感想一覧

▽感想を書く
被害のリスクの高い恋愛は否定されるべき。
貴方の理屈を肯定すれば、小児性愛などでさえ肯定せざるを得なくなり、世の中が崩壊します。
  • 投稿者: 常人
  • 23歳~29歳 男性
  • 2025年 04月01日 20時28分
[一言]
 すみません。何度も。気にしすぎだとは思うのですけれど……

 近親同士の愛(でも婚姻でも)が否定される理由に病気や遺伝をあげるのは、かなり危ういと思うのです。

 第一に、傷害や病気は場所や時代によって変わります。必ずしも、生き延びるために不利になるわけではありません。
 例として挙げるのなら、遺伝する病気である「鎌状赤血球貧血症(鎌状赤血球)」。しかし、マラリア(人類三大感染症の一つ)に脅かされる地域では、この遺伝子を持つことが生き延びるためのポイントとなります。「正常な」赤血球しか持たないと、遺伝子を残す年齢(生殖可能な年齢)まで生きられないそうです。
 ちなみに、「劣性遺伝」(潜性遺伝)とは、劣悪なとか劣っているものを示すのではありません。ナチスドイツが「絶滅」を計ったのは、「劣性遺伝」である血液型O型ではなく、「優性遺伝」のB型でした。

 第二に、傷害や病気について、近親交配の結果だと遺伝(因果?)のせいにされてきた歴史を無視するわけにはいかないからです。

 「障害を持った子など、どんなカップルにだって生まれることはあるのだ」という一文があるので、誤解されるおそれは少ないと思いますが、曲解されないためにも、このあたりは神経質になってもなりすぎない気がします。
 ハプスブルグ朝やエジプト王朝の例にしても、裕福だったから成人する年齢まで育てることができて、だから結果として目立っただけではないかとも思えるのですよね……
謝る必要はありません。感想機能は自由に使えますから。

私の知識が不足している箇所に関してわかりやすい例と説明を下さったことに感謝します。
本当に軽い気持ちで書いたので色々とお粗末なのは申し訳ないところです。

本文の最初に感想欄もぜひ読んでください、といった文章を付け加えておきます。
本当にありがとうございます。
  • プラム博士
  • 2018年 05月05日 00時13分
[良い点]
「当たり前」とされることについて考えるスタイルは好きです。
[一言]
 残念ながら、私にとって「近親愛」は理解しても否定するものです。ホルモンの働きとして否定しませんが、制度として肯定しません。

 「近親」との「愛」(生殖行為?)が禁忌の理由については、もう少し突っ込んで欲しかったです。
 理由を遺伝としてしまうと、それ以上考えられなくなります。
 たしかに、動物が同じ集団で成長した異性を繁殖の相手となかなかしないことからすると、避けるための遺伝的な仕組みはあるでしょう。しかし、人間でもキブツで観察されたように(同じキブツで育つと恋愛関係になりづらい)、血の繋がりがあるから避けるのではありません。
 また、法律については、なぜそうなったのかの考察が欲しかったです。
 文化によって、「近親」の範囲は違います。日本では母方も父方も「同じ」いとこですが(結婚可能)、母方とはOKだが、父方とはNGという文化もあります。遺伝を理由にはできませんよね。
 ちなみに、お互い独身の「血の繋がりがない」「成人した」「男女」でも結婚できるわけではありません。別れた配偶者の子などとは、日本では不可です。

 ついでに、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖典である旧約聖書には、「姦淫することなかれ」と同性愛、獣姦、不倫について記載がありますが、近親にはありません。他にも、「夢精」「自慰行為」はNGでしたが、「近親姦」(父と娘)については、一族の存続の危機というような状況下という制限付きでしたけれども、やむを得ないものとして描かれていたような印象があります。
 
 歴史、文化的にみると、戦争中だったりで関係を広く結びたいという状況なら近親婚はNG、閉ざされた環境だったり、一族の利益を守れる権力者だったりしたらOKとされる傾向があるようです。

 私は、近親の「恋愛」について否定します。

 聞きたいのです。親きょうだいって対等ですか? 親が子、兄(姉)が下のきょうだいに向ける恋愛感情などをほほえましいものとして想像できますか? 無理です。
 現代の理想(幻想?)として、恋愛とは対等な二者の間に結ばれるべきというのがあると思います。
 教師から生徒への性的関心、上司から部下へのセクハラもそうですが、断れば何らかの不利益が生じるのではという恐れを相手に与えるようなものを、「恋愛」と考えられません。

