ひいひいおじいちゃんのノート

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投稿者: 吉兼蘭  [2015年 10月 05日 15時 45分] ---- ----
良い点
子供の悩みを、子供の視点でとらえようとされているところ。
子供たちを取り巻く大人の姿に救いがあるところ。
一言
主人公の勇気を出さなきゃ、でも怖い。でも怖がってる自分も嫌っていう気持ち、すごくよく伝わってきました。
それから仁吾さんの優しいメッセージとお母さんの素敵な対応に心打たれました。
とくに仁吾さんの、励ましてみては言い過ぎたかと心配するところはとても心温まりました。
外出中に読んで涙ぐみ、慌てて何度も目を逸らしました。
小学生対象とありますが、大人にもたっぷり響きました。
守分結    [2015年 10月 07日 09時 39分]
吉兼蘭さま

ご感想ありがとうございます。
主人公はもとより、どの登場人物も、これでいいのかなと悩む作品でした。
仁吾さんだって、今でいう高校生ですし、自分自身のことも悩む年頃ですし。
あまり内面に触れてませんが、お母さんも心配しながらどうしようかと思っただろうと思います。
いろいろ悩むことが多くても、なんとかやっていけるよね、というのが伝えたかったものの一つでもありました。
少しでも御心にかなうところがありましたら、作者としては本当に幸せです。
お読みくださり、ありがとうございました!!
投稿者: 山彦八里  [2015年 08月 06日 17時 26分] ---- 男性
良い点
前半のリアルさに自分が小学生だった頃を思い出して胃がシクシクしました。
その分だけ、ノートによる交流は癒されました。
ひいひいおじいちゃん、当時の時代背景を考えると非常に柔軟な思考を持った方のように思えますね。
お互いに影響を与えあっているのが伝わってきてよかったです。
気になる点
・ひいひいおじいちゃんのノート 3
>どなり返せっ言ってたくせにと勝手なことを思って、直人は自分がイヤになりそうだった。

・ひいひいおじいちゃんのノート 4
>ぼくとメーセージのやり取りをしているなんて!

・時をわたるノート 3
>「将来って、何にになりたいか決めてないんですか?」
一言
ノートが引き継がれるとどうなるのかはなかなかSFチックで気になるところです。
ひいひいおじいちゃんがノート外では何も言い残していないことを考えると、未来で書きこまれた瞬間に過去が変わるんでしょうか。興味深いです。
守分結    [2015年 08月 10日 10時 11分]
山彦八里様

ご感想ありがとうございます。
前半のいじめの問題。ありがちなことでもありますが、当人たちにとっては本当に世界がつぶれていくような感覚だろうと、書いているときに思いました。
親にも言えない、どうしたらいいかわからない、そんなときに、外から小さな風穴が開いたらどんなに気が楽になるだろうかと。
ひいひいおじいちゃんも、彼なりに悩むとこもがある少年ですが、大正時代の十代は、今よりももっと大人として期待もされるだろうと思います。一次大戦の始まった頃で、新しいものが生活の中にまで入ってきて、さあ自分はどう生きようかと悩めること自体が幸せでもあると自覚できる仁吾さんは、確かに柔軟ですね。
白紙に戻ったノートのこと、ひいひいおじいちゃんは何も言い残さなくても必ず未来に伝わるはずだと確信を持っていたのか、忘れてしまったのか、記憶自体が消えたのか、それとも孫を育てながらふと思い出すことがあったのか、自分でも気になります。
また引き継がれたノートが使われることがあるのかなとも。

誤字脱字、ご報告もありがとうございました。
公募に出したものなので、普段よりは何度も読み返したはずなのに…お恥ずかしい。さっそく訂正しておきます。
投稿者: 早村友裕  [2015年 08月 02日 19時 04分] ---- ----
一言
こんにちは。
最後まで拝読させていただきましたので、短いですが足跡を残していきます。

