感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
<< Back 1 2 3 4 Next >> 
[一言]
44 一人じゃないまで読みました。
他の子のママとの距離、気の使いあい、後ろめたさなど、母親であるにけさんにしか書けない視点だなと思いました。

自分のからに閉じ籠りっぱなしで気付かなかっただけで、やっぱり夕子も七緒もひとりぼっちじゃなかったんですね。

感想をありがとうございます!

子供が時に影響を受けてしまうかもしれないという点はあるものの、ママ達の人間関係も職場での人間関係とそれほど変わることはないのかなあと感じます。
職場でも立場や抱えているもの、影響を受ける人などのことを背負いながら仕事が円滑に行くように、動きますものね。
子供の頃のように背負うものがなく自分の気持ちのままにというわけにはいきません。


夕子は孤独を感じていましたがおそらくそれは違う角度から見ると誰しもかもしれません。

夕子はなんでも持っているのに……と希望の進路がかなわなかったころからかかえていた気持ちをぶつけた千秋も実は「私には能力がない、自分はダメだ」なんて夕子と同様の気持ちを抱えていたかもしれない。

愛羅が障害を持って生まれてきたのは「私のせいだ、自分はダメだ」私が親になんかなろうと思わなければなんて愛羅ママも悲観していたかもしれない。

友梨が人に手を出すのは「私が母親として失格だから」じゃないの?ちゃんと確認もせずすぐカッとしてみっともない私と友梨ママは泣いているのかもしれない。

そしてそれをどこかでそっと吐き出したり、平気な顔で笑ってやりとりしたり、日常をこなす中整理をしながら生きている。

誰しも孤独なところを持ちながら自分で立っているんだな〜って思います。
そういう意味ではみんな全然違うけど、同士なんだって思ったりします。
夕子が一人で立つためには、ここからもう一歩新しい景色を見る必要がありそうです。
[良い点]
夕子の気持ちが手に取るように伝わってきて、思わず泣いてしまいました。

》 普通じゃない?
 そんな風に見えないよ。
 大丈夫、気にしすぎよ。

これ、言われるんですよね。慰めてくれてる、励ましてくれてるんですけど、余計に不安でもやもやする。そうじゃないんだって反論できないもどかしさ。

この子にとって、私はなんなんだろう。母親どころか、その他大勢ですらない。そこにある物って感覚。
この子はずっと一人なんだろうかって思うと、悲しくて、悲しくて仕方がなかった。

思い出して泣けました。

私は夕子さんみたいに、真面目でも繊細でもなかったですけどね。
[一言]
誠司さん、いい男です。
夕子が自分を乗り越えて、誠司に頼れるようになることを祈っています。
自分が駄目なんじゃないんだって、夕子が七緒を愛しているように、他の人も夕子を愛してるんだって気づいてほしい。自分を肯定してほしい。

この作品はめちゃくちゃ痛くて、悲しい。けれど優しい。
とても意義がある作品だと思います。
どうか、誰かが救われますように。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2018年 03月04日 17時14分
感想を、そしてレビューまで!どうもありがとうございました!

お返事が遅くなってすみません。
なかなかうまく人と気持ちをシェアできない孤独感、我が子の人生がどのようなものになるのかに対する不安。
遥さんも悲しい気持ちをどうにかこうにかして進んでこられたのですね。

私もあ〜なかなかしんどいな〜〜と思いながらの執筆でした。
夕子も、苦しむ夕子に届かない誠司も、手を差し伸べるつもりだった千秋も息苦しくて。

夕子はほんとウルトラセンシティブですよね。
おっしゃる通り誰かに頼ることができればいいなって願います。

優等生タイプの夕子にとって相手の気持ちを感じ取るセンサーが少しずれている七緒は最も自分の弱点を突いてくる相性。
それだけ自分を振り返り発見する機会をくれる運命の相手かもしれません。

物語までの終わりまであと少し。
頑張ってかき進めたいと思います。
力をいただきました。
ありがとうございました!!

[良い点]
このタイミングの更新はもしや、ひな祭りネタか!?
今日くらいは、なんかハッピーな感じの……!!
[一言]

 俺が甘かった―――
  • 投稿者: 古川アモロ
  • 30歳~39歳 男性
  • 2018年 03月03日 23時32分
感想をありがとうございます!

