不機嫌な乙女と王都の騎士

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投稿者: 中野 真古都  [2017年 03月 29日 23時 27分] ---- ----
一言
 己をを騎士に取り立てた恩人である副団長に、ジーンは頭が上がらない。団長は家柄が良いので団長の役職をもらっているだけで、実質騎士団を切り盛りしているのは副団長なのだ。この役目にジーンを指名したのも、副団長であるらしい。

 こうしてなんとか出発にこぎつけたものの、王都からトカレ村までの道のりを考えて、満月までの時間はギリギリであった。ジーンは帰り同様に、行きの行程も結構な強行軍でアカレアの街まで向かったのだ。
 アカレアの街に着いた時は、ジーンは正直くたびれ果てていた。しかし魔獣の話を聞いていたので、一人での採取は難しいのでは、と道中ずっと考えていた。なので解決策として、領主に兵士を一人貸してもらおうと考えたのだ。
 一応渡されていた王の命令書を見せて、領主から人員を借り受ける段取りを取り付けたまではよかった。しかし女を紹介された時は、領主を殴ってやろうかと思ったものだ。しかもむっつりと不機嫌そうに表情を固めた、面白みのない女。眉間に皺を寄せる癖があるらしく、それが彼女を老けて見せていた。
 彼女も不本意そうな顔をしていたが、上司の命令に渋々従う様子を取り繕いもしなかった。おそらく扱い辛いと思われているのだろう、ロクな説明をせずに、領主は彼女を追いだした。
 ――厄介ごとを押し付けられたか?
 ジーンは己の不幸を呪った。

 だが事態はどう転ぶかわからないもので、領主につけられたパレットは段取り上手だった。そのおかげでジーンは森に入る準備を丸々任せられ、ゆっくり休む暇ができたことは幸いだった。月の花の蜜が採取できたのも、パレットの功績が大きいのは確かなのだ。
 ――なにか褒美が出されても、いいんだろうがな
 なにせ採取のために体を張ってくれたのだ。パレットだって報いられるべきだろう。


ジーンはオルレインの研究室に連れていかれた。
「早速渡してもらおう」
「これです」
ジーンは月の花の蜜の入った小瓶を、革袋に入れたまま手渡す。
「月の花の蜜は日の光に当ててはならないと、現地の奴が言っていました。だから私はは日の光はおろか、たき火の灯りにも当てないように注意して帰ってきたんです」

上記、一行目と下から三行目に誤字?です。"己を"と"私は"の部分で一文字多いです。
投稿者: ちぃ  [2016年 11月 05日 09時 06分] ---- ----
一言
おはよーございます。いつも楽しく読んでます。ルドルファン編始まりました。それにしても、アヤがミィに触れないなんて、面白すぎる。可哀想…ずいぶん寒くなりました。お身体に気をつけて頑張ってください。続き楽しみにしています。
投稿者: にしなさとる  [2016年 11月 01日 20時 21分] ---- 男性
一言
 はて? アヤって、この時点で20代半ばですよね?
 それにしては、ちょっと言動が幼すぎ、軽薄すぎませんか?
 息子もいて二人目も身ごもっているのに、これはないと思うのです。
「宰相閣下とパンダと私」での彼女と比べても、違和感がありすぎるような……。
投稿者: にしなさとる  [2016年 10月 30日 17時 02分] ---- 男性
一言
『騎士の日頃の訓練の成果を競わせる行事』って……例の『運動会』のことですよね。
 実際のそれを見た時のジーンとパレットの顔は、さぞや見物でしょう。
「騎士たちが普段どれだけ鍛えているかを競わせる行事」であることは、間違い無いとしても。
投稿者: ともはる  [2016年 09月 12日 16時 38分] ---- ----
一言
とっても人間くさい主人公が好きです。
正義感だけじゃなく、強く弱くてドロドロした内心もあったり等身大なところが好きです。
一つだけ、ジーンへの口調が、敬語になったりタメ語になったりが、切っ掛けがわからなくてモヤッとします。
統一するか、変わる心境が分かるとよみやすかったです。
投稿者: 亜美  [2016年 09月 05日 21時 11分] ---- ----
良い点
面白かったです。

主人公を思うヒーローがかっこよくて、キュンキュンしました♪
投稿者: ひなひよ  [2016年 09月 05日 00時 30分] ---- 女性
一言
序盤から時々覗きに来ては、楽しい読書タイムを過ごさせていただいておりました。
どのようにして2人はくっつくのだろう?と思っていたのですが、とてもあの2人らしい展開や告白シーン、結末で、ニヤニヤが止まりません。
全体的に派手さは少ないのかもしれませんが、こういう地味目のヒロインはとても親近感を覚えましたし、無理矢理過剰に盛り上げるでもないところに好感を持ちました。
完結してとっても寂しいのですが、番外編を予定されているとのこと。楽しみにしております!
比較的、地に足が着いた感じのリアルなドキドキをいっぱいいただきました。
ありがとうございました★

投稿者: みにこびと  [2016年 09月 03日 23時 21分] ---- 女性
良い点
人物設定や物語の進行における様々な所がしっかりしていて実に読みやすかった。緩急がしっかりついていたのに加え、序盤から終盤にかけて考え方の成長や頑ななものがほころんでいく過程、主軸に加えてサブの貴族の子供たちの成長も微笑ましく読めるほど上手く纏まっていた。
一言
挿絵の方に恵まれれば、書籍化してもおかしくない出来だと思います。…私が知らないだけでもう書籍化してるのかも?
投稿者: 深山  [2016年 09月 03日 05時 39分] ---- 女性
一言
先ほど感想を投稿させて頂いた者です。
失礼いたしました、スピンオフではなく書籍化された作品とのコラボだったのですね!よく確認せず申し訳ありませんでした…!!
投稿者: 深山  [2016年 09月 03日 05時 34分] ---- 女性
一言
はじめまして。ランキングからこちらの作品を知り、一気に読了させて頂きました!
個性的なヒーローとヒロインですが、しっかりと地に足をつけて生きようとする堅実さが根底に感じられて安心しながら読むことができました。事件が起きるテンポも読みやすくて楽しかったです。
仕事や任務をこなしながら着実に信頼を深めていく二人の姿がとても好きです。無理やり踏み込むわけではなく、けれど相手が悩んでいる時、困った時は支え、すくいあげるという。喧嘩もするけれど妙に拗れさせない。激しい何かがあるわけではなく、そうした積み重ねが確かな愛になっていく、そんな関係が好みどんぴしゃでした!
周りの人たちも素敵ですね。王子様を諭すパレットの言葉、とても好きです。
面白く素晴らしい作品に出会えたこと、大好きな作品がまたひとつ増えたことを本当に嬉しく思います。ありがとうございました!

こちらはどうやらスピンオフのようですね!これから他の作品も読ませて頂こうと思っております。とても楽しみです!
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