聖贄女のユニコーン 〈かくて聖獣は乙女と謳う〉

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国を救うために戦う熱き乙女たちの物語

投稿者: ひょろ [2017年 08月 13日 01時 57分]
突如現れた黒い霧。それは大陸の国家を次々と飲み込んでいき人々を絶望へと誘っていった。

しかし、人類はただその終焉を待つのではなく希望をみつけたのだ。黒い霧に対抗できる生物であるユニコーン。そしてそれを従え乗ることのできる乙女たちを。

だが黒い霧に入った少女たちのほとんどは生きて帰ることができず食い止めるだけで散っていった...

そして切り札となる主人公が立ち上がるところから物語は始まっていく。


あらすじを見てわかるように人が普通に死にますし結構シリアス要素が強いです。
ただ、それでも希望を捨てないで戦う主人公と乙女たちに心が震わされます。

仲間との絆、絶望のなか生きるという強い意志、生き様が熱くてカッコいいとしか言えません。

ハーレムものですが、ほぼテンプレがない素晴らしい良作となっています。

国を救うために戦う熱き乙女たちの物語、この夏是非一度読んでみてください。

駆けろ、乙女と聖なる獣 その一本角に誇りを掲げて

投稿者: 足軽三郎 [2016年 08月 24日 19時 07分]
 これは戦いの物語だ。穢れを知らぬ少女達とユニコーン、そして少女らを率いる一人の青年の。

 きゃっきゃうふふが無い訳では無い。ユニコーンは乙女の乳尻太ももを語らう残念な面はあるし、少女達は鈍感青年に仄かに恋心を寄せる。それは物語にくすりと笑いを誘い、程よい色艶を添えるだろう。

 けれども、真価は別にある。

 異世界よりの魂を宿す青年は、少女による騎士団を死地に飛び込ませることに苦悩する。
 国を襲う怪物と戦い、少女達は仲間を失い、慟哭に膝を着く。
 騎士団を支える一兵卒に到るまで、全員が意地と誇りに命を懸ける。

 だからこそ、聖獣はその身を人に託すのだ。蹄にて大地を蹴り、その一本角を雄々しく振るう。

 その目に焼きつけろ。人馬一体となり、時の声をあげて駆ける少女騎士達の勇敢さを。絶望の淵で、一層華やかに輝くその剣閃を。それが読者からの何よりのエールだ。
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