本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

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これ以上なく心を揺さぶられた、最高の物語

投稿者: kikazaru [2017年 06月 19日 22時 17分]
この作品最大の魅力は、酷く現実的で、どこか温かみのある人間関係だと思う。
序盤の本を得ようとした際の身分の壁、代用品を作ろうとした時の物理法則の壁、印刷技術を作り上げた直後の情勢の壁、これらを超えるマインや周囲の創意工夫。
家族と離れ離れにならないように頑張り、繋がりを全力で保持する一家の絆。
クーデレでヤンデレでツンデレな魔王と女神の化身の、全然甘くないのに甘い雰囲気前回のやり取り。
自重を捨て去った火種兼火薬庫に振り回され、振り回されまいと逆に振り回す喜劇的な一幕。
現実は頭の中のように上手くいかないけれど、それを乗り越える強さと、その源となる思いやりと温かみ。
個人的な見解だけど、ここまで読者の喜怒哀楽を掻き乱し、それでいて読了後の幸福感を醸し出してくれる作品は、ほとんど無いと思う。
他の人も言うように、歴史に刻まれなくとも、是非読んで欲しい作品。

ハリポタに負けない

投稿者: pooh [2017年 06月 18日 20時 23分]
ぜひCG爆裂の映画にして欲しい。日本人にしかわからない話が多く、英語に訳すのは無理かもしれない。作者はドイツ語に堪能なようで、本人が翻訳できるかもしれないけど。BBC並みの映像技術を持ったところがないかしら。NHKはだめ。「守り人」シリーズの失敗は、すべてNHKの責任。親方日の丸の官僚主義では、夢のある話は作れない。日本の映画会社はケチだからダメだし。

とりあえず168話まで読んでみて。

投稿者: カンタ [2017年 06月 07日 15時 09分]
本日677話まで読了。
ランキング上位だったからという理由で読み始めたが、けっこうキツい。
他の高ランク作品がさくさくチート無双なのに対し、弱い娘が地味に現代知識を利用して、とんとん拍子にうまくいくわけでもなく、ひたすら地味な試行錯誤を見させられる。
週に数話ペース、他のさくさく小説の合間に見るような形で168話まで半年かけて読んでいった。

168話から変わった。
人物が、世界観が、心情が、自分の心に響いてくる。
マインが、ルッツが、トゥーリが一喜一憂し苦難を乗り越えていく姿が他人事ではなくなる。

そこからの約500話は一ヶ月とかからなかった。
一日1時間以上は読んでいた。読みたくてたまらなかった。
トントン拍子にはいかない、主人公たちの願いがすべて叶うわけでもない、むしろ上位存在に振り回され続ける。
それでもマインは立ち回る。 それが面白い!
この作品に出会えてよかった。

これこそがハイファンタジーだと思わされる作品です。

投稿者: 気ままな猫 [2017年 05月 25日 05時 54分]
本好きの下剋上というタイトルのこの作品に対しては、よくあるテンプレ異世界転生物かなと総合順位も低かったのでずっと読むのを敬遠していました。

完結されてから、完結したなら読むかと低いテンションで読み始めました。しかし、その低いテンションは本須麗乃がマインになって異世界の常識に振り回された瞬間に消えました。

そこに実在するかのような異世界の描写に、前世の記憶を思い出して前世の常識で考えるようになってしまったマインが四苦八苦する様子に、自身が本当に異世界に入り込んでしまったかのような錯覚を覚えた程この作品の世界にのめり込みました。

あなたも騙されたと思ってでもいいので読んでみて下さい。

『我は世界を創り給いし神々に祈りと感謝を捧げる者なり』

読む前には胡散臭い文章に見えるこの台詞も、最後まで読めば私と同じように大好きな台詞になるかもしれません。

あ、体調にはご注意を。私は崩しました。

味わいながら読み進めていきたい作品

投稿者: 花神 [2017年 04月 28日 12時 36分]
レビューを読んでから、読みたくなった作品ですが、
女性らしい細やかな文章で本当に丁寧に書き上げています。
転生してから、彼女自身の生き方が本と彼女が認めた大切な人たちに対する思い入れを通じて、新たな技術や情報を上手く発信することで周りを巻き込み、人の人生に大きな影響を与えつづけていきます。一つのステージが完成する前に次のステージへとアップしていきながら、さらに前のステージをも合わせて上げていくという見事な展開です。
長編の大作ですが、読みごたえと味わいのある素敵な作品です。

