感想一覧

　嫌いな花火の向こうには、大切な人の面影と思い出。
　子どもでも大人でもなく、そのどちらにもなり得る年代。
　子どものように簡単に約束を口にして。
　大人のように本音を隠す。
　そんな時代の約束だから、きっといつまでも捨てきれない。

　ひとりきりの花火大会は、彼にとってはまた一年間彼女を信じ続けるための儀式のようなものなのかな、と。
そんな風に感じました。

　切なくとも透き通る純粋な気持ちが素敵でした。

[良い点]
切ないけれど美しいと強く感じ素敵な作品でした。
[気になる点]
彼女とは振られる形で別れたのか、亡くなった形で別れたのかのか考えさせられるますね。

[一言]
　共有した景色だからですね。
　だからこそ、足が遠のいてしまうこともあるのでしょうが。
　それでも足を運んで、その景色を広げた空の下に、自分を置きたくなる主人公の気持ちが、痛いですね。

[良い点]
別れの描写がとても切ない。

そして余韻を残しつつ綺麗な終わり方が凄い。
[一言]
語り手の『僕』に凄く感情移入してしまう。

あの子と花火を見たからこそ、
花火を見る度にあの子が隣に居るような気がする。

花火が終わり、１人であることを思いだし涙する。

僕もこんな恋がしてみたかった。

[一言]
彼女が難易度の高いところで別の人に惹かれたのか、「むこう」に行ってしまったのか気になります。

よくある話ではありますが、当人にとって「よくある」では済まない切ない話ですね。

[良い点]
幼い女性が大人になる描写が素敵です☆彡

色気とは違う怖さも感じますけど。
[一言]
他の方とは違い、哀愁よりも温かい感じを受けました。
寂しいけどなんだか温かい感じ。
変ですかね？　(;'∀')

[良い点]
とっても素的ですね。きれいだったんでしょうね。

[良い点]
切なくて切なくて。それでも思い出を語る彼は今でも彼女を想い続けているのはある意味幸せかも知れない。そんなことを考えました。
短くても深いお話です。略された物語の奥を感じました。

[一言]
読ませていただきありがとうございます。

[良い点]
切なさと儚さが入り混じった、とても美しい作品だと思いました。
すごく、本当にすごく引き込まれました。

主人公は来年も再来年も、きっと花火を見続けるんでしょうね。
[一言]
素敵な作品をありがとうございました。

[一言]
この作品は、四季様とご縁が出来たその日に拝読しましたが、あらためて読ませていただきました。

どう解釈しても、彼女は……悲しいですね。
一体何が二人を引き裂いたのか⁉
もう会えない彼女に思いを馳せる『僕』を、夜空に華が開く今日だけは、そっとしておいてあげたいと思いました。