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[良い点]
冒頭から、根来警部が襲われるという緊迫した状態に引き込まれました。悲恋、人情、殺人、旅情、和の趣にアリバイ崩しと様々な味わいを楽しめ、わっぱ飯のようなミステリーです。喩えて曲げわっぱに炊き込みご飯、甘じょっぱい椎茸ともみじ型人参が入っているような。

詩織と羽黒さんは確かに、あの時、惹かれあったと思います。束の間の両想いもアリだと思うから。

英治さんのオムレツ、根来さんのカツ丼と卵焼き。卵料理大好きな私には魅力すぎて印象的でした。根来パパの不器用さもね。

要となったアリバイ崩し。動機を持つ一方に完璧なアリバイを保持させ、動機のない相方が殺しに行く。動機の線から捜査を困難にさせた二つの事件は、五年越しとは云え、交換殺人の原理を応用させていると感じました。この軸は見事です。

警察小説としても、人情サスペンスとしても、申し分のない完成度でしたね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2020年 12月18日 07時55分
管理
乾さん、ご感想ありがとうございます!

「青月島」「赤沼家」に続き、こちらの作品も読んでくださり、ありがとうございました。(^^)

根来警部が襲われるという冒頭は、昨今の007映画を参考にしました。出だしに小事件を起こし、心を掴んでから、ゆるやかな本編が始まるというストーリー構成です。

わっぱ飯ってなんだっけ、と思って検索しました。なんだか海鮮丼みたいで美味しそうです。よくスーパーに海鮮に錦糸卵がのったお弁当が売っていますが、あんな感じかなと想像しました。椎茸や人参も好きなので、是非食べてみたいです。(^^)

そして、僕の作品はたしかに色々な要素をごちゃ混ぜにしたところがあるのを自覚しているので、図星をさされて、ドキッとしました。(^^)

英治さんのオムレツってなんだっけ、と思って自作をまた読み直してみようと思いました。根来のおっちゃんはカツ丼を食べていましたね。その時の眺めを鮮明に覚えています。

ありがとうございます。一度、警察小説やアリバイ崩しみたいなものをじっくりとした長編で描いてみたかったんです。現実の都市を舞台にして、そして、鉄道もからめたかった。刑事たちが時刻表なんかを見ながら、ホームなんか歩いちゃって、顎までコートに埋もれさせ、白い息を吐いて「犯人はきっとこのホームを歩いたはずさ」みたいなことを語り合う……。そういう僕の願望が出ていたのかな、と思います。今回は鉄道は結局関係なかったので、またいずれ鉄道ミステリーを書いてみたいと思います。「江ノ電殺人事件」とか「東武スカイツリーライン殺人事件」とか。広域のアリバイ崩しですね。浅草と動物園を結ぶアリバイ、みたいな。実はそれっぽいことを横浜中華街と横浜駅でやったことはあるのですが、アリバイ崩しの醍醐味は出ていなかったかな、と思っています。今回もお読みいただきありがとうございました。(^^)
  • Kan
  • 2020年 12月18日 17時35分
[良い点]
このような全く違う季節に読ませていただいたにも関わらず、その時々の映像が頭に浮かんでくる巧みな表現。
お見事です!
Kanさんのツイッターの方の…帯?に使われている絵の舞台ということもあり、読む前から楽しみでした。
まだ三作しか追えていない(順番はガン無視で少しずつですが読ませていただいてます)私ですが、しっかり世界観に入り込めました。Kanさんの作品に共通する丁寧な心情描写と風景描写のおかげで、ラストの余韻にも浸れております。
すみれさんの「がんばろう」には、私もよし、がんばろうと思えました。

わっ、羽黒さん一目惚れしたぞ!?と思った数話後にしっかり失恋してましたね。
人の恋愛話が大好物な人間なので、本当にごちそうさまでした?

今回のお話でスポットライトが当てられた羽黒さんの過去。あの親子ならではの不器用さはまさに本物なのだろうと勝手にしみじみしておりました。
でも、根来さんの子離れはもっと後なんでしょうね笑

そして、羽黒さんと妹の未空さんのやりとり。私と兄のやりとりと似ていて思わず笑ってしまいました(^^)

面白い作品、いつもありがとうございます!!
[気になる点]
◯胡麻博士、何者なんでしょうか?

