そしてふたりでワルツを

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そしてふたりでワルツを

投稿者: はなだ(ゴミ) [2017年 05月 24日 12時 50分]

限られた登場人物に、長すぎず中だるみのない話はまるで一曲の音楽を聴いているようです。
それもオーケストラのような、大人しくまとまったクラシックではありません。

ロックになったり、ポップスになったり、演歌(!?)になったり、ハチャメチャなのに違和感がない。
個性あふれる登場人物(みんなが主役)がそれぞれに奏でるメロディを、シンフォニーにまとめあげている指揮者。それが作者なのです。そういう意味では作者もまた、登場人物と言えます。

まさに神。神死んでないやん。

夢中になった1周目と違って、2周目は様々な伏線に注目しながら読んだし、結末も知っているにも関わらず、やっぱり面白い。面白い。大事だからもう一回、面白い!!!

とにかく読んで。いいから読んで。絶対面白い。私嘘言わない。サクラでもない。

最終章を読んだ時にはこう叫びたくなるでしょう。

「そしてふたりでワルツを!」

今宵は、トーマス殿下主催の舞踏会にようこそおいでくださいました。

投稿者: 古川アモロ [2017年 05月 10日 15時 34分]
おそれながら、招待状を拝見……おお、お待ちしておりました。ささ、会場にご案内いたしましょう。

いやはや大変失礼を。
仮面舞踏会と申しますのは、われわれ使用人泣かせでございまして。どなたさまも、マスクをしておられましょう?
お名前をお伺いしまして、飛び上がることなどしょっちゅうでございまして……

おやおや、あちらの可愛らしいマスクのレディでございますか?セシル伯爵のご息女でございますよ。
たしかお名前はカミィ様でらっしゃいますな。17歳になられたとか……本日が社交界デビューというわけですな。

はて?カミィ様とおはなしをされている御仁でございますか?
ああ……あの……ガスマスクをかぶった方でございましょう?
吾妻侯爵でございますよ。さよう、変人とうわさに名高い、あの……
いやはや、いささか場違い……おっと、これは失礼をいたしました。

お飲み物はなにをお持ちいたしましょう。読者様。

恋愛あり、アクションあり、グロありの総合エンターテイメント

投稿者: 浦登 みっひ [2017年 05月 07日 17時 50分]
 一話の冒頭がいきなりおどろおどろしいシーンから始まり、場面が切り替わると今度は一転して脳内お花畑のお嬢様が登場。このギャップについていけたならば、必ず最後まで読む価値があると保証できます。
 脳味噌ふわとろのお嬢様とマッドサイエンティストの侯爵の間に芽生えた恋を主軸に据えつつ、二面性のある暴君、猟奇的な忍者、スラムの王などが入り乱れる、混沌とした、しかし王道のストーリー。これを総合エンターテイメントと呼ばずしてなんと呼びましょう?

ハマる人はとことんハマる、「愛」に溢れた群像劇

投稿者: LED [2017年 04月 15日 12時 40分]
世の中には二種類の物語がある。
広く浅く、多くの人に受け入れられるモノと、人によって好みがハッキリ分かれるモノだ。

この話は間違いなく後者。しかしその振り幅は凄まじい。
物語が秘める魅力に憑りつかれた人は、夢中になってどハマリしてしまう事だろう。

人間らしい感情を持たないと思われていた天才ジュンイチが、天真爛漫なヒロイン・カミィと出会い、物語を経て「人間」になる過程は必見。
読み終えた時に気づく。この二人は惹かれ合うべくして惹かれたベストカップルなのだという事を!

脇を固める人々も、非情なる悪役たちも、それぞれにドラマがあり、群像劇にも関わらず、それぞれ違った魅力を放ち読者を惹きつけて離さない。

未読の方、もしおられるならまず目を通して欲しい。
もし「食わず嫌い」だったなら、もっと早くに読むべきだったと、きっと後悔するはず。
物語にふんだんに盛り込まれた「愛」をご堪能あれ!

それぞれのキャラが繋がる時、あなたはもう物語に入り込んでいる!

投稿者: 桔梗 [2017年 04月 03日 14時 28分]
――お花畑にいそうな、可愛らしい少女。

――人間味のないマッドサイエンティスト。

――非の打ち所のないイケメン王子。

――スラム街に住む金貸しの男。

――ふらっとこの国へやってきた謎の旅人。



それぞれ彼らの物語を読んでいると、
いつの間にか事件の中心に立っていた!

猟奇的な内容もありますが、主人公が柔らかいからでしょうか。
ずっしり重くならず、うまく調和がとれています。

どのキャラも個性的で好きになる要素たっぷり!
悪役もまた魅力的です!!



主人公カミィの周りでうごめく何か。
彼女は目の前の現実をどう捉えてどう動く?


