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[良い点]
カルテ1まで読ませていただきました。
ご時世的にガチビンタされてもおかしくないようなセクハラ野郎ながら判断をする医者、笑わせてもらいました。
太古は神が治したものを、今は人が治す。
治る、ということそのものを知らないかもしれない世界で医者がどこまでできるのか、楽しみです。
ご感想誠にありがとうございます!
実際このセクハラ医者時々ビンタされてますw
[一言]
異世界転生ものの中でも大好きな職業特化!
コンセプトもさることながら見事な作品だと思いましたっ!科学的な治療とファンタジーの融合がどうなるのかワクワクします٩( ’ω’ )و
  • 投稿者: はなまる
  • 女性
  • 2023年 01月30日 04時34分
ご感想誠にありがとうございます!
今までほとんど見なかったパターンなので(大体医者だけが単体で異世界に飛ばされる)やりがいがありますね。
[良い点]
モロ平野先生の描く幼女はなんでこんなにアグレッシブなんでしょう(笑)
  • 投稿者: シギ
  • 男性
  • 2023年 01月29日 11時17分
いつもどうもです!
仕様です!w
[良い点]
白亜の建物ごっこ(笑) こんな斬新な遊びが!
  • 投稿者: シギ
  • 男性
  • 2023年 01月29日 11時12分
いつもありがとうございます!
子供の特権ですねw
[良い点]
急におかしいなぁと思ったらまさかの夢オチだったとは(笑)

シグマートがフシジンレオにかなり影響されてるのも面白いです♡
  • 投稿者: シギ
  • 男性
  • 2023年 01月27日 10時17分
ご感想誠にありがとうございます!
いつも突っ込んでるけど意外と仲良かったんですねw
[良い点]
医療モノと聞いて、正直身構えていたのですが、
ファンタジーな生き物たちの反応が、読者の私の気持ちを代弁してくれてとてもスルスル読めました。
また、症例についての内容も誰が読んでもわかりやすいように丁寧に噛み砕いてくださり、一文一文がとても勉強になりました。
また、ただのエルフではなく、そこから捻りが効いた設定もすごく面白かったです。
あと、腐ったものは基本食べてはいけませんね。
腐ったクローバーという、なんとも字面がすごくて衝撃でした。
腐った豆もちゃんと管理されて腐ったものですからね。。。
[一言]
Twitterでご紹介ありがとうございます。
カルテ5まで読ませていただきました。医療ものを読む機会が少なかった人生のため、すごくどきどきでしたが、すぐにワクワクに変わりました。
なによりも、出てくる登場人物たちも癖があって面白かったです。
引き続き読ませていただきます。
ご感想誠にありがとうございます!
本多よりもどちらかというと患者側のキャラの方が読者目線になるよう気をつけて良かったです!
腐ったものは本当に怖いですね…子供の頃カビ生えたパン食べちゃってその後えらい目にあいましたwお気をつけください!
[一言]
馬路まんじ先生の主医の方と聞いたので、あの馬路まんじ節が効いてるのかなぁと思ったのですが、ちゃんとしてて驚きつつも、馬路まんじ先生より読みやすかったですwww
  • 投稿者: 緑卯
  • 2023年 01月04日 11時52分
ご感想誠にありがとうございます!
とても嬉しいですが、まんじ先生には内緒にしてください!w
まんじ先生を敬愛しています!では!
[良い点]
 キャラクターが魅力的だと思います!本多院長やセレネース、毎話ごとの患者もそれぞれしっかりキャラ立ちしてるなーと。
 医療の知識も詳しく描かれていて、歴史を織り交ぜて説明してくれるのも楽しいですね。怪鳥をボディソープで撃退するシーンなども印象的で、設定を活かしつつ面白いなと感じます。
[気になる点]
 ミラドールの回での胸への描写ですかね。受付時のセレネース、本多のレントゲン、ミラドール。最後にイーブルエルフの特徴として回収されますが、ほんの少し多いと感じますね……。ただ、本多の趣向やキャラクター性の描写も含まれると思うので、仕方無いとも言えます。
 リリカの回での双極性障害に関してですが、うつ状態を見ていないので正しいのか分からず、リリカがこういうキャラクターと解釈も出来るので……(ラストでは落ち着いた様子が見られますし、そういう人こそ可能性があるという提示かもしれませんが)。
[一言]
 コメディ色もある一話完結型で読みやすく、ナースであるセレネースにも謎がありそうで、これからの展開も期待させますね。
 これかも頑張ってください!では、ありがとうございました。
  • 投稿者: 楓雲
  • 2022年 12月19日 19時47分
ご感想誠にありがとうございます!
キャラは色々ひねっていたので褒めていただいて嬉しいです!巨乳好きなのはお許しください!w
後、リリカちゃんは受診後ちゃんと服薬していたので、ラストで落ち着いていたのかもしれませんね。では、また!
[一言]
 
