ドアによる未来

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SFの基本 空間移動を題材とした秀作

投稿者: 相楽山椒 [2015年 12月 12日 21時 26分]
空間移動装置「ドア」
人類に過ぎたる技術がもたらしたものとは?
空間移動装置を徹底的に考察、完膚なきまでにしゃぶり尽くした本格SF。

平易な言葉で語られる本作は、SFを普段読まない読者であっても必ず引き込まれること請け合いのエンターテイメント作品です。
世界規模の物語なれど、スピーディな展開。確実な伏線回収は見事の一言、SF作品というものをよくわかっていらっしゃる著者のセンスに、ぜひ一度触れていただきたい。

もし、「どこでもドア」を手に入れることができたら。量産することができたら。どうなる?

投稿者: ベギンレイム [2012年 09月 01日 01時 06分]
 某青いタヌキ型ロボが持っている便利な道具「どこでもドア」
 ドアノブを握って行きたいところを思い浮かべてドアを開けると、思い浮かべた場所に繋がるという驚異的な未来の道具だ。
 の○太がしず○ちゃんの風呂に誤ってつなげてしまうアレだ。

 この小説はもし現代に、ある日突然「どこでもドア」のような機能を持った謎の金属製の輪が出現し、そしてそれが、現代技術での劣化複製ができると判明した世界の、人類の、地球の未来を、どこまでも現実的にシミュレーションした作品です。

 劣化とは言え「どこでもドア」が量産できた場合どうなるだろうか?
 移動・運送時間の大幅な短縮。
 ロケットを使わずに宇宙空間に大質量を運送することでの宇宙開発の加速。
 これだけでも実に革命的な技術だ。しかし、既存の産業はどうなるだろうか?

 後味は良くないが、現代SFが好きな方は是非読んでほしい。
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