だよね〜www
ひな祭りの日すらダークどん底w読んでくださりありがとうございます。
これに懲りずまたいらしてくださいな❤️
地味に再開していきます〜

ありがとうございました!
[良い点]
夕子の感情が、強く、まるで胸を掴まれたように感じるほど文章に力があるように感じました。また私も発達障害の当事者なのですが、発達障害児の親の立場からの感情を改めて知ることができ、参考になります。またそれ以外にもママさん方の目や考えの違いなどが極めてリアルに、そこにあるように描かれているところで夕子に感情移入することができ、すごく楽しいというか、いい読書体験ができました。
[一言]
夕子のこの先や、七緒ちゃんの生育などがきになります。
どうか七緒ちゃんには特技を見つけて自信持って生きてほしいと、夕子には少しでも理解者と喜びが増えることを願うばかりです…すごく良かったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 12月21日 20時08分
管理
感想をありがとうございます。

お返事大変遅くなってしまいました!
内容が内容だけに書くときにどうしても誰かを傷つけるんじゃないかという気持ちが起こってしまいます。
けれどこうして当事者、親の立場の方いろんな方に読んで気持ちを伝えていただけてホッとしています。
どの人の人生もその人の視点から逃れられないように夕子の物語は、外から見るともっとどうにかならないかとやきもきしますが、夕子なりの解釈で進んでいきます。
これが発達障害の子を持つ家庭の話、七緒と誠司と夕子のケースでしかない、もっと他に全然違うケースもいっぱいあることを思いながら一つ描きあげていきたいと思います。
ありがとうございました。
[一言]
いつもながら夕子に共感しすぎて、もう吐きそう(>_<)

>私の感覚はおかしくて間違っているから、自分では正解を選ぶことができない。

この感じ、わかりすぎます。

唯一違っているのは、わたしは夕子ほど完全に自分を消すことができなかったということ。
そして、普通でないことに対しての負い目を感じていないという意味では、息子は七緒ちゃんと重なる部分があるかもしれません。

ものすごく苦しんで努力して周囲に適応してきた夕子にとって、適応できない七緒はまだまだ頑張りが足りないように思えてしまうし、ありのままの七緒を受け入れることは、自分の生き方を否定することになるから、無意識のうちに拒絶してしまう。

否認の壁……崩れていくのでしょうか、ものすごく気になります。


いつも感想をありがとうございます!

今回夕子は七緒と自分を重ねました。
でも二人は同じような体験をしているように見えて実は根本的に違っています。

そもそも他者が入ってこない七緒。
他者という恐ろしいものに受け入れられたくて(感受性が高く他者が入りすぎて)、自分の感覚を無視し正解を探るのに必死な夕子。

真逆と言っていいかもしれません。

それなのに重ねてしまうと冬子さんのおっしゃる通り、同じようなことがあったけど私は乗り越えた。
七緒の頑張りの問題じゃないかと言わずとも心で相手を責めてしまいます。

知っている、同じだ、共感できると感じると、どうしても相手を見ることをやめて自分の経験に目が向いてしまいます。
その結果、相手は私ではないのに過去の自分と重ねて、この子だけでも救いたいと躍起になってしまう。
思いが強ければ強いほど、善意で却って相手を追い詰めてしまう。

親だけでなく経験値のある大人はどこかしら”知ってる”の罠に惑わされます。
共感で救われることもあるのですが、やっぱり相手は私ではないはかりしれないもの。
そう思ってきちんと見ていられますようにと自分にも言い聞かせたりして……。


このように似ているように思えても、実は見ている景色は全然違うかもしれません。
引っかかっているポイントが違っているかもしれません。
そういう意味で七緒に診断が下りていて具体的な手引きがあることは幸いです。

そして夕子は夕子の課題にゆるゆると向かっていくのです。
[一言]
これ七緒ちゃんの感覚がとてもわかるだけに辛いなぁ。
確かに好きなことは覚えやすいのだけれども、関心があっても覚えられない時や反対に嫌なことが忘れられずにフラッシュバックすることもある。
だから障害で、夕子さんの希望は打ち砕かれるのだろうと思うと、つらいなぁ。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 09月10日 13時33分
管理
感想をありがとうございます!

