壮大かつ真摯。本格恋愛ファンタジー。
投稿者:
nakonoko
[2010年 04月 26日 (月) 19時 21分 37秒]
「パンドラの箱」を開けた時、すべてが始まった――。神話を元に描かれる、壮大で骨太な現代ファンタジーの傑作です。立場の異なる神の一族の対立とそれぞれの思惑、現実に起こる殺人事件、そして刻々と近づく、人類の裁きが行われるとされる「収穫の日」。果たしてこの世界は終焉を迎えるのか、それとも――。
これらいくつもの硬派な縦糸に加え、なにより見逃せないのが、複雑な生い立ちに苦しむ主人公・和幸と、運命の娘・カヤとの恋の物語です。カヤは大いなる宿命を背負って生まれた少女で、それが明らかになるにつれ、和幸の苦悩も増していくわけですが……この二人の描写がものすごくイイんです。どちらも純粋で、見てるだけで心が洗われるというか(笑) 恋愛っていいなぁ、としみじみ思わされましたね(^.^)
「世界が滅んでも、君を守りたいと思った――」このキャッチにまんまとやられました(笑)