感想一覧

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[一言]
地味にリアリティのある作品でした。
幸い私は自分の手にあまるほどのものを抱えたことはありませんが、うっかり持ち過ぎた人は大変でしょうね。維持のストレスが。

金髪ポニテの子は神様と書かれているのに、私には、ストレスの溜まりすぎた主人公が創り出した幻覚にしか見えなかったという。
主人公、そのうち線路に飛び込むんじゃね? と思ったのは私だけでしょうか。

最後をどうとるかは個人差ありそうですね。
  • 投稿者: 夕立
  • 2017年 06月21日 22時22分
リアリティを感じて頂けて嬉しいです。

作るよりも維持するほうが、トータルコストはかかるのが常ですよね。作る前に本当に作る価値があるのかを考えることが大切ですよね。私生活もお仕事も。

一人称で書かれているので、金髪ポニテの子の本当の正体は謎ですね。主観としては存在している、としか言えないですよね。

感想いただきましてありがとうございました。
[一言]
楽しいです。短編なので、深みを出し切れないとはおもいますがそのなかでも、非常に完成度の高い作品だと感じました。
  • 投稿者: あかいいろ
  • 30歳~39歳 男性
  • 2017年 06月21日 20時06分
暗い話なのに、楽しいと思ってもらえるのは嬉しいです。楽しく書きました。長編も力がついたらチャレンジしてみたいです。

感想ありがとうございました。
[良い点]
私は考察とか解釈とか、そういうのはあんまり考えないタイプなのでこの作品にどんな意図があるのかとかは理解できませんが、よかったです。

よかった。感覚的な感想ですが、本当にこの一言に尽きる作品だと思います。
久しぶりに良作と巡り会えました。
[一言]
頑張って内容を読み解いてみます。そう思える作品でした。
お読み頂きありがとうございます。

ざらっと読んで面白いなと感じて頂けたのであれば、考察とか解釈とかは考えなくてもおけーです。というか、何だか分からないけど良かった、と思ってもらえるのは、とても嬉しいです。

一応の自分としての答えは考えて書いているつもりなので、謎解き(?)がお好きな方は、そのあたりも探って頂けると暇つぶしになるかもです。おまけですね。

感想まで残して頂き、ありがとうございます。
書いて良かったです。
[良い点]
あ、どーも。もぐらです。

これはですね。酷く近く見える人と、凄く遠くに見える人に、分かれる作品なんじゃないかなって思います。
遠く見せるよう少し主人公を病的に書いている。
本当は普通の平々凡々な主人公なのに。

手放したいようで、自分の限られた心のスペースを守ることに、逆に執着しているように見える。
弱い人にしかわからない、弱い人だけが持ちうる、鈍く持て余す思いみたいなものが、丁寧に描かれて、正直めちゃくちゃ良かったです。

ぺちゃんこになりたいのは、自殺願望なのかなんて、ぼくは途中一ミリたりとも考えませんでした。
かといってのうのうと生きていたくもないみたいな、どっちとも取れないあやふやなものなんだと、勝手に解釈。
もわっとして輪郭をぼやけさせた中に、祈りや切なる願いを隠した超良作でした。

[気になる点]
1、奥さんというキャラクターが、ヒーロー物なら勧善懲悪の悪役みたく書かれていたこと。
ガンダムに出てくるシャアよろしく魅力的な悪役が好きです。

意図的に奥さんの人間味を排除して主人公同様、やや病的に書かれていたことは、重々わかるし、それが彼の世界で、彼にはそう見えてるってのがこの作品の魅力なので、悪いところでなく寧ろ良いところなのですが、なんかこう……キャラに同情みたいな。もしも、ぼくがこの奥さんのモデルなら、「もっと可愛く書いてよ。ぷんぷん」とクレームを言います。

2、実際は何も解決していないこと。若しくは問題さえ起こっていないこと。エンタメ畑の読者は物足りないかもしれません。

好きな作品には、何か一つでも意地悪言いたくなる方で、性格の悪いもぐらをお許しください。
[一言]
ラスト彼女の正体に触れるような感じのことが書かれてまして、彼女は誰なのかが、取り敢えずのところ種明かしされてました。

ずっと彼女は誰なのだろうかと、推理小説よろしく考えてまして、初めは夢のようなもの、或いは妄想のようなものなのかと思いまして、しかしながらこの人はもしかしたら同じくここに迷い込んだ人なのじゃないかなと。

なので主人公は次に迷い込んだ人に、頑張れって背中を押してあげるのかなーと、予想してましたが、
壮絶に外しました笑

とても良作で、しかも凄く好みのお話でもありました。
企画の主催者の立場で、こんなことは言っちゃいけないのですが、きっとぼくのことをよく知ってる人は、「もぐら、この作品すきなんだろーなー」って、バレていることと思います。

読ませて頂きありがとうございました。



お読み頂きありがとうございます。
せっかくなので、いつもの作風でも企画参加させて頂きました。

近くに見える人と遠くに見える人は分かれると思います。その溝と、この話の中で描いた溝は似ているのかもです。

空からいろんなものがふってきて、それをこなすのに精一杯になる。不器用な人は、コントロール不能になってこなせなくもなる。そもそも、なんでこんなことやってんだっけ?みたいな感情は、特に年をとるにつれ、多かれ少なかれ誰にでもあるのかなあと思いました。そういう琴線にうまく触れれたらいいなあと思いながら書いてみました。遠くに感じさせてしまったのは、持ち出した話が良くなかったのかもです。