できたりできなかったり、興味によってものすごい記憶力を発揮したり全く取り組めなかったり。
このムラが、わざとではないか、やればできるのだから、努力が足りないのだ、我儘だ、などの誤解を呼びますね。

そもそもアンテナが雑多だから、大事な情報を選別できたりできなかったりしてそもそも正確に入ってなかったりするんだけど、それがどういうことかやっぱりなかなか伝わらない。
当事者もなぜなのかわからず自分を責めてしまいがちなところだと思います。
そういう意味で伝えることそのものが結構困難ですね。

頑張っても頑張ってもできないことをわかってもらえないということが。
そばにいてもわかってあげられないということが。
人にわかってもらえない姿をそばで見ていて何もできないということが辛いなあと私も思います。

届くといいな、と思います。
ありがとうございます。


[一言]
どうにも胸が苦しくて、ひと言書かずにいられなくなりました。

>私がもっとしっかり指導して、この世界に合うように七緒を変えてやらなきゃいけなかったのだ。

>あんなによくしてくれる園なのに、それでも馴染めないのはおかしい。
 
>このままの七緒ではどこにも適応できない。

この気持ち、わかりすぎます(泣)

普通になって欲しいと願うこと自体が、七緒を根本から否定していることなのに、それさえもわからないほど追い詰められた夕子の気持ちが、痛いほど伝わってきます。

夕子も結局はいい子の状態でしか受け入れてもらった経験がないのですよね。羽目を外せなかったのは、ありのままの自分は受け止めてもらえないことを感じていたからなのでしょうね。
そんな夕子が、ありのままの七緒を受け止めるのは、本当に難しいことなのだと思います。

感想をありがとうございます!

夕子に共感してくれて、癒されます。
もう限界、必死な夕子ですが、この方向で何をやってもほんと光が見えませんよね。
進めば進むほど自責ばかりが募ります。

夕子は感受性の高い敏感な子供だったのだと思います。
相手の動き一つから、言葉にない多くのメッセージを受け取って翻弄されてしまうタイプ。
家族がただ思ったことを思ったように口に出し忘れてしまているようなことも、ずっと重く受け止めてきました。
期待を敏感に察知して、自分の気持ちを後回しにし、いい子でいたのでしょうね。
波風を立てずに。
そうしないと敏感なので生きることがきつかったんだと思います。
最初から世の中が怖いんですね。
安心したことなんてないし、そうであることを気づかれることもなかったんでしょう。

なのに七緒の存在はいつも夕子を波に晒してしまいます。
試練ですね。

それをただ苦しいと言えたらいいんだけど、求められている役割を感じ取ってそれくらいできないとと飲み込んでしまいます。
これまでそうしてやり過ごしてきましたからね。

でもそれが七緒のあり方そのものに関わるから葛藤だらけになってしまいました。
親ってほんと難しい……。

夕子が自分のことに目を向けるまで、もう少し。
でもそれはスタートであって解決ではないですね。

本当に長い旅です。
[一言]
千秋さん、苦しかったんだね……。

夕子はきっと誰からも助けてもらえる、構ってもらえる人だと思いました。守ってあげなくちゃと思わせられる。そのくせ、何事もすいすい進んでいるんだよね。受験も就職も結婚も。

ほんとに優等生で、朝子が羨ましがるはずだよね。

きっと七緒のことがなければ他人の思いになんか気がつかずに自分を卑下し続けて、それでも躓くことなんかなく人生を送っていたんだろうなぁ。

夕子が保守的で非社交的だからこそ、千秋さんは夕子の盾にならなきゃって思っていたのじゃないかな。それこそ優越感。完璧な夕子が自分を頼ってくれる。それが千秋さんにとってはプライドを慰めることだったのかなぁって。

だからといって、娘は千秋さんじゃないし、千秋さんの承認欲求を満たしてくれる道具ではないので。謝るべきは娘さんになんだよね。

夕子にあんなことを言うのは、弱音を吐き出すようで嫌だったろうけど、口に出したら楽になるから。千秋さんと夕子は元には戻れないだろうけど、千秋さんにも前を向いてほしいな。喧嘩できる間柄なら良かったのにね。
感想をありがとうございます!

