帝国皇女の私掠船《プライベーティア》-灰色狼たちの航跡

感想一覧 ▽感想を書く

投稿者: 夢伽 莉斗  [2018年 01月 17日 18時 17分] 18歳~22歳 ----
良い点
 わあ。やっと10話読めました。いつまでも読む読むと言って遅くなってしまい、すみませんでした。

 なんというかもう、色々と名伏し難いのですが、えっともう、リアリティがとにかくすごいなと思いました。まず最初のシーンですけど、ヘンリー船長。まず出会い頭に銃を突きつけて、後ろまで伸びた髪の毛を掻いて――とか、すごく想像出来ました。ああ海賊ってこんな感じだなぁ、映画でありそうだなぁ。これが海賊だなぁってものすんごい思いました。
 そのあと出てきた貴族の人も、また貴族らしかったですねえ。なんかこう口の中が甘ったるそうな話し方と言いますか、私腹を肥やした貴族らしい感じが出てましたね……。

 描写はすんごく細かくて、本当にリアリティがありました。人物描写もですよね。ヘンリーの最初の描写読んで、あーパイレーツだぁ、絶対かっこいい船長だぁ、なんて思いました。

 あとキャラクターの書きわけが本当にすごいですね。なんていうか、同じ人間が書いている物語だとは思えないのですが笑笑 本当に一次創作ですか?笑 どこかのキャラなんでしょうか?笑 もう物凄くいそうです。何処かにいそうです。在り来りという意味ではありません。そういう悪い意味じゃなくて、リアリティがありすぎてすごいんです。絶対に生きてるわこのキャラって感じなんです。

 ウィンドラスさん……。神様のことを思っているキャラらしいですが、なんかこう雰囲気が伝わってきました。そして船長とも何らかの過去があるらしいですねえ。彼とヘンリー船長の掛け合いもなかなか好きでした。船長神様が嫌いなくせに、ウィンドラスのことは航海士にしているんですね笑
 ウィンドラスさんのキャラクターも、多くは台詞から滲み出ているんだろうなと思いました。Twitterでもすごく魅力的だとは思っていましたが、台詞の再現度が高すぎますね。本気で映画を見ているようです。洋画のキャラクターが喋っているみたいです。絶対こういう話し方するなぁ、なんて思っちゃうんです。
 私の中で海賊のイメージが、一番近いのが映画のものになっちゃってて、やっぱり本物の海賊って見たことないじゃないですか。だから、映画の海賊っていう私の言葉は、本物の海賊っていう意味です。

 貴族との対話、好きでしたね……。貴族さんがお酒のことで、そんな不味い酒ばかり飲んでいたらーみたいなこと言ってましたけど、もうそういう台詞から二人の雰囲気が伝わってきますよね。キャラクター性っていうんでしょうか。作者が言わせたいセリフを言っているんじゃなくて、キャラクターが喋りべき台詞を喋ってるんだなあって感じました。本当に。

 あとはヘンリーが出航時に船員に向かって指揮を挙げたところ、好きでした。こういうのが実際にあるかは分からないんですが、なんていうか海賊っぽいなぁなんて思いました……。楽しそうで、なんだかワクワクしちゃいますね……。

 ルーネの登場もなかなか良かったですね。樽の中に隠れてたのかぁ。もう本当にパイレーツを思い浮かべちゃいますね笑 この小説はこのまま映画にしてほしいです、本当に。それくらいリアリティがあるし、映画にできる小説なんだろうなぁって思います。

 ルーネちゃんは、あのセリフがめちゃくちゃ可愛かったですね。
>「わ、私、私、海賊になりたいんです! ハッ!?」
 これです。すごく可愛いです。男の人はどうなんでしょう?女の私は彼女に心を掴まれましたね。登場してまだほとんど喋っていないルーネちゃんですが、なんて可愛いんでしょう……。台詞のマジックなんでしょうか。本当に台詞の選択が上手い……。
 このあとで言うと、あの食事のシーンですよね。船員に一喝した所も可愛かったです。まだ10話なのにここまで魅力的に思えるキャラを作れるなんて、本当にその才能に圧巻です……。

