感想一覧
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[良い点]
猫の可愛さが存分に現れ、クイーン視点を取り入れ、さらにミステリーも楽しめるという逸品に拍手です。かにかま大好きなクイーンは、抱き締めたくなるほどカワイすぎます。
殺人、猫殺傷、ふたつの事件を平行させているのも贅沢で、一方の犯人が解れば、自ずともう片方の真相も見えてくる事件の構図が良かったです。
ダイイングメッセージ好きとしては、『フユシナ』のあからさまな四文字に考えられる、様々な可能性を捜査会議するシーンは必見でした。文字が改ざんされた場合に浮かび上がる『コンノ』容疑者にもドキドキさせられ、油断ならない展開です。『フシ』まで書いて被害者が力尽きたとしたら(フとシに間隔があれば)藤川先生にも該当し、さらに『シ』と『ミ』の一番上の棒だけ書き途中だったら『シミズ』、三人の教員全員が容疑者に成り得るのが面白いと思います。
像塚先生殺害事件は、複雑化して見えたけど実はシンプルで。共犯関係はなく、それぞれが別々に行動した結果の、三つの構造からなる痕跡は見事でした。あの時計がなぁ、惑わされました。
安刑事が良いですね。一人称がオレなのも可笑しい、猫とスイーツを愛するところも含めて好きです。
[一言]
美緒と明日奈のふたりは、私は好きにはなれませんでした。特に明日奈は何という手強い強敵。中学生であれだけの知識と知恵、機転と行動力を持ち、被害者に細工を施せるとは凄いことです。私が中学生の頃は考えられないことです。美緒のアリバイ作りも用意して、少年法の知識といざとなれば自身が罪を被る覚悟、そこまで熱い友情を貫けることは称賛に値します。彼女の若さと頭の良さに嫉妬していることは否めないが、度胸があるのは結構だが、目上の理真に対する言葉遣いがなっとらんです。あとクイーンを拾って保護するところまでは良いけれど、飼い主が捜していること解ってて、自分達の猫にしようとした態度は許せないし、私が理真だったら「この泥棒猫!」って怒ります。美緒にしてもこの期に及んで一晩だけ預からせてほしいなんて、図々しくてしたたか、理真は良く承諾したものです。私だったら絶対にお断りします。
と、美緒と明日奈は個人的には好きになれないけど、中学生視点の行動と、このふたりの友情が今回の作品に大きく影響したのは事実ですし、濃厚なミステリーを楽しめたことに感謝です。
2月22日でも8月8日でもない、なんの関係ない日に書いてるのが悔しい(> <。)、本当は猫の記念日に合わせて感想書かせていただきたかったです。
猫の可愛さが存分に現れ、クイーン視点を取り入れ、さらにミステリーも楽しめるという逸品に拍手です。かにかま大好きなクイーンは、抱き締めたくなるほどカワイすぎます。
殺人、猫殺傷、ふたつの事件を平行させているのも贅沢で、一方の犯人が解れば、自ずともう片方の真相も見えてくる事件の構図が良かったです。
ダイイングメッセージ好きとしては、『フユシナ』のあからさまな四文字に考えられる、様々な可能性を捜査会議するシーンは必見でした。文字が改ざんされた場合に浮かび上がる『コンノ』容疑者にもドキドキさせられ、油断ならない展開です。『フシ』まで書いて被害者が力尽きたとしたら(フとシに間隔があれば)藤川先生にも該当し、さらに『シ』と『ミ』の一番上の棒だけ書き途中だったら『シミズ』、三人の教員全員が容疑者に成り得るのが面白いと思います。
像塚先生殺害事件は、複雑化して見えたけど実はシンプルで。共犯関係はなく、それぞれが別々に行動した結果の、三つの構造からなる痕跡は見事でした。あの時計がなぁ、惑わされました。
安刑事が良いですね。一人称がオレなのも可笑しい、猫とスイーツを愛するところも含めて好きです。
[一言]
