美容師ウサヒコと濁髪の魔法使い

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友情と努力と時々ウサピィで乗り越えていく物語

投稿者: 加賀美彗 [2014年 07月 01日 02時 04分]
 現実世界で夢を叶えたウサヒコと、異世界で夢を叶えようとする少女の物語。
 それぞれの女性が夢を叶えるために努力し、努力して叶えた女性もまた精神的に成長していくストーリーです。
 最初は店から異世界に飛ばされ、二人の少女と共にボロ小屋で生活するウサヒコが色々あって美容院を構える事に。
 魔法使いになりたい努力家の少女と、魔法使いの才能がありながら薬師になりたいボクッ娘少女。スポンサーのお金持ちのお嬢様や、努力で魔法使いになった女性等個性豊かな人達が登場します。
 ウサヒコと彼女達の成長が気になる、素晴らしい作品を皆様もご覧になっては如何でしょうか。

カナブンは人類の敵、この言葉の意味が分かる人は私の友達です

投稿者: big bear [2014年 06月 30日 22時 21分]
 「髪は女の命」と言うが、「髪は魔法使いの命」と言う言葉こそこの物語を現すものであろう。だからこそ、主人公であり美容師たるウサヒコが活きる。言わば、命を操り、活性化させる彼の技術は、この世界では奇跡の御業であり、また危険性をはらんだ悪魔の技術にもなりうるのだ。単純なチートモノは山ほどあるがこのような形で練られた物語はそうない。
  脇役たちも魅力に溢れたキャラばかりで目移りしてしまうほどだ。シディア、ルビィ、ルチルの友情に癒され、彼女達の直向さに励まされた。悪役と思えたある人物の心の内は涙なしには語れない。
 その魅力的なキャラクターの群像劇を確かな文章力と美麗なイラストが支える。その完成度は文句のつけようがないだろう。
 この物語がこれからさらにどう化けるのか、一読者としてぜひ見届けていきたい。
 

 ――最後に一つ。カナブン殺すべし、慈悲はない

異世界で美容室を経営するお話

投稿者: 退会しています [2014年 06月 05日 20時 51分]
美容師のいない毛髪魔法世界で美容室を経営するお話。

とても読みやすく、随所に散りばめられたコメディでキャラクターに引き込まれるセンスの良さ。

重たく、目が止まる描写がほとんどなく、ライト。
しかし、必要な描写をきちんといれており、スピード感のある文章からのバトルシーンは明白で爽快。気持ちがいい。

そしてしっかりとした構成で真面目な作品。

そうだ。髪を切りに行こう。新しい自分をはじめよう。

投稿者: 鴉野 兄貴 [2014年 05月 17日 00時 15分]
『魅力とは魔力である』

 古今東西のあらゆる世界の魔法使いが語ってきた事実ですがこの世界ではそれは露骨に表れます。
汚らしい黒や茶の髪の持ち主には魔力など殆どありません。

 あの人は空から椅子に乗ってやってきました。
真っ黒な髪なのに国に認められた『ビヨウシ(美容師)』である彼。
自信に満ち、明るく堂々とした彼。
『髪は美容師が切るものだ』
 彼が私たちの髪に触れた時から私たちの未来は変わっていきました。
カナブンを追っかけまわし友情に涙し、
理不尽に怒り、それでも笑って傷ついて。
ぼさぼさの髪に櫛を通し、古い自分を脱ぎ去って。
小さく指先で編んで香料をつけ鋏の音にときめいて。
お腹がすいたら髪をなびかせお弁当を持って雲の上でランチを。

 髪を切りましょう。
新しい自分をはじめましょう。
貴女の来店を心からお待ちしております。

とある見習い美容師より。
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