感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
面白かったです。
優しくするということを突き詰めていくと、自分の黒い部分が見えてくる。でも、きっとそれだけではなかったりしますね。
素晴らしいお話をありがとうございました。
面白かったです。
優しくするということを突き詰めていくと、自分の黒い部分が見えてくる。でも、きっとそれだけではなかったりしますね。
素晴らしいお話をありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 10月15日 19時04分
管理
生き物を飼うということとエゴは隣合わせのものと考えていますし、何より言葉の通じない彼らですから、最後まで幸せだったかどうかは、相手にしか分からない。それに、虫は表情の乏しい生き物ですので、莉緒は余計に自分を責めてしまうのだと思います。でもそうやって、自分と向き合うことで彼女も成長できたのかなとそう思える作品になっていれば幸いです。
- 3年2組 石田莉緒
- 2018年 10月26日 19時16分
[良い点]
読了しました。
とても丁寧でかつ表現が豊かな綺麗な文章でとても読んでいてスッと頭の中で映像化ができるとても良い作品だなと感じました。命を扱う文章はそれなりの表現をしないと伝わらないのが肝ですが今作はそれがとても綺麗に描写されているのが凄いと思いました。
[一言]
素敵な作品をありがとうございます。
今後も執筆頑張って下さい(^^♪
読了しました。
とても丁寧でかつ表現が豊かな綺麗な文章でとても読んでいてスッと頭の中で映像化ができるとても良い作品だなと感じました。命を扱う文章はそれなりの表現をしないと伝わらないのが肝ですが今作はそれがとても綺麗に描写されているのが凄いと思いました。
[一言]
素敵な作品をありがとうございます。
今後も執筆頑張って下さい(^^♪
コメントありがとうございます。
莉緒ちゃんの童心が伝わったようで、安心しました。
莉緒ちゃんの童心が伝わったようで、安心しました。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 09月20日 13時29分
[良い点]
村崎紗月です。
今回は今作を読ませていただきました。
皆様が言う通り童話というより大人向けの純文学、児童文学、私達大人が読んで少しうるっと来るような作品ですね。
命というテーマでこのように書けるのは素晴らしいと思います。
小学三年生の女の子が書いている設定で、だいたいその学年で習うような漢字を使うように心掛けているのだなと感心しました。特にしいくケースという単語が出てくるたびに、りおちゃんが書いているんだなと実感しました。
この経験をしてこれからりおちゃんは女の子らしくなっていくのか、とても気になるところです。
子供がいるお母様が読んだら泣いてしまうような素敵な作品、ありがとうございました。
村崎紗月です。
今回は今作を読ませていただきました。
皆様が言う通り童話というより大人向けの純文学、児童文学、私達大人が読んで少しうるっと来るような作品ですね。
命というテーマでこのように書けるのは素晴らしいと思います。
小学三年生の女の子が書いている設定で、だいたいその学年で習うような漢字を使うように心掛けているのだなと感心しました。特にしいくケースという単語が出てくるたびに、りおちゃんが書いているんだなと実感しました。
この経験をしてこれからりおちゃんは女の子らしくなっていくのか、とても気になるところです。
子供がいるお母様が読んだら泣いてしまうような素敵な作品、ありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 09月19日 21時57分
管理
感想ありがとうございます。
莉緒ちゃんはこれからもずっと虫が好きな女の子でいると思います。
莉緒ちゃんの年齢に合わせた漢字の使い方にも気づいてくださうとは感無量です。
ちょっとアダルトチルドレンのところもあるのですが。
とくに、ヒメを飼い始めた動機とか、自身の涙の理由、母親と自分の想いの差を自覚する場面は、大人でも難しいような分析をしていますから(笑)。
莉緒ちゃんはこれからもずっと虫が好きな女の子でいると思います。
