感想一覧
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[良い点]
まず文章が上手いなあと感心しました。無駄な修飾のない非常に端正な文体で読みやすいです。個々の描写が過不足なく書かれているのはもちろん、更に素晴らしいのは小説全体で見て、描写の濃度調節が薄すぎず濃すぎず、絶妙な配剤で綴られている点です。例えばそれぞれの刑事など細かい人物にもささやかながらもきっちり性格が描かれていて、混乱が起きないようになっています。片桐さんの文章に対する感覚はかなり優れているものと思います。
次に物語の点です。最初の章立てからして一人二人……と犠牲者の数を段々と増やして行き、見る者のある種の「期待」を煽る仕掛けは卓抜です。入り組んだ病棟で起きる事件、尋常ならざる方法で犯行を重ねる正体不明の人物、どちらも不気味極まりないです。非常に興味をそそられます。
[気になる点]
全体として現時点ではほとんど欠点はないと思います。
私があまり感心しなかったのは全体に亘ってダッシュ「――」の使用が多すぎる点くらいです。これは多分に個人趣味の問題であり、些末事なのであまりお気になさらずとも大丈夫です。雰囲気づくりに貢献している面もありますので。
[一言]
ご依頼をお受けした香坂です。大変お待たせしました。
正直に言ってこの小説、現段階ではまったく先が見えません(勿論いい意味で)。なのでポイント評価は、もっと物語が進んでから改めて後日ということにさせていただきます。誠に勝手ですがお許しください。
この物語がどう化けるのか、楽しみしてお待ちしております。その際は改めて批評に参ろうかと思う所存です。
まず文章が上手いなあと感心しました。無駄な修飾のない非常に端正な文体で読みやすいです。個々の描写が過不足なく書かれているのはもちろん、更に素晴らしいのは小説全体で見て、描写の濃度調節が薄すぎず濃すぎず、絶妙な配剤で綴られている点です。例えばそれぞれの刑事など細かい人物にもささやかながらもきっちり性格が描かれていて、混乱が起きないようになっています。片桐さんの文章に対する感覚はかなり優れているものと思います。
次に物語の点です。最初の章立てからして一人二人……と犠牲者の数を段々と増やして行き、見る者のある種の「期待」を煽る仕掛けは卓抜です。入り組んだ病棟で起きる事件、尋常ならざる方法で犯行を重ねる正体不明の人物、どちらも不気味極まりないです。非常に興味をそそられます。
[気になる点]
全体として現時点ではほとんど欠点はないと思います。
私があまり感心しなかったのは全体に亘ってダッシュ「――」の使用が多すぎる点くらいです。これは多分に個人趣味の問題であり、些末事なのであまりお気になさらずとも大丈夫です。雰囲気づくりに貢献している面もありますので。
[一言]
ご依頼をお受けした香坂です。大変お待たせしました。
正直に言ってこの小説、現段階ではまったく先が見えません(勿論いい意味で)。なのでポイント評価は、もっと物語が進んでから改めて後日ということにさせていただきます。誠に勝手ですがお許しください。
この物語がどう化けるのか、楽しみしてお待ちしております。その際は改めて批評に参ろうかと思う所存です。
香坂さま
感想いただきましてありがとうございます。
再び、批評いただけますよう更新してまいりますので是非、またいらしてください。
ありがとうございました。
感想いただきましてありがとうございます。
再び、批評いただけますよう更新してまいりますので是非、またいらしてください。
ありがとうございました。
- 片桐洋右
- 2010年 04月23日 22時37分
[良い点]
・高い文章力に感激しました。批評依頼絡みで色々な作品を読んできましたが、「なろう」内では上位五位に入る筆力だと思います。ホラーというジャンルでは、地の文に安定感がないと読んでいて白けてしまうものなので、かなりポイント高いですね。
・第一発見者である小倉美奈の描写が中々見事です。すごく伝わるものがありました。
・描写を蔑ろにせず、といって決してくどくもなっていない点が、全体として非常に良かったです。
・「ごみ箱の中をあさって自慰の有無を確認し」……怖い! 母親ってそういうもんですか?!(笑) 山のようなティッシュとか、ほのかなカルキ臭とかで丸バレですか……(笑)
