感想一覧
▽感想を書く[一言]
嫉妬。
それから美しさへの傾倒。
たびーさんの繰り返し描かれる大切なテーマですね。
暗いテーマなのに何度描かれても迫ってくるものがあります。
吉野が最後にたどり着いたのは、それでも同士のような感覚だったんだと思いました。
同じ景色を見て、分かち合いたい。
わかるのは彼だって。
嫉妬。
それから美しさへの傾倒。
たびーさんの繰り返し描かれる大切なテーマですね。
暗いテーマなのに何度描かれても迫ってくるものがあります。
吉野が最後にたどり着いたのは、それでも同士のような感覚だったんだと思いました。
同じ景色を見て、分かち合いたい。
わかるのは彼だって。
- 投稿者: 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2017年 08月15日 19時02分
にけさん
お読みいただき、ありがとうございます。
美しいもの、好きです。
だからと言って、宝飾品とかは別に欲しいと思わないのです。見ているだけで満足するタイプです。
吉野が最後の最後に嫉妬から解放されて(ほんの一瞬でも)安らげて良かったのでは、と思いました。
ハピエンではありませんが。
お返事遅くなって、すみませんでした。
お読みいただき、ありがとうございます。
美しいもの、好きです。
だからと言って、宝飾品とかは別に欲しいと思わないのです。見ているだけで満足するタイプです。
吉野が最後の最後に嫉妬から解放されて(ほんの一瞬でも)安らげて良かったのでは、と思いました。
ハピエンではありませんが。
お返事遅くなって、すみませんでした。
- たびー
- 2017年 08月21日 20時50分
[一言]
お世話になっております、太ましき猫です。
ブックマークの旅に出ておりまして、伺わせて頂きました。
馬鹿馬鹿しいと自分に言い聞かせても、嫉妬はくすぶりますからねぇ。それが知り合いなら、自分に教えをこうていた人なら、表面に出せない分熱が高くなるのも頷けます。
美しい世界を捉える楽しさ、その楽しさを共有する嬉しさ、原点回帰を得るために忠告を無視した代償を支払う事となったのは、悲しさよりもどこか寂しさを覚えました。
あと、全く雰囲気とかけ離れてしまうのですが――。
酒好きの私としては、長井老人のもてなし料理が酒の肴にいいなぁと想像してました。果実酒もいいですが、日本酒の辛口冷酒もいい! とか(笑)
山中をかき分けながら求めた風景、神秘的で、息吹を湛えた美しさの描写は流石の一言。
読後に、足に集まるドクターフィッシュが全部そうだったら……とか考えて、ちょっとゾワゾワッとしました。
お世話になっております、太ましき猫です。
ブックマークの旅に出ておりまして、伺わせて頂きました。
馬鹿馬鹿しいと自分に言い聞かせても、嫉妬はくすぶりますからねぇ。それが知り合いなら、自分に教えをこうていた人なら、表面に出せない分熱が高くなるのも頷けます。
美しい世界を捉える楽しさ、その楽しさを共有する嬉しさ、原点回帰を得るために忠告を無視した代償を支払う事となったのは、悲しさよりもどこか寂しさを覚えました。
あと、全く雰囲気とかけ離れてしまうのですが――。
酒好きの私としては、長井老人のもてなし料理が酒の肴にいいなぁと想像してました。果実酒もいいですが、日本酒の辛口冷酒もいい! とか(笑)
山中をかき分けながら求めた風景、神秘的で、息吹を湛えた美しさの描写は流石の一言。
読後に、足に集まるドクターフィッシュが全部そうだったら……とか考えて、ちょっとゾワゾワッとしました。
太ましき猫さん
いつも感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
海よりも山を舞台にしたお話の方が書きやすいのは山の近くに住んでいるからかもしれません。
遠野に「海上」なる地名がありまして、山の中なのに変だなあ…と長年思っておりまして、それをちょこっと使いました。
一時期、今よりももっと山に近い地域に住んでいたことがあり、そこでは新鮮な山菜や美味しいお酒などを楽しんだものでした(今はほとんど呑みませんが)。
ヤマメって「山女」で渓流の女王とか呼ばれていて、小さな人魚だったら…と思いまして。ほんとは、吉野の指に噛みついて血を吸うシーンがあったのですが、削りました。
ドクターフィッシュ、パクパク手指に喰いつかれると不思議な感触ですねぇ。
いつも感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
海よりも山を舞台にしたお話の方が書きやすいのは山の近くに住んでいるからかもしれません。
遠野に「海上」なる地名がありまして、山の中なのに変だなあ…と長年思っておりまして、それをちょこっと使いました。
一時期、今よりももっと山に近い地域に住んでいたことがあり、そこでは新鮮な山菜や美味しいお酒などを楽しんだものでした(今はほとんど呑みませんが)。
ヤマメって「山女」で渓流の女王とか呼ばれていて、小さな人魚だったら…と思いまして。ほんとは、吉野の指に噛みついて血を吸うシーンがあったのですが、削りました。
ドクターフィッシュ、パクパク手指に喰いつかれると不思議な感触ですねぇ。
- たびー
- 2017年 07月04日 21時41分
[一言]
妬みは禁忌を犯す理由になる……。
吉野のような思いは大抵の人が抱えているジレンマだと思います。それをいかに飲み下して生きていくか……。
人魚の描写にとても引き込まれました。水の冷たさを感じるようで心底ゾッとしてしまいました。
美しいものに触れてはいけない理由をちゃんと考えなくてはいけませんね。
素敵な物語をありがとうございました。
妬みは禁忌を犯す理由になる……。
