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[一言]
紹介してくださったので早速読みに来ました!面白かったです。テンポがよく文章も読みやすかったため「ふむふむ、これは一体どういう謎が隠されているのだろう」などと考えてるうちに、解答編まで読み終わってしまいました(笑)
犯人さん、それなりに頭いいようでいて少し抜けてますね。自分が考えたのと同じ作戦を他の人も考えるかもと、少しでも疑ってさえいれば声だけでなく姿も確認して今回の計画を上手く遂行(もしくは延期)できたかもしれないのに。でも自分の計画通り進んでるときってつい油断しちゃうものですし、仕方ないのかもしれませんね。
この話も短くまとまっていてそこがすごく素敵だったのですが、少し推理する時間はほしかったなと思ったり。彼らとは全く関係ない第三者が、依頼された品を買っている人の姿を見てどう感じたかについて書いたり、警察が証拠品の販売元確認の際に容疑者の容貌について質問するシーンとかあれば読者的には推理しやすかったなと。ただ意外性を求めるのならこのままの方がやっぱりいいのかな?
今作も面白かったので別の作品も読みに行きたいと思います(^^ゞ
  • 投稿者: 天草一樹
  • 18歳~22歳 男性
  • 2017年 12月21日 08時10分
天草様

拙作を早速お読みくださりありがとうございます!
この作品は異様に短いですが、おそらく以下の理由によるものです。
1約半年ぶりに書いた小説だったので、あまり長くすると完結させられるかどうか不安だった
2推理小説に造詣のないなろう読者に最後まで読んでもらって、オチの意外性を追求する小説の存在を知ってもらいたかった
3この作品以降(お読みくださったかもしれしれませんが「引きこもり民俗学者と漁村連続殺人事件」など)、まずかなり詳細な下書きを作ってからそれに肉付けするという、よく言えば論理整合性のとれた、悪く言えば寄り道のできない作風を用いている(執筆時間が半分以下に短縮できるので)


それにしても、天草様の指摘は、指摘されるまで僕が少しも考えたことのないもので、とても参考になります。
なるほど、推理小説好きな方はこのような発想で作品を構想するのか、と。たしかに第三者の視点を加えることによって推理可能性が生じると同時に、最後にパズルのピースがハマる感が出ますね。ふむふむ。

ストーリーに関しては、お株を取られる、といった感じなのでしょうか。
こうしてご意見をいただけると、自分の作品の位置を相対的に見ることができますね。
僕の作品の「犯人」はだいたい知的レベルが普通の人で、その人自体は何か捻ったことをしてやろう(たとえば、密室を作ってやろうとか)とは思わず、ただ、他の外部的な事情が組み合わさることにより、偶然奇妙な事態が生じる、という感じなんでしょうね。

一般的な推理小説犯人的知能をこの作品の犯人にも求めるならば、犯人頭悪い、となるかもしれませんが、おそらく現実にこの犯行を犯人が考えるならば、まさか利用しようとしている者がさらに人を利用しようとしてるとは考えず、仮に考えたとしても、そのことによってどのような効果が発生するのかについては考えないんじゃないかな、と思っています。これはあくまでも僕自身の感覚ですが。。

なろうに作品を16もアップしている割には、推理小説好きの方にはオススメできる作品は他にそれほどないかもしれませんww
ただ、ジャンルが「推理」になっている作品は、一応すべてオチの意外性は追求しています。オチの意外性を一番重視してるのは「殺人遺伝子」ですね。この作品は僕自身が驚くくらいに評価をもらってます。長いですが。
文学的に一番価値がありそうなのは「フィクション殺人事件」ですかね。もしまだお読みでないのでしたら、「引きこもり民俗学者〜」がベタベタ推理小説です。
特殊設定ミステリで考えると、実は、ジャンルをローファンにしてる「タイムループは終わらせない」とか「この不思議過ぎる7つの媚薬は俺の妹愛を加速させようとしている」が当たるのかもしれません。

いやあ、真面目にミステリ書かなきゃな……
[一言]
面白いですねえ、本当に、その一言に尽きると思います。それにしても、まんまとやられました。見事に騙されましたよ。

……すいません、私負けず嫌いなので、ちょっと、いやかなり悔しいです。何とかイチャモンつけられないかと粗探しをしましたが、むむむ、本当に良くできた作品だと思います。この短い文字数でよく纏まっていますね。……くやしい(笑)。
また、別の作品も読みにいくと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。

山元周波数様

 読破,さらにご感想までありがとうございます!

