死んだ子供からの手紙

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日常の中で起こるちょっと不思議な事件

投稿者: 如月真弘 [2015年 07月 08日 21時 20分]
「死んだ子供からの手紙」はタイトル通り、しまうまさんの作品にしては珍しく人が死ぬお話だ。基本的には残酷さや派手さよりも、何気ない日常の中で起きた少しだけ不思議な事件、ちょっとした謎から話を進めていく。そこから探偵の謎解きまできちんと組み立てられていて、トリックや伏線の回収も丁寧。清涼な読後感が残る。
依頼者役の佐々木さん、探偵役の囲碁の先生、刑事と、登場人物は過不足なく。年上の人間にしっかりした年上らしさがあるのも、しまうまさんの作品の魅力だ。
しまうまさんは文章で人を怖がらせるのも上手い。背筋がぞわぞわっとする作品もあるので、これを読んで面白いと思ったら、他の短編も是非読んで欲しい。
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