エピソード1149の感想一覧
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[一言]
せがた三四……じゃない、カイ・アルザードさん、こんばんは。
鍛錬編、毎日楽しく読ませて頂きました。
作者が中二病になってはいけないとか覚醒の話など、実に有意義でためになるこのコラムは、既に自分の一日の常となっております。
ところで、この最新話は「天才」「秀才」「凡人」に触れた回でしたが……例えば、作家で「天才」と言うとどのような人が該当しますかね?
海外だとコナンドイル氏やトールキン氏、最近で言えばJ・K・ローリング氏が直ぐに思い浮かびます。
そして日本だとパッと思い浮かんだのは宮沢賢治くらいかなって思ったのですが……現存している方だと、誰が該当するのかなって単純に気になりました。
「秀才」ならそれこそ、過去から現在まで沢山該当する方は居られると思うんですけど、作家で「天才」は中々思い浮かばないような気がします。
もちろん、自分がまだ色々な作家や作品を知らない故の事なのでしょうが、カイ・アルザードさんならどなたを挙げるのかなって気になったので質問してみました。
せがた三四……じゃない、カイ・アルザードさん、こんばんは。
鍛錬編、毎日楽しく読ませて頂きました。
作者が中二病になってはいけないとか覚醒の話など、実に有意義でためになるこのコラムは、既に自分の一日の常となっております。
ところで、この最新話は「天才」「秀才」「凡人」に触れた回でしたが……例えば、作家で「天才」と言うとどのような人が該当しますかね?
海外だとコナンドイル氏やトールキン氏、最近で言えばJ・K・ローリング氏が直ぐに思い浮かびます。
そして日本だとパッと思い浮かんだのは宮沢賢治くらいかなって思ったのですが……現存している方だと、誰が該当するのかなって単純に気になりました。
「秀才」ならそれこそ、過去から現在まで沢山該当する方は居られると思うんですけど、作家で「天才」は中々思い浮かばないような気がします。
もちろん、自分がまだ色々な作家や作品を知らない故の事なのでしょうが、カイ・アルザードさんならどなたを挙げるのかなって気になったので質問してみました。
- 投稿者: 退会済み
- 男性
- 2020年 04月06日 20時44分
管理
エピソード1149
猫屋敷たまる様、ご感想ありがとうございます。
セガサターンしろ! ということでセガさんには頑張ってセガサターンminiを作ってもらいましょう。
それはともかく、小説家で「天才」が思い浮かばないとのことですね。
これについてはいくつか候補がいます。
まず浮かぶのが小説賞に名を冠する三名、芥川龍之介氏、直木三十五氏、菊池寛氏です。
この三名は菊池寛氏が先に売れました。そして現役で活動する小説家の中で、最も才能があると見込んだのが芥川龍之介氏と直木三十五氏だったのです。それで菊池寛氏は「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設立しました。後世、この二賞を創設した菊池寛氏の才能も評価されて「菊池寛賞」も設けられました。
芥川龍之介氏のライバルであった谷崎潤一郎氏も賞に名を冠しますが、どちらかといえば秀才型の人物です。
そして世界初の長編小説『源氏物語』を書いた紫式部氏は確実に天才です。
伝承や神話に依らない、まったくの空想で創られた世界初の長編小説を書いたという、それだけをもってしても「天才」であることは疑いようがありません。
実は最近の小説界隈には「天才」がほとんどいません。
それは秀才が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているからです。つまり「天才」の書いた小説のよさを正確に理解できない方が選考しているかぎり、「天才」がプロデビューできない仕組みが出来あがってしまいました。
ライトノベルでは神坂一氏や吉岡平氏、火浦功氏、冴木忍氏、六道慧氏あたりの黎明期の書き手は皆「天才」でした。
今のライトノベルでは、誰もが知る川原礫氏、鎌池和馬氏、渡航氏あたりはすべて「秀才」ですね。
「天才」だとプロの書き手が「この作品は面白いから読んでみて」と担当編集さんにオススメした方が多い。
たとえば『君の膵臓をたべたい』の住野よる氏、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』の伏見つかさ氏は、プロの推薦の形でデビューしていますので「天才」と呼んでかまわないと思います。
夏目漱石氏は「努力した天才」型だと思います。つまり日本文学で最強の存在です。
その時代まで戻れば、宮沢賢治氏も小泉八雲氏も天才に違いありません。
つまり近年「天才」と呼べる書き手はほとんどいないのです。
「秀才」が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているかぎり、輩出されるプロも「秀才」止まり。
もし「天才」が最終選考を担っていれば、「天才」が芋づる式に釣り上がり、小説界隈のレベルもかなりアップすると思います。
そうならなかったから「出版不況」が起こったのかもしれませんね。
セガサターンしろ! ということでセガさんには頑張ってセガサターンminiを作ってもらいましょう。
それはともかく、小説家で「天才」が思い浮かばないとのことですね。
これについてはいくつか候補がいます。
まず浮かぶのが小説賞に名を冠する三名、芥川龍之介氏、直木三十五氏、菊池寛氏です。
この三名は菊池寛氏が先に売れました。そして現役で活動する小説家の中で、最も才能があると見込んだのが芥川龍之介氏と直木三十五氏だったのです。それで菊池寛氏は「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設立しました。後世、この二賞を創設した菊池寛氏の才能も評価されて「菊池寛賞」も設けられました。
芥川龍之介氏のライバルであった谷崎潤一郎氏も賞に名を冠しますが、どちらかといえば秀才型の人物です。
そして世界初の長編小説『源氏物語』を書いた紫式部氏は確実に天才です。
伝承や神話に依らない、まったくの空想で創られた世界初の長編小説を書いたという、それだけをもってしても「天才」であることは疑いようがありません。
実は最近の小説界隈には「天才」がほとんどいません。
それは秀才が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているからです。つまり「天才」の書いた小説のよさを正確に理解できない方が選考しているかぎり、「天才」がプロデビューできない仕組みが出来あがってしまいました。
ライトノベルでは神坂一氏や吉岡平氏、火浦功氏、冴木忍氏、六道慧氏あたりの黎明期の書き手は皆「天才」でした。
今のライトノベルでは、誰もが知る川原礫氏、鎌池和馬氏、渡航氏あたりはすべて「秀才」ですね。
「天才」だとプロの書き手が「この作品は面白いから読んでみて」と担当編集さんにオススメした方が多い。
たとえば『君の膵臓をたべたい』の住野よる氏、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』の伏見つかさ氏は、プロの推薦の形でデビューしていますので「天才」と呼んでかまわないと思います。
夏目漱石氏は「努力した天才」型だと思います。つまり日本文学で最強の存在です。
その時代まで戻れば、宮沢賢治氏も小泉八雲氏も天才に違いありません。
つまり近年「天才」と呼べる書き手はほとんどいないのです。
「秀才」が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているかぎり、輩出されるプロも「秀才」止まり。
もし「天才」が最終選考を担っていれば、「天才」が芋づる式に釣り上がり、小説界隈のレベルもかなりアップすると思います。
そうならなかったから「出版不況」が起こったのかもしれませんね。
- カイ.智水
- 2020年 04月07日 18時57分
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