 本作はトンビがタカを生んだ部分があります。というのも,本作の肝は叙述トリックだと思うのですが,筆者は元々叙述トリックを使うことを考えずに本作を構想し,ただ書いているうちに,「ん? この作品って叙述トリック使わないと成り立たないんじゃない?」と気付き,慌てて付け足したんですね。本作は偶然の産物なんですよね。元々は読者を騙す気もそんなになかったんです(苦笑)

 おそらく最大の粗は,VRサクラの下りだと思います。あの下りを筆者の身の回りの人に拡散すれば,筆者の日常生活を成り立たなくさせることができます←



 次回作は真面目なミステリーを書こうと考えています(殺人遺伝子的な感じで,現実世界が舞台but一つだけ現実と違うSF設定ですかね)。
 相変わらずなろうにはミステリー作品に対する逆風が吹き続けていますが,一緒に戦い抜きましょう! ノクターンでも若干は頑張りましょう!(笑)
 
[一言]
読み始めました。わくわく。
青山様

*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*
[良い点]
軽妙な語り口の中、読み進めるうちに、すっかりと騙されてしまいました。
最後の最後でのどんでん返しには、思わず参ったとしか言えません。
菱川あいず様の巧みな表現力には、相変わらず感服をしました。

[一言]
ポイント満点を入れさせて頂きますね!(*^_^*)
  • 投稿者: 結城亜美
  • 女性
  • 2017年 10月11日 03時19分
亜美様

日頃お世話になり過ぎております。菱川です。

ご感想をいただいた時間的に、果たして亜美様が超夜型なのか、それとも超朝型なのかを推理せざるをえませんね(笑)

そして、褒められ過ぎな感じがします(笑)
亜美様に褒められ過ぎたので、なんか立派な小説を書いた気がしてきましたが、僕はまだまだです。この小説はもう一捻りくらいできたでしょうし、少なくとももう少し人物を描けた気がします。


話が逸れますが、長編ファンタジーを書ける方と一日脳みそを交換したいなと思います。亜美様の頭の中は最も気になりますね。ちょっと気持ち悪い発言ですねwごめんなさいw
[良い点]
お久しぶりですっ!今回の短編も楽しく読ませて頂きましたっ!

約1万字の一発逆転短編ミステリー。

ということでどんな結末になるのか楽しみにしていたのですが今回も素晴らしいオチでしたっ!

そして本編を読み終えた後、読み返すと送金された金額の描写が曖昧だったりと読了後ではないと気がつかない伏線が色々隠れていて二度この作品を楽しむことが出来ましたっ!
[一言]
最近お忙しいようですがあいずさんのお話は凄く好きなのでまた短編という形でも執筆していただければ僕は嬉しいです。
これからも無理なさらずに執筆活動頑張って下さいっ!

最後に、VRサクラちゃんの件めちゃ笑いました。
天近様

お久しぶりです!菱川です!

お褒めいただきありがとうございます!

送金のところは結構表現に悩みましたね。
「預金の桁が変わっていた」
とかでもいいかな、とも思ったのですが、結局シンプルな形にしました。そこに気付いていただけて嬉しいです。


本作にはエロも笑いもないので、菱川はヤバイと思い、慌ててVRサクラの話を後書きに挿入しました。
そうなんです。VRサクラの話はフィクションなんです。まさかこの品行方正で実直な僕がVRのJKの匂いを全力に嗅ぎにいったり、プレイ中は座ってなければならないのに、サクラcの目線に合わせて突然立ち上がってスタッフを困らせたりなどするはずがないのです。

……サクラc、ごめん!嘘!嘘だから!愛してるから!!!



