感想一覧
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[一言]
ネタバレありの感想です。
未読の方はご注意ください。
完結おめでとうございます。
すっかり遅くなってしまいましたが、感想を。
いやあ、最初の段階でイケうさであるウララビくんの中の人のことをうっすら予想させつつ、二人の掛け合いを見守る面白さ。ウララビくん、夜の遊園地で懐かしい人に会えて楽しかったでしょうねえ。たまに見せてくれる動揺が、きゅんとするほど可愛かったです。
いきなり遊園地で対抗勢力としての戦闘力として連れ去られるというのは、改造手術を受けることになった初代ライダ◯の悲壮を彷彿とさせます。あれは子供心に無茶苦茶だと思ったものです。そうか、イケうさは仮面ライダ◯だったのか。そうであれば、ヒーローショーで活躍するのも、お客様の歓声と応援が力になるのも納得ですね。
残念ながらウララビくんの活躍の元ネタはわからず本当に申し訳なかったのですが、ばっさばっさと敵を葬り去る勢いの良さは快感でした。本当に日曜日のスーパーヒーロータイム並みのスーパーウェポンが登場するんですもの。ウララビくんの秘密基地は絶対にあるんだろうな。
鵜狩さんらしいぞっとするけれど、目が離せない観覧車とメリーゴーラウンドの描写は流石の一言。おどろおどろしく、人間の業を目の当たりにさせるからこそ、惹きつけられてしまうのかもしれません。観覧車に訪れる救いの豪快さと、そこからのきゅんとくる会話にはもうメロメロでございます。これはアクションではなく、ラブコメだ!!!
最終的に過去にさよならをしたニナの選択にもほろり。泣き縋ることもなく、「また来るね」と再来を告げるわけでもなく、「さよなら」を笑顔で言う強さが印象的でした。あっくん(号泣)ウララビくん、あんた本当にイケうさだよ。最後のキーホルダーで思わず涙もほろりです。ついついニナ姐さんではなく、ひたすらにウララビくんを見ながら追いかけた連載でした。
関係ありませんが、今年は八月でライダ◯が終わってしまいます。十月番組改編じゃないなんて、信じられない。ウララビくんも、ライダ◯もみんな行ってしまうのね。
ネタバレありの感想です。
未読の方はご注意ください。
完結おめでとうございます。
すっかり遅くなってしまいましたが、感想を。
いやあ、最初の段階でイケうさであるウララビくんの中の人のことをうっすら予想させつつ、二人の掛け合いを見守る面白さ。ウララビくん、夜の遊園地で懐かしい人に会えて楽しかったでしょうねえ。たまに見せてくれる動揺が、きゅんとするほど可愛かったです。
いきなり遊園地で対抗勢力としての戦闘力として連れ去られるというのは、改造手術を受けることになった初代ライダ◯の悲壮を彷彿とさせます。あれは子供心に無茶苦茶だと思ったものです。そうか、イケうさは仮面ライダ◯だったのか。そうであれば、ヒーローショーで活躍するのも、お客様の歓声と応援が力になるのも納得ですね。
残念ながらウララビくんの活躍の元ネタはわからず本当に申し訳なかったのですが、ばっさばっさと敵を葬り去る勢いの良さは快感でした。本当に日曜日のスーパーヒーロータイム並みのスーパーウェポンが登場するんですもの。ウララビくんの秘密基地は絶対にあるんだろうな。
鵜狩さんらしいぞっとするけれど、目が離せない観覧車とメリーゴーラウンドの描写は流石の一言。おどろおどろしく、人間の業を目の当たりにさせるからこそ、惹きつけられてしまうのかもしれません。観覧車に訪れる救いの豪快さと、そこからのきゅんとくる会話にはもうメロメロでございます。これはアクションではなく、ラブコメだ!!!