 質問です。「近親愛者で読まれた方がいるのなら、励みになることを祈る」とのことですが、近親から告白されて断れず悩んでいる方にどのような感想を持たれることを想定したのでしょうか? このあたりも述べていただきたかったです。
感想ありがとうございます。
ほんの軽い気持ちで書いたのですが、ここまで細かく読み込んで、考えていただけると書いたかいがあったというものです。

キブツについては初耳でしたが、幼馴染が恋愛対象になるかどうかというのはなかなか違いの出てくることですしね。
その時どういう心理が働いているのかはなかなか興味深いです。

あと、文化によって近親の範囲が違うのも知りませんでした。
国ごとで変わってくるのはそれぞれの成り立ちや特色が影響しているのでしょうかね。


私は基本的にどんな「恋愛」も否定したくないのです。
異性、同性、近親、だけではなく、対物性愛、無性愛etc...
自分の理解の幅を超えていても、それが愛ではないと本人以外に証明することはできないと思っています。

私の思考は二次元よりですので実際のスケールでの想像が足りないのかもしれませんが、兄妹や姉妹での恋愛に対してもさして拒否感は感じません。
本人たちにとっての幸福を私の理解が及ばないからといって否定するのではなく、当人が幸せならばいいんじゃないか、と考えたいんです。

教師・生徒、上司・部下などの組み合わせについてもですが、私は純愛が成り立つと信じたいんです。
どれだけ特殊で稀な例だとしても、完全に無いとは言い切れません。

しかし、もちろん上に挙げた全ての例で両想いに限りますけどね。一方通行では恋愛と呼べません。



最後の質問ですが、そこまでは想定していませんでした。
私はあくまで「近親愛を抱えているが、誰にも相談できず、自分の感情に対して悩んでいる人」へのメッセージになればと思って最後の部分を書きました。
近親に告白されて悩んでいる方がどう思うかは、私にもわからない話です。
  • プラム博士
  • 2018年 05月05日 00時08分
[気になる点]
タブー視される理由はやはり病気が大きいでしょうね。昔は宗教的、地理的、政治的な要因で少なからず合ったようです。しかし、やはり先天性疾患を持つことが多かった模様

血が濃くなる云々は遺伝子が似かよることを指して、これが原因で劣性遺伝しやすくなり、色んな障害を持ってしまいます。劣性遺伝は証明されていることですし、近親者による遺伝はどうしても劣性遺伝の確率はあがるので、近親者同士の行為がタブーとされるのは仕方ないことです。日本は違法では無いですけどやはりそういう面で近親愛もマイナスに捉えられていったのでしょう。
  • 投稿者: あき
  • 2018年 04月13日 02時27分
なるほど、やはり実際にマイナスな影響が過去に見られたのですね。
目に見えて問題が生じている以上、否定的になっていったのもそういう理由があってのことでしょうか。


もし仮に医療技術が更に進歩し、そのあたりのことを気にしなくて済むようになったとしたら……
過去を知らない人々が近親愛をどう思うかは気になるところです。


  • プラム博士
  • 2018年 05月04日 23時39分
[一言]
私も近親愛に抵抗はありません。
実際にお会いしたら、また違った感想を抱くかもしれないし、自分がそうなるのは嫌ですが…。だからといって否定などをしたい訳では無いです。

ただ、このエッセイを読んでいて思ったことを書きたいと思います。

近親愛が危険だということを私が実感したのは、小学高学年から中学生のあいだで、あるテレビ番組がきっかけでした。
その番組は、エジプトの王朝を取り上げ、近親婚が繰り返された結果、子々孫々に障害や病弱などの異常が現れることを放送していました。(他にもなにか取り上げていたと思いますが、覚えていません。)
それを見て、ああ、近親婚が危険なのだ、と思ったのです。それがひとつの要因でで滅んだ王朝でもありましたので。

その後、色々考えていて思ったのは、生き物の本能的に、生存競争的な意味合いで近親愛を忌避する感情があるのではないか、ということです。(その感情に対する理由付けとして、迫害に近いものが生まれてしまったのかもとも思います。)それ自体は仕方ないことかもしれないと思うのです。
1例としては、反抗期です。例えば、女子が年頃になると、父親を、あるいは男兄弟を、忌避しがちになるのは、近い遺伝子の存在を本能的に判断して、近親愛の結果子供が生まれるのを避けるためではないか、と思います。(何かで、それはあるホルモンが原因だとも見た気がします。)
だから、忌避しがちなのは本能的なものなのでは、とも思うのです。