さて、気を取り直して、次回はもう少しエロと笑いのあるミステリーが書きたいです。お互い、エロ小説の道を極めましょう!!





[良い点]
依頼主の指示の口調に違いがあり、そこに違和感を感じていたのですが、そこは見事な伏線!感服いたしました。そこに引っ掛かりは感じていたのに真相には辿り着けず無念です。軽く読めて大変おもしろうございました。

現実の事件を彷彿とさせる内容に、リアリティーがありました。その事が読後に色々言いたくなるような、パワーがあります。身の回りに菱川先生のことを言い合える人間がいないことが残念であります。

人物の描写は相変わらずのきれですね。



[一言]
お元気そうで安心しました。

空見様

ご感想ありがとうございます!

依頼主の口調……

たしかに違いますね(笑)
これは狙ったと言うよりも、作者の中では下川と目黒は別人なので、作者視点が加工しないまま素直に出ちゃったパターンですね(苦笑)けがの功名というか……

小説の構想を練るトレーニングとして、毎朝通勤時、目に入ったものでストーリーを作る、ということをしています。たとえば、植木鉢を見たら、実はその植木鉢の中に人間の指が入っている、植木鉢に指を入れたのは、生前、妻がガーデニングが趣味で「私が死んだら、私をガーデニングの肥やしにして欲しい」と言ったからだ、とか、まぁ、しょうもないストーリーを作っています。

ある日、ポスターを見たときに作り出したストーリーが本作の元になっています。急造にしては意外と完成度の高いものができたので、これはなろうに出せる!と思ったわけです。

我ながら、本作のストーリー展開は無理をしてないな、と感じます。実際、こういう怪しいバイトのポスターを見てこれに応募することを決意したら、割と多くの人が下川のような発想に至るんじゃないでしょうか。また、目黒の発想もシンプルといえばシンプル。単純な人間の行動をかけ算して予想不能なミステリーを作り出す。いやぁ、ミステリーとしては理想ですよね。自画自賛し過ぎですがw

僕も空見様が元気そうで安心しました。
[良い点]
展開のアイディアはよかったです。
[気になる点]
一話と二話で主人公となる人物が違うということについて何らかの伏線を張っていなければ叙述トリックとは言えないと思うのですが、私には見つけられませんでした。
浦登様

お読みいただき、ご感想までいただきありがとうございます。
辛口の浦登様から展開についてお褒めいただいたことを大変ありがたく思います。


少し話しは逸れますが、「殺人遺伝子」での僕の最大のミスは「本格ミステリ」という言葉を使ってしまったことだったかなと思います。推理小説ジャンルにエセ推理小説(実質ただのファンタジー)が乱立しているこのサイト内においては、相対的には「本格ミステリ」かもしれませんが、京大の推理小説サークル出身のプロの方々が書いているようなものと比べると、僕の作品は「邪道ミステリ」だなと思います。つまり、推理小説の本来型は探偵小説であり、過去志向(過去に起きた事件の謎を究明する)だとすれば、僕の小説にはその要素はないわけです。どっちかというと僕の小説は、これから起きることに意外性を持たせる未来志向で、かつ使うトリックも物理トリックというよりは心理トリックが多いんだな、と。そんなことを浦登さんを見ていて気付かされたわけです。


で、本作の叙述トリックですが、フェアかアンフェアで言ったら、僕もアンフェアだと思います。強いて言うなら、地の文に語り手の名前が出てこないことに違和感を感じてもらうくらいしか、ネタバラし前にこのトリックが見破られることはない気がします。
ただ、実は僕はこの作品では叙述トリックをそんなに重視しておらず、書いているうちに「あ、叙述トリックになってるな」くらいの感覚なんですよね。「よし、叙述トリックを書くぞ!」と意気込んで書き始めたわけではないんです。たまたま最初の一話を下川視点で構成してしまったがために、「あれ?これって叙述トリック使わないと成り立たなくない?」となっただけで、たとえば偶然の事情で一話目を筑紫視点で構成していたら叙述トリックは使わずに済んだわけですね。だからといってアンフェアな使い方をしていいという話にはならないかもしれませんが。