頑張る子供たちにつられて、思わず応援したくなるような物語でした。
大人の目線で見ると狭い世界の出来事でも、子供にとっては世界のすべてなんですよね。
ひいひいおじいちゃんとの不思議な交流で少しだけ成長した彼らはきっと、これからまた困ったことに出会っても考えて、解決していけるんじゃないかなと思います。
がんばれ、子供たち!
守分結    [2015年 08月 10日 09時 53分]
早村友裕様

ご感想ありがとうございました。
おっしゃる通り、子どもたちは、大人になってしまった目には小さな出来事に見えることにも全力で泣いたり笑ったりしているように、私には感じられます。
それはとてもエネルギッシュで、圧倒されることもあるのですが、ときには違う視点でも見方があったほうが助けになることもあるかなと。それが、彼らにとってはひいひいおじいちゃんのノートという形で現れたら…という発想でした。
傷ついて、仲直りして…またこの先もささいなことで傷つくこともあるだろうけれど、それでもきっと解決しようとしてくれる子どもたちなんじゃないかなと。書いた私もそう願っています。
プリンを食べて、がんばれ、子どもたち!
投稿者: みにら  [2015年 07月 27日 13時 55分] ---- ----
良い点
リアルでありながら、ほのぼのとしつつ、ファンタジー。
文章も読みやすく、すっきりとした読後感が楽しめました。
一言
どうしても自分の小学生時代を思い出してしまいます。
私は主にはいじめられていた側ですが、いじめたこともありました。
そんな懐かしい、黒歴史とは言わないまでも、心の奥に燻っている後悔がモゾモゾと動く感じ。
難しい年齢の子どもが持つ、大人に対する諦めや反発、そういう曖昧なものも上手く表現されていたと思います。
実際に小学生の自分がこれを読んだらどう思っただろう…
「こんなに上手くいくもんか」などと反発しつつ、夏希の強さに心底憧れるんだろうな。
守分結    [2015年 07月 28日 20時 24分]
みにら様

ご感想ありがとうございます。
そうですね、自分が小学生だった頃も、いじめられたことも、いじめたことも、傍観者だったこともありました。その時々でいろんなことを考えたり悩んだりしたはずですが。大人から見たら些細なことでも、世界が終るくらいの深刻さであったり。
おっしゃる通り、実際にもこんな上手くはいかないことの方が多いかなあと思います。それでも、なぜか次の日になったらあっさり仲直りしていることもあったり。
子どもは子どもで日々大変ですね。
お読みいただけて、とても嬉しいです。また、がんばりたいと思います。
投稿者: 勇気のハーブ  [2015年 07月 08日 01時 44分] ---- ----
良い点
嗚呼、小学生の頃はこんな感じだったなあ、と感慨深くなりながら読ませていただきました。

あの頃は、ちっぽけな事が大事だったし、でも妙なプライドがあったりしたし。
生物図鑑とか、世界の国旗の絵とか、ずっと眺めてるだけでも楽しかったし。
喧嘩のような、悪ふざけのような、いじめのようなこともあったし。

読み進める度に様々な記憶が蘇ってきました。
子どもたちや小学校の描写がとてもリアルに伝わって来たせいだと思います。
一言
僕も普段、人形劇をやったり読み語りをやったりと、「子供向け」にしなければならないことがあるのですが、未だにどうすれば「子供向け」になるのかが分かりません。

大人が理解できない様なシュールな事をやって喜んでくれる時もあるし、逆に子供向けに簡単にすると白けてしまったりする。
子どもは喜んでいるのに大人たちが「これは子どもにとって難し過ぎなんじゃない」なんて善意のアドヴァイスをくれたりもする。

この作品は残念ながら公募に落ちてしまったとのことなんですが、それが本当に子ども受けしないから落ちたのか、そうでないけど落ちたのかは、僕には分かりませんでした。

ただ、大人の僕としては、この作品を読めて良かったと感じています。
「子供向け」と言うのが一体何なのかを改めて考える機会になったと言うこともありますが、自分の少年期を生々しく思い出すことができたのが嬉しいです。
妙なプライドをもったまま、でも親に甘えたり友人に頼ったり出来ていたあのころがとても懐かしいです。誰かに甘えるだなんて久しくしていないものですから、心に寂寥の膿のようなものが溜まっているなと気付くことが出来たと言うか、うき合うことが出来たと言うか。

