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[良い点]
舞台の隅に座った舎人が地の文そのままにぼっちゃんのエピソードを語り、ライトアップされた中央では業平や彼と関わりのある人々が寸劇を披露する光景が目に浮かぶ、とても趣のある作品だったと思います。
それでいて、未来に生きる人々に向けたお話という形になっている為、題材である伊勢物語や平安時代についての知識が浅くとも分かり易く、興味をそそる語り口に、もっと読みたいと次へのリンクを押しているうちに最後まで読み切るほど夢中になっていました。
無理やり高子と引き離されてからの最期に蛍となって彼女に会いに行くシーンが印象的です。
今後の活動を応援しております。
ネット小説大賞(旧:なろうコン)担当者様

感想をありがとうございます。

夢中になって読んでくださったなんて、作者冥利に尽きる言葉です。
小説を書き続けていく糧をいただきました。

感想を書く、というのも大変な作業だと思いますが、「小説家になろう」ユーザーにとっては何より嬉しいプレゼントだと思います。

これからも、この感想サービスが続いていってくれることを願ってやみません。
  • 観月
  • 2020年 01月14日 21時13分
[良い点]
観月蛍さま、こんにちは。こちらでは、はじめまして。
『平安舎人日記』を読了しましたので、拙い感想を書かせて頂きます。

いやあ、面白かったです(^^)
古文はとても好きでしたが、『源氏〜』の方で手一杯で、『伊勢物語』はしっかり読んだ記憶はありませんでした。さすが名著、という印象です。
舎人くん達のツッコミ溢れる語り口調がまた楽しい♪ 単純素直な一号君と、文学的な教養あるちょっとニヒルな二号君の違いも興味深かったです。

業平さんは、確かに光源氏のモデルの一人ですね。語られるエピソードに『源氏』を彷彿とさせられ、思い出しました。
終盤、惟喬親王とのエピソードでは、ひとつの歌に二重三重の想いを重ねる和歌ならではの表現に、改めて感銘を受けました。いや本当に、和歌の名手だったのですよね。

最終話、幻想的かつしみじみとする蛍の描写、堪能させて頂きました。

楽しませて頂きました。ありがとうございます。
また他の作品も読ませていただきますね(^^)
それでは、乱文失礼いたします。
Azurite(藍銅鉱)さま

はじめまして!(*^^*)

私、実は古典はあまり得意ではありませんでした。
でも、いろいろ本を読み進めていくうちに、やはり古典も読んでおきたいと思ったのですね。ただ、文法的なことはもう無理なので(バッサリwww)大学の先生が素人向けに古典の解説をしてくださる講座を受講したのです。

これが、大ヒットでした。先生が良い先生だったのだと思います。

なんていうのでしょうか、通り一遍の学習ではわからないようなことを教えてくださいました。文法とかはナッシングで、これまた私向きでした。


惟喬親王の出てくるあたりのふかーい解釈は、私一人では到底たどり着けない領域です。
最初、先生の話を聞いた段階では「は? それって、こじつけじゃない??」と思ったくらいです。
で、それを飲み込んで、その解釈をこじつけと思われないような物語を盛っていく……というような作業だったように思います。

もうひとつ、裏話ですが「九十九髪」だけは、講習で取り上げなかった部分です。面白かったので、書いちゃいました。あそこは丸っと観月解釈となっております。

感想をいただけたことがうれしくて、長々と語ってしまいました。
私の萌が文章になって、こうして感想までいただけるなんて、すごく嬉しい事でした。
ありがとうございました。
  • 観月
  • 2018年 04月13日 22時54分
[良い点]
面白かった!

業平ってラノベ主人公になれますね(笑)
イケメンだしモテるし。
[一言]
はじめまして、紫藤サキさんの読了ツイより読みに参りました。
しばらく積読だったのですが、完結と聞いて!
舎人一号の心酔っぷりも、二号の冷静な所も良かったです。
伊勢物語、読み直そうと思いました(笑)
  • 投稿者: みにら
  • 2018年 02月20日 19時02分
みにらさま
はじめまして。


イケメン業平が活躍する伊勢物語は、きっと平安女子の萌え書だったのではと思います。
業平は光源氏のモデルのうちの一人だそうですけど、なんというか、業平様のほうが明るさがある気がして、好きだなのでした。

舎人ーず。
なにしろ、彼らこそがこのお話の最大のポイントでしたので、気に入っていただけて良かった! と、胸をなでおろしております。

原作だと、何人かの人の手によって書かれたり、地の文に作者の意見が紛れていたりして「さっきと言ってること違う?」と思う部分もあるために、書き手を二人の舎人さんにすることでそこら辺をスムーズに読んでもらえればと言う、ウラの目論見があったのです。

いつかもっときちんと勉強して、今回取り上げられなかった部分も物語の中に組み込むことができたらと、思います。……いつかですが。

読んでくださってありがとうございました。
感想も、とても励みになりました。
  • 観月
  • 2018年 02月21日 08時16分
[一言]
完結おめでとうございます。

