エピソード1298の感想一覧

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[良い点]
1234回到達おめでとうございます!

[一言]
 迷い、恐れ、ためらいこそが、人生だと思います。
 その上で、後で後悔しないように、その時に出来る自分の考える最善の手を打つだけなんでしょうけどね。
 
 悟りの境地、
 ――「損したって関係ないね」と意に介さない姿勢は、ある意味、インテリ系ボスに多い危険な思想ですよね。
 一般大衆の正義と、悟りを開いた神の目で見た正義は随分ずれている筈ですから。

 例えば、人間を種として考えた場合、障害者などの社会的弱者を保護する人道主義は一般大衆の正義でしょうけど、神の視点に立った正義では……。
 
 くろねこ様、ご感想ありがとうございます。

 やはり「迷い」「ためらい」「恐れ」があるから人間味があるのだと思います。
 物語を通じて主人公がそれらを乗り越えていく姿を読ませるのが「迷いと悟り」の物語ですね。
 でもすべてを悟るわけではなく、あくまでもひとつの事柄についてのみ「悟る」のです。
 おっしゃるとおり、もしすべてを悟った存在なんて小説に出したら、おそらく一次選考も通らないでしょうね。あまりにも人間味がなさすぎて、物語がつまらなくなってしまいますから。
 どんなに優秀な人物でも、なにか「迷い」「ためらい」「恐れ」を抱いているから人間臭くなる。そこに読み手は共感覚を得て主人公に入り込めるのではないでしょうか。
 神の視点から正義を語るのは、そういった人間臭さを感じさせない、冷徹なまでの客観性に基づくもの。
 つまりコンピュータのような存在が、人々の上に立つという超管理社会となりかねませんね。
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