読後の高揚感と眠気でかなり取りとめのない感想になってしまいました。本当にごめんなさい。

個人的な事情ですが、僕はこの作品を、このタイミングで読む事ができて、とてもとても幸せです。
守分結    [2015年 07月 08日 22時 40分]
勇気のハーブ様

お読みいただき、また丁寧なご感想を下さり、ありがとうございます。
子どもの頃って、大人から見れば些細なことに悩んだり傷ついたり、またすごいプライドを持っていたりしますね。私自身もそうでしたし、自分の子や読み聞かせの活動などで出会う子どもたちもそうです。
毎日、小さな事件があり、泣いたり怒ったり自信をなくしてひざを抱えたり、かと思ったら翌日にはすっかり解消されていたり。忙しい年頃でもあります。

子どもに向けての作品とは? は、ずっと試行錯誤というか暗中模索というか。
読み聞かせの本も、これはウケるだろうとこちらが考えても、あっさりと受け止められたり、これは難しいだろうと思ってもとても熱心に聞いてくれたり。
10年以上続けている読み聞かせですらそんな有様なので、子どもに向けて小説を書くというのはさらに難しく、ずっとチャレンジャーなのだろうなという気持ちもあります。

大人になると全力で他人にぶつかることも、また甘えることもなくなりますから、それができる時代にできる環境の子どもはある意味幸せなのかなと、勇者のハープ様のコメントを読みながら思いました。
大人としての視点と、子どもの視点と、両方を忘れずに子どもたちに寄り添える作品が書けたらいいなあと思います。

ご感想、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!
投稿者: 風羽洸海  [2015年 07月 07日 22時 01分] ---- ----
良い点
公募に出されただけあって、とても完成度が高く、安心して読み進められました。最後もきちんとまとまっていて、一冊の本を読み終えた、という満足感がありました。

文章表現も丁寧に磨かれ、子供達の心情描写も細やかで、小学校の雰囲気がリアルに感じられます。
メインの助言者である仁吾さんは比較的歳が近く大人というよりは「お兄さん」であり、保護者である大人達は介入しすぎず程よくアシストしてる辺りも良いバランスではないかなぁ。
何より、ノートに返事が出てくるという仕組みが「次はどうなるんだろう」という期待を高めてくれました。
一言
大変面白く拝読しました。
クラス内でいじめが発生して展開していく様子や、それに悩む直人君の態度などが本当にリアルで、よく観察されているんだろうなぁと思いました。
大人の読者として読む分には、とても満足な読後感であったと思います。好感が持てる人物達はもちろん、そうでもない人物についても味わいがあって、子供向けらしく読みやすいながらもしっかりした歯ごたえを感じました。
良い作品をありがとうございました!
守分結    [2015年 07月 08日 22時 20分]
風羽様

お読みくださり、またご感想を寄せていただきありがとうございます。
子どもの世界を書きつつ、その周囲にどんな大人がいたらいいだろうかと考えながら書いたのを覚えています。
仁吾は彼らと比べればお兄ちゃんですが、彼もその年齢なりに悩みがあるということも含めて。

ノートに文字が浮かぶというのは、今ならライン的なものでしょうけれど、相手が誰かわからない分を想像で補ったり、タイムラグがあったり。この辺をもう少し考えてもよかったかなあと今では思ったりします。

主題のひとつにイジメがあるので、読み手によっては気持ちが萎えるかもしれない、というのも書いている時からありましたが、それは自分のリアルにずいぶんと引っ張られた結果かなあとも思ったりしています。

今となっては物語としていろいろ反省点もあるのですが、ともあれ、落選はいたしたものの自分の中で消化したかったことをひとつ書けたという満足感はあります。
これを大人の読者がどう読んでくださるのかとドキドキしておりましたので、過分なご感想をいただきホッとしました。
ありがとうございました!
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