最終的に過去にさよならをしたニナの選択にもほろり。泣き縋ることもなく、「また来るね」と再来を告げるわけでもなく、「さよなら」を笑顔で言う強さが印象的でした。あっくん(号泣)ウララビくん、あんた本当にイケうさだよ。最後のキーホルダーで思わず涙もほろりです。ついついニナ姐さんではなく、ひたすらにウララビくんを見ながら追いかけた連載でした。
関係ありませんが、今年は八月でライダ◯が終わってしまいます。十月番組改編じゃないなんて、信じられない。ウララビくんも、ライダ◯もみんな行ってしまうのね。
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中
- 2017年 08月12日 08時02分
大変に細やかな感想、どうもありがとうございます。
やはりもう登場時点で、ウララビの中身についてはおおよそ見当がつきますよね。隠すつもりもないのですけれど、見抜かれ過ぎて切なくなってきます。いやそれならそもそもタイトルをどうにかしろという話ですけれど。
ベースイメージがヒーローショーという事で、遊園地でスーツアクションしてそうなところの骨子は踏襲しました。改造の背景もお客様の応援が力にいうのも、わりとそのまんまだったり。
なので相手も基本は鎧袖一触。
メリーゴーラウンド以外は苦戦してませんし、ラストの苦戦もある意味ブック通りの「みんな、ここで応援してあげてね!」って盛り上げる感じですね。流石にロボは出せませんでしたが、遊園地はウララビのホームグラウンドなので、あれくらいの兵器はありでしょう。多分ありでしょう。
これらの要素を快く感じていただけたとの事で、アクションジャンルでやった甲斐があったというものです。
そして観覧車とメリーゴーラウンドの怖がらせパートもご評価くださり感謝です。
ふたりに信頼関係が生まれて仲良くなってきた辺りを見計らって、強めのホラー色といちゃつきをぶち込んでみました。
だってほら、遊園地のアトラクションをふたりじめした深夜デートですからね。こちらもご堪能いただけて何よりでした。
また活動報告で述べていたアトランティスだのバットサインだのは、わかる人がくすりとしてくれればよいな程度の、絵面だけの小ネタであります。本筋とはまったく関わりありませんので、どうぞお気になさらずでお願いします。むしろ「わかってないと駄目」みたいな印象を植え付けかねない発言をしててすみません……。
あと動揺が可愛いと仰っていただけたウララビですが、相棒兼ヒロインはその動揺につけこんで横蹴り叩き込んでくる鬼畜な模様。これで最後まで気づかれないまま終わっていたら、報われないどころの騒ぎじゃありませんぜ。
訣別。
このシーンはもう、タイトルからして主題みたいなものですから、気合を入れて頑張りました。
ニナが「さよなら」に至るまでと、ウララビの言葉にしなかった気持ち代わりのキーホルダー。このふたつの軸は特に知恵を絞ったところですから、涙腺を刺激できて大満足です。
ウサギの物語、追いかけてくださってありがとうございました。
そしてさよならだけが人生で、でも別れがあるから、出会いもまたやってくる。
世の中ってそんなものだと思います。
石川さんの元へも、きっと新しいマスクドライダーがやってくる事でありましょう。
やはりもう登場時点で、ウララビの中身についてはおおよそ見当がつきますよね。隠すつもりもないのですけれど、見抜かれ過ぎて切なくなってきます。いやそれならそもそもタイトルをどうにかしろという話ですけれど。
ベースイメージがヒーローショーという事で、遊園地でスーツアクションしてそうなところの骨子は踏襲しました。改造の背景もお客様の応援が力にいうのも、わりとそのまんまだったり。
なので相手も基本は鎧袖一触。
メリーゴーラウンド以外は苦戦してませんし、ラストの苦戦もある意味ブック通りの「みんな、ここで応援してあげてね!」って盛り上げる感じですね。流石にロボは出せませんでしたが、遊園地はウララビのホームグラウンドなので、あれくらいの兵器はありでしょう。多分ありでしょう。
これらの要素を快く感じていただけたとの事で、アクションジャンルでやった甲斐があったというものです。
そして観覧車とメリーゴーラウンドの怖がらせパートもご評価くださり感謝です。
ふたりに信頼関係が生まれて仲良くなってきた辺りを見計らって、強めのホラー色といちゃつきをぶち込んでみました。
だってほら、遊園地のアトラクションをふたりじめした深夜デートですからね。こちらもご堪能いただけて何よりでした。
また活動報告で述べていたアトランティスだのバットサインだのは、わかる人がくすりとしてくれればよいな程度の、絵面だけの小ネタであります。本筋とはまったく関わりありませんので、どうぞお気になさらずでお願いします。むしろ「わかってないと駄目」みたいな印象を植え付けかねない発言をしててすみません……。
