エピソード1の感想一覧

[一言]
水稲が優れてるのは
・連作障害がほぼ発生しない。
・毎年の耕起労力はそれほど高くない。
・畜糞の肥料に依存しなくとも可能。
くらいでしょうか。
・高温多湿なので除草と防病害にかかる労力が高い。
・連作障害の代償が人力の足踏み水車による給水で労力必要。
・人力での代掻き等は泥の中で行うから疲労がけた違い。
という条件を考えたら狭い土地に集中するしか無いんですよね。

[気になる点]
>　仮に種子10を30倍にすれば300で増加量は290ですが、種子200を3倍にすれば600で増加量400と、前提次第で簡単にひっくり返ってしまいます。

[一言]
こっから次の年に播く分を引くんで
290-10対400-200ですよ

[気になる点]
農地面積の比較の項で
＞今度はイングランドが圧倒的であり、1人あたりの農地面積は日本の8倍強と、隔絶した数字を示しています
と述べておられますが、これは解釈が全く逆で、イングランドでは人一人を養うために日本の8倍もの面積を必要とした、だと思うのですが。日本が8倍の労働力と資源をぶち込んでいたわけではないのでは。

それに増加量云々の項でも、数字のマジック云々言う割には単年の比較だけで前提条件ガーと言うだけで、継続した場合はいかに初期値が低くとも倍率が高い方が勝つという単純な事実を故意に無視してませんか？

[良い点]
中世ヨーロッパより日本の農業凄い！という妄想を誤魔化しなしの単位を統一して比較してくれました。特に可処分所得で比較すると両者に大した違いがないのは驚きです。
[気になる点]
このブログの元ネタはもっと短く簡単に稲作マンセーとのたまわっていました。タイトル詐欺は釣ったもの勝ち。中身を読むだけまだましです。このブログ全文を読む層はいったいどれだけいるのか。嘆かわしい。
[一言]
最後の分相応を知れという本邦と新しい土地を探せという大陸。地理的要因が世界を形づくったのでしょうか。ジャレド・ダイアモンドさんの銃・鉄・病原菌に通じますね。

[良い点]
詳しい調査と解説は良いと思う
[気になる点]
米と小麦の保存性の違いの差と、小麦は粉挽きしないと食えないが粉挽きの時点で現代でも1-2割、中世なら4-5割が失われるため、実質の収入としては6割程度になる事

土地生産性の差は人口密度差に関わり、それは統治の困難性や都市・市場の形成の差となって現れるので、やはり絶対的な差があると思うよ

「大して変わらない」事はないでしょ

[良い点]
具体的な数字で議論していること
[気になる点]
最終的に人口１人あたりの石高で比較すると、単純に人間１人を維持するのに約2石必要であるということを意味するだけの話になるのでは…？
その当時の人口が穀物の取れ高で決まってたという話なだけな気が