星に願う

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だれか、なんとかして救ってやれよ。

投稿者: 古川アモロ [2017年 08月 16日 21時 02分]
我が子の発達障害を宣告された、母親の苦悩とは?

医学的牢獄をテーマに描かれたこの作品は、同作者による「黒いネコの友達」の主人公の幼少期に迫るストーリーだ。

なに?
医学的牢獄なんて言葉、聞いたことないって?
ほかに例える言葉がないよ。
で、だれかこの “母親” のほうを助けてやってよ。

いや、一番大変なのは、障害を持つ娘なんだよ?
彼女の生まれ持った病気は、牢獄と呼ぶほかない。
ただその母は、娘とはまったく別の牢獄のような日常にとらわれてしまうんだ。

 なんで、そんなことするんだよ……


母より賜りたる、アスペルガー症候群の物語。

まだ、ストーリーは途中なんだ。
さっきも書いたっけ?
「黒いネコの友達」って作品の、過去をなぞってるんだ。
だからこの親子の結末は、そっちを読めばいい。


ただし、アスペルガー症の「残酷」を知る覚悟のある者のみが読むこと。とても、責任持てないよ。

普通ってつまり何だ

投稿者: カミユ [2017年 08月 13日 00時 22分]
発達障害をテーマにしている作品で、けれど本当の問題はそこじゃない気がする。

だってこの作品で悩みをかかえているのは、発達障害の子供本人ではなく、そのお母さん。
そして、お母さんの悩みは、きっと、子供が発達障害じゃなくても降り掛かってくるもの。
普通に生きていたって……いや、普通に生きていれば一度は経験する数々のしがらみ。

園のママ同士のやりとり。親族との関わり。夫との関係。
結婚して子供を産んで、そうしたら誰だってこういう状況になる可能性がある。

みんながみんな上手に人と関われるわけじゃない。
誰もが何の悩みもなく子育てしているわけじゃない。

少なからずきっと心にかかえているものを、正直に、小説という形で吐露された、突き刺さるような作品。

逃げるのも、立ち向かうのも、どちらも勇気が必要なんだね。
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