あと動揺が可愛いと仰っていただけたウララビですが、相棒兼ヒロインはその動揺につけこんで横蹴り叩き込んでくる鬼畜な模様。これで最後まで気づかれないまま終わっていたら、報われないどころの騒ぎじゃありませんぜ。
訣別。
このシーンはもう、タイトルからして主題みたいなものですから、気合を入れて頑張りました。
ニナが「さよなら」に至るまでと、ウララビの言葉にしなかった気持ち代わりのキーホルダー。このふたつの軸は特に知恵を絞ったところですから、涙腺を刺激できて大満足です。
ウサギの物語、追いかけてくださってありがとうございました。
そしてさよならだけが人生で、でも別れがあるから、出会いもまたやってくる。
世の中ってそんなものだと思います。
石川さんの元へも、きっと新しいマスクドライダーがやってくる事でありましょう。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月12日 21時07分
[一言]
拝読しました。
ホラーではない、ということでしたが、まさかウサギがイケメンナイトになって登場するとは思いませんでした。ホラー企画ではみなさん、ウサギをどちらかというと悪者? みたいに扱っているっぽいので……。鵜狩さんの引き出しの多さに脱帽です。
頑張って強くなったニナにも好感が持てます。弱いころの自分を知っているからこそ、優しい人なんだろうなと思いました。
お気に入りアトラクションは観覧車! です。覗く度に精神力が削られそうな観覧車……。鵜狩さんの書く観覧車という名の永遠に回る無限地獄はとても恐ろしいです。地上に近づいて、やっと下りられる、と思ったらはい、もう一周とか拷問ですよね……。
いろいろグロいシーンがありながらも、ストーリーが暗くならなかったのは、ニナとウララビの掛け合いが一役買っていると思います。こういう掛け合いにもセンスがでますよね、面白かったです。
拝読しました。
ホラーではない、ということでしたが、まさかウサギがイケメンナイトになって登場するとは思いませんでした。ホラー企画ではみなさん、ウサギをどちらかというと悪者? みたいに扱っているっぽいので……。鵜狩さんの引き出しの多さに脱帽です。
頑張って強くなったニナにも好感が持てます。弱いころの自分を知っているからこそ、優しい人なんだろうなと思いました。
お気に入りアトラクションは観覧車! です。覗く度に精神力が削られそうな観覧車……。鵜狩さんの書く観覧車という名の永遠に回る無限地獄はとても恐ろしいです。地上に近づいて、やっと下りられる、と思ったらはい、もう一周とか拷問ですよね……。
いろいろグロいシーンがありながらも、ストーリーが暗くならなかったのは、ニナとウララビの掛け合いが一役買っていると思います。こういう掛け合いにもセンスがでますよね、面白かったです。
感想ありがとうございます。
参加表明出しそびれてしまったので、ドリームランド設定をお借りしつつ、ジャンルはアクションでありました。なのでうちのウサギは時計を持った白ウサギ兼白い騎士なのです。……引き出しが多いというよりもひねくれ者路線かもしれません。
ニナへも好感を抱いていただけて一安心。。
やっぱり最初からできる人よりも、踏みしめて歩いてきた人の方が、この性格に説得力が出るかな、と思っております。
そして観覧車のシーンとふたりの掛け合い。
これらも皆様にお褒めいただけた箇所でありまして、力を入れたり考えたりした部分を評価してもらえるのは本当に嬉しい限りです。
自画自賛めきますが、やりとりから伝わる説明の必要のない仲良し具合って好きなのですよ。
夏のホラーとしては変わり種の本作ですが、お付き合いくださりありがとうございました。
参加表明出しそびれてしまったので、ドリームランド設定をお借りしつつ、ジャンルはアクションでありました。なのでうちのウサギは時計を持った白ウサギ兼白い騎士なのです。……引き出しが多いというよりもひねくれ者路線かもしれません。
ニナへも好感を抱いていただけて一安心。。
やっぱり最初からできる人よりも、踏みしめて歩いてきた人の方が、この性格に説得力が出るかな、と思っております。
そして観覧車のシーンとふたりの掛け合い。
これらも皆様にお褒めいただけた箇所でありまして、力を入れたり考えたりした部分を評価してもらえるのは本当に嬉しい限りです。
自画自賛めきますが、やりとりから伝わる説明の必要のない仲良し具合って好きなのですよ。
夏のホラーとしては変わり種の本作ですが、お付き合いくださりありがとうございました。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月10日 21時28分
[良い点]
ウララビくんイケメンすぎ! いやイケウサ? ボイスは子安武人か杉田智和でお願いします(双子座のサガは置鮎龍太郎さんでした。間違えたぜ)。
活動報告にも書いたけど「ウララビくんくん」とキャッスルからの砲撃がツボですw あとアトランティスね。セントヘレンズ大噴火か。読み返したらこれ、ロビンじゃなくてアトランティスの首…そっちかい!
