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[良い点]
ヒューマンドラマというジャンルを良く判らないままに読み進めましたが、読むほどに往年の『金八先生』や『スクールウォーズ』などを思い出しました。
先入観を持たずに人を見て、信じることの難しさ。難しいからこそ、それを為した二人の信頼関係に感動を覚えました。
私自身が色眼鏡で人を見てしまうため、学校という閉じた小さな世界で織りなされるドラマに強く惹きつけられました。
[一言]
坂口先生のお人柄に胸が熱くなりました。
実は私自身が高校で担任を務めて下さった恩師に大恩を受けたことがあります。
自分からすると身に覚えがないのですが、中学校から提出された内申書が、教師生活40年を数える恩師から見ても類を見ない程酷い内容であり、この生徒は絶対他の学校では受け入れて貰えないと断言される程だったそうです。
先生方も難色を示すなか、恩師のみがキリスト教の教えを伝える我が校が見放せば、誰も彼を救えないと仰って下さり、私立のミッション系の学校に入学したという経緯があります。

学校という特殊環境に於いて教壇に立たれる先生方も千差万別だと思いますが、私が抱く先生のイメージは常に高校の恩師のイメージです。
自他共に厳しい方でしたが、情け深く公平で、学生には熱く理想を語り、それを実現する術を教えて下さる立派な方です。
今は校長となられ、教鞭をとってはおられないようですが、久々にお会いしたくなりました。

何だか作品というより関係性に己を重ね合わせて、冷静な評価が出来ないのですが、非常に心を揺り動かされる作品でした。
良い作品をありがとうございます。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 05月24日 09時11分
管理
 雷電さん、ご感想ありがとうございます。
 先ほど、更新なさった本文とともに、活動報告を拝見したのですが、確かに、この時期は体調を崩しやすくありますね。十分、ご留意ください。私も気をつけます。
 
“ヒューマンドラマというジャンルを良く判らないままに読み進めましたが、読むほどに往年の『金八先生』や『スクールウォーズ』などを思い出しました。
先入観を持たずに人を見て、信じることの難しさ。難しいからこそ、それを為した二人の信頼関係に感動を覚えました。”

 ありがとうございます。私が小学校の教諭だったころ目指していた“理想の教師像”が、まさに『金八先生』、坂本金八でした。スマートに恰好よくなんてできるわけがない。等身大の自分で、子供たちに寄り添っていこう。そう考えて日々の生活を送っていました。
 恐らくは、その時の想いが、拙作に反映されているのかも知れません。

“坂口先生のお人柄に胸が熱くなりました。”

 実は、坂口先生にはモデルがいまして、実際も教務主任でした。
 子供たちと触れ合う機会は少ないはずなのに、担任以上に子供を見ている。その姿に、深い感銘を受けたのを記憶しています。
 さすがに隼人との出来事のようなことはなかったのですが、それでも、朝、教室に上がる前に、「○○君、家で何かあったみたいだから、それとなく聞いてやって」などと伝えられることも多く、“本物の教師とは何か”を身近で感じることができる先生でした。

 ご感想の“一言”全体を拝見してなのですが、今、私、その中学校の教師に対して激しい怒りを覚えています。
 誰が書いたのかは知りませんが、雷電さんに関する内申書の内容は、間違いなく、“書いた人間の個の感想”です。ただ単に、その教師が雷電さんを気に入らなかった、それだけだと思います。
 私が、常日頃、「評価と感想とは別物だ」と言っているのはこれが理由でして、「評価と感想との区別もつかないような奴に、教師をやる資格はない!」そう思っています。
 ただ、雷電さんには、先入観を持つことなく受け入れてくれた恩師の先生がいらっしゃったようで、それは、過去に教師をしていた私にとっても大きな救いでした。
 また、
“学校という特殊環境に於いて教壇に立たれる先生方も千差万別だと思いますが、私が抱く先生のイメージは常に高校の恩師のイメージです。”
 現在、そう考えてくださっている雷電さんにも、深く感謝いたします。

“何だか作品というより関係性に己を重ね合わせて、冷静な評価が出来ないのですが、非常に心を揺り動かされる作品でした。
良い作品をありがとうございます。”

 感謝申し上げたいのはこちらのほうです。
 私、秀作『Banisher』のお陰で、これまで文章を紡ぐ上でまったく意識してこなかったあることに気づかされました。
 ただ、その“万人的な方法”がまだ解明できたわけではないため、この場でそれを語るのはやめておきます。
 然りとて、秀作『Banisher』完結の暁には、たとえ考えがまとまっていなかったとしても感想欄にお邪魔し、僭越ながら、その点についての私見を述べさせていただこうと考えております。
 今後とも、お身体ご自愛なさり、執筆活動をお続けください。
 私も、数多くいる読者のひとりとして、続きを大変楽しみにしております。
 それでは、雷電さんのご活躍を祈りつつ、今回はこれで失礼いたします。
  • 直井 倖之進
  • 2017年 05月24日 11時46分
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