莉緒ちゃんの年齢に合わせた漢字の使い方にも気づいてくださうとは感無量です。
ちょっとアダルトチルドレンのところもあるのですが。
とくに、ヒメを飼い始めた動機とか、自身の涙の理由、母親と自分の想いの差を自覚する場面は、大人でも難しいような分析をしていますから(笑)。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 09月20日 13時32分
[一言]
Twitterから読ませていただきました。
3話と短めに書かれた分、ヒメの命の無情さや少女の童心がひしひしと伝わってきました。
昔、捕まえて飼っていたカブトムシのことを思い出すので、とても引き込まれました。
純文学に、童話が混じったようなちょっと子供や大人もウルっときちゃいそうな絵本みたいでとてもよかったです。
悲しいけど暖かくて、ヒメは死んだんじゃなくて最期まで生きたんだなと、命の温もりを感じる作品でした。
Twitterから読ませていただきました。
3話と短めに書かれた分、ヒメの命の無情さや少女の童心がひしひしと伝わってきました。
昔、捕まえて飼っていたカブトムシのことを思い出すので、とても引き込まれました。
純文学に、童話が混じったようなちょっと子供や大人もウルっときちゃいそうな絵本みたいでとてもよかったです。
悲しいけど暖かくて、ヒメは死んだんじゃなくて最期まで生きたんだなと、命の温もりを感じる作品でした。
感想ありがとうございます。
こちらは、童話企画で書いた作品でございます。
3話であり3日間。非常にヒメは儚い命でした。
昔、カブトムシ飼われていたのですね。
私は実経験がないので、かなり下調べをしてからこの辺は書きました。
純文学と童話を混ぜたような作品を目指しました!
絵本だとちょっと長いかなあなんて思います。挿絵がある児童文学ぐらいにしたいですねえ。
ヒメは最期まで生きた。そう言っていただけると、莉緒ちゃんも喜ぶと思います。
この作品書いてて莉緒ちゃんがどんどん好きになって、書き終えるのがさみしかったです(笑)。
あと莉緒ちゃんのこと好きなタツヤもかわいいです。
こちらは、童話企画で書いた作品でございます。
3話であり3日間。非常にヒメは儚い命でした。
昔、カブトムシ飼われていたのですね。
私は実経験がないので、かなり下調べをしてからこの辺は書きました。
純文学と童話を混ぜたような作品を目指しました!
絵本だとちょっと長いかなあなんて思います。挿絵がある児童文学ぐらいにしたいですねえ。
ヒメは最期まで生きた。そう言っていただけると、莉緒ちゃんも喜ぶと思います。
この作品書いてて莉緒ちゃんがどんどん好きになって、書き終えるのがさみしかったです(笑)。
あと莉緒ちゃんのこと好きなタツヤもかわいいです。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月29日 10時23分
[良い点]
拝読しました!
これは、なかなかの力作でしたね。
純文学的要素の入った児童文学といえそうです。また、私は内容的には子どもが読んでもしっかりと楽しめそうですので、「童話」といってもいいのではないかと思っております。それくらい童話は懐が広いものだと私は解釈しておりますので……。
テーマは私も時折扱いますが、「男と女」「大人と子ども」というところでしょうか。それが、大人へと成長していく「女の子」の心理描写とともに、丁寧に描かれていると思いました。
[一言]
恐らくこれは狙った上でのことだと思いますが、この作品では足の数に関してたくさんの記述が出てきますよね。
序盤に出て来る「あしが4本のお父さん」の部分が、私の読解力がないせいかもしれませんが、どうしても意味が分からなく、「お母さんは4本足まで大丈夫」みたいな表現もありましたので、実はお父さんは犬だった――みたいなどんでん返しが最後に来るのかと思ってましたが、そうではなかったのですね……。
ほのぼのほっこりをモットーにしているひだまり童話館では、感想もなるべくほっこりなものをと呼びかけている手前、自分がこういうことを書くのもの何なのですが、もしよろしければ、そこに深い意味があるのか、あるいはそうではないのか、教えていただけると気持ちがスッキリするのですが……。
拝読しました!