などとネタも交えつつ、ホラーはきっちりホラー。アクションはアクション。最後に美しい思い出を背負って、新たに歩き出すヒロイン。映画のような完成度で、観客を楽しませてくれるエンタメ作品だったと思います。
[一言]
最初、ホラーだとばかり思っていたので戸惑いましたが、確認したらアクションになってました。うん、間違ってないよ。惜しくも企画には参戦なりませんでしたが、逆に考えるんだ。だからこそ、このノリが生まれたのだと。
ヒーローショーというコンセプトが面白いですね。つまりこれは、ニナ姐さんのための一夜限りの開園。ワンナイトパレードだったわけだ。ウララビくんのイケメン度やホラー描写に圧感されつつ、これラブストーリーとして考えたらだいぶ切ないなぁ…と、読後にちょっとしんみり。二人が前向きなところが救いでしょうか。橘さんの感想でハッとしたんですけど、確かに中身がどうなってるのかは気になりますね。見なくて正解かも。
遊園地は大人が童心に帰る場所。でも、閉園の時間が来れば、大人はまた現実に戻らなきゃいけない。幼い日の辛い記憶に決着を付けるニナ姉さんも、変わり果てた姿で再会を果たしたあっくんも、立派な大人に成長していたのですね。引きずらなかった。舞台設定とテーマ、両方が既にこの結末を暗示していたのだと読み終わってから気付きました。抜群に完成度の高い作品だと思います。
映像で見てみたいけど、それだとウララビくんの中の人が大変そう…え、中の人などいない?
ウララビくんイケメンすぎ! いやイケウサ? ボイスは子安武人か杉田智和でお願いします(双子座のサガは置鮎龍太郎さんでした。間違えたぜ)。
活動報告にも書いたけど「ウララビくんくん」とキャッスルからの砲撃がツボですw あとアトランティスね。セントヘレンズ大噴火か。読み返したらこれ、ロビンじゃなくてアトランティスの首…そっちかい!
などとネタも交えつつ、ホラーはきっちりホラー。アクションはアクション。最後に美しい思い出を背負って、新たに歩き出すヒロイン。映画のような完成度で、観客を楽しませてくれるエンタメ作品だったと思います。
[一言]
最初、ホラーだとばかり思っていたので戸惑いましたが、確認したらアクションになってました。うん、間違ってないよ。惜しくも企画には参戦なりませんでしたが、逆に考えるんだ。だからこそ、このノリが生まれたのだと。
ヒーローショーというコンセプトが面白いですね。つまりこれは、ニナ姐さんのための一夜限りの開園。ワンナイトパレードだったわけだ。ウララビくんのイケメン度やホラー描写に圧感されつつ、これラブストーリーとして考えたらだいぶ切ないなぁ…と、読後にちょっとしんみり。二人が前向きなところが救いでしょうか。橘さんの感想でハッとしたんですけど、確かに中身がどうなってるのかは気になりますね。見なくて正解かも。
遊園地は大人が童心に帰る場所。でも、閉園の時間が来れば、大人はまた現実に戻らなきゃいけない。幼い日の辛い記憶に決着を付けるニナ姉さんも、変わり果てた姿で再会を果たしたあっくんも、立派な大人に成長していたのですね。引きずらなかった。舞台設定とテーマ、両方が既にこの結末を暗示していたのだと読み終わってから気付きました。抜群に完成度の高い作品だと思います。
映像で見てみたいけど、それだとウララビくんの中の人が大変そう…え、中の人などいない?
感想ありがとうございます。ツイッターの方でもお世話になりました。書いたものへのレスポンスは、とても励みになります。
「くんくん」に繋がるやり取りや砲撃のやりたい放題等々、本アクションホラーをお楽しみいただけて何よりです。
アクアツアーのあれはネタがわからないと「なんで水の中から仮面?」となるでしょうから、現行の形にいたしました。作品内だけでもきちんと話が通るようにしないとね。
そしてそうなんですよ。夏ホラーに参加しそびれたんで拗ねてアクションジャンルにしました。「ヒーロー」ってタグもあったもので。
そんな紆余曲折の結果の作品でありますが、完成度とエンターテインメント性を評価していただけてありがたく思います。やはり楽しんでもらいたくて書いているので、そこを一等大事に感じるのです。
ウララビのキャラクターもお気に召していただけたご様子で、書き手としては満足、満足。
こんなにイケメンイケメン言われたキャラクター、俺の話では初めてなのじゃないかしら。それが着ぐるみってどうなのかしら。
コンセプト。
活動報告などで述べたようにこれはヒーローショーであるのですが、雪麻呂さんの仰る通り子供と大人と遊園地というキーに則った舞台設定でもあります。
彼は取り残されたピーターパンであり、彼女はそこで自分の根っこにある子供時代に再会して、大人として現実に帰るという形ですね。。
「ウサギの案内で夢の国を冒険する話」と言えばどことなくアリスっぽくもあるよな、と書いた当人は思っております。
確かにラブストーリーとしてみると悲恋というか、よくてメリーバッドエンドみたいな具合ですね。
いやしかし、ニナの為のワンナイトパレードって表現、素敵だなあ。
中身。
うーん、やっぱり気になりますよねぇ。
橘さんの感想返信にも書いたように、俺としては完全一体型のイメージだったのですが、しまったなあ。ちゃんと設定して盛り込めば良かった。反省です。
とりあえず今回は定番通り、「中に人などいない」でごまかしておく所存にござる。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月06日 22時11分
[良い点]
こんなイケウサ見たことない!