本当に夕子自身は気がついていないかもしれないけれど、彼女はとても幸運ですよね。
バックアップしてくれる仲間がいるのだもの。
それに本人はとても能力が高い。
なのに全く自分に自信がない。
こんなイライラするやつなかなかいないですねw

この根拠のない自信のなさは一体なんなのかと。
できるんだからもっと堂々としていてほしいのに、どんな励ましも届きません。
揺れやすい自分の気持ちに溺れて苦しい夕子には、千秋たち夕子を支えたいと願う周囲の人の気持ちが目に入ってこないのですね。

そばにいる千秋の気持ちを想ってくれて嬉しいです。
無反応な七緒にアプローチしつづけた香澄のもやもやした気持ちが、かつて自分が夕子に抱いた無力感と重なり、本当のことはわかっていてもどうしても認められなかったのかもしれません。
千秋が気持ちを口にした分夕子から反応があればまた、新たな関係が生まれたかもしれないのに……歯がゆいですね。

そして不幸なことに彼女たちの問題は彼女たちだけのものではありません。
香澄、七緒という子供達がその関係や経緯の影響を受け、子供なりの視野で理解し考えを獲得して行ってしまうのですから。

なかなかに優しくない物語ですw
[良い点]
親が子供を、姉妹や夫婦が互いを想う気持ちは確かにあるのに、すれ違ってしまうそれぞれの思いが切ないです。子供の発達障害というテーマを扱っていらっしゃいますが、相手に障害があってもなくても、人や物事の表面を見ているだけでは、本当のところは決してわからないのかもしれません。ましてや障害があればなおさら……。
不器用でもいいから思いを伝え合えたら、今よりもう少し知識と想像力を持つことができたら、きっと私達は良い方向に向かっていけるのではないか。そんなことを考えさせられた作品でした。最新話は一つの山場といった感じですね。連載再開を楽しみにしています。

文体や物語の雰囲気がとても好ましく、ずっと感想をお書きしたいと思っていたのですが、オンオフ共に色々あり遅くなってしまいました(>_<)ご挨拶、お声がけが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
  • 投稿者: Kas
  • 2017年 08月14日 18時47分
感想をありがとうございます。

 描きながら時折こんな苦しいすれ違いで追い詰められていく話なんか、書く意味があるんだろうか? などと思うことがあります。
 それはこの話が「黒いネコの友達」という小説のサイドストーリーで、本編で夕子は未だ悶々と苦悩を引きずっているという事実があるからです。
 それだけに「星に願う」はどういう形でカタルシスを演出できるのかということが一つあります。

 個人的にはもがいてはいても夕子はとても幸福な人だと思っています。
 すれ違っているかもしれないけれど真に幸せを祈ってくれている人がいるからです。
 愛されているからです。

 そのことが伝わっていることがわかって本当にホッとしました。
 物語は現在山場。
 物語も私たちも良い方へ向かっていけるように、希望が見えるように描いていけたらと思っています。
 追ってくださり、そして感想を伝えてくださりありがとうございました。
[良い点]
発達障害者の親の視点、という部分に関し、僕が当事者であるのもあって両親の苦労を感じられたのがよかったです。きっとこんな風にうちの両親も感じていたのかな、などと考えると胸が痛くなります。しかしそれはそれだけ発達障害の周りについてよく理解がある、ということで、読んでいて参考になりました。また七緒ちゃんの特性や、発達障害の特徴もよく描かれていてよかったです。といいますか、「なんだ、僕か」と変な納得がありました。
[一言]
発達障害を理解し、強烈な個性と無駄な知識の中で生きている僕たちの世界を見る視線が暖かくて、読んでいて幸せでした。これからも応援しています。
  • 投稿者: 退会済み
  • 23歳~29歳
  • 2017年 07月22日 09時23分
管理
感想をありがとうございます!

読んで、それでも幸せな気持ちになってくれて嬉しいです。
発達障害児の親の視点で描く、となるとどうしても発達障害当事者をめぐる葛藤を描くことになります。
なので当事者が自分を責めてしまいたくなるのではないかというところが少し怖かったのです。
当事者にも様々あるように、親も、関わる人も様々。
この物語は一つのケースであり、実際はほんとうに様々であることも、含めて描けたらなと思っています。
私なりの精一杯で書き進めていきたいと思います。
すごく励みになりました。


<< Back 1 2 3 4 Next >>