 先ず三話、読ませていただきました。
 長くはなりますがご了承ください。

 感想から述べさせていただくと、未開がこじ開けた一縷の光芒を天啓と呼ぶ、である。
 これ以降、私の感じた話になりますので面倒であれば読み飛ばして下さい。

 
 護符魔法が発達し、魔獣が各所で猖獗《しょうけつ》するユーパン大陸には古からの言い伝えがあるらしい。異世界医院の題名を冠したこの物語は、この言い伝えに出てくる医療機関が主軸となる話しとなる。
 この最初の触りだが、一通り読ませていただいたのちに書かせてもらっている。率直に言ってスキのない、ファンタジーと現代医学を五割五割で溶いて混ぜたようなかなりの仕上がりの作品である。
 さて以降はこの物語を一話ごとに解いていきたい。
 伝説の中に在るのは、至極現実味を帯びたおっさんが主治医の、小さな小さな医療機関である。



 カルテ1 白猿の爪痕 その1

 この世のなかには不思議な言い伝えがある。「体、乃至《ないし》心が病に侵された時、十字の印刻まれし白亜の建物を見るだろう、但し生涯に一度きり」。そういう伝説である。
 伝説とは伝え説かれて方々を回る、噂の究極進化のようなものである。基本的に伝説というものは誇張をされて伝わるものだ。なんせ語るものが都合勝手に羽や尾ひれをつけたがるもんだから、極北から端を発した物語は鳥の化け物の話であったはずなのに、最南まで往って聞けばクジラの化け物の話になっているなんてことはざらである。人がいかに伝説に対して面白おかしく改変したがるかという話だが、さてもこの物語、根幹となるこの伝説も誇張をされているものの可能性もなくはない。
 ふつうはヒレをこさえた話と思うことだろう。なんたってその場になかったはずの建物が、該当の人間に危機が及んだ直後に突如として姿を現すなんて言うものだから、こうまで物理的概念を無視したものはそうそうない。確かに昔は砂上の楼閣と言い、蜃気楼に寄って見える錯覚を建物の一つになぞらえようとしていた過去もあるが結局のところ、錯覚に寄って見えるようになったソレは触れることは勿論近づきも出来ねば這入ることも不可能である。上述に倣い、この伝説の類は例えはるかに文明の及んでいない世界線であっても、あるいは現代のような科学の発展が著しい世界線であっても、眉に唾を疑うべき物語である。

 
 本題に入ろう。鬱蒼と生えそろう木々の隙間でとある死闘が繰り広げられていた。仰向けに横たわるは巨大な白猿。察するにもう息絶えているらしい。
 仕留めたのは傍らにある人影。彼女の名前はミラドール。森に居を置く妖精族の一員らしい。現代的な人相でないことだけは確かである。おそらくは今回の物語の主人公に位置するもの。おっぱいのでかいエルフの姉ちゃんである。

 化け物を討伐した彼女だが、しかし彼女もまた深手を負ってしまっているようである。おそらくは化け物と大立ち回りをしていたところにやられてしまったのであろう、鋭利な切傷からの流血が止まらないとのことである。侍だって刃傷沙汰の次第では切り傷による化膿で命を落とすケースが多かったとされる。彼女もこのままではその二の舞にならんとも限らない。あるいは相手は所謂獣の類である。それも猿と来ているものだから、病原菌や寄生虫感染の疑いすら生じるまである。いずれにせよ止血がままならんのは文字通り死活の問題である。血液は生命の砂時計。すり減り続ければ、いずれ彼女の体温を根こそぎ奪う結末となるだろう。