[一言]
一気呵成の連載と完結、お疲れ様でした。
企画に参加できなかったのが悔やまれますが(うん、もう言わない。これで最後にする)、ホラージャンルに収めなかったからこその自由な展開、躍動感。最初から最後まで楽しませて頂きました。
ウララビくんのぶっきら棒な優しさと、ニナさんのさっぱりした頼もしさが素敵でした。結果的にニナさんはウララビくんに守られる結果になったけれど、悲鳴を上げるだけのヒロインでは決してない、能動的な姿勢が爽快でした。最近のハリウッド映画ヒロインを彷彿とさせます。後半に彼女の幼少期の思い出が明かされると、ますますその人格が魅力的に思えてきました。最初から勇敢な人より、そうあろうと努力して手にした強さの方が価値があると感じるのです。
二人の掛け合いも絶妙なのですが、彼らの縁が明らかになった後に読み返すとまた味わいが変わってきます。ニナの方は気づいていないにしろ、あれは親友同士のやり取りだったのですね……。
ですので、最後にニナが彼との別れを受け入れた展開に違和感を覚えませんでした。初恋を引きずっている湿っぽいヒロインならば泣いて縋ったと思うんですよ。あるいは自分も残ると言い出したり。でもニナはすでに自分の足で立って、自分の人生を危なげなく歩んでいる。寂しいけれど幼馴染の助けはもう不要で、ウララビくんから見ても安心して帰せる人間になっていたのでしょう。
次々と起こる怪異の中で、いちばんゾッとしたのは観覧車でしたが、面白かったのは回転木馬です。時間を早送りして回る木馬と、ニナを試すように助けを求める亡者たちの図が目に浮かび、映像化したら絶対に映えるシーンだと感じました。まさに「杜子春」ですね……全スルーが正解でしたが、思わず手を伸ばしてしまったニナ、そういうところが彼女らしい。
蛇足ながら、ウララビくんの中身をいろいろ想像してしまいました。やはり普通に成長したあっくんではないような気がします。黄泉に馴染んだイザナミよろしく無残に朽ち果てた姿だったりするのかなと……最後まで着ぐるみを脱げなかった理由がきっとあるのでしょうね。
楽しくて怖くてちょっと切ない遊園地巡りを堪能させて頂きました。
こんなイケウサ見たことない!
[一言]
一気呵成の連載と完結、お疲れ様でした。
企画に参加できなかったのが悔やまれますが(うん、もう言わない。これで最後にする)、ホラージャンルに収めなかったからこその自由な展開、躍動感。最初から最後まで楽しませて頂きました。
ウララビくんのぶっきら棒な優しさと、ニナさんのさっぱりした頼もしさが素敵でした。結果的にニナさんはウララビくんに守られる結果になったけれど、悲鳴を上げるだけのヒロインでは決してない、能動的な姿勢が爽快でした。最近のハリウッド映画ヒロインを彷彿とさせます。後半に彼女の幼少期の思い出が明かされると、ますますその人格が魅力的に思えてきました。最初から勇敢な人より、そうあろうと努力して手にした強さの方が価値があると感じるのです。
二人の掛け合いも絶妙なのですが、彼らの縁が明らかになった後に読み返すとまた味わいが変わってきます。ニナの方は気づいていないにしろ、あれは親友同士のやり取りだったのですね……。
ですので、最後にニナが彼との別れを受け入れた展開に違和感を覚えませんでした。初恋を引きずっている湿っぽいヒロインならば泣いて縋ったと思うんですよ。あるいは自分も残ると言い出したり。でもニナはすでに自分の足で立って、自分の人生を危なげなく歩んでいる。寂しいけれど幼馴染の助けはもう不要で、ウララビくんから見ても安心して帰せる人間になっていたのでしょう。
次々と起こる怪異の中で、いちばんゾッとしたのは観覧車でしたが、面白かったのは回転木馬です。時間を早送りして回る木馬と、ニナを試すように助けを求める亡者たちの図が目に浮かび、映像化したら絶対に映えるシーンだと感じました。まさに「杜子春」ですね……全スルーが正解でしたが、思わず手を伸ばしてしまったニナ、そういうところが彼女らしい。
蛇足ながら、ウララビくんの中身をいろいろ想像してしまいました。やはり普通に成長したあっくんではないような気がします。黄泉に馴染んだイザナミよろしく無残に朽ち果てた姿だったりするのかなと……最後まで着ぐるみを脱げなかった理由がきっとあるのでしょうね。
楽しくて怖くてちょっと切ない遊園地巡りを堪能させて頂きました。
ツイートのみならず、詳細な感想をもありがとうございます。
でもちょっとしたあたくしのうっかりを最後まで責めてくるなんてひどいわ。ドSだわ!