おそらく僕の書きたかったことは、「犯行計画が予想だにしなかった事情で崩される」というストーリー、それだけなんですね。本格ミステリへのリスペクトは欠けているかもしれません。。
[良い点]
王道の叙述トリックが効いていると思いました。
[一言]
描写すべきところを過不足なく描写する
逆に書かない所は書かない(悟らせない

ただこれだけで小説は面白くなるのだなあと

勉強させていただきました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 10月10日 02時21分
管理
STANIS様

ご感想いただき感謝します。

王道の叙述トリック……

いやぁ、褒められると不思議な気分ですね(笑)
というのも、本作は「よっしゃ!叙述トリック書くぞ!」というモチベで書いたというよりは、書いてるうちに「ん?これ、叙述トリック使わないとストーリー成り立たなくない?」と気付き、慌ててこしらえた叙述トリックだからです(苦笑)
もしかしたら、それくらいさりげなく叙述トリックを使ったことが功を奏したのかもしれませんね。


よくも悪くも僕の小説は合理的だと思います。意味が伝わればそれでいいや、みたいな。果たして小説でそれでいいのかという問題はあります(笑)

なので、バンドシーンの描写を丁寧に描けるSTANIS様が羨ましいですね。僕もそれくらい色気のある作者になりたいものです。。
[良い点]
当たり前ですが辻褄が合わないところが全くないところ。
短編ですが、話が綺麗に分けられていてわかりやすかったです。
すごく面白かったです。スッキリです。
[一言]
ご無沙汰しております。
仕事も忙しいようで、でも久しぶりにお名前を見て嬉しく思いました。

ミステリー最高。おもろ〜でした。

予想できそうできない展開でした。
すっかり騙されました。
また楽しみにしております。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 10月10日 02時14分
管理
EITO様

ご感想ありがとうございます!そろそろハロウィーンですね!悪魔の季節ですね!!←

今作は、今まで試したことのない手法で書きました。名付けて「ネーム方式」。
今作は全1万2000字なのですが、まず下敷きとして、約2時間をかけ、表現や文法を無視するものの、それ以外はちゃんと書いた5000字くらいの「ネーム」を作りました。そして、それに肉付けしたのですが、この方式だと、遠回りなようで早く作品が仕上がり、さらに矛盾が出ません。話が綺麗に分かれていると感じていただけたのは、この手法のおかげかなと自負しています(ただし、誤字脱字は若干増える)。


予想できそうでできない……
この感想は僕的にはしたり顔です。
短編なのであまり話を複雑にしてはいけないと思い、マチェットの下りを使い、「主人公は犯罪者の地位をなすりつけられようとしている」ということに読者様に早めに気付いていただけるよう心掛けました。なんだ、誰でも思いつきそうな単純な話じゃん、と思わせておいて、そこから5,6話で一気に期待を裏切る手法ですね。

なんか語り過ぎましたねw申し訳ありませんww

今後ともよろしくお願いします!

[良い点]
刃物の辺りで嫌な予感がしていたら5話ラストで「ん?」となり。
最終話で明かされる切り返し方でなるほどと唸らされ面白かったです。

トリックの関係上、読む側だけが全てを知っているというかメイン登場人物の誰も全貌に気付いてなさそうな所が何か良いですね。
  • 投稿者: oz
  • 2017年 10月09日 22時59分
oz様

ご感想を頂戴しありがとうございます。とても嬉しいです。

また、読者側の心の動きを教えてくださりありがとうございます。作者側としてはとても気になるところですし、どのプロットにどのような効果があるのかを知れることは、今後の創作の糧にもなります。ありがとうございます。

読む側だけが全てを知っている……
そうです。oz様のご指摘の通り、これは「トリックの都合上」なのです。菱川の創作姿勢の一つに「ストーリーの分かりやすさ」があるのですが、本作はあまりにも行間が多いというか、奥ゆかしいというか、とりわけミステリーを読み慣れていないとちょっと分かりにくいストーリーかなと思います。
そこを「何か良い」と言っていただけたのは嬉しいですが、菱川としては意図してないんですね(笑)「トリックの都合上」です(笑)
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