◯初感想に伴う私の日本語力不足の露見
[一言]
アリバイトリック、しっかりやられました。
とても痛快でした! ザ・ミステリ作品の醍醐味、しっかり味あわせていただきました!!
親子丼を食べながらしっかり味わいなおします!笑

(長々とすみません…)
まはるかのかさん、ご感想ありがとうございます!

「名探偵 羽黒祐介の推理」読了ありがとうございました。本作は、この一作前の「五色村」と「グレゴールキング」から文章についての勉強・研究をはじめた僕が、積極的に色々な文体を試してみた作品でもあります。
そんなわけで、描写を褒めていただいて、嬉しかったです。(^^)

本作の中で試してみた文体が、今でも自分の基盤になっている気がします(といっても、まだ一年半前の話ですが)。

挿絵についてもありがとうございます。こちらは夢学無岳画伯が某挿絵エッセイで取り上げてくださり、製作が開始されたもので、史上最高の美男子の図像化が、はじめて実現された記念すべき出来事でした。(^^)

すみれさんの「がんばろう」の気持ちが伝わって良かったです。自分でも読み直してみようと思います。(^^)

御察しの通り、この作品は恋愛がテーマになっています。絶世の美男子である羽黒祐介が恋に落ちるということは、当初のシリーズの設定ではありえないものだったのですが、踏み切りました。それまで祐ちゃん自身の内面に切り込んだ作品はなかったので、冒険でした。お父さんの話を出したのもそのためです。エピソードなどでその人物を掘り下げることってとても大切だと思いました(^^)

祐ちゃんと未空ちゃんとやりとりが、まはるさんとお兄さんのやりとりと似ていたとは……。とても仲が良さそうで何よりです。(^^)

胡麻博士は「五色村の悲劇」という作品で突如出現した妖怪博士風な民俗学教授ですね。(^^;;
なぜか、前にキャラクター投票で一位に選ばれていました。(^^;;

いえいえ、まはるかのかさんの文章は素晴らしいと思いますよ。

ありがとうございます!
今回、リアリティーのある社会風のアリバイ崩しを目指したのですが、ちょっとはそれっぽくなったかなと思いつつも、やっぱりいつもの破茶滅茶ワールドだったなぁ、と反省しつつ、満足もしています。(^^)

それでは、感想ありがとうございました。励みになります。心ゆくまで親子丼をお召し上がりください。(^^)
  • Kan
  • 2019年 05月04日 14時32分
[良い点]
とても面白かったです!

羽黒祐介、ますます深みがでてきましたね。他の登場人物もとっても活き活きしていて、いいなぁ、と思いました。ユーモアに満ちた会話や、落語まで取り入れて、さすがですねー。

五年の時を隔てた◯◯殺人、トリックが分かった時には、そうか! と楽しかったです、

執筆おつかれさまでした。
名作、ありがとうございます!
新作も楽しみにしています。
(#^.^#)V
  • 投稿者: 夢学無岳
  • 男性
  • 2018年 05月14日 10時54分
夢学無岳さん、ご感想ありがとうございます!

なによりも、羽黒祐介の挿絵を頂けたことが嬉しかったです。ありがとうございます。あれからtwitterなどでも宣伝に使用したりと、重宝しています。(^^)

今回は、羽黒祐介自身にスポットを当てることがテーマのひとつでしたので、深みが出たと言って頂いて嬉しいです。落語は、どこでしたっけ……。実は、書いてから二月程度ですが、すでに内容を忘れかけているというひどい話です。(笑)

トリックは、多少強引でしたけど、なにはともあれ、アリバイ崩しを描けてよかったです。なんとなく、前から遠距離のアリバイトリック、鎌倉から前橋のアリバイ崩しを描きたかったもので。「点と線」とか「寝台特急殺人事件」の影響だと思います。(^^)

あとはテーマの一つである、季節感が表現できていたら嬉しいです。五色村は世界観を伸ばそうとして工夫したので、今回はそれを時間軸でやってみようと思い、季節感を描きました。紅葉から雪、そして、最後は犯人の遺書に桜のキーワードを入れました。(^^)