戯言はさておきまして、キャラクターについて。
憧れられた人と憧れてた人のバディもの、そして最後は綺麗にさよならを、というのが前提にありましたので、斯様な二人と相成りました。
ウララビもニナも、読んでくださった方からは高評価を頂戴できてほくほくです。
ニナについてもそう仰っていただけて光栄でした。「できるからしてる」じゃなくて、「できなかったけどできるようになった」の方が、人物として魅力である気がします。背伸びして頑張る人の姿勢が大好きって俺の嗜好も強いかもしれません。
そしてタイトルに偽りなくこれはちゃんとお別れをする話であります。
彼は彼女を見れて、彼女は彼に見せられた。それは仰る通り安心して送り出せるもので、だから今度はきちんとさよならを伝えられる。
そういう骨子でありますから、この展開に違和感なしと仰ってもらえたのも心強いところです。
ニナラビコンビのやりとりは、ご明察通り親友同士の掛け合いみたいなのを意識です。前述したようにバディものヒーローショーなのもありますが、彼の方はニナの事に最初から気づいてますのでこんな掛け合いでした。
まあ一番最初に顔を合わせて「あれ?」と思った直後、ブルース・リーばりの横蹴り喰らったわけですけど。ニナの方は「なんかテンポ合うな」くらいの印象だったと思われます。
ちなみに正体がバレた後にも連呼してるように、彼は動揺すると「そうか」で取り繕うところがあります。序盤の「お姫様みたいだったんだから!」に対する「そうか」もこれで、実は必死のポーカーフェイスだったんですよ、という一人語り。
いやポーカーフェイスって言っても、着ぐるみなんですけども。
ホラーパート。
ボスっぽく持ち上げておいた観覧車とメリーゴーラウンドには気合を入れました。
同じ回転するものなので、後者は光景が被らないようにない知恵ひねりもいたしました。そこを「映像化したら絶対に映える」と評していただけてとても満足です。
あと原典と芥川版、どちらの杜子春もしくじっているので、ニナのあの発言は失敗フラグなのではという話も。
でもそのやらかした部分を、「彼女らしい」と感じてもらえる描写ができていたようで何よりです。
中身。
実は「着ぐるみの空っぽの中に魂的なものだけ定着してる」みたいな脳内設定でした。
なのでダメージを受けても着ぐるみは破れず、毛が剥げたり着ぐるみごと存在が希薄化したりするという。
でもツイッターでもちょっと呟きましたけれど、ちゃんと中身がどうなっているかを設定しておいた方が、そういう悲哀が出てよかったかなと反省です。
最後に着ぐるみの頭を外して見せて、でも一切描写なしで「そういうふうになってたんだ」とニナにだけ言わせてまとめるのも美味しかったかもしれませんね。
いつもながら拙作へのお付き合いと深い考察ありがとうございますと再度感謝を重ねまして、以上乱文終わらせていただきます。
でもちょっとしたあたくしのうっかりを最後まで責めてくるなんてひどいわ。ドSだわ!
