男なら一国一城の主を目指さなきゃね

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長く色々な楽しみ方ができる作品

投稿者: けろこ [2017年 08月 24日 12時 48分]
リアリストな主人公が色々な出来事に挑戦してます。
読む側もダンジョン物が好きとか色々と作品の好みというものがあると思いますが、魔法練習や旅立ち、敵との対決、個人戦闘やチーム戦闘、ダンジョン探索、領地経営等幅広く網羅している作品です。
そのどれもが読み応えあるので、飽きずに読み込めるでしょう。

よくある知り合って間もない奴隷を大金出して買った挙句に解放して〜とか、そういう都合の良い展開はほぼありません。
キッチリと費用対効果を計算できる主人公で、かといって冷酷な性格でもない、人間性のある性格だと思います。
主人公の人間関係のしがらみやある種の計算高さも、この作品の面白さの一因になってると思います。

お客さんを選ぶ大人の隠れ家的な名店。というか、噛めば噛むほど味が出る、スルメのような作品。読み応えがある作品を求めている読者にお勧めします。

投稿者: ゆりちち [2017年 08月 20日 14時 33分]
第一部:主人公が自らを鍛え故郷を旅立つまでを描きます。主人公の家族への思いが領地を豊かにしようとする試みとともに丁寧に描写されています。
第二部:主人公が仲間を集めて迷宮を攻略して財貨を蓄え王国と交渉して自治領を入手するまでを描きます。古典的TRPGを下敷きにした緻密な世界設定をもとに剣と魔法の世界が克明に描かれてゆきます。
主人公の内面が赤裸々に語られている点は、好き嫌いが分かれるところでしょう。
第三部:主人公が、領地を開発して独立するまでを描きます。ここからは三人称主体となり、王国の動静や隣国に転生した人々も描かれます。
第四部:独立を果たした主人公が世界の謎に立ち向かう姿が描かれることでしょう。
本作品が読者を選ぶタイプの作品であることは疑いありません。ただ、何度でも読み返すことができ、その度に新たな喜びがある、そんなスルメのような作品であることもまた、自信を持ってお勧めします。

なろう小説では稀有な「本当に頭のきれる主人公」

投稿者: nozy [2017年 07月 09日 23時 21分]
なろう小説はチート能力を持った主人公に溢れています。
中には軍師タイプのキャラも多く、あの手この手で先を読み
敵を欺き、有利に物語を展開していきます。
しかし、読んでいて本当に頭がきれる主人公というのは
意外と少ないと感じてしまいます。
大抵の場合は、主人公がきれるというより、単に敵が馬鹿というパターンや、実際何が凄いのかわからないけど、とにかく周りからの評価が高いというパターンです。
しかし、この作品の主人公は「ちゃんと」頭がきれる主人公です。
瞬時に損得勘定ができ、きちんと優先順位をつけ、情報の取捨選択ができる。そして、自分の能力をきちんと把握し、必要な時に必要なだけ力を見せ、不必要な感情はちゃんと
押し殺すことができる。しかし、ただ冷徹なのではなく、家族思いで様々な葛藤を抱え、それでもなお自分自身の持つ天秤に従って決断できる。
なかなかの切れ者です。

ダンジョン好きには堪らない一作

投稿者: 晴ノ雲雨 [2017年 01月 14日 18時 49分]
タイトルから立国物を想像するかも知れませんが、大半の部分はダンジョン攻略です。
しかし、これが必要な過程だと推測できるような丁寧な描写で飽きずに楽しめました。
ゴムを使っての内政も新しい発想で興味深くありますが、一番の魅力は主人公の人間的思考だと思います。
勿論個人差が分かれる主人公なのでしょうが、私にとっては自己投影しやすい主人公でした。

人それぞれに感じ方はかわる

投稿者: 白鳳 [2016年 01月 18日 18時 43分]
なろう小説ではめったに見ない現実的な価値観で物語が進行する。
この現実的価値観が人によって合う合わないがでるので受け入れられれば凄い面白い。
具体的に言うと、なろうの小説の主人公は基本的にチートで、困っている人がいたら自分に関係なくても助け、誰もを救うという、ヒーローの王道である。
しかし、この小説の主人公は、現実的な価値観であるため、知り合い一人助けるのと1万人助けるのを選択するなら知り合い助けるよ。って感じで現実の一般の価値観に基づきすぎているために、小説の主人公にヒーローを求めている人からしたら合わないと考えられる。
小説事態は設定も細やかで、心理描写等繊細で、面白いです。