最初から最後まで面白かったです!
伊勢物語というと古文の授業で習った部分と、あとはEテレの「マンガで読む古典(?)」シリーズでストーリーをなぞったくらいの知識しかなかったのですが、こちらの作品は予備知識ゼロでも楽しめる「小説」になっていたと思います。舎人ーズが語り手になっているところがまたとっつきやすい。原典は三人称ですもんね。ぼっちゃんを第三者的立場で、時折フォローを入れながら描写していくのが分かりやすかったです。しかも地の文で語り手の個性まで楽しめて、エンタメ性も十分でした。

古典は原典がシンプルだから、いかようにも解釈・脚色が可能ですね。観月さん目線の愛すべき男・業平様像がしっかりと伝わってきました。色恋に奔放だけど情が深くて、行動力も決断力もある。これはモテモテで当然ですよね。翻弄されたように見える女性陣もみんな自分というものをしっかり持っていて、恋愛の結果に責任を持っているところが現代的でした。原典ではどうか分かりませんが、業平様、元カノに恨まれてなさそうだもんなあ(笑)。
ロマンティックな最終話も、観月版「伊勢物語」の幕閉めとして相応しかったと思います。

また機会があったら別の古典も読んでみたいなあ、などと我儘なお願いをしつつ、簡単ですが感想とさせていただきます。お疲れ様でした。
  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2018年 01月03日 18時01分
橘 塔子 さま

塔子さんには、いつも応援していただいて、本当に感謝しております。
おかげさまで完結に漕ぎ着けました。

こんなものを書き上げましたが、実は一年前までは、伊勢物語なんてぜんぜん知りませんでした。
もちろん、習ったりした部分もあり「あ、このお話聞いたことあるな」なんてところもほんの少しありましたが、それが伊勢物語の中のお話だ、ということすら意識していないという状態でした。
あの有名な「たえて桜のなかりせば……」の歌も、覚えていても=業平様と、頭のなかでつながっていない状態でした。

人との出会い、そして学びが、私にこのお話を書く力を与えてくれました。
ただ、私自身の力不足で、ここまでしか描くことが出来ず、悔しい思いも残ります。いつかはここに載せることのできなかった段についても、描くことができればと思っています。

古典というのはやはり予備知識がないと楽しめないもので、例えば「伊勢物語」だと、いく人もの人の意見が地の文の中に紛れ込んでしまっているようです。長い間かけて人から人に渡り、書き写されたりする中で、間違えたり、書き加えられたりしたものかもしれません。一人の人が最初から最後まで書いたと思うと、どうしてもつじつまが合わないと感じるところもあります。
そこで、今回は書き手を二人登場させました。伊勢舎人さんも加えると三人ですね。
ぼっちゃんLOVEの強い一号さん。田舎に偏見を持つ批判的な其の二さん。作品中の意見の違いは、二人の舎人を出すことで納得のいくものになったのではないかと思います。

楽しかったというお言葉、何より嬉しく受け取りました。

今回のリクエストも、いつになるかはわからないですけれど、心の片隅にメモしておきますね。

感想を寄せてくださり、ありがとうございました。
  • 観月
  • 2018年 01月04日 10時10分
[良い点]
 完結したんですね。
 最後は幻想的な話。
 物語の閉じ方、とても上手だと思いました。
 今も昔も変わらぬは男女の関係。
 このシリーズで、当時の知らない世界をいろいろと教えていただきました。
 本年もよろしくお願いします。
 
  • 投稿者: keikato
  • 2018年 01月02日 10時58分
keikatoさま

感想ありがとうございます。

最後の話は業平様LOVEから書いた短編で、「平安舎人」とは別の話だったんですけど、くっつけてみたら意外にもしっくりきたのでした。
逆にこの短編一つよりも、読者の方が深く理解できてよかったかもしれないと思います。

こちらこそ。本年もよろしくお願い致します。
  • 観月
  • 2018年 01月02日 20時33分
[一言]
完結おめでとうございます!
そして、何という美しくもはかない幕切れ……。

舎人ーズのコメディ部分にはにやにやし通しでしたし、それでいて教養も養えるなんて本当に一粒でいくつものお得が味わえる素敵な作品でした!

本当に楽しませて頂きました。
どうもありがとうございました!
つづれしういち さま

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

セミナーに参加したからこそ出来たお話で、本を読んで知識を蓄えるというのも大切だけど、自分自身で直接人から教えてもらうことの大きさを感じた作品でした。

今は便利な世の中で、でついついネットで調べて終わってしまうことも多いけれど、こういう機会があれば是非参加していきたいと思いましたよ!

あと、私の妄想が生み出した舎人ーズを、皆さんが受け入れてくださって(名付け親は橘塔子さんでした)とってもうれしかった!