美緒と明日奈のふたりは、私は好きにはなれませんでした。特に明日奈は何という手強い強敵。中学生であれだけの知識と知恵、機転と行動力を持ち、被害者に細工を施せるとは凄いことです。私が中学生の頃は考えられないことです。美緒のアリバイ作りも用意して、少年法の知識といざとなれば自身が罪を被る覚悟、そこまで熱い友情を貫けることは称賛に値します。彼女の若さと頭の良さに嫉妬していることは否めないが、度胸があるのは結構だが、目上の理真に対する言葉遣いがなっとらんです。あとクイーンを拾って保護するところまでは良いけれど、飼い主が捜していること解ってて、自分達の猫にしようとした態度は許せないし、私が理真だったら「この泥棒猫!」って怒ります。美緒にしてもこの期に及んで一晩だけ預からせてほしいなんて、図々しくてしたたか、理真は良く承諾したものです。私だったら絶対にお断りします。
と、美緒と明日奈は個人的には好きになれないけど、中学生視点の行動と、このふたりの友情が今回の作品に大きく影響したのは事実ですし、濃厚なミステリーを楽しめたことに感謝です。
2月22日でも8月8日でもない、なんの関係ない日に書いてるのが悔しい(> <。)、本当は猫の記念日に合わせて感想書かせていただきたかったです。
- 投稿者: 退会済み
- 2020年 08月23日 00時22分
管理
ありがとうございます。
今回はクイーンが主役なので、彼女の描写には特に気合を入れました。クイーンの、猫のかわいさが少しでも伝わったのであれば、本作を書いた甲斐は十分にあるというものです。
ダイイングメッセージが、解釈によっては他の教諭を指し示すことになるというのは……正直、そこまで考えておらず、レナさんの感想を拝読して「その手があったか!」と唸りました。本作を投稿する前に教えていただきたかったです(笑)。このネタだけでもうひと波乱出せましたね。まだまだミステリ書きとして研鑽が足りないようです。
安刑事は、少年課所属ということもあり、まだ出番は本作にしかありませんが、再登場させたいキャラクターですね。
今回の犯人については、少年法を盾に取った行動なども組み込みたかったため、どうしても中学生に設定せざるを得ませんでした。私は基本、犯人にあまり白けるミスをさせないようにしたいため、時には年齢や立場以上に卓越した犯行やトリックを行わせてしまいがちで、今回はそれが不自然な面として出てしまったかなという感はありますね。年上に対しての言葉遣いなどは、「いつ犯行がバレるか?」という恐怖を常に抱えているため、(特に敵である探偵に対しては)虚勢を張って強気に出てしまっての言動だったのでしょう(犯人に余裕があれば、心証を悪くするような言動はむしろ慎むはずですから)。ある意味、未熟さゆえのことと思って、許してやって下さい(笑)。
8月8日は、確か「世界猫の日」でしたね。本作を書いたことが、毎年2月22日に猫ミステリを投稿しようというきっかけになったので、個人的にも思い出深い作品です。
感想、ありがとうございました。
今回はクイーンが主役なので、彼女の描写には特に気合を入れました。クイーンの、猫のかわいさが少しでも伝わったのであれば、本作を書いた甲斐は十分にあるというものです。
ダイイングメッセージが、解釈によっては他の教諭を指し示すことになるというのは……正直、そこまで考えておらず、レナさんの感想を拝読して「その手があったか!」と唸りました。本作を投稿する前に教えていただきたかったです(笑)。このネタだけでもうひと波乱出せましたね。まだまだミステリ書きとして研鑽が足りないようです。
安刑事は、少年課所属ということもあり、まだ出番は本作にしかありませんが、再登場させたいキャラクターですね。
今回の犯人については、少年法を盾に取った行動なども組み込みたかったため、どうしても中学生に設定せざるを得ませんでした。私は基本、犯人にあまり白けるミスをさせないようにしたいため、時には年齢や立場以上に卓越した犯行やトリックを行わせてしまいがちで、今回はそれが不自然な面として出てしまったかなという感はありますね。年上に対しての言葉遣いなどは、「いつ犯行がバレるか?」という恐怖を常に抱えているため、(特に敵である探偵に対しては)虚勢を張って強気に出てしまっての言動だったのでしょう(犯人に余裕があれば、心証を悪くするような言動はむしろ慎むはずですから)。ある意味、未熟さゆえのことと思って、許してやって下さい(笑)。