これは、なかなかの力作でしたね。
純文学的要素の入った児童文学といえそうです。また、私は内容的には子どもが読んでもしっかりと楽しめそうですので、「童話」といってもいいのではないかと思っております。それくらい童話は懐が広いものだと私は解釈しておりますので……。
テーマは私も時折扱いますが、「男と女」「大人と子ども」というところでしょうか。それが、大人へと成長していく「女の子」の心理描写とともに、丁寧に描かれていると思いました。
[一言]
恐らくこれは狙った上でのことだと思いますが、この作品では足の数に関してたくさんの記述が出てきますよね。
序盤に出て来る「あしが4本のお父さん」の部分が、私の読解力がないせいかもしれませんが、どうしても意味が分からなく、「お母さんは4本足まで大丈夫」みたいな表現もありましたので、実はお父さんは犬だった――みたいなどんでん返しが最後に来るのかと思ってましたが、そうではなかったのですね……。
ほのぼのほっこりをモットーにしているひだまり童話館では、感想もなるべくほっこりなものをと呼びかけている手前、自分がこういうことを書くのもの何なのですが、もしよろしければ、そこに深い意味があるのか、あるいはそうではないのか、教えていただけると気持ちがスッキリするのですが……。
ありがとうございます。
童話や児童アニメが好きなわたしは、童話というジャンルにも結構こだわりがあるというか。
尊いものなんですよね(笑)。
童話だと、「百万回生きた猫」が好きです。あれはヤバい。どれくらいヤバいって言うとマジヤバい。
この作品は文体が大人向けなので、あまり童話していないと思ったのですが。
そう言っていただけて嬉しいです。
お父さんは犬。。。
ソフトバンクかよ!!!!!!!!!
いや、すんません。つっこみたかっただけです。
足が4本というのは、四肢ということです。手と足を足してください。
猫も人間も4本になります。それだけです。
つまりは、虫がきらいなお母さんが「足が4本より多かったらダメ」と言ったので、足の本数について思案しているだけの段落です。
PS.感想もなるべくほっこりですか……。
ルール破って辛辣な感想ばかり書いています。すみません。
童話や児童アニメが好きなわたしは、童話というジャンルにも結構こだわりがあるというか。
尊いものなんですよね(笑)。
童話だと、「百万回生きた猫」が好きです。あれはヤバい。どれくらいヤバいって言うとマジヤバい。
この作品は文体が大人向けなので、あまり童話していないと思ったのですが。
そう言っていただけて嬉しいです。
お父さんは犬。。。
ソフトバンクかよ!!!!!!!!!
いや、すんません。つっこみたかっただけです。
足が4本というのは、四肢ということです。手と足を足してください。
猫も人間も4本になります。それだけです。
つまりは、虫がきらいなお母さんが「足が4本より多かったらダメ」と言ったので、足の本数について思案しているだけの段落です。
PS.感想もなるべくほっこりですか……。
ルール破って辛辣な感想ばかり書いています。すみません。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月27日 15時29分
[一言]
読了です。
私はmarron様と若干違ってここに惹かれました。
>ヒメが歌えなかった命を歌うように、わたしは夏のセミになった。
メチャクチャいいです!
だからこそ
>夏のセミになったわたしは
直後の重複表現は避けてほしかったと個人的に思います。←知らんがな
私はこの作品をカテゴリーエラーだと感じませんでした。
純文学よりの児童文学……それも間違っちゃいないでしょう。
でも、ガチな子供がリアルにひだまり童話館を訪れる可能性は極めて低い。
本作――『虫の声』はれっきとした”大人向けの童話”です。
その場しのぎの救いより、深くて意義ある成長が得られた莉緒ちゃんを見守ることができたので、読者である私にはこれ以上のないハピエンでございました。
面白かったです!
ありがとうございました。
読了です。
私はmarron様と若干違ってここに惹かれました。
>ヒメが歌えなかった命を歌うように、わたしは夏のセミになった。
メチャクチャいいです!
だからこそ
>夏のセミになったわたしは
直後の重複表現は避けてほしかったと個人的に思います。←知らんがな
私はこの作品をカテゴリーエラーだと感じませんでした。
純文学よりの児童文学……それも間違っちゃいないでしょう。
でも、ガチな子供がリアルにひだまり童話館を訪れる可能性は極めて低い。
本作――『虫の声』はれっきとした”大人向けの童話”です。
その場しのぎの救いより、深くて意義ある成長が得られた莉緒ちゃんを見守ることができたので、読者である私にはこれ以上のないハピエンでございました。
面白かったです!
ありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 08月27日 00時15分
管理
コメントありがとうございます。
重複表現、私クセで使っちゃうんですよね。
というか、そこは夏のセミを暗喩で主語に用いてもちょっと分かりづらいかなと思ったんで……。暗喩を主語に持ってくるのは、出しどころが難しい技法です。
純文学よりの児童文学。
この物語でやりたかったことです。
またひだまり童話館に参加した際は、純文学よりの児童文学を投げ込みたいと思います。お楽しみに。
素敵な感想をありがとうございました。
重複表現、私クセで使っちゃうんですよね。
というか、そこは夏のセミを暗喩で主語に用いてもちょっと分かりづらいかなと思ったんで……。暗喩を主語に持ってくるのは、出しどころが難しい技法です。
純文学よりの児童文学。
この物語でやりたかったことです。
またひだまり童話館に参加した際は、純文学よりの児童文学を投げ込みたいと思います。お楽しみに。
素敵な感想をありがとうございました。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月27日 02時06分
[良い点]
はじめまして……と思ってたらFELLOWさんだったのですねヾ(*´∀`*)ノ
作者名まで変えるこだわり!見習いたいと思います(*`・ω・)ゞ
これが噂の(?)児童文学の皮を被った純文学なのですね!(☆∀☆)
私も、小さな頃は近所のお兄ちゃん達に誘われて虫取りに行ったりしていて、お母さんから女の子らしくしなさい!って言われていたので、主人公のりおにウンウン(´-`).。oOって頷きながら読んでいました!
大人になった今では、子供っていいなぁ、なんて思ったりしますが、子供は子供なりに大変で、一生懸命悩んで、考えて、学んでいるのですよね。
なんだかふと、子供の頃を思い出すような、懐かしいお話でした!
読ませて下さり、ありがとうございました!
はじめまして……と思ってたらFELLOWさんだったのですねヾ(*´∀`*)ノ
作者名まで変えるこだわり!見習いたいと思います(*`・ω・)ゞ
これが噂の(?)児童文学の皮を被った純文学なのですね!(☆∀☆)
私も、小さな頃は近所のお兄ちゃん達に誘われて虫取りに行ったりしていて、お母さんから女の子らしくしなさい!って言われていたので、主人公のりおにウンウン(´-`).。oOって頷きながら読んでいました!
大人になった今では、子供っていいなぁ、なんて思ったりしますが、子供は子供なりに大変で、一生懸命悩んで、考えて、学んでいるのですよね。
なんだかふと、子供の頃を思い出すような、懐かしいお話でした!
読ませて下さり、ありがとうございました!
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 08月25日 12時36分
管理
感想ありがとうございます。
このお話を児童文学の皮をかぶった純文学としたのは、以下のテーマを扱ったからです。
・子供のまわりが要求する男女の社会的性差とその反発
お母さんは莉緒に向かって「女の子らしくしなさい」と頻りに言います。
男の子たちは男の子だけで遊び、女の子たちは女の子だけで遊ぶ。このふたつで子供の身の回りにはびこる社会的性差を表しています。
・カブトムシの生死と人間の生死。同じように扱われるべき命と、それを区別してしまう大人の対比
お母さんは虫が嫌いです。
ですから、カブトムシを育てる莉緒に対して、娘に対する愛情はもちろん持っていますが、莉緒がカブトムシに向ける想いを完全には共有できません。
最も顕著に出ているのは、ヒメが死んだとき。莉緒の気持ちを汲み取って悲しい顔をするお母さんに対して、それでは足りないといわんばかりに反発して家を出てしまいます。
命は等しく尊く扱われるべきとは言うけれど、結局はそれは人によって違ってしまうのだということを表しています。
・大人と子供の認識の違い。他人と自分の認識の違い。
シーンとしてはさっきの続きです。
勢いに任せて家を出てしまった莉緒ですが、お母さんが悲しそうな顔をしていたことも認識していますし、やがてお母さんも悪いわけではないということを認識します。
一度は受け入れなかった他人との認識の差。大人との認識の差をここで莉緒は受け入れていくのです。