 さて拠点に戻ろうとした彼女の目の前にあれない光景が広がった。序盤に述べた伝説の類、『白亜の建物』というものである。このミラドールというお姉さん、どうにも粗暴な印象はあるけれど、信心深い感触も否めない。彼女の根っこがそうなのか、あるいは同属の誇りがそうさせているのか、いずれかだろうか。
 さて我々日本人ならなじみの深い営業時間案内の補油肝、このミラドールお姉さんにしてみれば読むことのかなわない未知な文字で会った。この、異文化の為に理解を示せないというご都合展開を許さない仕様には私、称揚すべきところであると思った。これは個人の好みなわけだけれど。

 さても彼女、背に腹は代えられん。このままでは腕をとっかえねばならなくなる。彼女は心の方に燻ぶる猜疑心を押し殺し、この建物の中に入ることとした。
 そう、伝説では確か、病や傷害を癒してくれるそうだった。
 勿論、伝説が本当ならば、だが。


 
 カルテ2 白猿の爪痕 その2

 待ち構えたるは機械的なお姉さん。この機械的というのは温度を感じぬ人型の物質系を指すのではなく、温度は持つが人としての感情の足りないことを指させていただく。現代で言うナース服のようなものを着衣していた。

 ミラドールを迎え入れた彼女は、ユーパン出身の方だと言い当てた。ここのミスマッチ具合、ミラドールはこの建物を地元の森にいきなり現れた建物であると思っているし、この看護婦は、本田医院はもとより別世界のものであるから出現した場所の確認に聞いたものとおもうが、この話の繋がらない触れ込みは一切の都合展開を感じさせないので私的には心地のいい造りであると思う。

 さてミラドールは順当に診察を受けようとしていた。モンシンヒョウ? ホンダイーン? 何のことだかさっぱりわからんな! 昨日今日まで秘術奇跡でもって治癒を行っていた部族の人間からしてみれば現代のプライバシーの保護法なんぞもっとわけのわからんものだろう。部族とは顔を突き合わせ家族同様の付き合いをして初めて認められるものである。だのに態々一人一人に見えざるカーテンのようなものを布くとは何事か。

 さても腕の痛みには代えられない。背に腹は代えられんとは言うものの、このままでは腕を変える羽目になりそうだ。そんなこんなでミラドールは猜疑心を抱きつつもこの医院にかかりつけを恃むこととした。健康保険証のない患者さんである。
 行うは採血。そりゃそうだ。血の止まらぬ様ということは出血毒を喰らっている可能性がある。普通なら血というのは凝固して止血に役立つところが毒の作用で一切の凝固をしない状態となる。今のミラドールの状態に近い。
 さても採血にミラドールは身震いした。獣の戦闘で外傷を経ることには勇ましくも、この疑わしきの言うとおりに事が運ぶのは流石に恐怖を感じたものと考える。この凛々しいキャラが子供っぽい恐れ抱くの好きなんですよね。
 
 さて医療行為に従ったミラドールが次に訪れたのは本田医院の先生である。ヨセフカ診療所におけるヨセフカというべきひとだろう。
 個人的には崇高な人であると思っている。なんつったって伝説に語られる先生だ。それ伝説のとおりであるならば腕は確かで、頼りに成る方であるとお見受けできる。

 「おっぱい大きい姉ちゃんだけど、結構遊んでるな、こりゃ」
 いや初登場からセクハラかい。
 これじゃあ発情等だよ。


 カルテ3 白猿の爪痕 その3

 さてこの日本語を操るおぢさん。どうにも有能そうな影が見え隠れする。本多を名乗る以上はおそらくは日本人なのだろうが、そのくせユーパンの言葉まで使役できる様子である。
 ミラドールは毒気を抜かれ、この男に悪い印象を受けないものと判断した。一番最初につぶやかれた言葉を聞かせてやりたいぜ。ミラドールさん遊んでいるかもしれんが心は結構初心らしい。だまされちゃう。

 さて本多さんの見解では毒に寄る止血不良ではないらしい。はてさてでは何が原因か。

 さてやり取りを行っているところにナース、名前をセレネースちゃんが入ってきた。この時、本多さんは「造るとき失敗しちゃったかな」などという言葉を発した。なんか雲行き怪しいな。