 タックのキャラも好きでしたよ。一番親近感が湧くキャラクターですね笑 
 船長とルーネの掟のところも、なかなか好きでした。緊迫していましたねえ。だけどふわっとジョークみたいなものをいう船長も、好きでした。怖い感じですね。こういう魅力って本当いいですよねえ。海賊だなぁって思いました……。もう同じことしか言ってなくてすみません。でも本当に海賊だなって思ったんです笑

 ちょっとこれ以上抜き出すと大変なことになりそうなので、この辺でやめますね。
 なんていうかすごく、本当にリアリティでした。ただただリアル笑 映画を見ているみたいでした。三人称は視点を同じにした方がいいなんてアドバイスを貰ったことがありましたが、それってどうなんですかね? この小説はよく視点が変わりますが、全く違和感なく読めました。
 私がこの小説で一番気に入ったところは、やっぱり台詞です。そして動作。台詞と動作が、ものすんごく海賊で、ものすごくそのキャラクターに合っている……。テンプレ的な話し方をただくっつけたんじゃなくて、そのキャラが生きているって本気で思いました。本気で、二次創作じゃないですか?笑笑 どこかの映画のキャラクターじゃないですよね?笑笑 どこからどうやったらこんなに生きているキャラクターが書けるんでしょうか……。なかなかこんなの見たことないと思います。

 私は硬い文章とか長いのとか少し苦手なんですね。そういう意味で、この小説は読むのが大変でした。10話までだけでもちょっと疲れました。なんだか疲れるんですけど、心臓のバクバクがすごいんですねえ~。どういうことなんだろう。
 疲れるんだけど、もうなんかこう、重くて、しっかりしてる、そんな印象を受けました。疲れるって言うのは別に悪い意味じゃないんです。『いい点』に書いてますしね笑 でもこう、読んでるとどんどんのしかかってくるような感じがしました。それくらい、この小説に重みがあるんだと思います。すごくぎっしり詰まっているっていうか、ちゃんと考えられてるんだなぁ、密だなぁって思います。

気になる点
 私は文章が硬いのが苦手なんですね……。ですが、言うほど難しい言葉はなく、基本はちゃんと読み進められました。ただ地の文が長い分読むのは大変になっちゃいますが、それはそれで仕方ないことです。それが悪い点だとは全然思いません。

 唯一つだけ、文章があまりにも長い時はもう少し切ってもいいかなぁなんて思いました。
 わざとやっている部分ももしかしたらあるのかもしれません……。でも、今のなろうサイトで五文くらいになるのは、さすがに長すぎるかなぁなんて思いました。たまたま見つけたので……

>といっても彼女が今まで口にしてきたような料理とは程遠い、キャベツのスープに硬いビスケットと塩漬け肉といった具合だったが、ルーネはスプーンを持つや否や慣習としている神への祈りも忘れて器に飛びつき、音を立ててスープを飲み干し、肉を千切っては口に放り込んでいく。

 こだわっていたらすごく申し訳ないのですが、これとかも切ってもいいかなぁなんて思います。ただ、この文章は、書いていることは「何かを食べることの連続」なので、そこまで読解は大変ではありませんでした。でも、たぶん書いていることがそれなりに複雑で長い文章だと、ちょっと大変になるかもです。たまーに長すぎるなぁなんて思うことがあったので、よかったら検討してみてください。
 でも、読んでるあいだは言うほど気になってたわけじゃないです笑 最初の方、まだ物語に入り込めてない時に思ったくらいなので……。今抜き出した文章も、本当たまたま見つけただけです。
 だから言うほど気にしなくてもいいのかなぁ、なんて思います。特に長く書いているのはこだわりなんだ、という事でしたら、ますます私の意見は無視してください。


一言
 こんだけ長く感想を書いたから分かると思いますが、私はこの世界に引き込まれました笑 特にキャラクターがすごく好きですね。続きが普通に気になります。読むのが大変なせいでゆっくりになっちゃうと思うんですが、また読みに来ます。その時はこうやって感想を書きますね。

 本当にすごかったです。同じ物書きとして尊敬する所しかありません。見習いたいです。面白かったです。
コウヤ    [2018年 01月 17日 19時 32分]
夢伽莉斗さま

ご感想誠にありがとうございます!

わあ、大変恐縮です!

楽しんでいただけたなら何よりの幸福です!

