エピソード40の感想一覧

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[良い点]
こんにちは。今回も感想を書かせてください。例によって長文で申し訳ないです。

こういう重いテーマを扱った作品への感想としてはどうなのだろう、と思うのですが、とても面白かったです。読んでいるうちにグイグイ引き込まれました。同時に、これは読むのに覚悟のいる作品だな、とも思わされました。しのりんの背景はもちろん、ゆのぽんの家庭環境が特に……。ゆのぽんが実家を脱出する話も読んでみたかったです。

私はLGBTQ+に関してまだまだ不勉強なことが多く、この作品を読んでちょっと調べるまでは、ゆのぽんのような子も含まれるのではないか、ということすら知らなかったくらいです(安易に分類はできないですが)。でも、しのりんとゆのぽんを通して、二人のような人たちが馬鹿にされず、ちゃんと理解される社会であって欲しいと、改めて強く思いました。
ゆのぽんのように虐待を受け、ヤングケアラーのような境遇にある子が実際にいるという現実がどうにかならないものか……という祈りにも似た気持ちを抱かずにはいられません。
描写もとても素敵でした。特に田舎の風景描写は読んでいて、小説を読む醍醐味を感じられました。

クライマックスであやの事情が明かされるくだりでは、困った子だなあ、とつい腹を立ててしまったのですが、ゆのぽんが彼女に対してどう思ったかを読むうちに、自分も一歩間違えば同じようになってしまうかもしれない、と思わされました。そういう意味では、あやは普遍的な、どこにでもいる人物なのかもしれません。そう思うとちょっと怖いですが。

読み進め、話数が少なくなっていくうちに、「本当にあと少しで終わってしまうの!? ゆのぽんたちの物語をもっと読みたい!」と思ったので、クロスオーバー作品も読んでみます。『鎧』とのクロスオーバーだなんて、贅沢すぎます!
素敵な読書体験をありがとうございました。
畑中希月さま

なんと…こちら作品もこんなに早く読了くださったうえ、本当に丁寧なご感想まで有難うございます。

しのりんとゆのぽんの物語、もう少し読みたいとまでおっしゃっていただけて、これはもう書き手冥利に尽きることだなと思いました。
ほんとうにありがとうございます。

LGBTQ+については、私自身まだまだ不勉強だなと感じていまして。
しのりんがこれ以上体が男性化しないうちにホルモン療法などを受ける場面なども入れた方がよかったのか…等々、いまだに考える部分が残っている状態です。

ゆのぽんの家庭環境は…本当にね、こういう思いをしている女の子がまだまだ沢山いて、声なき声をあげつづけているのではないかという危惧とともに書かせていただきました。
ヤングケアラーについても、近年ようやくテレビなどでもよく聞くようになってきましたが、実際は長年あった問題だろうと思います。

ゆのぽんの場合は性自認はおそらく女性なのですが、父親からされたことその他が原因で自分の女性の部分を嫌悪する形になっている……という状態でしょうか。

ゆのぽんの問題が本当に終わるのは、恐らく親が他界するときではないかな……とも思っています。今はともかく、まず遠くの大学に受かって物理的に離れ、次に次第に心理的にも距離を置けるようになってほしいなと。書き手としてはそのように希望しています(私自身がそのようにしてきたので)。

そしていつかは、愛するだれか、大親友とでもいいので、おだやかに生きていける未来があってほしいものです。

こちらも長々とお返事をしてしまいました。
ついつい、頂いたご感想が嬉しくて書きすぎてしまいますね。
お忙しい中、本当にありがとうございました(*^-^*)
[良い点]
この小説は、書こうとしても簡単には書けそうも無いような難しいテーマだと感じました。
LGBTにしっかり理解があるからこそ、数々のBL作品も書けるんですね。
ゆのぽんとしのりんの二人の色んなエピソードを、もっと読みたいなって思いました。
ほづと、しのりんのこの先も( ´▽`)
[一言]
ゆのぽん達の物語は、まだこの先も続いて行く……ほづのお兄さんの物語も気になるので、次はシリーズにある冬のコクリコに行ってきます(*´ェ`*)
ああ、でも…鎧シリーズ大好きな私としてはcrossoverも気になるし…どっちから読むのが良いのでしょうか(^◇^;)
  • 投稿者: Tiroro
  • 2021年 01月05日 20時46分
Tiroro様

ご多忙中のところ、拙作を少しづつ読み進めて下さり、最後にはご感想まで、本当にありがとうございます。

LGBTsについては、個人的にまだまだ不勉強というか、理解したい思いはありつつもこんなことは余計な詮索に過ぎないのではないだろうか…とか、様々に思うところはあるのですが、ひとまず前向きに受け止めてくださって嬉しく思いました。勇気が出ました。

ほづとしのりんのお話、ほづの兄とそのお相手のお話、そして「鎧」とのコラボレーション話などなど、いつものように雑多に書き散らかしておりますが、また何かお好みに合う物がありましたら幸いです。

あたたかなお言葉によるご感想、まことにありがとうございました(*´ ꒳ `*)

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