8月8日は、確か「世界猫の日」でしたね。本作を書いたことが、毎年2月22日に猫ミステリを投稿しようというきっかけになったので、個人的にも思い出深い作品です。
感想、ありがとうございました。
- 庵字
- 2020年 08月23日 21時52分
[良い点]
いいですね。こういうミステリもアリだと思います。
うちの猫も三毛で赤い首輪をしているので、結構感情移入しながら読んでしまいました(笑)
いいですね。こういうミステリもアリだと思います。
うちの猫も三毛で赤い首輪をしているので、結構感情移入しながら読んでしまいました(笑)
いつもありがとうございます。
おお! 赤い首輪の三毛とは、クイーンとお揃いですね! これは嬉しいです。猫は間違いなく、人間の生活をよく観察していて、かなりのことを理解していますね。作中でのクイーンの思考は、決して誇張ではないと作者自身は信じています(笑)
感想、ありがとうございました。
おお! 赤い首輪の三毛とは、クイーンとお揃いですね! これは嬉しいです。猫は間違いなく、人間の生活をよく観察していて、かなりのことを理解していますね。作中でのクイーンの思考は、決して誇張ではないと作者自身は信じています(笑)
感想、ありがとうございました。
- 庵字
- 2017年 11月13日 13時55分
[一言]
えーと横造です。拝読させて頂いたので感想を書きに参りました。とても面白かったです。
この先ネタばれを含みますので注意を!
前作の絶命島は奇想天外な棒高跳びのようなトリックで、島田荘司作品のような印象を受けましたが、今回の作品はアリバイトリックを主体とした東野圭吾作品のような印象を受けました。がらっと変わりますね、死神探偵みたいなのも出てこないし。作品に色々な幅があるのですね、色々読まれていらっしゃるようなので引き出しが多いのですねきっと、凄いです。
ただ今回は違っていましたが、あれ記憶が合っているか自信が無くなってきましたが、子供が犯人、若しくは子供が犯人の恐れがあるといった流れが多い気がしました。私は子供を持つ親なのでちょっと辛い気持ちになってしまいました。そういえば魍魎の函を読んだ時もちょっと辛かった気がします。まあ今回はそうではなかったから良かったですが、教頭先生も可哀相です。何とかしたいです。
私も猫を飼っているので、冒頭の部分に憤りを強く感じ、最後のシーンで不覚にも涙ぐんでしまいました。もう13歳なのであと3年ぐらいは生きていて欲しいです。
ミケ、クイーン、可愛いですね。うちのも負けず劣らず可愛いですけどね(笑)猫図鑑に出てくるスコにそっくりなスコです。毎晩耳たぶをおっぱいがわりにしゃぶりに来ます。もうお爺さんの年齢ですが、心は赤ちゃん猫のままなのかもしれません。最近はしゃぶりではなくよだれぬらしに近い感じなので、布団を被って避けてしまいますが、やらせてあけるべきなのかもしれません(汗)嫁の方に行ってくれというのが本音です。クイーンは高い塀を乗り越えるみたいですが、うちのは猫なのに30センチ位しか飛び上がれません。スコティッシュホールド特有の骨瘤のせいかもしれません。昔から飛べませんでした。いつもグルグルいいながら歩いています。
すいません最後の猫の話は要りませんね。思わず書いちゃいました(汗)
ではではこれにて失礼します。執筆活動頑張って下さい。
追記)前作を読んだ時は男性の書き手さんなのかと思っていたのですが、今回は女性の書き手さんなのかなと感じました。
えーと横造です。拝読させて頂いたので感想を書きに参りました。とても面白かったです。
この先ネタばれを含みますので注意を!