・捜査本部での会議のくだりが良かった。自分もその場に居合わせたかのようでした。
[気になる点]
・「第一章 ひとりめ 1」より。「子供が鳴く時のような」→「子供が泣く時のような」に。
・「ひとりめ 2」より。「背の高い前川には」の文頭のスペースを削除してください。余分に入っているようですので。
・「ひとりめ 3」より。「削ぎ落とされたように」の文頭にスペースを。
・「ひとりめ 5」より。「?」と「―――」の間にスペースがない箇所があります。
・「ひとりめ 6」より。「私は人間の首を~」のアタマにスペースが入っているようですので、削除を。
・「ひとりめ 8」より。「芳子は、やはり~」の冒頭にスペースが余分に入っているようですので、削除を。
・ダッシュの使用頻度の多さがちょっと気になりました。うーん、使ったからどうってわけではないんですが、回数が多すぎるとどうも安易に見えてしまいます。
・「ふたりめ 5」より。「今年は桜の散りが遅い、」の読点は句点にした方が。
・「白いベット」→「白いベッド」に。
[一言]
ご依頼お受けしましたnakonokoです。拝読させていただきました。
自分も、地元の古い大学病院に二ヶ月近く入院していた経験があり、そのことをリアルに思い出してしまいました(笑) ほんと雰囲気あるんですよね~。ああいう場所って。
もちろん怪談は囁かれていましたが、実際に怪異に出会うことはありませんでしたね……ホラー好きなので、残念というかなんというか。
それはさておき、上にも書きましたが、まず流麗な文章に感嘆いたしました。誤字脱字もほとんどなく、説明的な箇所ですら読むのが苦にならなかったです。
スプラッタな場面も、整然とした文章によって、鮮やかな映像として想像することができました。また、警察関連、解剖所見に関する用語等もリアリティをもって書きこなせており、感心しました。こういった物語を書くにあたり、よほどしっかりと情報収集をされたのか、或いはご自身が関係者であるのか、ともかくも文章に不安定な要素がないというのは素晴らしいことだと思います。
敢えて難をつけるとすれば、主役?である前川の存在感の薄さがやや気になるという点ですかね。ただ、こういった硬派なモダンホラーでは、群像劇風に物語が展開し、視点もそのたびばらつくやり方がめずらしくはないので、それが特に問題だというわけではありませんが。
(「なろう」内で読者数を上げようという意識がもしあるのであれば、省みてもいいかと)
で、ここまで拝読させていただいた時点で、犯人像はある程度読者の中に浮かび上がってきたかと思われます。それをいかに裏切るかが今後の鍵ですね。
最後に。これだけのレベルの作品を「なろう」内で発表するのはもったいないような気が、個人的にはします。
お気に入り登録をさせていただきますので、今後も更新がんばってくださいね(^^)
・高い文章力に感激しました。批評依頼絡みで色々な作品を読んできましたが、「なろう」内では上位五位に入る筆力だと思います。ホラーというジャンルでは、地の文に安定感がないと読んでいて白けてしまうものなので、かなりポイント高いですね。
・第一発見者である小倉美奈の描写が中々見事です。すごく伝わるものがありました。
・描写を蔑ろにせず、といって決してくどくもなっていない点が、全体として非常に良かったです。
・「ごみ箱の中をあさって自慰の有無を確認し」……怖い! 母親ってそういうもんですか?!(笑) 山のようなティッシュとか、ほのかなカルキ臭とかで丸バレですか……(笑)
・捜査本部での会議のくだりが良かった。自分もその場に居合わせたかのようでした。
[気になる点]
・「第一章 ひとりめ 1」より。「子供が鳴く時のような」→「子供が泣く時のような」に。
・「ひとりめ 2」より。「背の高い前川には」の文頭のスペースを削除してください。余分に入っているようですので。
・「ひとりめ 3」より。「削ぎ落とされたように」の文頭にスペースを。
・「ひとりめ 5」より。「?」と「―――」の間にスペースがない箇所があります。
・「ひとりめ 6」より。「私は人間の首を~」のアタマにスペースが入っているようですので、削除を。
・「ひとりめ 8」より。「芳子は、やはり~」の冒頭にスペースが余分に入っているようですので、削除を。