・成長を通して失っていく子供の感情と、その自覚。
他人との認識の差、子供との認識の差を受け入れると同時に、自分の心の中の大人と子供の隔たりが薄れ、莉緒も少しだけ大人になります。
同じくして、ヒメが死んでしまうという未来は変わらなかったという現実も受け入れます。ここでいう子供の心とは、ヒメが失った2本の足を取り戻し元気になるというあり得ない幻想を抱く無邪気な心。それを受け入れ、莉緒は成長すると同時に、現実の残酷さを知り、もう戻れないという苦みを噛みしめます。
最後に、女性のほうが成長が早いということを考慮して、タツヤとの身長差に気づくというのを、演出として挿入しています。
このように数々のテーマや暗喩が含まれている作品なので。
純文学よりの児童文学なのです。
このお話を児童文学の皮をかぶった純文学としたのは、以下のテーマを扱ったからです。
・子供のまわりが要求する男女の社会的性差とその反発
お母さんは莉緒に向かって「女の子らしくしなさい」と頻りに言います。
男の子たちは男の子だけで遊び、女の子たちは女の子だけで遊ぶ。このふたつで子供の身の回りにはびこる社会的性差を表しています。
・カブトムシの生死と人間の生死。同じように扱われるべき命と、それを区別してしまう大人の対比
お母さんは虫が嫌いです。
ですから、カブトムシを育てる莉緒に対して、娘に対する愛情はもちろん持っていますが、莉緒がカブトムシに向ける想いを完全には共有できません。
最も顕著に出ているのは、ヒメが死んだとき。莉緒の気持ちを汲み取って悲しい顔をするお母さんに対して、それでは足りないといわんばかりに反発して家を出てしまいます。
命は等しく尊く扱われるべきとは言うけれど、結局はそれは人によって違ってしまうのだということを表しています。
・大人と子供の認識の違い。他人と自分の認識の違い。
シーンとしてはさっきの続きです。
勢いに任せて家を出てしまった莉緒ですが、お母さんが悲しそうな顔をしていたことも認識していますし、やがてお母さんも悪いわけではないということを認識します。
一度は受け入れなかった他人との認識の差。大人との認識の差をここで莉緒は受け入れていくのです。
・成長を通して失っていく子供の感情と、その自覚。
他人との認識の差、子供との認識の差を受け入れると同時に、自分の心の中の大人と子供の隔たりが薄れ、莉緒も少しだけ大人になります。
同じくして、ヒメが死んでしまうという未来は変わらなかったという現実も受け入れます。ここでいう子供の心とは、ヒメが失った2本の足を取り戻し元気になるというあり得ない幻想を抱く無邪気な心。それを受け入れ、莉緒は成長すると同時に、現実の残酷さを知り、もう戻れないという苦みを噛みしめます。
最後に、女性のほうが成長が早いということを考慮して、タツヤとの身長差に気づくというのを、演出として挿入しています。
このように数々のテーマや暗喩が含まれている作品なので。
純文学よりの児童文学なのです。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月25日 14時51分
[良い点]
初めまして、鴨と申します。
小さな命と向き合う女の子の気持ちが丁寧に描写されていると感じました。いつからでしょうね、物事を敏感に捉えられなくなったのは。子どもたちの心は大人とちがうのだということを改めて感じ大切にしなければと思いました。
素敵な良いお話をありがとうございました。
初めまして、鴨と申します。
小さな命と向き合う女の子の気持ちが丁寧に描写されていると感じました。いつからでしょうね、物事を敏感に捉えられなくなったのは。子どもたちの心は大人とちがうのだということを改めて感じ大切にしなければと思いました。
素敵な良いお話をありがとうございました。
この作品のキーパーソンとして、お母さんがあげられると思います。
お母さんは虫が嫌いです。そして子供を持つ大人です。
子供の莉緒は虫が好きです。
ヒメが死んじゃったとき、莉緒の気持ちを汲んでお母さんは悲しい顔をします。でもそれは莉緒の悲しい気持ちほど真に迫ったものではありません。なぜならお母さんは、大人で虫が嫌いで、たいして莉緒は子供で虫が好きだから。いくら親子といえど、お母さんは莉緒にはなれないのです。
それに対する反発が、「お母さんのばかあああっ!」に表れています。