お読み頂き、そして、素敵な挿絵を下さって、ありがとうございました!
  • Kan
  • 2018年 05月14日 20時03分
[良い点]
∀・)今までの羽黒探偵シリーズになかでも、キャラクターの各々に素敵なスポットライトがあたった作品でした。特に白石詩織というキャラクターの動かし方が見事。Kan様は、とりわけ羽黒探偵シリーズはキャラアイコンの動かし方、置き方が絶妙に良くて素晴らしいっすよね。いや、ホント。
[気になる点]
∀・*)すみれさんをもうメインヒロインとみていいのか……?
[一言]
∀・)完結お疲れ様でした。シリーズの発展とともに、胡麻博士のこれからに期待したいと思います♪♪
IDECCHI51さん、ご感想ありがとうございます!

 ありがとうございます。そう言って頂けて、嬉しいです。今回の作品は、まずナツさんが「次こそは羽黒祐介のエピソードを」とアドバイスを下さいまして、そこから、羽黒祐介の内面を描こうと思って、書き始めたものでした。(^^)

 白石詩織。この名前は、ちゃんと韻を踏んでいます。いつも容疑者の名前付けに苦労している僕ですが、良い名前のひとつに、韻を踏む名前というものがあります。漱石の『吾輩は猫である』に、越智東風という登場人物がいたと思いますが、彼はあれで「おちこち」読ませるとかなんとかで、韻を踏んでいることを自慢しているとか、迷亭先生が仰っていたと記憶しているのですが、今回は、そういうわけで、白石の『し』と詩織の『し』を重ねてみたのでした。何度か口に出して読んでみますと、やはり『し』が効いているな、と我ながら満足しています。(^^)

 ヒロインになるかと思わせて○○だったということで、男性読者だともしかしたら、ショックを受けた人もいるのかも知れませんね。まあ、すぐに月島嶺二という恋人が登場するので、そんな疑いもありませんでしたけど。

 ある人に、以前の『五色村の悲劇』で、日菜ちゃんという可愛いらしい巫女さんを出した途端に殺してしまったのを「なんでなんで」と責められましたが、僕という人間は、美人や美少女を出すと、すぐに死体にしてしまうという謎めいた癖があるのかもしれません。確か、ホームズものを書いたコナンドイルも、そういう癖があって(……美女や艶っぽいことを連想するシンボルが出ると、次の瞬間、誰かが死ぬ。ドイルの照れからくるものか?)なにか名前が付いていたと思います。

 白石詩織さんも、このように不幸な結果となりましたが、まあ、それも作品としては良かったかな、と。嶺二・詩織が、心を一つにしてあのような最後となり、祐介・すみれは、すれ違いつつも、未来のある終わりとなったのは、自分としては良い対比なったのかな、と思います。恋愛がテーマだとしたら、特にそう思います。(^^)

 すみれさんは、もうメインヒロインです。登場した瞬間から、そのつもりでした。ただ、結ばれるかどうかは乞うご期待ですね。あとは、祐介の妹、未空ちゃんに注目してあげてくださいな。(^^)

 胡麻博士は、ホラーもいける人なので、また夏あたりに注目ですかね。今回、返信が異例の長文になってしまってすみません。ありがとうございました!(^^)
  • Kan
  • 2018年 03月23日 19時13分
[良い点]
それぞれのキャラが生きている、と思いました。
とかく推理小説の主人公は変人が多い中で、羽黒さんはまともだと思います。
[気になる点]
レビューに気を取られ、感想をすっかり忘れていた自分の失態。
[一言]
うーん、ラストはそう来たか……。
なんというか『縁』というのは深いなぁ、と。

アリバイトリックとか、交換殺人とかいうと、難しいよなぁ……と思ってしまうのですが、さすがkanさんですね(^^♪
私もこう言うのが書けるといいなぁ~、としみじみ。

シリーズはラストじゃないですよね?
これからも、新作を楽しみにしています。

たぶん、ですが。
女性読者は羽黒氏の恋愛事情をけっこう気にしていると思うので、その辺をじっくりと次回作では……(笑)
  • 投稿者: 成宮りん
  • 女性
  • 2018年 03月20日 22時22分
成宮りんさん、ご感想ありがとうございます!