・ダッシュの使用頻度の多さがちょっと気になりました。うーん、使ったからどうってわけではないんですが、回数が多すぎるとどうも安易に見えてしまいます。
・「ふたりめ 5」より。「今年は桜の散りが遅い、」の読点は句点にした方が。
・「白いベット」→「白いベッド」に。
[一言]
ご依頼お受けしましたnakonokoです。拝読させていただきました。
自分も、地元の古い大学病院に二ヶ月近く入院していた経験があり、そのことをリアルに思い出してしまいました(笑) ほんと雰囲気あるんですよね~。ああいう場所って。
もちろん怪談は囁かれていましたが、実際に怪異に出会うことはありませんでしたね……ホラー好きなので、残念というかなんというか。
それはさておき、上にも書きましたが、まず流麗な文章に感嘆いたしました。誤字脱字もほとんどなく、説明的な箇所ですら読むのが苦にならなかったです。
スプラッタな場面も、整然とした文章によって、鮮やかな映像として想像することができました。また、警察関連、解剖所見に関する用語等もリアリティをもって書きこなせており、感心しました。こういった物語を書くにあたり、よほどしっかりと情報収集をされたのか、或いはご自身が関係者であるのか、ともかくも文章に不安定な要素がないというのは素晴らしいことだと思います。
敢えて難をつけるとすれば、主役?である前川の存在感の薄さがやや気になるという点ですかね。ただ、こういった硬派なモダンホラーでは、群像劇風に物語が展開し、視点もそのたびばらつくやり方がめずらしくはないので、それが特に問題だというわけではありませんが。
(「なろう」内で読者数を上げようという意識がもしあるのであれば、省みてもいいかと)
で、ここまで拝読させていただいた時点で、犯人像はある程度読者の中に浮かび上がってきたかと思われます。それをいかに裏切るかが今後の鍵ですね。
最後に。これだけのレベルの作品を「なろう」内で発表するのはもったいないような気が、個人的にはします。
お気に入り登録をさせていただきますので、今後も更新がんばってくださいね(^^)
- 投稿者: 退会済み
- 2010年 04月11日 23時48分
管理
nakonoko さま
感想いただきましてありがとうございます。
とても励みになります。ありがとうございます。
結末はきっと驚いていただけると思っています。
是非、又読みにいらしてください。
感想いただきましてありがとうございます。
とても励みになります。ありがとうございます。
結末はきっと驚いていただけると思っています。
是非、又読みにいらしてください。
- 片桐洋右
- 2010年 04月12日 00時05分
[良い点]
読ませて頂きました。
病院がステージになっている所から、恐怖感が沸きあがってきます。
人間の恐怖心を誘う場所と考えると、病院、学校、廃屋となるのでしょうね。
良く、そんな話をしていますが、正にその恐怖心を煽る場面を選んだところが、ポイントを付いているなと感じました。
こういった、心理を付いた場所を設定するのも、面白いかも知れないと感じました^^
[気になる点]
背景を暗くされているのですね。
ちょっと、読みづらいかも。
目が痛くなってしまった(私だけかも(笑))
[一言]
感想をありがとうございました^^
読ませて頂きました。
病院がステージになっている所から、恐怖感が沸きあがってきます。
人間の恐怖心を誘う場所と考えると、病院、学校、廃屋となるのでしょうね。
良く、そんな話をしていますが、正にその恐怖心を煽る場面を選んだところが、ポイントを付いているなと感じました。
こういった、心理を付いた場所を設定するのも、面白いかも知れないと感じました^^
[気になる点]
背景を暗くされているのですね。
ちょっと、読みづらいかも。
目が痛くなってしまった(私だけかも(笑))
[一言]
感想をありがとうございました^^
- 投稿者: 退会済み
- 女性
- 2010年 04月10日 19時49分
管理
感想ありがとうございます。ご指摘を参考に背景を読みやすく変えてみました。
- 片桐洋右
- 2010年 04月12日 00時03分
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