 さて採血の情報も問題はないようである。ともなると出血の止まらぬ所以が獣の攻撃によるものとは断じ辛くはなるだろう。

 本多先生はこの出血の原因を、腐ったクローバーを食ったせいであるとした。ミラドールさんも顔面蒼白で喝破した。どうにも図星のようである。
 本多先生は野の草を食うという食性に着目していた。正直、私もこの話を聞く限りは壊血病なのではないかと疑ってはいた。記憶が正しければ壊血病とは所謂ビタミン不足から発症する病気で、歯茎が黒く変色し、且つ歯茎などから出血が生じる病状の事だったはず。大昔の大航海時代には果物や獣の肉といった生鮮食品を船に積み込めなかったために、多くの船員がこの壊血病によって命を落としたとされる。
 船乗りといえばラム酒のイメージがあるが、あれも壊血病への予防であったそうだ。ともかくこの壊血病が柑橘類などで予防できるという正しい見解が広まってからは海上での殉死は幾分か減ったが、それまでは十隻、沿岸に入海すればうち八隻は沈むものと予想されているくらいには深刻であったらしい。

 ともかくこの壊血病の病状とミラドールさんの容態は似ているものと思ったが、肉も果物も食っているという点からそうではないと思わされた。しかし病気の要因にはこの野の草を喰らうという点が関係しているという。

 さて本多先生は病気の真意解明の前に一つ昔話をし始めた。
Once upon a time
Not so long ago......



 統括したい

 思ったより本格的な医療的解説のシーン然り、異文化における解釈の違い然り、作り込みの丁寧な作品だというのが率直な感想である。
 地の文もちょうどよく、ミラドールちゃんの感情の豊かさなどが心地がいい。バカほどでかい白猿を相手取る勇気はあれど採血にビビる様は可愛かった。ほいでむきになるのもかわいかった。勇猛なエルフってこういうところがあるからかわいいんだよなあ。
 全体的にはかっちりとした話の作りであり、都合の縫い付けもなく、スキのない作品であると思われる。ドキュメントに近い作品を読みたい読者様なんかにはお勧めできる物語だといえるだろう。



 さて、私の感想は、未開がこじ開けた一縷の光芒を天啓と呼ぶ、である。

 この作品には治癒効力のある行為は現代医療の他に奇跡あるいは奇術があるらしい。ミラドールさんが神殿どうのとそれに対して述べようとしていたシーンがある。この作品の良い所は、現代医術という、取って代われぬ事象論理を徹底してつくられた、所謂絶対の治療技術を本多医院は所持しているにかかわらず、このユーパンの軌跡による治療方法を一切否定しなかった点である。といってもまだ三話までしか読んでないために後半はイカなものかはまだ未読であるので、ここまでの感想とさせていただくのだが。
 この一点は医療の進歩を決して驕らず、同時にその地に根差した文化を、文明を、嘲笑せずに認めているものと私は感じたのだ。これは部族理解の点で最も重要なことであり、だからこそユーパンという誰も知らぬ異界の地で、本多医院は神のように伝説として語られたのだろう。理解とは人と人を結ぶ最も安価でかけがえのないものなのだ。

 さて、未開がこじ開けた一縷の光芒を天啓と呼ぶ、という感想だが、天啓とは神の思し召しとされる。人の思考の次元ではたどり着けなかった境地を、はたとした瞬間、天から啓けた智慧を授けられるわけである。神からのギフトといっていいかもしれない。
 ミラドールさんのいるユーパン大陸においては本多医院も所謂神からのギフト、だろう。天啓と呼んで差しつかえがない。医療技術が未発達の国で、もはや絶命も免れぬ、そういう絶望が、端とした瞬間に眼前に本多医院を呼び寄せる。その様は宛ら深淵の中の光芒。神からの助けたる、天啓物に違いない。

 大変、大変面白く読ませていただきました。
 応援させていただきます。
すごい力作のご感想本当にお疲れ様です!
エルフいじめるのちょっと好きなんですよ…w
壊血病を疑われた点はすごいです!(惜しかったですが…)
どうもありがとうございます!
[良い点]
人物のセリフから見える心情描写も細かく書かれてて人物それぞれの考えがダイレクトに伝わってくるようでした!
[一言]
完結期待しています!
ご感想誠にありがとうございます!
なんかだんだん終わる気がしなくなってきましたが頑張ります!(もう5年ですか…w)
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