 素敵なレビューをありがとうございます。次の割烹でご紹介しますね。(^^)

 羽黒さん、まともですよね。初登場の時は、もうちょっとドライなキャラだったので、この探偵と付き合っていかないといけないのか……と作者ながら思ったのですが、あっという間に理想的な美男子になりました。

 人間、縁ですね。しみじみ。事件をふりかえって本当にそう感じます。(^^)

 アリバイ崩し、正直、難しかったです。やっぱり、刑事さんが主人公の方がアリバイ崩しは書きやすいでしょうね。それでも、交換殺人と引っ掛けたりしながら、どうにか、鎌倉・前橋間のアリバイトリックを描くことができました。こういう、鎌倉・前橋間の鉄道と自動車を使ったアリバイトリックみたいなものは、サスペンスっぽいと言いますか、今まで書いたことがなかったので、とても楽しかったです。(^^)

 羽黒祐介シリーズは、これからも続けて書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

 羽黒さんの恋愛事情ですか。これから、どうなってゆくのでしょうね。すみれさんの気持ちは固まったらしいですけど。次回作のアイデアがまったく浮かびません。どんな話にしましょうかね(^^)
  • Kan
  • 2018年 03月20日 22時47分
[一言]
完結お疲れさまでした。
いつもながら、スピーディーな羽黒シリーズを、今回も堪能させていただきました。
絶世の美人の出現で、天才祐介君の思考回路が鈍ってしまい、そのために悲劇が生じてしまった、という設定が、本作ではうまく使えていると思いました。
最後は、東野圭吾さんのあの最高傑作を彷彿とさせる進行になっているように、感じました。
個人的には、詩織さんには生きていて欲しかったと、思いましたけど、そこがKanさん流なんですね。読者を魅了する登場人物が上手に書けているからこそ、読者の感情に沿った結果と裏切った結果を使い分けることが可能になるし、それもある意味でミステリーといえるような気がします。
本作の詩織さんの出現で、物語の中のすみれさんの存在も大きく育っているように感じました。
次回作も期待しています。頑張ってください。
  • 投稿者: iris Gabe
  • 2018年 03月20日 02時39分
iris Gabeさん、ご感想ありがとうございます!

 今回は、うちの羽黒祐介さんが一目惚れをしてしまうという悲劇的な展開から始まりました。僕は、一目惚れの経験はありませんが、祐介さんの気持ちはちょっとだけ分かります。長い付き合いの相手でも、好きになるというその一瞬は、いつでも電流が流れて、一目惚れっぽいなんか刹那的な衝撃がありますからね。まあ、祐介さんも頭が真っ白になってしまったようですね(笑)

 東野圭吾さんのあの最高傑作、実は僕、読んでおりません。すいません。今度、探してみたいと思います。ちなみに、ラストの心中に関しましては、僕の頭にあったのは曽根崎心中になります。しかし、これもまともに読んでいないので、僕の中で、心中ものが勝手に暴走して、こんなラストになってしまったようです。(^^;;

 詩織さんは、はじめから心中のシーンを描くつもりで登場させました。おまけに今回の○○だったわけです。とても可哀想なことをしました。ちなみに、白石詩織は、羽黒祐介の恋人役ではないか、と本気で心配された読者様もいらっしゃったようですね。僕からすると、本シリーズのヒロインは根来すみれさんだと思っているので、そういう心配はしていなかったのですが、羽黒祐介というキャラクターを愛されている方々からすると、ちょっとどうなるか心配だったようですね。

 今回、恋愛要素を取り入れました。これからのふたりに期待したいと思います。(^^)
  • Kan
  • 2018年 03月20日 20時14分
[一言]
すみれさんでしたね。すみません。(前のが言い訳染みていたので、こっちに変えました。それとこっちの方がちょっと駄洒落っぽいし……いや本当にごめんなさい)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 03月19日 00時02分
管理
ナツさん、ご感想ありがとうございます!

「気になさらんでください。人間、そういう日もありますよ。ナツさん」
と胡麻博士も、どこかで言っているそうです(?)