潤いのない重厚ファンタジー

投稿者: ねこ100倍 [2016年 01月 13日 14時 20分]
 人を利用することに長けた男の成り上がり物語。異常に計算高く分析的で冷酷で人をコントロールすることにまるで悪気を感じていない。その性格はサイコパス"的"であることに間違いはなく、嫌悪感を覚える読者も少なくないであろう。そして世界はその性格を通した「利用できるか、できないか」な評価基準によって描写されるためひどく荒涼とした印象を読者に与えるだろう。
加わっていく仲間たちも徐々に主人公の価値観に引っ張られて冷酷さを持つようになるため潤いある場面は少ない。

 重厚な現地世界設定。描写というより分析説明に相当な分量が割かれている為、退屈に感じる人には取捨選択しながら読み進める事をお勧めしたい。世界観にほとんど関係しないゴム作りや銃作りのようなモノ作りに対しては読み飛ばしても問題ないだろう。

おもしろくはあるが心の息抜きには向かないタイプの小説であると思う。
 
 
 

ダンジョン攻略物としてなろう勢で最高峰

投稿者: 湯気好き [2015年 11月 24日 23時 25分]
タイトルが立国ものでようやくそのフェーズに入ってきましたが、
なろうで掲載されている小説の中で一番緊張感があってダンジョン攻略をまじめにしているのは本作品だと思います。

ある程度の制約の中で駆け引きがあるのがとても良いです。
更新される/発売されるのが待ち遠しい作品でしたが、出版の方は打ち止めとのことでとても残念です。
ひょっとしたらなろう読者の大多数と客層が違う作品なのかもしれませんが、私は大好きです。

途中にちょいちょい入る転生人紹介のサブストーリーはもう少し本作の中で消化して欲しかったと思う。更新されてサブストーリーが来るとがっかりすることの方が多かった。

いよいよ立国な部分にさしかかりますます楽しみにしています。

リアルな元日本人の描写、ある意味で異世界転生「私」小説?

投稿者: sugarin [2015年 08月 18日 11時 39分]
しばしば冗長に思え設定集みたいとも評される状況説明は、TRPGの空気を感じさせるという点で見れば、欠点と言うよりも個性と言うべき物であろう。

リプレイ小説と明示してる訳でなく直接的なTRPGネタも登場しないが、登場人物の言動の端々に実プレイでのやり取りが想像され、TRPG経験者ならニヤニヤしながら読んでしまう場面も多い。

主人公のモノローグによる丹念な内面描写が生々しく、他の人物の言動もリアルな日本人を感じさせる。
個人的には作者周辺に人物モデルの実在を疑わせるほどだ。
現実的に有り得ない異世界転生がテーマなのだが、ある意味で本作は私小説とも言えるのではないだろうか。

ここまで主人公が独自勢力を設立する流れで比較的一本道な展開であったが、第三部では元日本人達が軍隊や戦争と如何に折り合いをつけていくのやら。
第二部の行方が見えた区切りで、戦後七十年安倍談話を見つつ、今更ながらレビュー。

現代的な立場や価値観の違い等を転生で細かく描いた作品

投稿者: 村人A [2014年 04月 30日 14時 36分]
良い意味で、良くここまで生々しい人間的な思考を描写できるな、と思う。

今なろうで2014年現在流行しているのが「日本的なファンタジーの世界」に日本人が転移、転生をするというものだ。
そしてこの作品も転生モノに属する。
しかしながらこの作品が他と異なるのは、設定の細かさや描写の生々しさと言える。
40代で社会的地位もあり、既婚者もいた主人公。
そして、様々な立場で転生し生き延びたり、死んでいく転生者達。一人一人キャラが立っている。


毎回安定した一話を読むことが出来るのもポイント。
急にハーレム展開になったり、どこかの魔術と科学が交差する小説の様に大きく矛盾した展開にはなることはまずない。
あえて批判を言うならば、珠に台詞一つが長すぎることがあるという位である。

現在は迷宮編であり続きが気になる作品だ。次々に問題や謎が発覚していくので、そういった考察が好きな人は気に入るだろう。

薄さか、丈夫さか~明るい家族計画~

投稿者: 風早 [2014年 04月 30日 04時 31分]
コンドームの歴史は古い。
一般的には1600年代に殿医コンドンが開発したと言われているが、この人物の実在は確認されていない。チャールズ2世が愛用していたのはおそらく事実だろうが。
よって語源は明らかではない。
しかし、コンドームは避妊だけでなく性病の予防にも非常に有用である。誤った使い方をすると効果も落ちるため、青少年から正しい使い方を学ぶべきだ。
また、避妊具を男性が持つものと考えてはいけない。
男性の幾らかはコンドームを忌避したり、雰囲気から勢いで事を結ぼうとする。そのため、女性も自身を守るために持ち歩くべきだろう。

さて前置きが長くなったが、殿医コンドンの例から考えても、この物語の主人公が歴史に名を残すのは確実だ。
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