魔法と科学と月の詩《更新停止中》

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王道を行く少女の成長物語

投稿者: クジラ [2016年 01月 04日 06時 40分]
魔法学校の主席であり、最強と目されていた少女シエルは、とある事件のさなかに魔力を失ってしまう。冒頭のシエルはただの嫌な女でしかない。才能があって、傲慢で、他人を見下す――そんなシエルを支えていた魔力がゼロになったことで、シエルは仲間たちとともに旅に出ることに。旅の中でのシエルの精神的な成長が眩しい。

やがて語られるシエルの生い立ちは寂しいものだ。因習に縛られるのを嫌い、己の才能に賭けて外の世界に出たシエルに共感する人も多いのではないだろうか。異世界ファンタジーであっても、主人公であるシエルはあくまで普遍的な悩みを持った少女だ。

そんなシエルを支えるのは、魅力的な男性たち。そこに様々な国、様々な人の思惑が絡まって――。王道ファンタジーを行く少女小説が読みたい方は是非、一読して欲しい。

深まる謎と哀しみが少女を強く成長させる

投稿者: 胡麻かるび [2015年 07月 14日 15時 41分]
平和な魔法の世界。
日常を退屈に過ごしていた優等生シエル。

物語の序盤では、彼女は自身の才能に自惚れた、生意気な女学生でしかありません。
しかし、とある事件をきっかけに、彼女はその全てーーー魔法を失ってしまいます。

今まで当然のようにあったものを失う哀しみ。
それは自らの不注意のせい?
あるいは理不尽な陰謀?
魔法と科学が融合した世界エーアデでシエルを襲う悲劇は、異世界の出来事のはずなのに、私たち読者も非常に共感できるものばかりです。

彼女は今までの自分を反省し、世界中を旅して回る決意をするのですが、行く先々でも事件は起こり、謎は深まる一方。
しかし、その度にシエルは哀しみを乗り越え、人間として成長します。

力だけが全てじゃない。
シエルは旅の仲間との触れ合いの中、本当の"強さ"を見つけます。

少女の内面的な成長を描いた冒険ファンタジー!
おすすめです。
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