お気になさらず(^^)
こちらこそ、すみません。すみれだけに。
  • Kan
  • 2018年 03月19日 00時32分
[良い点]
今までの羽黒探偵と違い、今回は彼自身がかなり語られたような気がします。前から出ていた胡麻博士が今回でも出演したり、羽黒探偵の父親の伏線も前から用意されていたので、続けて読んできた私は楽しめました。だんだん出演者が多くなったら把握しにくいと思っていたのですが、個々のキャラクターに個性があってわかりやすかったです。すごいなあ。
[一言]
最後の羽黒が「さあ、これからも頑張ろう」は、明るくていいですよね。私だったら、また違ったエンディングになると思います。ただ、終わり方に関しては、「青月島」の方が好きでした。しかし物語は今回の方が好きです。kanさんの作品のランキングでは、トップ3入りでした。(私の個人的なランキングです) 面白かったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 03月18日 17時29分
管理
ナツさん、ご感想ありがとうございます!

 今回は、ナツさんが『グレゴール・キング殺人事件』執筆中に、「次は羽黒祐介のエピソードを」と仰っていたのを参考にしました。羽黒祐介のエピソードとなれば、羽黒祐介の父親の殉職の謎か、大学院の教授が密室で殺されて羽黒祐介が探偵になった話のどちらかだと考えたのですが、大学院の教授が密室で殺された話は、作者的にもよく分からないので、却下にしました。それにしても胡麻博士、皆さまに愛されていて、作者として本当に嬉しいですね(笑)そればかりでなく、今回の登場人物は、キャラが濃い人が多かったようですね。誰も覚えてはいないでしょうけど、黒石警部も再登場しましたし(笑)

 ラストはそうですね。明るめに終わらせました。ナツさんならラストをどうなさるでしょう。ちなみに最期の言葉はすみれさんの言葉になります。さまざまな期待を込めて、お話をしめました。それと、すみれさんと羽黒の関係は曖昧なままに終わる方が良いと思いました。というか、ここで結ばれてしまったら、シリーズが終わりそうですし、一目惚れをした人が亡くなったばかりなのに、すみれさんと簡単に心が一つになったら、羽黒も薄っぺらですし。まあ、もちろん、心が一つになったのか、ならなかったのか、八分目までぐらいは合ったのかはご想像にお任せします。あるいは、今後の羽黒祐介シリーズに委ねましょう。(^^)

 トップ3入りは嬉しいですね。残りの2作はなんでしょう。想像しちゃいます。案外、グレゴールと青月島かもしれませんね。
  • Kan
  • 2018年 03月18日 20時30分
[良い点]
名探偵 羽黒祐介の推理 ー紅葉と雪に彩られた警官殺しの物語ー 完遂おめでとうございます!そして、お疲れ様でした(^-^)

嶺二さんと詩織さんの最後はとても切なかったですが、でも、どこまでも一緒に堕ちていく覚悟といいますか決意には、狂気のなかに美しさを感じられました。

詩織さんが羽黒さんと夕焼けの浜辺を見ながら彼に語っていたことは、全て彼女の本心からの叫びだったのですね…切ない。

また、運命的な一目惚れがお父さんの死の真相を知る運命的な切っ掛けになるというのも、本当に切ないですね…切ない。

すみれさんも自分の気持ちに気がつくことができたようで…切ない。
(何度もしつこく“せつない”を連発してすみません(汗))

全体を通して運命や切なさ、そして、様々な形の愛を感じることのできる作品でした。
また、推理小説の殺伐とした雰囲気や畏まった形式を和ませてくれるような登場人物(特に胡麻博士)たちの会話や、美しく流れるような風景描写も素敵な作品ですね(*^-^*)

活動報告の方のお返しのコメントを拝見させて頂き、羽黒探偵シリーズそのものの完結ではないということに、ほっと胸を撫で下ろしました。

また、羽黒探偵の名推理にお目にかかれる日を楽しみにお待ちさせていただきます!

それでは、長文失礼致しましたm(__)m
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 03月18日 08時35分
管理
佐野すみれさん、ご感想ありがとうございます!