彼らの物語は始まったばかり……。

食わず嫌い、ダメゼッタイ

投稿者: 石川 翠 [2017年 03月 16日 21時 33分]
世間知らずな少女と猟奇的な天才科学者の恋物語……というあらすじ部分に注目して読むと、第一話の冒頭で横っ面をぶっ叩かれたような気持ちになるでしょう。ですが大丈夫、問題ありません。安心してどうぞそのまま読み進めてください。

恐らく次々に出てくる個性豊かな登場人物たちに、あなたは翻弄されるはずです。視点も切り替わり、様々な情報に惑わされる。けれどいつしかあなたにも、しっくりわかる時がきます。彼らが取った行動の背景に気づいたときの爽快感は見事です。

この作品は、出てくる人々誰もが主役の群像劇。誰か一人が欠けても、オーケストラは曲を奏でることができなくなってしまいます。最終話では、きっとこの物語のキーフレーズに鳥肌が立つはず。さあ、お手を。あなたも一緒にワルツを踊りましょう。

正しい「独特な世界観」の作り方

投稿者: 菱川あいず [2017年 03月 14日 08時 53分]
卵が先かニワトリが先か。
この議論以上に、執筆家にとって悩ましい議論は、
ストーリーが先かキャラクターが先か、
だと思う。

実際に作者に確認したわけではないが、「そして二人でワルツを」はおそらく「キャラクターが先」の小説だと思う。

というのも、登場人物は本来混じり合わない位置にいる者たちなのである。

天然フワフワ系の娘。
人の心が分からない天才科学者。
スラムを統べる男。
出生に関するコンプレックスから圧政を行う王。
無言で人を殺し続ける殺戮忍者。

こんなめちゃくちゃなキャスティングなのに、この作品は決してとっ散らかっていない。
登場人物一人一人に確固とした意思とヒストリーがあるからだ。

この作者は個性的なキャラクターを描くことに関して一級品だと思う。そして、そのことが魅力的なストーリー、すなわち「独特な世界観」に直結している。

見事としか言いようがない傑作だ。

一言では決して語れない作品への「愛」

投稿者: 蒼龍 葵 [2017年 02月 23日 17時 52分]
問・この作品の魅力を答えてください。
この作品を読むと自分の狭い価値観が全てひっくり返ります。
何と「全てのキャラが主人公」で、全てのストーリー、キャラが繋がってる。

最初にぱっと出てきた侯爵様とお嬢様が恋に落ちる。ここまでならば、王道上等!
しかし違う。お嬢様の過去で出会うスラムの王、求婚する仮面の王子様、さらには忍者!?

設定、世界観がどうなってるのかとハラハラしているうちにあっという間にストーリーが進む進む。この設定で矛盾ゼロ。根底で全てが繋がっているのだ。

作者の「作品愛」がたっぷり詰まったもの。だからこそ、何処にも矛盾はなく全てのキャラが生き生きしている。

グロシーンは読者を選ぶものだが、これは食わず嫌いをせずに是非読んで欲しい。

外伝はほのぼの、シリアス、いちゃいちゃとご馳走たっぷり。本編と合わせて何度も美味しい。

この世界観にハマると抜けられない。

創作をする上で最も大切なもの、それは……

投稿者: 詩野紫苑 [2017年 02月 22日 18時 55分]
作者が込める、キャラクターへの「愛」。作者様の「大好き」が大量投下された意欲作です。

ゆるふわお嬢様、マッドな科学者、スラムの不良青年、完璧王子様、そして謎の忍者まで飛び出すファンタジー恋愛活劇!
こんなに詰め込んで大丈夫なの!? 
この物語……

大丈夫です! そんな貴方の心配は杞憂に終わります。
作者様のキャラクターへの「愛」によって命を吹き込まれたキャラ全員が画面上を所狭しと駆け巡る!
登場人物全員が奏でる壮大なシンフォニーは、やがて軽やかなワルツとなり、感動的なラストに色を添えています。

そして蝶よ花よと育てられたヒロインが、侯爵様と恋に落ち、果ては一国の王子様に求婚され、やがて自らの決断で運命を切り開いていく!
そのストーリーはまさに王道!
いや、貴方の中の王道の概念が変わります!

大事なことなのでもう一度言います。
この作品を読まずして「王道」を語るなかれ! と。

カオス系王道恋愛!?

投稿者: さいこ [2017年 01月 08日 11時 14分]
レビューを書くにあたって、このお話を一言で紹介するならば……と考えているのだが、これが中々難しい。

魅力的なキャラクターと卓越した文章力によって描かれた物語には、作者さんの概要にあるように、コメディありシリアスありロマンスあり狂気もあり……。
しかし、読んでいるとそれぞれがしっくり噛み合ってコクのある王道恋愛を形成している!

定番でありながら、決してありがちではなく、むしろそのカオスにどんどんのめり込んでしまう。
それでいて、読み終えた時の後味はスッキリ。

キャラ愛溢れる外伝を本編読後に読めば、本編に一層の深みと愛着が出ること間違いなし!

是非是非、お試しあれっ!
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