でも、それは仕方のないことなのです。
お母さんも悪くはないのです。
走り疲れたのちに、それを理解したことも、莉緒ちゃんの成長といえるでしょう。でもその代償に、ヒメの回復を無垢に信じ続ける子供の感情もひそかに去っていったのです。
お母さんは虫が嫌いです。そして子供を持つ大人です。
子供の莉緒は虫が好きです。
ヒメが死んじゃったとき、莉緒の気持ちを汲んでお母さんは悲しい顔をします。でもそれは莉緒の悲しい気持ちほど真に迫ったものではありません。なぜならお母さんは、大人で虫が嫌いで、たいして莉緒は子供で虫が好きだから。いくら親子といえど、お母さんは莉緒にはなれないのです。
それに対する反発が、「お母さんのばかあああっ!」に表れています。
でも、それは仕方のないことなのです。
お母さんも悪くはないのです。
走り疲れたのちに、それを理解したことも、莉緒ちゃんの成長といえるでしょう。でもその代償に、ヒメの回復を無垢に信じ続ける子供の感情もひそかに去っていったのです。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月23日 12時29分
[良い点]
命と向き合うのは大人になっても迷い悩むことも多いですが、子供の頃はまた特に敏感になるものですよね。いろいろと思い出されました。多くの子供、そしてかつて子供だった人たち共感を呼び起こすお話だと感じました。
繊細なピカピカが溢れる作品でした。
命と向き合うのは大人になっても迷い悩むことも多いですが、子供の頃はまた特に敏感になるものですよね。いろいろと思い出されました。多くの子供、そしてかつて子供だった人たち共感を呼び起こすお話だと感じました。
繊細なピカピカが溢れる作品でした。
そうですね、繊細。
この作品の雰囲気を表すのにふさわしい言葉だと思います。
このお話の対象は子供でもありますし、子供だった大人の人。
あるいは、子供のころは虫が好きだったのに、大人になって苦手になってしまった人に向けられているかもしれません。
あなたの中を去っていった子供のあなた。
それを呼び起こす物語になっていれば幸いです。
この作品の雰囲気を表すのにふさわしい言葉だと思います。
このお話の対象は子供でもありますし、子供だった大人の人。
あるいは、子供のころは虫が好きだったのに、大人になって苦手になってしまった人に向けられているかもしれません。
あなたの中を去っていった子供のあなた。
それを呼び起こす物語になっていれば幸いです。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月22日 15時48分
[良い点]
セミたちは命を歌う――
この一節がとても素敵です。
子どもの自分と、脱皮しかけている自分を本能的に知りつつも、
子どもであろうとする姿が、ヒメを大事にすることと重なっていて
子ども心が伝わる素敵な児童文学だと思いました。
セミたちは命を歌う――
この一節がとても素敵です。
子どもの自分と、脱皮しかけている自分を本能的に知りつつも、
子どもであろうとする姿が、ヒメを大事にすることと重なっていて
子ども心が伝わる素敵な児童文学だと思いました。
もう生えるはずのない、もげてしまった2本の足。
足が6本の元気なヒメは、かつて元気だった姿ではなく、ヒメが自分の中の子供を守ろうとして抱く幻想として登場します。
ヒメははかない命を体現するように弱弱しく描きましたが、
セミたちは、そのはかなさとは対照的に、けたたましく生きる存在として描かれます。しかし、セミの命がはかないのは周知の事実です。
生きることの騒々しさと儚さをセミであらわすことで、ヒメを見守る莉緒の騒々しい心情の変化を暗喩してみました。
足が6本の元気なヒメは、かつて元気だった姿ではなく、ヒメが自分の中の子供を守ろうとして抱く幻想として登場します。
ヒメははかない命を体現するように弱弱しく描きましたが、
セミたちは、そのはかなさとは対照的に、けたたましく生きる存在として描かれます。しかし、セミの命がはかないのは周知の事実です。
生きることの騒々しさと儚さをセミであらわすことで、ヒメを見守る莉緒の騒々しい心情の変化を暗喩してみました。
- 3年2組 石田莉緒
- 2017年 08月22日 15時41分
感想を書く場合はログインしてください。