前作の絶命島は奇想天外な棒高跳びのようなトリックで、島田荘司作品のような印象を受けましたが、今回の作品はアリバイトリックを主体とした東野圭吾作品のような印象を受けました。がらっと変わりますね、死神探偵みたいなのも出てこないし。作品に色々な幅があるのですね、色々読まれていらっしゃるようなので引き出しが多いのですねきっと、凄いです。
ただ今回は違っていましたが、あれ記憶が合っているか自信が無くなってきましたが、子供が犯人、若しくは子供が犯人の恐れがあるといった流れが多い気がしました。私は子供を持つ親なのでちょっと辛い気持ちになってしまいました。そういえば魍魎の函を読んだ時もちょっと辛かった気がします。まあ今回はそうではなかったから良かったですが、教頭先生も可哀相です。何とかしたいです。
私も猫を飼っているので、冒頭の部分に憤りを強く感じ、最後のシーンで不覚にも涙ぐんでしまいました。もう13歳なのであと3年ぐらいは生きていて欲しいです。
ミケ、クイーン、可愛いですね。うちのも負けず劣らず可愛いですけどね(笑)猫図鑑に出てくるスコにそっくりなスコです。毎晩耳たぶをおっぱいがわりにしゃぶりに来ます。もうお爺さんの年齢ですが、心は赤ちゃん猫のままなのかもしれません。最近はしゃぶりではなくよだれぬらしに近い感じなので、布団を被って避けてしまいますが、やらせてあけるべきなのかもしれません(汗)嫁の方に行ってくれというのが本音です。クイーンは高い塀を乗り越えるみたいですが、うちのは猫なのに30センチ位しか飛び上がれません。スコティッシュホールド特有の骨瘤のせいかもしれません。昔から飛べませんでした。いつもグルグルいいながら歩いています。
すいません最後の猫の話は要りませんね。思わず書いちゃいました(汗)
ではではこれにて失礼します。執筆活動頑張って下さい。
追記)前作を読んだ時は男性の書き手さんなのかと思っていたのですが、今回は女性の書き手さんなのかなと感じました。
作風についてお褒め戴き、まずは御礼申し上げます。「絶命島」の反動が来てこうなったのだと思います(笑)
犯人については、毎回考えてしまいますね。作品として「殺人」はどうしても必要。であれば必然、犯人、すなわち「殺す人」を誰かしらにあてがわなくてはいけないわけで、死体となるキャラクターにはもちろん、犯人役のキャラクターにも、「申し訳ない」と思いながら手を汚してもらうことにしています。
猫の話題、大歓迎です(笑)
猫は幼い頃から人に飼われていると、親から独り立ちするという経験を持たないため、いつまでも子猫の気持ちのまま成長するらしいです。「見た目は成猫、心は子猫」状態です。横造さんのスコちゃんも恐らくそうなのではないでしょうか。
うちも、もう亡くなってしまいましたが猫を飼っていまして、全盛期には、助走もなしに垂直に二メートルくらい跳び上がっていましたね。とんでもない身体能力です。毎日寝てばかりで、トレーニングなんて全然してないのに(当たり前ですが)。
猫で13歳というと、もうご長寿ですね。3年なんておっしゃらず、スコちゃんが、いつまでも末永く元気でいてくれることを私も願っております。
感想、ありがとうございました。
最後に、作者性別不詳、と言いたいところですが、男です(笑)
犯人については、毎回考えてしまいますね。作品として「殺人」はどうしても必要。であれば必然、犯人、すなわち「殺す人」を誰かしらにあてがわなくてはいけないわけで、死体となるキャラクターにはもちろん、犯人役のキャラクターにも、「申し訳ない」と思いながら手を汚してもらうことにしています。
猫の話題、大歓迎です(笑)
猫は幼い頃から人に飼われていると、親から独り立ちするという経験を持たないため、いつまでも子猫の気持ちのまま成長するらしいです。「見た目は成猫、心は子猫」状態です。横造さんのスコちゃんも恐らくそうなのではないでしょうか。
うちも、もう亡くなってしまいましたが猫を飼っていまして、全盛期には、助走もなしに垂直に二メートルくらい跳び上がっていましたね。とんでもない身体能力です。毎日寝てばかりで、トレーニングなんて全然してないのに(当たり前ですが)。
猫で13歳というと、もうご長寿ですね。3年なんておっしゃらず、スコちゃんが、いつまでも末永く元気でいてくれることを私も願っております。
感想、ありがとうございました。
最後に、作者性別不詳、と言いたいところですが、男です(笑)
- 庵字
- 2017年 11月08日 20時14分
[良い点]
動物ものに弱いので、最後の二話で泣きました。とても良いエンディングだったと思います!
