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[良い点]
電車が生きていたとのことでしたが、都内の工場で働いていた婆ちゃんが言うこと思い出しました。
空襲は綺麗だった、死ぬときは死ぬと防空壕逃げなかった婆さんですが玉音放送後に会社の偉い人が直ぐに各々の実家に帰れと切符手配。帰る前に上野公園と一応開いてたらしい動物園やらみて北海道帰った。
成る程女性陣集団で無事帰宅にも理由あったんですな
  • 投稿者: soukai
  • 2017年 10月13日 18時32分
戦時中についての認識がやや間違っているという話については私自身が祖母や祖父といった者らからいろいろ伺っていたりします。

例えば戦時中の作品でよくある「米食が食べられない」という描写ですが、東北では普通に米は食されていました。

祖母は東北を出身地としており上京した者なのですが兄弟が祖母合わせて11人の大所帯です。
かといって別に名家でも旧家というほどでもなく、子供時代には親も子供も働きに出て生計を立てていたという過去があります。

そこで言われたのは「東北の方では米があったので、普通に主食は米だった」ということで、無かったのは肉や魚といったたんぱく質であり、米には困らなかったという風によく言っておりました。

米に困ったというのは輸送インフラが麻痺していた影響が強いです。
原因は貨物列車が走らなかったからです。(鉄道は人員輸送と石炭などの資源輸送が基本で食料輸送は後回しでした)

よって米に困ったのは関東(東京周辺)や関西などの一部であり、九州、東北などでは余るということはありませんでしたが、自給自足に近い形でアワやヒエといったような代替食ではなく米食で通されておりました。

鉄道に関しては祖母をして8月15日に東北まで帰省したとありますが、時刻表を見ても8月15日当日から以降は普通に運行されてますので、北海道までの帰省は可能です。
[良い点]
読んでいてとても痛快でした。イランに突入する海賊の小説はもやもやが多かったんですが、こちらの方が読み物としてスッキリしてて読後の脳が爽やかです。文章力の髙さにも驚かされました、見習わせていただきます。
[気になる点]
お書きになられた内容からだと、南朝鮮が何故あそこまで復興できて大きな顔をするに至ったのかが不思議に思えてしまいます。島社長の漫画で少し語られていますが、貴殿の考えも聞いてみたいところです。
[一言]
あらためてセンポ杉原さんの功績に感嘆しました。情けは人の為ならずと言いますが、私も見習いたいものです。
  • 投稿者: 黒岩
  • 2017年 10月13日 14時42分
感想ありがとうございます。
南朝鮮が復興した理由はこの間史上最悪の大統領と言われた朴大統領の父親が非常に優秀で金日成に並ぶ男だったからです。
実は彼も実質的に独裁者だったわけですが、前代の無能と比較すると非常に優秀であり、現在の近代化の100%は彼によって達成されたものです。

にも関わらず親日家だったということであっちの歴史の教科書では酷い書かれ方だったために娘が教科書の内容について訂正を試みたことがあります。

娘が当選した理由も父親を良く知る者たちがまだこの世を去っていないという部分が大きいのですが、娘の後に当選した男はこの独裁者を叩き潰そうとして米国から睨まれた男です。

現状において米国が大韓民国に関心を寄せない原因は大韓民国という国家ではなく、民主化運動と称してテロに近いことをやらかしていた現大統領の存在が米国にとっては好ましくない人物であるからです。
[良い点]
戦時中ならびに戦後の民間からの日米間の話は新鮮でした。
[気になる点]
ノンフィクションと思われますが、調査資料等の一覧を上げていただければ、追跡確認ができるようになると思います。参照資料が無いので、一概に信じることができない。
[一言]
終戦直後でもインフラの保持がなされており、動いていないのは燃料不足や偵察を避けるためとの話は、終戦時の空襲で破壊された写真を見てると信じられない思いです。興味深い話をありがとうございます。
感想ありがとうございます。

GE特許に関して調べたい場合は、大学の論文が非常に多く研究者も多いのでそこから遡って調査できると思います。
鉄道に関しては国鉄に関する戦時中の鉄道ファンなどの資料を見てもらうとわかりやすいと思います。

ここで私が記載している話は私の職種での業界用語を用いると「概ね事実」です。
勉学とは「探究心によって揺り動かされ、自ら学ぶもの」という真情を持つ身としては是非しらべていただきたいと思いますが、なろうはライトな小説サイトだと思っておりますので、出典等については省いております。(ここで投稿している理由も注意書きが大変説得力のあるものだからです)

