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[一言]
 正直なところ、何を目指しているのかよくわからん話だと思っていたのです。「千一夜物語」に王様が乞食を食事に招いて身の上話をさせて楽しむという物語がありますが、この作品はあれを下敷きにしているのかしら、などと考えていました。スズが王様で、瞳子が乞食の役回りです。スズが瞳子を自宅に受け入れた理由がつかめないので、そんな明後日の方向の解釈に。
 が、今回投稿された第6話「蜂蜜とスパイス」後半のあれ一つで、一気に視界が良くなりました。こんないいのを三年間も秘蔵するなんて、yumaさんは悪い人です。
 スズが瞳子を家に泊めた理由は明々白々となりましたし、ほかにも第1話「メイドはお嬢様と出会う」でナオミが一度はスズの勧誘を断りながら結局受けた経緯も何となく見えてきたように思います。第3話「乙女の反抗声明 後編」の「そういう事情だったのですね」のあたりも含蓄があるようですね。
 スズがあまり考えていることを表に出さないので、読者はどうしてもそれを想像して補おうとします。うまく出来ています。しかも第6話まで読むと、もういっぺん前の部分を読み返してその想像をやりなおしたくなるというおまけつき。

千賀さん、こんにちは。

いろいろと解釈してくださっていたのですね。私は「千一夜物語」の東洋文庫版を途中で挫折した人間です(笑)

この話が三年も進まなかったのはそれこそ「何を目指しているのかよくわからん」ところにあったと思います。途中まで書いておいて、つづきがさっぱりわからなくなり、中断していました。寝かしておいたおかげでやっとこさ着地を見た次第です。それが結果的に6話後半のちょっとした種明かしに繋がったわけで、構成の締まりもよくなったかなと思います。どうにか辿り着けたのも、多少なりとも成長した証かもしれません。とはいえ、またこのつづきを書けるかはまだ未定ではありますが……。
 とにかく難産なお話であることは間違いありません。難産な理由はそれこそ、メインの二人が全然心情を明らかにしないからです(なんと厄介な……)。
 またゆっくり考えます。


感想ありがとうございました!
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