エピソード60の感想一覧

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[一言]
万策尽きて、最後の頼みの土属性の魔法弾を打ち出せるだけの魔力が足りない……!となった時
颯爽と現れる援軍٩๑σ∀σ๑b
ジョースタックいい所を持っていきましたね!
感想ありがとうございます。

主人公が窮地に陥ったときに颯爽と登場する味方。「千両役者」の登場です。少年マンガの王道だと言われたこともあります。確かに王道というか使い古された展開なのですが、作者が個人的に大好きな展開であり、おそらく大好きな方は大勢いるものと思っています。

本作「【C++】ソフトウェア魔法の戦術教本~影の王を撃て!~」は「集団」が「影の王」と戦う物語です。アキムも頭は冴えていますが卓越した個人能力を持っているわけではありません。ジョースタックが助勢に現れたのは、ジョースタックと一緒にやってきた(尻を叩かれた者もおりますが……)魔法士全員の意思によるものです。

この辺り、民主主義が作品の根っこにあります。IT分野でも民主主義の考え方があって、プログラミングで作ったソースコードを世界中に公開して別の技術発展に役立ててもらう「オープンソース」という概念があります。インターネットほか情報通信技術の発展は、公開された技術に世界中の人間が手を加えて飛躍的に発展した経緯があります。コピーライト(著作権)に対抗してコピーレフトという言葉が生まれたほどです。

アキムが常に目指していた魔法の情報公開は、IT分野における民主主義と同じものとして描きました。同時に作品のテーマとして民主主義の肝は「情報公開」にあるのではないかと問題提起しています。

ちょっと脱線してしまったので本編の話に戻ります。(申し訳ありません。)いよいよクライマックスに進むわけですが、まだ物語は簡単に終わりません。巨大な敵というものはやはり一筋縄ではいかないのです。是非、最後まで楽しんでいただければ幸いです。
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