庵字さんのあとがきに『「本格ミステリにこういうのはいらないよ」とお感じになった方も~』とあり、確かに私自身、読後(感動して泣いていたので)事件の印象はちょっと薄くなったような……とは感じましたが、個人的にはとても好きです。
事件のほうも、あからさまなダイイングメッセージ・遺体のそばの壊れた時計・容疑者の鉄壁のアリバイと魅力的な要素が満載で、楽しく読み進めました。クイーンが安堂家に無事に帰れるのかとハラハラしつつ、ダイイングメッセージをこねくり回したり(笑)
猫にまつわる前書きも、これはページをめくるたびの楽しみになりますね。
ご執筆、お疲れさまでした。楽しませていただきまして、ありがとうございました!
動物ものに弱いので、最後の二話で泣きました。とても良いエンディングだったと思います!
庵字さんのあとがきに『「本格ミステリにこういうのはいらないよ」とお感じになった方も~』とあり、確かに私自身、読後(感動して泣いていたので)事件の印象はちょっと薄くなったような……とは感じましたが、個人的にはとても好きです。
事件のほうも、あからさまなダイイングメッセージ・遺体のそばの壊れた時計・容疑者の鉄壁のアリバイと魅力的な要素が満載で、楽しく読み進めました。クイーンが安堂家に無事に帰れるのかとハラハラしつつ、ダイイングメッセージをこねくり回したり(笑)
猫にまつわる前書きも、これはページをめくるたびの楽しみになりますね。
ご執筆、お疲れさまでした。楽しませていただきまして、ありがとうございました!
いつもありがとうございます。
エピローグについては、あとがきにも書いた通り、本格ミステリとしてはどうかと思ったのですが、そういっていただけると嬉しいです。書いてよかったと思いました。
エピローグに書いたようなことは多分に、「こうであって欲しい」という人間側のエゴにすぎないのかもしれません。ですが、超常やオカルトとは別の次元で、「虹の橋」のようなことを想う、願うこと、それに心を動かされるという感情は、人として間違いであるはずはないと信じています。
ミステリ部分については、「高度な知略がありつつ、しかし、直接的すぎて詰めが甘い」という、犯人が持ちうる特性を考慮した形にしてみました。
本作を書いて唯一困ったのは、「クイーンは一度も事件解決の役に立ったことがない」という決まり文句がもう使えなくなったことです(笑)
感想、ありがとうございました。
エピローグについては、あとがきにも書いた通り、本格ミステリとしてはどうかと思ったのですが、そういっていただけると嬉しいです。書いてよかったと思いました。
エピローグに書いたようなことは多分に、「こうであって欲しい」という人間側のエゴにすぎないのかもしれません。ですが、超常やオカルトとは別の次元で、「虹の橋」のようなことを想う、願うこと、それに心を動かされるという感情は、人として間違いであるはずはないと信じています。
ミステリ部分については、「高度な知略がありつつ、しかし、直接的すぎて詰めが甘い」という、犯人が持ちうる特性を考慮した形にしてみました。
本作を書いて唯一困ったのは、「クイーンは一度も事件解決の役に立ったことがない」という決まり文句がもう使えなくなったことです(笑)
感想、ありがとうございました。
- 庵字
- 2017年 11月04日 22時06分
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