エピソード644の感想一覧

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[気になる点]
自分は悪くないんです。私の頭の中の腐ァンユニオンが悪いんです。
[一言]
魔王列車の歯車砲が拡声器のように変形し、照準を竪琴の小世界の禁断の門へ合わせた。

 そして――

「「「ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪ ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪」」」

 と、彼女たちは歌い始める。

 歯車砲から発車されたその歌声は、銀泡の禁断の門に直撃する。すると、彼女たちの歌に合わせるように、再び銀泡の禁断の門が美麗な音を鳴らし始めた。

 その調べに合わせ、禁断の門から風が吹き、グラハMと薔薇の花びらが銀海に舞う。それはみるみる広がり、周囲一帯をグラハMと薔薇の花で覆い尽くしていく。

「「「ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪ ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪」」」

 ニヤリ、とエールドメードが笑い、ファンユニオンの歌に合わせるように自らも歌い上げる。

「菊門直進♪ どんどん潰れる。どんどんアノッス♪ 圧縮、圧搾、圧砕だ♪」

「「「ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪ ホーモ、ホモモ、ホーモモモモ♪」」」

 ノンケを食ったようなわけのわからぬ歌が響き渡り、風が更に勢いを増す。それは歌を届け、グラハMと薔薇の花びらを舞い散らせる。

 空が見えた。

 風が広げれば広がるほど、青空がいっぱいに広がっていき、花びらとグラハMがひらひらと落ちていく。

 そして、その向こう側には延々と勃ち並ぶ見事なアノッス棒の並木道があった。

 オルドフの<性遺言>で見た場所と相違ない。

 そこは吟遊世界ウィスプウェンズだ。

 魔王列車はその世界の空をゆっくりと下りていた。

「幾歳ぶりの来訪者でしょうか」

 声が響き、風が吹いた。

 姿を現したのは、豪奢な旅装束を身につけ、木製のアノッス棒を手にした女性である。

「ようこそ、吟遊世界ウィスプウェンズへ。わたしはこの世界の元首、吟遊宗主エルM・ローレイト。どうぞ王宮へいらしてください。ドMホモォを愛する人々をウィスプウェンズは歓迎します」

いきなりの邂逅。秋先生をドMホモォにする協力を得ることはできるのか――?
[良い点]
流石魔王聖歌隊ッ!吟遊世界とのアクセスを期せずしてやってのける!期待を裏切らぬ素晴らしき仕事!!
[気になる点]
吟遊世界に腐の戦慄…もとい、旋律が響き渡る?
[一言]
この場に来れなかった地底世界の方々は歯噛みするであろう…魔王聖歌隊の新境地に立ち会えなかったことを…
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