戯言はさておきまして、キャラクターについて。
憧れられた人と憧れてた人のバディもの、そして最後は綺麗にさよならを、というのが前提にありましたので、斯様な二人と相成りました。
ウララビもニナも、読んでくださった方からは高評価を頂戴できてほくほくです。
ニナについてもそう仰っていただけて光栄でした。「できるからしてる」じゃなくて、「できなかったけどできるようになった」の方が、人物として魅力である気がします。背伸びして頑張る人の姿勢が大好きって俺の嗜好も強いかもしれません。
そしてタイトルに偽りなくこれはちゃんとお別れをする話であります。
彼は彼女を見れて、彼女は彼に見せられた。それは仰る通り安心して送り出せるもので、だから今度はきちんとさよならを伝えられる。
そういう骨子でありますから、この展開に違和感なしと仰ってもらえたのも心強いところです。
ニナラビコンビのやりとりは、ご明察通り親友同士の掛け合いみたいなのを意識です。前述したようにバディものヒーローショーなのもありますが、彼の方はニナの事に最初から気づいてますのでこんな掛け合いでした。
まあ一番最初に顔を合わせて「あれ?」と思った直後、ブルース・リーばりの横蹴り喰らったわけですけど。ニナの方は「なんかテンポ合うな」くらいの印象だったと思われます。
ちなみに正体がバレた後にも連呼してるように、彼は動揺すると「そうか」で取り繕うところがあります。序盤の「お姫様みたいだったんだから!」に対する「そうか」もこれで、実は必死のポーカーフェイスだったんですよ、という一人語り。
いやポーカーフェイスって言っても、着ぐるみなんですけども。
ホラーパート。
ボスっぽく持ち上げておいた観覧車とメリーゴーラウンドには気合を入れました。
同じ回転するものなので、後者は光景が被らないようにない知恵ひねりもいたしました。そこを「映像化したら絶対に映える」と評していただけてとても満足です。
あと原典と芥川版、どちらの杜子春もしくじっているので、ニナのあの発言は失敗フラグなのではという話も。
でもそのやらかした部分を、「彼女らしい」と感じてもらえる描写ができていたようで何よりです。
中身。
実は「着ぐるみの空っぽの中に魂的なものだけ定着してる」みたいな脳内設定でした。
なのでダメージを受けても着ぐるみは破れず、毛が剥げたり着ぐるみごと存在が希薄化したりするという。
でもツイッターでもちょっと呟きましたけれど、ちゃんと中身がどうなっているかを設定しておいた方が、そういう悲哀が出てよかったかなと反省です。
最後に着ぐるみの頭を外して見せて、でも一切描写なしで「そういうふうになってたんだ」とニナにだけ言わせてまとめるのも美味しかったかもしれませんね。
いつもながら拙作へのお付き合いと深い考察ありがとうございますと再度感謝を重ねまして、以上乱文終わらせていただきます。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月05日 23時56分
[良い点]
オカルトチックな深夜の冒険活劇! バデイものとしても絶妙な取り合わせで、会話も何だか面白すぎました。あくまでもお客様を守ると言いつつも呼び捨て厳禁なウララビくん、姐御肌なのに隙もあってふと可愛いニナ姐、それに設定上のふとした伏線なんかもラストに一気に結びついて、手に汗握る一大イベントでした。
映像化してほしいです。
観覧車が特にこわすぎる!
[一言]
いやあ、ほんとウララビくん素敵です。
オカルトチックな深夜の冒険活劇! バデイものとしても絶妙な取り合わせで、会話も何だか面白すぎました。あくまでもお客様を守ると言いつつも呼び捨て厳禁なウララビくん、姐御肌なのに隙もあってふと可愛いニナ姐、それに設定上のふとした伏線なんかもラストに一気に結びついて、手に汗握る一大イベントでした。
映像化してほしいです。
観覧車が特にこわすぎる!
[一言]
いやあ、ほんとウララビくん素敵です。
感想ありがとうございます。またツイートも御礼をば。
こうしてレスポンスをいただけると、とてもいいものが書けたような心地になります。
「アトラクションを経るに従ってだんだん仲良くなって、それが最後の逆転に繋がる」という構想がありましたので、本作の主役二人には、相棒な雰囲気をきちんと出しそうと頭をひねりました。
結果として皆様から上々の反応を頂戴できて、書き手としては小躍りするような気持ちです。
ニナはイケメン姉御でツンデレで昔はああで、と色々盛り込み過ぎかなと危惧もしましたが、キャラクターとしてとっちらからず、しかも可愛いと仰っていただけてよかった。
ウララビの「くん」こだわりは、彼をどういう性格にしようかと考えていた時にふっと出てきまして、そこですっかりキャラクターが固まった感じ。素敵と褒めてもらえる着ぐるみになって鼻が高いです。
ちなみに観覧車は質の悪い二大巨頭として挙げられながらあの処理ですから、怖がらせイベントとして頑張ってもらいました。
乗って怖い目に遭うパターンは多くても、中を見て怖いパターンは少ないと思うので、自分でも気に入りの出来ですなどと、自画自賛する有り様です。
こうしてレスポンスをいただけると、とてもいいものが書けたような心地になります。
「アトラクションを経るに従ってだんだん仲良くなって、それが最後の逆転に繋がる」という構想がありましたので、本作の主役二人には、相棒な雰囲気をきちんと出しそうと頭をひねりました。
結果として皆様から上々の反応を頂戴できて、書き手としては小躍りするような気持ちです。
ニナはイケメン姉御でツンデレで昔はああで、と色々盛り込み過ぎかなと危惧もしましたが、キャラクターとしてとっちらからず、しかも可愛いと仰っていただけてよかった。
ウララビの「くん」こだわりは、彼をどういう性格にしようかと考えていた時にふっと出てきまして、そこですっかりキャラクターが固まった感じ。素敵と褒めてもらえる着ぐるみになって鼻が高いです。
ちなみに観覧車は質の悪い二大巨頭として挙げられながらあの処理ですから、怖がらせイベントとして頑張ってもらいました。
乗って怖い目に遭うパターンは多くても、中を見て怖いパターンは少ないと思うので、自分でも気に入りの出来ですなどと、自画自賛する有り様です。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月05日 20時20分
[良い点]
ウララビくんがかっこいい!
