エピソード1の感想一覧

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[一言]
この作品は、どこまでが史実準拠になるのでしょうか。
「この身は露と消え」の作者である有坂先生の作品は、どこまでも史実に忠実でそれでいて、公開する技術をかなーり絞っているので、何を提案してもダメ出しされちゃう感じで、自分の浅はかさを思い知・・・ずれた。

魚雷のみオーバーテクノロジーなのか気になる作品かと思いました。米国が長距離爆撃機のみしか出さなくなったらどうするのかと気になる所ではあります。
大庭慎司様
いらっしゃいませ!

どこまでが史実準拠かと問われますと……

本作の根幹であるロケット魚雷の開発については、辻堂海岸で村田氏が行った実験は本当です。史実ではすべてが松林に落ちましたが、本作では一発が海に突っ込む所が変化点となっています。

冒頭のセモリナII作戦作戦も、艦隊編成や航路・目的も含めて史実通りです。

その後のマダガスカル侵攻作戦(アイアンクラッド作戦)は作戦時期を除けば艦隊編成や周辺の英海軍集結状況も含めて史実通りです。

遣独潜水艦のあたりから史実を大幅に外れますが、日本のトホホな火薬事情、米潜水艦のトホホな魚雷信管とその顛末、米軍のトホホな20mm機銃、英軍の謎な灼熱戦車、米国レンドリースの真っ黒な真実、ヒグマに勝利した人型兵器の戦闘力は史実通りです。

登場人物もほぼ史実に準拠しています。
架空なのはヒグマに殺された山本一等兵、装甲艇に閉じこもった女性兵士達、マダガスカルのジェームスとエルザ、アルゼンチン海軍のカンクリコンビくらいでしょうか。

……という訳で、本作は史実の面白ネタを中心にお送りしています。

本作の停戦間近の状況では、爆撃機の基地拠点が日本占領地の近くに無く補給のコストも高い状況なので、米軍が爆撃機のみで戦線を維持するのは難しいかもしれませんね。

これからも応援よろしくお願いします。
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