銃やメカや技術だけではありません。建築物の材質などといったものを描写するだけで、その世界が現代に近いものなのか、それとも中世ヨーロッパのそれなのかなど、随分とその作品に対する印象が変わってきます。
また、景色を思い浮かべやすい上、キャラの心情と景色を連結させた情景描写なんてのもできます。つまり風景描写、地味に万能です。使っておいて損はありません。
さて、次はキャラについて突っ込んでみましょう。
まずはユウ。
みなさんの仰るとおり、やはり相棒志向が大きいように思います。
アレサンドロと行動を共にするユウですが、その共動は命を張るものです。アレサンドロとユウの盗掘関係は、一ヶ月(「お前は……」より)。
助けたり助けられたりして絆が育まれるの込で考えても、相棒だからというのは、共動する理由、動機づけとしては薄いものであります。
後々ユウ自身の謎が出てきて補強されるものの、やはり序盤の動機づけに違和感が残ります。
対応策として考えられるのは、関係の月日の水増しとアレサンドロとユウの関係が親密であるような動作、雰囲気を醸し出す描写を加える、などといった小手先の技を上手く併用する、ぐらいでしょうか。
また、ユウ側に何かしらの強制力を働かせてみる、というのも一味あって面白いかもしれません。
次にララ。
初期はなかなか目立っていましたが、話数を追うごとに埋もれていく印象(特にセレンが加わってきてから)。
対応策としては、彼女に何かしらの能力を与えたり、活躍の場を与えたり、もしくは恋愛面(ユウの精神的支柱役とか)をプッシュしてみたりするといいかもしれません。
どうしてもロックやハサンなどといった優れた能力を持ったキャラに埋もれがちなキャラなので、非常にもったいなく思います。
あと、一応元軍人だったわけですので、もうちょっとそれっぽい描写を付与してあげるといいかもしれません。
他、ギュンターやらの将軍ら。
将軍【しょうぐん】 一軍を指揮して出征する大将のこと。将官。
と、辞書にもある通り、ギュンター達は将官です。
ご存知でしょうが、軍人階級において将官は大将、中将、少将の総称であり、要はものすごい大人数を指揮する人です(多少時代によって変わりますが、少なくとも師団は諸兵科合わせて六千から二万程度の兵員であったと言われています)
よって、現実では軍司令官(軍>師団)、師団長などといった指揮する役職が専らで、ぶっちゃけほぼ戦闘はしないと見ていいです。指揮するだけのその分、自然と人望も必要になってくるのですが。
まあこれはあくまで現実の話なので、それなりの理由などを付して将軍職について説明すれば、問題ないかとは思いますが。
というかギュンターやら何やらよくそんな性格で将軍になれたなぁ・・・。
次に戦闘について。
ほぼ文句なしと言って差し支えありません。
ただ、序盤のユウ対ララ戦。
単に腕の差であれば「ユウ<ララ」でしょう。ここにララの慢心、右腕負傷や機体性能の差を加味しなければ(人によってはそうしても)、やはりどうしてだかユウの勝因、そしてララの敗因がわかりにくいでしょう。
その辺り、少々なぜ勝てたのか、などといった説明があってもいいと思われます。
次に、世界観について。
騎士階級や貴族階級などがある辺り、メカ IN 中世ヨーロッパと言えるでしょう。
社会は光石と呼ばれる鉱石(?)を動力源としている模様。これのエネルギーを利用してメカやら戦車やらを動かす。中には光石の力で浮力を得て、飛行戦艦などといったものを創り上げるなど、現実の中世ヨーロッパ以上の技術力を持つ。
ライフリング技術は開発されているものの、未だに普及はしていない。
隣国に現実の日本をモデルにしたと思われるエド・ジャハンがあり、「餅」やら「火鉢」などが出てくる辺り、多少なりとも文化的交流がある模様。(しかし、このエドと帝国の文化の発展の差が大きいのは少々疑問です)
とまあ、私見(非常に多くの推測・妄想込み。もし間違ってたらスミマセン・・・)ですが、世界観。
軽い読者はこれでいいでしょうが、そういった深い知識を持つ読者もいるわけで、そういう類の人たちからは少々疑問に思えるものも割とあると思います。
例えば、騎士。
現実では「16世紀以降、火器の使用により槍騎兵の意義が薄れ、また、馬や鎧、武器の調達に莫大な費用がかかることから、軍役を実際に出陣せずに金銭(軍役代納金)の支払いによって済ませることが多くなり、騎士は戦士としての役割を終えて、純粋な社会的階級となった。」(wikipediaより引用)だとのことで、ある程度火器の発達したこの時代、未だに騎士が残っているのは一体どういう背景なのか、などといった感じでしょうか。
もう少し、世界観はデータを収集し、じっくりと構築し、丁寧に描写していっては?と提案します。
以上。こんな感じでしょうか。
それにしてもハサンカッコイイ。おじさま最高です。アレサンドロとかユウと絡んでいると、ああ窓に、窓に!(脳が腐っているようだ。完全に正気を失っている)
とりあえず、この辺りで。
口調などには注意を払っているつもりではありますが、もし不快にさせるようなところがあったらスミマセン・・・
ランドスケープ・アゲート、面白かったです。ご馳走様でした。きっとまた続きを食べに来ます。
それでは、ご健勝の程を。