ニナ姐さんもかっこいい!
設定も途中のおどろおどろしい景観も、完全にホラーでありながら、軽快に物語が進んでいって……
最後には切なさを残しながらも、すこーんと晴れた青空が見えるような読み心地でした。
[一言]
ウララビくんが男前。惚れてまうやろ! です。
この短い作品の中でここまでキャラクターを魅せることができるのかあ……と。
前作の時代物もそうでしたが「もっと見ていたい」と思えるキャラクターでした!
ウララビくんがかっこいい!
ニナ姐さんもかっこいい!
設定も途中のおどろおどろしい景観も、完全にホラーでありながら、軽快に物語が進んでいって……
最後には切なさを残しながらも、すこーんと晴れた青空が見えるような読み心地でした。
[一言]
ウララビくんが男前。惚れてまうやろ! です。
この短い作品の中でここまでキャラクターを魅せることができるのかあ……と。
前作の時代物もそうでしたが「もっと見ていたい」と思えるキャラクターでした!
感想ありがとうございます。またツイートにも深く感謝を。
大変励みと喜びとになりました。併せて御礼申し述べたく存じます。
本作のベースはヒーローショー、バディものアクションでありまして、その為には主役ふたりに好印象を抱いてもらえるよう描きたいと思っておりました。なので「格好いい」「もっと見ていたい」のお言葉が幸せです。
また裏野ドリームランドの設定を使う以上はとホラー要素も盛り込みましたが、基本は上記の通り、悪いヤツをやっつけるお話です。
軽い読み心地と、さよならを迎えてそれでも前を向く空気も心を砕いたところ。こちらもご評価いただけて、なお嬉しく思います。
大変励みと喜びとになりました。併せて御礼申し述べたく存じます。
本作のベースはヒーローショー、バディものアクションでありまして、その為には主役ふたりに好印象を抱いてもらえるよう描きたいと思っておりました。なので「格好いい」「もっと見ていたい」のお言葉が幸せです。
また裏野ドリームランドの設定を使う以上はとホラー要素も盛り込みましたが、基本は上記の通り、悪いヤツをやっつけるお話です。
軽い読み心地と、さよならを迎えてそれでも前を向く空気も心を砕いたところ。こちらもご評価いただけて、なお嬉しく思います。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月05日 20時20分
[良い点]
なんといういけウサ!!!
[一言]
感想は完結後に入れた方が良いのでは思いつつ、顔のニヤつきが止められずついついお邪魔いたします。
ホラーではないのならジャンルはなんじゃらほいと思ったら、アクション!!! この瞬間、いけウサが最新のライダーのような動きで頭をよぎりました。これだけ動けて、いけボイスだと……。あかん、惚れてまうやろー!!!
すみません、ツイッターがないのでつい。続きも正座待機しておきます。
なんといういけウサ!!!
[一言]
感想は完結後に入れた方が良いのでは思いつつ、顔のニヤつきが止められずついついお邪魔いたします。
ホラーではないのならジャンルはなんじゃらほいと思ったら、アクション!!! この瞬間、いけウサが最新のライダーのような動きで頭をよぎりました。これだけ動けて、いけボイスだと……。あかん、惚れてまうやろー!!!
すみません、ツイッターがないのでつい。続きも正座待機しておきます。
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中
- 2017年 08月01日 23時00分
感想ありがとうございます。
書き手としては反応頂戴できれば嬉しいもので、俺の方こそ顔のにやつきがとまりません。
イケメンウサギ、お気に召して頂けたようで何よりです。マスコットなのに悪さばかりしているのが目に付いた(既読の夏ホラー作品だと『夜のうさぎは、安らかな眠りを守る』以外はほぼ怖いウサギだったはず)ので、ヒーローにしてみました。
現在自分締切に間に合わせるべく必死に続きを書いておりますので、仕上がった折にはご賞味いただけますとありがたく。
あ、でもよく考えたらあんまりアクションしてないかも。困ったウサ。
- 鵜狩三善
- 2017年 08月02日 00時11分
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