まだ私の知識と力量ではこんな中途半端に短い作品しか書けなかったけれど、いつか一大平安ロマン! とか、憧れるわあ。←でも。書ける気がしないorz

年末の忙しい中、感想を下さって、感激です。ありがとうございました。
  • 観月
  • 2018年 01月01日 07時35分
[一言]
平安の和歌は、こういう心情を秘めた歌がいいところですね。ぼっちゃんの言葉、”物事には終わりがある”当たり前の事ですが、当時、若かった業平氏には自分の死に何かの予感があったのでしょうか。確かに美しく奔放に生きた人ですね。しみじみ。

素敵な物語を、どうもありがとうございました。
  • 投稿者: 雪 よしの
  • 50歳~59歳 女性
  • 2017年 12月28日 01時52分
本編完結までお付き合い下さりありがとうございます。

本当は業平のセリフで「生きてこそです」というのを入れようかと思ったのですけれど、そこは削りました。
最後のシーンの中から汲み取っていただけたらと思ったのです。
ちょっと、裏話でした。

業平様は、おそらく時代の主流派と言われる人たちからは疎まれ、邪魔だと思われていたでしょうから、一歩間違えれば……というような危うさはココロの中に持っていたのではと考えました。

美しく、奔放に、けれども彼の行動には影がない。木にしがみついて、腐ちていったりせずに、きれいに散っていく。そんな業平様にしたいと思いました。

素敵と言っていただけて、このお話を書いてよかったと思いました。

「伊勢物語」の講座を受けて、なんて面白いんだろうと思いました。その感動を少しでも伝えることが出来た! それこそ、私が小説を書き始めたときにそうなりたいと思っていたことで、私にとってこのお話は、ものすごく意味のあるものになったような気がします。

読んでくださってありがとうございます。感謝です。
  • 観月
  • 2017年 12月28日 21時49分
[良い点]
 九十九髪の女性の次は斎宮様ですか。業平様は自分を慕う女性に平等に優しいらしいので、そこが色男、抱かれたい男ナンバーワンなんでしょうねえ。
  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2017年 12月15日 19時40分
惠美子さま

感想ありがとうございます。
そうですね。
業平様が自分が好きな人ばかりか自分を好きな人にも平等に優しいというのは、原作の「伊勢物語」にも書かれていたので、きっとそういう人だったのだと思います。
能力のない人、なんて言われたりもしますが、あれだけの歌を作る才能があったわけだし、本当は才気溢れる人だったのかもしれないとも思うのです。ただ、時代だったり彼の置かれた境遇が、才能を表に出すことを許さなかったのかもしれない。なんて、妄想したりします。

さて、今回は斎宮との許されない恋(?)です。恋と言うにはあまりに情緒のない斎宮ですけれど。

よろしくお願いします。
  • 観月
  • 2017年 12月15日 23時17分
[一言]
斎宮=おじょうさまは、結構、積極的な人だった?斎宮と聞くだけで”深窓の姫君”を思い浮かべますが。

ちなみに、舎人1号2号には中川兄弟を、業平様には、ディーン藤岡を想像して読んでますw。
  • 投稿者: 雪 よしの
  • 50歳~59歳 女性
  • 2017年 12月15日 02時44分
感想ありがとうございます

斎宮というと深窓の姫君。たしかにそうですよね。
でもこの恬子様、業平に「会わない?」って誘われて、深夜に業平の閨に自ら忍んで行っちゃってたりするところを見ると、けっこう積極的だったのでは? と、考えました。

どうも、この六十九段を読むと、業平より斎宮の方が押せ押せな感じに思えるのですよ。

というわけで、これはこの「平安舎人」の中だけの、オリジナル設定です(*^^*)

業平様=ディーン藤岡!! いい! すっごくいい!!

ツイッターで業平様って、今で行ったら誰かな? なんて話していて

・石田純一
・火野正平

とか、だったので、なんだか、イケメン度がめっちゃ上がりました!
私も今日からディーン藤岡のつもりで書きます♡
  • 観月
  • 2017年 12月15日 09時49分
[良い点]
 お初にお邪魔いたします。井川林檎さん経由でまいりました。
 使用人から見た歴史上の人物伝って、思わぬ突っ込みが入るので、面白いです。
 意余って言葉足りずとか言われても、雅でないわたしにはナンノコトヤラ。ガンバレ、舎人一号、二号。都の平和を守ってください。
[一言]
 灰原薬の漫画『応天の門』に中年に差しかった業平が出てきて、時々昔付き合った女性と遭遇して、主人公に呆れられています。
 業平の舎人さん、どこでも苦労しています。なにやら二重写しのようで、思い出し笑いしました。
 
  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2017年 10月29日 12時00分
恵美子 さま

ありがとうございます。
林檎さんパワー。すごいです。

業平様みたいなご主人様を持った舎人達は、なかなか心休まらなそうですね。

「ほんと、この人懲りないなー」

とか思いながら、夜のお供をしていそうです。

『応天の門』最近読みましたー。面白くて、買ってしまった。
あちらは面白さの中にも、容赦のないダークな部分もガッツリ描かれてますね。
  • 観月
  • 2017年 10月29日 20時58分
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