吉野のような思いは大抵の人が抱えているジレンマだと思います。それをいかに飲み下して生きていくか……。
人魚の描写にとても引き込まれました。水の冷たさを感じるようで心底ゾッとしてしまいました。
美しいものに触れてはいけない理由をちゃんと考えなくてはいけませんね。
素敵な物語をありがとうございました。
ましのさん
感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
砂漠のオアシスに住む人魚の伝説があるそうで、ならば川にいてもいいんじゃないのかなーと思って書きました。
ある朝、新聞によく知った顔が…と思ったら知人が地元紙の文芸コンテストで最優秀賞を受賞した記事だった、ということが過去にありました。
ときおり新聞にエッセイが載っていたりすると心底羨ましいです。
そんな体験も入れました。相変わらず、嫉妬に七転八倒の日々です。
感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
砂漠のオアシスに住む人魚の伝説があるそうで、ならば川にいてもいいんじゃないのかなーと思って書きました。
ある朝、新聞によく知った顔が…と思ったら知人が地元紙の文芸コンテストで最優秀賞を受賞した記事だった、ということが過去にありました。
ときおり新聞にエッセイが載っていたりすると心底羨ましいです。
そんな体験も入れました。相変わらず、嫉妬に七転八倒の日々です。
- たびー
- 2017年 06月18日 21時54分
[一言]
美しくも恐ろしいお話でした。流麗な筆致で描き出される山の風景がとても美しく神秘的です。そして地名に込められた意味と、山に潜む美しき人魚たち……。彼女たちは何のために男たちを川に引きずり込むのでしょうか。
美しくも恐ろしいお話でした。流麗な筆致で描き出される山の風景がとても美しく神秘的です。そして地名に込められた意味と、山に潜む美しき人魚たち……。彼女たちは何のために男たちを川に引きずり込むのでしょうか。
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 05月20日 21時39分
管理
ナマケモノさま
感想をお寄せいただき、ありがとうございます。「海上」という地名は遠野に実在するものです(里山にあります)。
人魚は当初、吉野を食べる…というふうに考えていたのですが、結果的にただ「命が欲しい」というか、ニンゲンからしたら理不尽なイタズラでしかないのです。
意思の疎通はできないし価値観も違いすぎる、そういった理不尽な者たちなのです。
山の情景が書けたことが何より楽しかったです。
感想をお寄せいただき、ありがとうございます。「海上」という地名は遠野に実在するものです(里山にあります)。
人魚は当初、吉野を食べる…というふうに考えていたのですが、結果的にただ「命が欲しい」というか、ニンゲンからしたら理不尽なイタズラでしかないのです。
意思の疎通はできないし価値観も違いすぎる、そういった理不尽な者たちなのです。
山の情景が書けたことが何より楽しかったです。
- たびー
- 2017年 05月21日 06時14分
[良い点]
山奥の淵の澄んだ青を見るとき、愛らしい子どもの笑顔を見たとき、心が吸い込まれそうになります。
羨望に胸を焼きながら、それでも彼が求めたものが更なる美しさであったのは皮肉にも感じます。
最期に原点に戻れたことは、幸福なのか。それとも、せっかく見付けたはずの幸福を、湖の底に落としてしまったのか……。
目頭が熱くなるような、美しい物語でした。ありがとうございました。
山奥の淵の澄んだ青を見るとき、愛らしい子どもの笑顔を見たとき、心が吸い込まれそうになります。
羨望に胸を焼きながら、それでも彼が求めたものが更なる美しさであったのは皮肉にも感じます。
最期に原点に戻れたことは、幸福なのか。それとも、せっかく見付けたはずの幸福を、湖の底に落としてしまったのか……。
目頭が熱くなるような、美しい物語でした。ありがとうございました。
狼子さん
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
『深い淵』という電書を読んで、山の描写が素晴らしく自分でも書いてみたくなりました。
当初、吉野が何を求めてあんな山奥まで行くのか分からず、書いてみたらなるほどそんなことがあったんですか……と。
「エトワール」よりは軽めの嫉妬や羨望ですが、こちらのほうがアマチュアとして創作活動している自分には身近かなと。
もっと色々と書きこみたかったのですが、結局削りました。
とくに「人魚は吉野の指先を少しだけ齧って血を吸った…」という表現は入れたかったけれども。
感想をお寄せいただき、ありがとうございましたm(__)m
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
『深い淵』という電書を読んで、山の描写が素晴らしく自分でも書いてみたくなりました。
当初、吉野が何を求めてあんな山奥まで行くのか分からず、書いてみたらなるほどそんなことがあったんですか……と。
「エトワール」よりは軽めの嫉妬や羨望ですが、こちらのほうがアマチュアとして創作活動している自分には身近かなと。
もっと色々と書きこみたかったのですが、結局削りました。
とくに「人魚は吉野の指先を少しだけ齧って血を吸った…」という表現は入れたかったけれども。
感想をお寄せいただき、ありがとうございましたm(__)m
- たびー
- 2017年 05月15日 22時29分
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