それは、青春という名の『命』を懸けた戦争ごっこ
投稿者:
ヒメノムラサキ
[2010年 06月 16日 (水) 17時 22分 23秒]
その戦場には、硝煙の臭いも人の死もなかった。
だからこそ、無知な輩はバカにする。
戦死者の出ないそれを、不謹慎な戦争ごっことバカにする。
しかし、少年少女たちは、そんな揶揄などどこ吹く風。
命と同じ、失われたらもう二度と戻ることのない青春の日々をそれに捧ぐ。
それは何故か?
そのたかが戦争ごっこが、青春という命を懸けるに値するからだ。
この作品が面白いか否かを、ここでは言及しない。
それを決めるのはいつだって作品を読み終えた人間だ。
強いて言えることがあるとすれば、この作品には確かな読み応えがあるということ。
そして、未だ荒削りではあるが、幽かに光輝く原石のようなものを内に秘めているということだけだ。
少年少女よ銃を取れ。
不可視の弾丸に魂を込めろ。
ホントの意味でマジになれたその時には──
握っているそれはもう、只の冷たい無機質な、鉄の塊なんかじゃないはずだ。