視点の変更については、私の感覚では舞台におけるスポットライトのようなイメージで書いています。場面によってそれを見る人物を変えることで、多角的に状況を俯瞰する、とでもいいましょうか。

文が長くなっているのは申し訳ないです。
変なクセというか、動作の流れを考えるあまり長くなっている箇所がありますので、適時修正していきます!

ご丁寧なご意見誠に感謝です!
投稿者: 大竹雅樹  [2018年 01月 05日 23時 11分] ---- 男性
良い点
悪名高き狼。北欧で言うならばフローズ・ウィドニル。
大海に名だたる海賊野郎。その出自がまともなハスもなく……

クライマックスに向けて主要キャラの過去を挿入する。
やはりキャラの出自の掘り下げはいいものです。
グーニーズの海賊『片目のウイリー』を思い出しました。
でもヘンリーは死後も残るほど溜め込んだオタカラを隠したり、
地図残して罠一杯の施設造るとか、絶対しないだろーな。
コウヤ    [2018年 01月 06日 00時 41分]
大竹雅樹さま

ご感想誠にありがとうございます!

ヘンリーの過去はずっと書きたかった部分なので、シリアスながらも楽しく書かせて頂きました。

彼はそういった類のものは残さないでしょうねえ。

歴史に自分の名前が残ること自体を嫌がりそうですし。

エンディングは確実に近づいております!

今後ともよろしくおねがいしますね!
投稿者: dekunobo  [2017年 09月 11日 23時 23分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 銃弾を摘出する手術は[原語を絶する]。
→【言語に絶する】or【想像を絶する】?
・・・慣用句的には、「言語を」絶するではなく、「言語に」絶する、のようです。

> そこで基礎的な[軍事教練を学び]、平凡な卒業生はそのまま配属となり、
→【軍事教練を経て】or【軍事教練を受け】
・・・「学び」で間違っているというわけではありませんが、「軍事教練」のイメージ的に座学よりも実技(訓練)の割合が高そうですし、教練=座学+訓練と考えると、教練全体としては「学ぶ」よりも「経る(経験する)」「受ける」の方が良さそうな気もします。
コウヤ    [2017年 09月 11日 23時 39分]
dekunobo様

ご指摘ありがとうございます。
修正しておきました。

投稿者: dekunobo  [2017年 09月 10日 00時 43分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> そして攻略軍の総司令をランヌとし、それに伴って[彼を陸軍元帥に昇進すること]、
→【彼が陸軍元帥に昇進すること】
or【彼を陸軍元帥に昇進させること】

。。。でしょうか
コウヤ    [2017年 09月 10日 00時 54分]
dekunobo様

いつもありがとうございます。

修正しておきました。
投稿者: dekunobo  [2017年 09月 02日 19時 45分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 「南方王国第二王子、カタルニア・アラゴンと申します。このような場所でお目にかかれるとは、恐悦の極みに存じます」
>「おいこんなところとは何――」

→【おい『このような場所』とは何――】
・・・ヘンリーが横やり(ツッコミ)するとすれば、カタルニア王子の言葉尻を捕らえる(失言箇所を正確にコピーする)流れの方が自然かと。
コウヤ    [2017年 09月 02日 20時 19分]
dekunobo様

おっとこれはうっかり。

ついキャラらしい口調になっていたので、修正しておきますね。
投稿者: dekunobo  [2017年 08月 31日 20時 11分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 後部指揮所に立つヘンリーは[憮然としない顔を浮かべ]、曇り空の下に広がる海面を睨んでいた。
→【不機嫌な顔で(表情を浮かべ)】or【ぶすっとした顔で(表情を浮かべ)】
・・・「憮然」:失望してぼんやりとしている様子。本来の意味ではない「腹を立てている様子」という意味での誤用も増えているようです。
文脈からすると、「納得がいかず、腹を立てている」表情だと思われますが、「憮然としない顔」という表現だとどちらの意味でも、ちょっと変な感じです。「憮然とした」と「釈然としない」が混ざってしまったのかもしれませんが、もし誤用で押し通すなら、「憮然とした顔」かな。
あとは思い切って、「納得いかない」「憤懣(ふんまん)やるかたない」(腹が立って仕方がない)のような他の言葉で言い換えるのもアリかも。
一言
船長室って、機密文書っぽい大事な物も置いてありそうだし、航行にあたっては作戦会議をしたり一種の司令室に当たる重要な部屋だからカタルニアを監禁するなら一般船室とかウィンドラスの部屋(船長室の次に良さげな部屋?)とかでよかったのではないでしょうか。食事の時だけ船長室に招待するなどすれば、ヘンリーのストレスも減らせますし^^
捕虜の待遇<安全な航行、だと思います。
コウヤ    [2017年 08月 31日 20時 44分]
dekunobo様

