感想一覧

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[一言]
 拝読しました。
 するすると読める上に語り手の感情や設定を過不足なく説明する地の文を、非常に巧みとを感じます。
 一人称である分、ミラーハウスに入ってからの描写には直接対面しているかのような恐怖感がありました。語り手の混乱が臨場感に拍車をかけているのでしょう。

 後日譚は「良く変わったなら、生きやすくなったのならいいじゃないか」と思う反面、彼の原動力であったかに見えるイラつきを喪失した事により、行動力をも失って鏡像のように右に倣えをするばかりになるという結果であったなら怖いなとも思いました。
感想ありがとうございます。
読んでくれてありがとう、うれしいです。
[一言]
夏ホラーからお邪魔いたします。
関西弁の一人称の語り口が軽妙ですね。これが、標準語で書かれるとまた雰囲気が変わるのでしょうが、この軽妙さが逆に最後の怖さを引き立てていると思います。

単純にイライラしなくなって良かったねとは言えない違和感、そして自分自身がもしかしたら……と思っているにもかかわらず、どこか他人事めいて距離を置いて話をしていることにぞくっといたしました。

そして、こんな風に人が変わった彼のことを、こっちの方がいいなと思っている人が多かったらなんて想像するとそれもまた怖いのです。入れ替わった彼は、次元の違う別の彼と入れ替わるのか、永久にこのままなのか。のちのちまで色々と想像したくなる面白さでした。
感想ありがとうございます。
関西弁の文章というのに初挑戦でしたが面白がってくれたようで嬉しいです。
読んでくれてありがとう。
[良い点]
夏ホラーからお邪魔しました。
どこか古典落語のような起承転結が良いですね。
一人称の書き方や、最初から最後まで退屈させない作りをできているのもとても良いと思います。
[気になる点]
文章がやや平坦なのと、読み味かあっさりしすぎて、
ホラーというより、奇妙な話とか不思議な話という印章。
怖がらせるなら、もう少し文字数を増やしてイライラしていた方が更に怖い目に逢っている可能性を示唆できる一文が有っても良いですね。
  • 投稿者: 84g
  • 男性
  • 2017年 07月28日 15時30分
感想ありがとうございます。
次書く時の参考にさせてもらいますね。
読んでくれてありがとう。
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