 おかげさまで、完結することができました。(^^)

 嶺二と詩織の最期のシーンは、僕が一番書きたかったシーンなので、佐野さんに素敵なお言葉を沢山いただいて、とても嬉しいです。このシーンを書くために、本編を書き始めたという感覚すらあったもので……。

 推理小説ですと、最後に犯人が命を絶つということは多いと思うのですが、僕自身、愛し合っている者同士の心中というパターンを描いたことは一度もなく、今回はそういう意味でも、いつもと違った終わり方になったのではないか、と思っています。

 「狂気のなかに美しさ」「本心からの叫び」などなど、素敵なお言葉を頂き、ありがとうございます。作者の僕でさえも見抜けなかった作品の本質を感じて、表現していただいたようで、とても嬉しいです。(^^)

「せつない」すごく好きな言葉なので、嬉しいです。(^^)

 推理小説にしては珍しく、運命とか偶然が重なっているストーリーなのですが、それも人生らしくていいじゃないか、と思って書いてしまいました。

 年々、僕は、推理小説の畏まった感じが嫌になるので、我ながら困っていますが、作品の中盤あたりは、わざと推理小説の雰囲気を出すように工夫しました。

 キャラクターに関しては、今回、詩織さん、すみれさんの二大ヒロインだけでなく、胡麻博士にも助けてもらいました。胡麻博士は、前作で初登場し、早くも皆さまに愛されていて、僕も幸せです。特に、浅草寺のシーンは、個人的にすごく好きです。ちなみに、友人によれば、僕は胡麻博士と言動が似ているらしいです。さすがに、そんなはずはないと僕は思っています(笑)

 風景描写まで褒めていただき、ありがとうございます。恐縮してしまいます。今回、秋からお正月までの風物詩を描こうというのが、ひとつのテーマになっていまして、現在、三月なので、お正月の描写はなかなか苦しいものがありましたが、紅葉の風景描写等はがんばりました。とても嬉しいです。(^^)

 それでは、これからも羽黒祐介シリーズを、どうぞよろしくお願いします。(^^)
 佐野さんもがんばってください! かげながら応援しています。
  • Kan
  • 2018年 03月18日 14時57分
[良い点]
鶴岡八幡宮に初詣に行ったときのことを思い出しました(・・*)
鎌倉や江ノ島の実際の風景が自然と思い浮かぶ、丁寧で分かりやすい細やかな描写が素敵でした(*^-^*)

あと、根来さんと羽黒さんが取調室でカツ丼を食べるシーンで思わずお腹が空いてしまいました(/-\*)汗

風景描写と食べ物を食べるシーンを上手に綴れる方は尊敬してしまいます。
[一言]
すみれさん(私が言うと紛らわしいですね(・・;)すみません(汗))の気持ちに、勝手ながら共感できることが沢山あって、事件の真相も気になりますが、この先すみれさんに何か進展があるかも気になります(・・*)

お話が楽しくて、気がついたら最新話まで読み進めてしまっていました(^-^)

続きを楽しみにお待ちしております(^^)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 02月25日 16時45分
管理
佐野すみれさん、ご感想ありがとうございます!

鶴岡八幡宮に初詣とはいいですねぇ。行ってみたいですね。しかし、お正月の鎌倉はかなり混むでしょうね。ちなみに、この後、三が日の浅草寺のシーンが出てくると思います。(^^)

文学的な佐野さんにそう言って頂けて嬉しいです!

かつ丼は、本当にいいですね。昔ながらのかつ丼の味が本当に好きなので、今回、根来警部と羽黒さんには、取り調べ室で食べてもらいました(笑)

根来すみれさんの気持ちに共感していただけたようでとても嬉しいです。確かに、ちょっと紛らわしいかもしれませんが、気にしてはなりません。(^^) 最近は「すみれさんこそ、本シリーズの絶対的ヒロイン」とはっきり断言するのが、マイブームになっています。根来すみれさんは、初登場の頃、あまり性格が出ていなかったのですが、いよいよ、キャラクターが出来てきました。良かったです。佐野すみれさんも、根来すみれさんの今後にご期待ください!
それでは、佐野さんも、創作活動がんばってください!(^^)

ではでは、次の横浜中華街編もお楽しみください!
  • Kan
  • 2018年 02月25日 18時17分
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