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[一言]
 三話目まで拝見しました。
 話に起伏が無く、淡々と進んでいく感じで、盛り上がりに欠ける印象があります。

 例えば、話の冒頭、主人公が追いかけられていて、逃げなきゃ殺されると書かれていても、どうしてそう思うのかが書かれていないので、全く危機感が感じられません。
 追い掛けて来ているのが、人相の悪いゴツい男とか、ナイフを持っているなどの描写が無いと、危機感に繋がっていきません。

 物語の多くの部分で、描写が不足しているの、臨場感が不足しています。
 例えば、主人公はどんな容姿なのでしょう?身長は?体重は?髪形は?
 物語の舞台はどこなんでしょう?都会?田舎?海辺?山?街だとしたら、どんな街並み?
 読み手が、情景を想像して、話の中に入っていく切っ掛けが、圧倒的に不足していると感じます。

 主人公の感情表現も不足していると感じます。
 普通、本が喋ったら、もっと驚きませんかね? 本が人間の姿に変わったら、もっともっと驚きませんかね?
 中二病だから、あっさり受け入れられる? 中二病だったら、妄想が現実になったら、もっとはしゃいだりしませんかね?
 ファンタジーな状況が次から次へと起こっているのに、主人公が驚きもせず、淡々と話が進んでいくので、まるでゲームの実況を見ているような気分になります。
 主人公を含め、キャラクター達の人間臭さが欠けている感じですね。

 もう少し、こんな場所を舞台にした、こんな人達の話だよと、読み手に伝える描写を増やした方が、話に厚みが出て、リアリティが増すように思います。
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