他と比べようのない珠玉の一作

投稿者: たなか2号 [2017年 04月 17日 04時 29分]
本作の魅力は何かと聞かれたら、それは『丁寧さ』の一言に尽きます。

転生、成り上がり、貴族、魔法……もはや昨今のなろう小説のテンプレですよね。
ご多分に漏れず、本作のそのひとつです。
しかし、要素が同じでも、扱い方によってこれ程までに面白い作品に仕上がるものかと驚きました。

丁寧に描かれた世界とそこに生きる魅力的なキャラクター達は、まるで自分の手の届く場所にあるかのように錯覚してしまう程です。
また、展開に無理がなく滑らかであり、且つ波乱万丈でもあるため非常に心を揺さぶられます。
余りにのめり込み過ぎた私は、読み終えた後に大変な寂寥感と喪失感に襲われました……。

とにかく、どうか全677部という長編っぷりに尻込みしないでください。
余すことなく面白く、いざ読み始めるとページを繰る手が止められないはずです。
そして読了した暁には、あなたは必ず「もっと読んでいたかった」と思うでしょう。

読んでない人は絶対に損してる、読者から愛されているお話です!

投稿者: みんみん [2017年 04月 12日 08時 41分]
私は、このお話のあらすじを読み『最初の主人公の性格が最悪です』という文章で敬遠していたのですが、友人から「騙されたと思って読んでみて!」と強烈に勧められて仕方なく読み始めました。

ところがこれが本当に面白い!
引き込まれるように先へ先へと読み進め、時間を忘れむさぼるように読み続けたのです。

完結後の感想欄は、完結祝いや感動への感謝の言葉で何十ページも溢れかえり、作者様による番外編SSリクエスト募集には3日足らずで1300件もの書き込みがあり、それを見て私は「そうだよね!」「うんうん、分かるよ!」と全てに泣きながらうなずき、こんなに壮大で、それでいて緻密に編まれた『本好きの下剋上』という物語の終わりに立ち会えたことを心から感謝したのでした。

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでいただきたいです。
もしもまだ迷っている方がいたら、私があなたに強引に押し付けましょう!
「今すぐ読んで!」と。

本好きなんてもんじゃない、本狂いだ。

投稿者: yonderu [2017年 03月 24日 12時 55分]
 秀吉は女に傾倒したが、この作品の主人公マインは本に夢中になって騒動をまきおこす。何度叱られても成長しないのが面白い。

 物語が進むにつれて身分があがっていくその様は、さながら異世界女太閤記である。まあ、マインには野心などまったくないのだが。

 ジャンルはなろう小説の典型的な異世界転生チート物であるが、その内容は他とは一線を画す。登場人物の描写が丁寧で深いのだ。世界観も凝ったもので、広がりと奥行きを感じさせる。

 私はこれまで数多くのなろう作品を読んできたが、途中で飽きることが多かった。話が進むにつれて、質が落ちてしまうのだ。しかし、この作品は話数が多いにもかかわらず最後まで質が落ちずに続く。

 素晴らしい作品を完結まで描き切った作者の努力と才能に惜しみない賛辞を送る。また、この作品が無料で読めることに深く感謝する。

小説家になろうで、初めて夢中になった作品です。

投稿者: はるみ [2017年 03月 18日 18時 43分]
年末頃に読み始めて、子育て若干さぼり気味で一気に読みました!
完結おめでとうございます。

まだまだ主人公以外のSSをたくさん読みたい気持ちでいっぱいです。完結したのにまだ読みたいとこんなにも思わせる作品は珍しいと思います。狂信者夫婦が特にお気に入りです。

是非是非アニメ化してくれることを・・・

神に祈りを!

素晴らしい作品でした。

投稿者: 不思議の国の鮫人 [2017年 03月 13日 01時 30分]
本好きの一人としてこの作品は見逃せない一冊の本でした。円満退職なお話で良かったです。

2章ではちょっと泣く場面がありました。
結構いい年の男ですが家族との突然の別れには不覚にも涙が出ました。

ファンタジー要素がありますが、この作品はなかなかハードな作品ですね。別に性的な要素や表現の話じゃなく、きちんと構築された世界の中で色んな人間の人間模様が丁寧に書かれている、そんな意味のハードな作品です。

出会ってよかったと心の底から思う作品です。
お疲れ様でした。
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