毎回ご指摘ありがとうございます。

表情については修正しておきますね。

重要書類などはむしろウィンドラスが管理していますね(笑)

なにせヘンリーは事務的な仕事や書類の整理などが大の苦手なので、その辺は全てウィンドラスに押し付けている状態です。


投稿者: dekunobo  [2017年 08月 25日 23時 30分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 突然[沸いて出た]ような休暇ではあったが、
→【降って湧いた】?
・・・「物事が突然起こる。思いがけなく現れる」
「沸いて出た」だと温泉が急に湧き出したような感じで、それだけでもビックリ要素はありますが、
「天から降る」と「地から湧く」が同時に起こるような思いがけない出来事に遭遇した感じ。
一言
休暇の最後の方でようやく合流ですね^^
コウヤ    [2017年 08月 26日 20時 48分]
dekunobo様

いつもご指摘誠にありがとうございます!

はい、合流です!

二人の会話を考えるだけで胸がわくわくすっぞ!
投稿者: dekunobo  [2017年 08月 21日 22時 18分] ---- ----
一言
いつも細かい指摘ばかりでスミマセン。
ご丁寧な感想返しありがとうございました。

「護身用」=個人用というイメージがあって、
ルーネさんが肩に担いで、
「コレ護身用にちょうどいいな」ってバズーカ砲的な利用をする図が思い浮かんでました(笑
個人の護身用なのに、砲だと大きすぎるのではないかと思ったのです^^;

個人用ではなく船員全体の護身用というか、武装商船における、護艦用?(防衛用)の
艦載砲のことだったんですね。
コウヤ    [2017年 08月 21日 22時 51分]
いえいえお気になさらず。
指摘を戴けるのは作者としてありがたいことです。

艦載のカノン砲を肩に担いだらすごい絵になりそうですね(笑)


投稿者: dekunobo  [2017年 08月 21日 20時 09分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 護身用の[砲]に使う火薬を甲板へ運び出し、それらを船に撒いて火を放つ。
→【鉄砲】or【銃】?

・・・無人島までルーネが乗ってきた帆走短艇には大「砲」は積載されていないと思われ、護身用としても大きすぎるので、携帯可能な「銃」(ピストル、狩猟用マスケット)かと。
あと、火薬は、拾った空薬莢に火薬詰めて再使用ってことかな?
コウヤ    [2017年 08月 21日 21時 08分]
dekunobo様

御感想ありがとうございます!

この時使った砲は、難破船のものですね。

ガレオン船は護身用の砲を搭載した武装商船なので、その砲に使う弾薬を使用しました。

分かりにくいようなので、描写を修正しておきます。
投稿者: dekunobo  [2017年 08月 15日 22時 42分] ---- ----
気になる点
更新ありがとうございます。

> 苦笑していると不意に[草むらが鳴った]。
 咄嗟に[音が鳴った方]を睨むと、一羽の野兎がルーネを観察していた。
→【草むらで音がした】/【音がした方】

・・・「鳴る」は「音がする」「音がでる」という意味なので、「草むらが鳴る」でも間違いではないのですが、
電話・チャイム・雷などの語句に比べて「草むら」が「鳴る」という表現は使用頻度が低そうなので「草むらで(カサカサっと物)音がした」の方が個人的には良さそうな気がします。ただ、好みの問題なので、そのままでも構わないかも…

また、「鳴る」に「音がする」という意味が含まれているので「音が鳴った」よりも「音がした」の方が「頭痛が痛い」的な重複表現にならずに済むと思います。
コウヤ    [2017年 08月 15日 23時 02分]
dekunobo様

御感想ありがとうございます!

ふむ、なるほど。

少し修正してみますね。

ご指摘ありがとうございます!
― 感想を書く ―
感想を書く場合はログインしてください。

↑ページトップへ