派手にまとめて学会に提出できうる論文にまとめても良いのですが、それでは時間もかかりますし幅広い分野にて知識を蓄えては公開したい立場としてはとにかく図書館などに足を運んでは興味深い一文をメモって己のモノとするといった感じで、数が多すぎてまとめきれません。

今回の内容は様々な部分で断片的なピースを集めて自分なりにストーリーのように組み立てたものであるため、なお更そういう傾向が強いです。

東芝の戦時中の工場拡張の内容や収支関係については正確なデータが経済関係の論文にも出ておりますのでお読みいただければと思います。(1941年~1945年までの社員の増減や経営状態などが記されております)

繰り返しになりますが「GE特許」「東京芝浦電気」「東芝コンツェルン」といった単語で検索されると速いかと思います。
論文検索が主になるかとは思いますが、会社史などもありますのでオススメです。
[一言]
東芝等の落ちぶれた企業を見ると、経営者はどう有るべきかを考えますね。

外部のCEOだと今の利益、数年後の株価を気にして大規模リストラや不正会計等、自分がCEOから変わった後の会社考えない政策を取るし、逆に内部から成り上がったCEOだと優秀とは限らないし、派閥を組んで三越事件の様になる…。

能力があり、会社の未来を盛り上げようとするCEOを選ぶ方法は無いのでしょうかねぇ…
感想ありがとうございます。
経営者に必要な考え方としては、私的な意見ですがシンプルな答えが1つだけあります。
他社に真似できず、かつ高品質で消費者が求めるものを提供する一方、商品の品質を損なう事なくそれで収益性を得られるようにする。

これが現代の経営者として最も求められることです。
収益性ばかりを鑑みて商品の仕様を決定するのではなく、商品の仕様に対して収益性を確保させるよう努力するわけです。

収益性ばかり考えるとホンダのように一気に品質が低下し、結果的に収益性が確保できないという負のスパイラルに陥ります。

東芝の場合、経営者はそれを行おうとしてあのような行為に手を出したというのが実情であるため、私の視点では「単純に無能な経営者」という感じで、「企業を真の意味で根底から腐らせる経営者」とは少し異なった印象を持っております。

現在でも技術的には高いものをもっている以上、社員を守るために私費すら投入するというようなSEGAや出光といった経営者達を見習うべきだとは思いますね。
[良い点]
東芝に対する見方が変わりました。
今まで戦前、戦中、戦後に関する歴史は軍事関連でしか把握していませんでした。ですので、このような視点から見た歴史はまさに目から鱗といっといった形です。
ある種の衝撃を受けたといっても過言ではありません。
[一言]
ロシアのロケット技術に関する小説から入りました。
素晴らしい作品、有難うございます!
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2017年 10月10日 15時27分
管理
感想ありがとうございます。
戦後の場合、軍事よりも民間企業関係の方がとてもおもしろいエピソードに溢れていると思います。
特に戦中から研究し、戦後に開花した技術というのは少なくなく、それが軍事関係なのか軍に隠れてコッソリ研究なのかというのも重要です。

軍に隠れてコッソリ研究していたものが日本の最先端技術を牽引しているという事例もあります。
[良い点]
とても興味深く面白い内容でした
[気になる点]
日本郵政→日本郵船ではないでしょうか?
[一言]
これからも楽しみにしております
感想ありがとうございます。
全部ではないみたいなので街頭の箇所を教えていただきたく思います。
[一言]
以前書名忘れましたが(確か米国在住でソ連について研究している日本人教授が書いた本でした)、日米ソ三国の戦中の資料を基に「なぜ原爆が二発投下されるに至ったか」を書いた本を読みましたが、その中で「米国議会の圧力」というのがなんかこう漠然としていてモヤモヤした記憶があるのですが、こういうことだったんですね。
モヤモヤが晴れてすっきりしました、ありがとうございます。
  • 投稿者: ぞや
  • 2017年 10月08日 19時37分
感想ありがとうございます。
米議会の圧力に関しては近年公開された情報によって米国企業の動きなどを含めた一連のものがわかってきましたが、原爆はトルーマン単独の暴挙からトルーマンが暴挙にいたるだけの背景というのが判明してきています。

