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[一言]
一読しただけですが感想を。

文章が読みやすく、物語の流れも良かったので次々読めました。

> だが、少なくともこちらの世界の葛城は死んでしまった。なぜかは分からないが。
 親友だったのに。もう二度と、馬鹿な話しも、一緒に旅行もできない。もう二度と、会えない。
 山崎は、自動販売機の前で激しく嗚咽した。

 その後、山崎は藤沢の髪型を毎日チェックすることにした。だが、その分け目に変化があることはなかった。だから、半年で止めてしまった。
 ジンジャーペッパーは、その後一年ほど販売されていたが、やがて自販機から永遠に姿を消した。

淡々とした文章ですが山崎の悲しみが伝わってきて良かったです。

こういった文章を物足りなく感じる人もいると思いますが、個人的にはこの作品にはこれくらいで充分だと思います。最初から登場人物の心情が多めに描かれていれば、ラストは弱いと感じるかもしれませんが。

楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
向こう側さん、感想をありがとうございます。楽しく読んでいただいたと言うことで、恐悦至極です。
私の作品の欠点は、多分、感情表現も激しいアクションもない、ということにあると思います。登場人物に魂を込めるということが、自分の思い通りにできないんです。ここはもっと読者が泣けるように振る舞ってもらわなくては困るってところで、起伏のない台詞を吐いてしまったりとか。登場人物が勝手に動いてしまって、自分が当初計画していた話と全く違うものになってしまうこともしばしばです。
それは欠点であると同時に、長所でもあるのかもしれませんね。そう信じたいです。だから、欠点を直すと言うよりは、長所として伸ばしていけたら、と思います。
それでは、失礼します。
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