エピソード56の感想一覧

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[良い点]
懐かしい作品ですね。私も好きでした。

以下、クライマックスのネタバレありです。




登場人物のみんなが魅力的でした。でも特に私が心に残っているのは、ラスボスの『白面の者』です。物語の中盤から暗躍を見せ始め、その圧倒的な力と狡猾さで潮たちを追い詰めていく様子は、見ていて戦慄を覚たものでした。

けれど最後の戦いで敗れるとき、ほんとうは自身の邪悪な生き方に虚しさを覚えていたことが独白されました。それまでの悪逆非道な行いに怒りを覚えていた私でしたが、生まれた時からの宿命として、そういう生き方しか知らなかった白面の心情を想像すると、なんともいえない悲しさを覚えたものです。

「苦悶の叫びでもなく、哀惜の慟哭でもなく、ただ静かなる声で、誰か、我が名を呼んでくれ」

あの1シーンで、ただ邪悪なだけの怪物という印象がガラリと変わったと思います。

本当によく出来た、味わい深い漫画でした。
  • 投稿者: ゲンジ
  • 2022年 10月15日 08時57分
ゲンジさま

 読んでいただきありがとうございます。

 白面は、発生時からマイナスの想念の塊だから、陽なる者を妬み貶める存在でしかあり得ないんですよね。

 9本の尻尾それぞれに属性があり能力がある、という設定がいつからあったのかはわかりません(霧が尻尾の1本だったりとか)が、使っていなかった最後の1本が赤ん坊の姿だったというのは、上手かったですね。
[良い点]
最終決戦の時には泣きながら読んでいた気がします(笑)
単行本派でしかも友だちから借りていたので忘れていたところもたくさんあるんですが、日常回がすごくホッとするくらい立て続けに難題が降りかかる漫画な印象。
うしおは毎度傷だらけだし。゜(゜´Д`゜)゜。

また読みたくなりました。

  • 投稿者: みわかず
  • 女性
  • 2022年 10月08日 06時24分
みわかず様

>また読みたくなりました。

 そう言っていただけると、書き手冥利に尽きます。

 戦ってばかりだけど、ジャンプ系と違って1つ1つの戦いが独立してますからね。
 十郎との戦いのラストとか、いいです。あれで、雷信・かがりの忠誠心や最終決戦での十郎が光ります。
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