これらは今後の歴史研究者などによってまとめられていくのではないかと思いますが、この作品内においては企業側の視点を中心にまとめており、これとは別途に軍部などではまた別の思惑などが存在します。
[良い点]
とても面白かったです
経済、歴史関連を書く方は書き方が上手な印象があるのですが、特に情報を上手く文章に変換できるのが非常に羨ましいです
[気になる点]
できれば日本政府からの視点も欲しかったです
[一言]
東芝の失墜は、やはり事業の複雑化のせいではないでしょうか
白物家電にせよ半導体にせよ、需要に応えすぎたり設計の悪ノリで追加機能を増やした結果、経営者が判断できる範囲を超えてしまったのだと思います
原子力事業も、安全面からの複雑化はもう技術者自身がわかってないレベルになってますし
これは帝国陸軍の惨状とも一致するように思います
巨大化に人は対応できないんではないでしょうか
  • 投稿者: ネジ
  • 2017年 10月08日 17時17分
感想ありがとうございます。
日本政府の動きというのは実は当時あまり記録が残っておりません。
やはり統治下にある関係上、それほど積極的に身動きをとることができなかったのではないかと思われます。

実態としては後に日本国首相となる岸首相などが裏で様々な活動をしていたことが記録として残されていますが、米国側の記録などで目立つのは公職追放された方々であり、その時点での日本政府の立場にいた者達については接触すら殆どありません。
[良い点]
面白かったです。
GEと東芝の関係はこうだったのか。
福島の地震でGE製の原子炉1号機がどうのとかありましたが
東芝が作ってたのはこういうことなのかなとか。

アメリカの原発会社を買ったときは東芝が他社を押しのけて割高で入札したと聞いたので無理やり押し付けられたのか?とも思いますがヤフオクで高く入札した時のような感じですかね。
経営者が腐敗というのは納得です。
  • 投稿者: み。
  • 2017年 10月07日 22時29分
感想ありがとうございます。
原発の入札に関してはどうしても原発事業を海外展開したかった東芝事態の思惑によるものですが、結果的に現在の東芝再建計画には戦前戦後に関わったメーカーの多くが参入しており、やはり愛されているなと思うところがあります。

頭ごなしに「民間企業なんだから潰れたって仕方ないだろ」と思うのが一般の方の認識でしょうが、つい最近まで首相であった人間が「どうするのか?」と野党に問われたのに対して「潰させない」と日本国内閣総理大臣の立場で宣言するほどに重要な企業なわけです。

そして野党がそれに対して一切の批判や反論を行うことなく、議会の記録として永久に残る形で日本国内閣総理大臣にそういう質問を投げかけたのも、投げかけた政党が野党といっても立場がちょっと異なる者達だったので、あえて日本国としての立場の意思を確認するための出来レースに近いものだったと思っています。
[良い点]
バブル崩壊だのの虚栄の失われたうんたら年ではなく
真の意味で日本にとって半ば失われた年代の出来事や社会の動きを
新たに判明した資料や業界人ならではの知識、それになにより
殆どファンタジーのようなイデオロギーではなく
社会人・商人に必須の利益思考を軸の一つとして据えることで
論理的かつ分かりやすい丁寧な解説エッセイとなってる
[気になる点]
商売人が主軸となっているので、軍内部での動きが不明瞭なところがある
ただ、資料に残っていなかったり未だに隠されている部分も多いと考えられるので
下手に憶測で書くよりは周囲の動きや圧力からのみ推察した方が
客観的かつ正確な内容になると思われるので、これで正解かもしれない
[一言]
思い出していたらエッセイ内でも触れられていたので
またあの2本の映画が観たくなってきました
TUTAYA行ってきます
感想ありがとうございます。
軍部についての動きは実は未だに不明瞭な部分も多いのですが、現在わかっている範囲においては、基本的にホワイトハウスは軍部に対して「行動に対する思惑や事情」といったものをあえて説明せずに命令だけ下していたという事情があります。

このあたりは後年、マッカーサーが振り回されてばかりいるといった批判を行い、トルーマンとの確執を生んだ原因の1つではありますが、国家に対する戦力というものがこれで正しいのかどうかについては様々な米国の研究者達が今日でも研究し、学会などで言い争っている部分になりますね。

最終的に戦後暴走しかけたGHQこと米国海軍においては投資家や企業の者達によって生み出された一般市民による大規模な運動によって軌道修正されたという面が強く、そういう意味では民主主義たるアメリカ合衆国という部分は崩れていないという評価です。

その間の細かい動きは不明なのですが、一例として、アーレイ・バークやジョセフ・マッカシーが突然親日家になった理由などは近年の情報公開請求までは文字通り「意味不明」でした。

アーレイ・バークなんかは日本人とステーキを食べて海上自衛隊を作ろうと考えたなんていう話が1990年代まで平然とまかり通っていたのでこれからも情報公開によって覆る事実がどんどん出てくると思います。
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