ですが、恋愛のシステム的に、良い遺伝子を後世に残す、というものもあると言います。それに従った結果、近親愛ということもあるのではないかとも思うのです。

なので、私の意見としては、愛を否定はしないけれど、それが何代も続くと危険だろう、ということです。

なんだか堅苦しい感想になってしまいました。
否定したつもりは無いですが、もしそのように受け取れてしまったらすみません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
  • 投稿者: 着津
  • 18歳~22歳 女性
  • 2018年 04月12日 12時34分
感想ありがとうございます。
否定する気はない、と言っていただけるのがなんとなく嬉しく感じました。

本能的に近親愛を避ける感覚があるのではないか、反抗期がその一例ではないかという考え方がとても面白いと思いました。

この「本能」というものがどこまで有効なのかは気になるところですね
私や貴方のように近親愛に対して別段忌避感を感じていない人もいるように、絶対ではないのかもしれません。反抗期もある人ない人がいますしね。

仮にそういった本能的な忌避感があるとして、近親愛を抱いた人はその本能にあらがったのか、良い遺伝子に対する種の感覚というものがうわまったのか、はたまた単なる「愛」が勝ったのか……


私は専門的なことはわかりませんが、あれこれ考えるのも楽しいものですね。
こちらこそ読んでいただきありがとうございました。
  • プラム博士
  • 2018年 05月04日 23時36分
[一言]
まあ、近親婚の禁止理由に子供を持ち出すなら、子供の出来ない同性婚とか論外に近いですからね。

まあでも解禁しろとデモが起こらない時点で、近親愛者は同性愛者よりも更に数が少ないのだと思います。
子ども云々は筋違いに感じるんですよね。
子どもだけが夫婦の形ではないと私は思います。

声をあげづらいのか、そもそもその発想すらないのかは興味深いところです。
  • プラム博士
  • 2018年 05月04日 23時27分
[良い点]
幼女作家「おにいちゃん。わたしと結婚する?」
[一言]
象徴的な去勢は、なされている。
想像的な去勢も、たぶん一度は、なされている。
でもレトロアクティブ起こしちゃってるかも?

作者さんに限らず、このエッセイ読んだ人に

『お父さんとお母さんがセックスしているシーンを想像してどう思いますか?』

と聞いてみたい。(悪趣味か)

おそらくそこに答えがあるようなないような。

不快感の根源というか。

つまるところ、人間の精神を解剖すると、
おのずと、近親相姦に対する不快感は生ずるので、
多数の人が近親相姦に対する不快感を持つ。

(だって、たぶん人類の9割近くは去勢してるし)

この原初的な感覚を、いろんな理論でくるんだ結果、近親相姦はタブーとなった。

なので、タブーなのは、多数決の論理ってだけだと思います。

多数派が、智恵と妥協を図った結果、ひとつの結論が生まれる。

「そうだ。義理の妹ってことにすれば……」

エロマンガ先生のほうが桐野よりかわいいに決まってる。
感想ありがとうございます!

エロマンガ先生は読んだことがないのですが、何故か義理である代表例として思い浮かべておりました。
原初的な感覚を多数派の論理で包む、という例非常にわかりやすくて助かります。

個人的には人の勝手だと思うのですが、皆がそう割り切れる訳でもありませんしね...


(返信が送れてしまい申し訳ありません)
  • プラム博士
  • 2017年 11月28日 00時25分
[良い点]
ほぼ同意できます。譲歩や前提の仕方も説得力を増していると思います。
[気になる点]
日本の皇族やハプスブルク家の近親姦による子の例を見ると、「代を重ねた近親姦は危険」というのはある程度信憑性があるのではないかと思います。念入りに調べたわけではないのですが。
[一言]
良い意見だと思います。
  • 投稿者:
  • 2017年 11月16日 23時28分
感想ありがとうございます!

共感して頂けると本当に嬉しいです。
確かに危険性に関して完全には否定出来ないんですよね。
そこら辺の書き方が少々無理やりだったかも知れません。

(返信が送れてしまい申し訳ありません)
  • プラム博士
  • 2017年 11月28日 00時20分
↑ページトップへ