気になる点について。主人公にも悪い点はあって、主体性がない点です。その辺で悪のバランス(?)がとれるようには配慮したのですが、魅力的な要素を入れるという発想はなかったです。なるほど。普段あまり悪役を書かないので、思いつかなかったです。

2つ目は、投稿後の反応を見て、確かになあと思いました。地味な話でどうひっぱるか、クライマックスでインパクトを残せるかは、自分なりに工夫したつもりだったので、もうちょっと読者を引っ張れる見込みでした。エンタメ観点では、何も起こってない物語ですね。2chに晒すと「え、オチは?」と言われるパターンですね。

自分としてはこういった薄暗い感情の話を、エンタメやコメディでうまくラッピングして、少しでも多くの読者に食べさせられるようになりたいと思います。参考にさせて頂きたいと思います。

感想ありがとうございました。
自分もこういうためになる感想が書けるようになりたいです。うむむ。
[良い点]
 するする流れる文章が読みやすくて、面白かったです。
 実際、こんな夫婦が居そうなリアリティがありました。

 太巻きで繋がるあっちとこっち。

 世間的に見れば、それなり以上に「幸せの条件」が調った主人公の閉塞感。

 きっと、そのほとんどが周囲の期待や、周囲が良かれと思って勧めたことで、彼自身が自ら望んで手に入れたものが、あんまりなかったからなんじゃないかな。
 誰かに「この札を引くべき」「こっちの札を引きなさいよ」と言われるままに引き続けて、フラッシュを揃えても嬉しくない……みたいな。
 この人の手に持てるカードが二枚だったとしても、「五枚揃えるのが常識でしょ」と許してくれない人たちに囲まれていたら、辛いだろうなぁ。
 持っている物を一旦、手放さないと手に入れられない種類の幸福もあるんじゃないかな。
 ……とか、色々考えさせられるお話でした。
[一言]
 この奥さん、面倒臭い人だなぁと思いました。
 自分の生命を人質にして脅迫。
 主人公が奥さんにDVしているように見せかける演技。
 結婚自体、この「無難な幸せの条件が揃った男性」を手に入れる為に、この手段で押し切ったかのような……

 この夫婦にはお互い、愛情はなさそうです。
 夫「親や周囲がこの娘いいよって言うし、特に嫌いじゃないし、断る理由がなかったから」
 妻「この人なら、(色んな条件を満たしていて)私を幸せにしてくれそうだったから」
 惰性&打算。
 主人公の言うように、別の人と再婚した方がこの奥さんは幸せになれそうです。
 でも、戸籍に×が付くのがイヤなのと、年齢的に同じ好条件の人と再婚できなさそうだから、奥さんはしがみついて離れないだろうなぁと、遠い目になりました。
お読み頂きありがとうございます。

非現実的な描写が多い中、リアリティを感じて頂けたのは嬉しいです。

そうですね。主人公の手に入れたものの大半は、自分の意思で選んだものではなさそうです。「手札」の比喩は、主人公の状況をあらわすのに非常に分かりやすいですね。手札の比喩に例えると、主体性なく手札を揃えたのは、主人公の罪でもあると思います。一旦手放して、本当に必要なものを選び直す勇気が必要なのかもです。

なるほど。二人の関係は一言で言えば、確かに惰性&打算、ですね。分かりやすいです。

このように感想をお聞きすると、まだまだ分かりやすく表現できる余地はあったのだなあと思いました。自分の中では結構がんばったつもりの箇所でもあるので、そういった気付きが得られたのはとても有益でした。

感想ありがとうございました。
[良い点]
とても面白かったです。

どこかで聞いたことのあるような夫婦の会話がよかったです。多くを持てない人というのは確かにいて、人並みの幸せ求めるひと(もしくは与えられるべきだと思っているひと)とはソリがあいません。
そんなものが作り上げた日常みたいなものは、早く壊れてしまえばよいと思いました。

帰り道、職場のビルを一蹴りしてきました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 06月19日 20時55分
管理
読んで頂きありがとうございます。

お互いが「自分ばっかり」と思う感覚は、どこにでもあるのかもですね。壊したい日常は、土台がしっかりしていて壊れないものなのかもです。と、感想を読んでて思いました。主人公の気持ちを汲み取っていただけて嬉しいです。
[一言]
何気に奥さんが可哀想だと感じました。好きなタイプの女性ではありませんが、この旦那さんと住むのは大変だねと同情してしまいます。

ハルキ作品だと、僕を理解できない妻が家を出て僕の非日常が始まるパターンだと思いましたが、佐々雪さんの主人公はしょっぱなから飛ばしてくれました。自殺願望なのか、逃避願望なのか判断がつきませんでしたが、暗い願望をふつふつと抱く中年男の、歪んだ非日常描写がツボです。
コンビニの棚の描写で、彼のしずかなクレージーっぷりが伝わってきました。やっぱり奥さんに同情します。笑。友達になりたくない。近づきたくない夫婦でしたが、作品としては美味しいキャラでした。ごちそうさまでした。
ふむふむ。奥さん側の肩を持って頂き(でもないのかなw)、ありがとうございます。登場人物を嫌ったり同情してもらえたりとか、少しは人間が書けるようになってきたのかな。と、ポジティブに捉えてみます。

歪んだ描写やコンビニのシーンも含め「こんな光景は想像したこともなかったなあ」というものを頭の中に写せたら幸いです。いくつかでも心に残りますように。

食べにくい作品だったと思いますが、ぜんぶ食べていただけて嬉しいです。
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