エピソード38の感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[良い点]
パトレイバーは劇場版でしたか。
当方はレンタ屋さんでチェックしたのでOVAと思い込んだようです。
結局見ないまま数年が過ぎたわけですが……


はい。ガンダムでございます。
いや、今更当方ごときが語るまでもないとは思うのですが、ロボ魂読者として避けて通るわけにもいかないかなと。

当方が最近気になってるのが大気圏突入です。
アニメ版ではガンダムが耐熱シートっぽい装備で大気圏突破。映画では冷風で冷却。安彦氏のオリジンではWBの陰に隠れて生存。今更ですね。

ガンダムエースでもこれ扱ってました。
一番現実的なのがオリジンで、次いで映画、一番無理があるのが耐熱シートだそうです。まあ映画版もテクノロジー的にTV版よりちょっとリアルってだけで無理があるらしいです……そもそも大気圏突入を想定してたのかって話ですし。
オリジン版が一番無理がないけど、これもすでに他作品でやってる方法のようです。

でも個人的にインパクトあるのがTV版なんですよね。リアルじゃないかもしれないけど作品としては面白いというか。あれこれツッコミも入るでしょうけど、それも作品への愛ゆえです。
同じことがVガンにもあります。Vガンのマニュアルは機体に内蔵されててウッソはそれ開いて勉強するんですよね。ファーストは時代的に説明書です。どっちがリアルなのかは当方には分かりませんが、やっぱりファーストにロマンを感じるんですよ。

伝説の岡崎版マンガ(ロボ魂で知って調べました)では説明書の表紙に手書きで「ガンダム」と書かれてるのも語り種です。

ガンダムの偉大さにはこういう小さな部分の積み重ねもあるような気もします。もちろん否定したいわけではありません。

[気になる点]
ガンダムWなんかも戦闘描写はスーパーなんですよね。ライフル撃つだけで敵部隊が全滅。でもガンダムWのスーパーさとインパクトがあります。美少年路線に反発は覚えつつ結局楽しんでたのはそういう部分が楽しかったからだと思います。

でもゼータ近辺のリアルロボットアニメってリアルさの縛りがあってかインパクトに欠けるんですよね。平成Gの時代になるとそういう縛りもあまり意味がないって、多くの人が気付いたのでしょう。

「ガンダムはSFではない」発言で総スカンを食った(らしい)高千穂遙がガンダムエースの対談で言ってたんですよ。「SFがSFであることに価値はない。作品が面白いか否かです」って。当方もそうだと思います。まあ当方は高千穂作品ほとんど未見なんですけどね。(笑)


[一言]
ロボ魂でガンダムはリアルロボットの始祖になったスーパー系という結論を導きましたが、人間ドラマではリアル系だと思えます。

ガンダムはスーパーロボットだけど、ロボットアニメにリアルな人間ドラマを持ち込んだ手腕は素直に感嘆します。いや、「そろそろリアルなロボアニ見たいな〜」っていうユーザーのニーズを富野監督は嗅ぎとったんじゃないでしょうか。やはりガンダムは時代が求めた時代を超える作品だったのだと思います。

が、その後の富野監督は結城氏の仰るようにガンダムという呪いを背負い込んだようにも思えます。後発のロボ作品も、どうしてもガンダムから逃れられないように。

今はもうリアルだから、スーパーだからと、ことさら言うこともなくなったようです。でも、そういう無意味な論争も、当方はある種の憧憬を覚えるのですよ。

しかし今、エラいことになってるみたいですね。ガンプラ……

  • 投稿者: 厠 達三
  • 2022年 04月06日 22時20分
お読みいただきまして誠にありがとうございます。

そう、あのフィルムかぶっての大気圏突入(笑)。ただ、あの当時は大気圏突入だけで凄い高熱になるなんてこと、アポロ宇宙船の帰還あたりでしか知らなかったと思うんですよね。それをしっかり描写してるってところが凄いことなんだと思います。ヤマトとか、そこらへんは凄い技術で既にカバーしちゃってる世界でしたし。

そう、ファーストのはどうしても時代があるんですよ。このあと書いたザクのドラム缶薬莢とかね。ただ、そこにこそ味とロマンがある(笑)。松本ロマンと一緒なんですよ。

そう、実は『Gガン』以降って、スーパー回帰してるんですよ。これは『SEED』あたりでも結構「ガンダム」はスーパー系なんですよね。
一応リアル縛りの中でもZZはかなりスーパー回帰してましたし。
地味なのを演出で面白くしてるのが『ボトムズ』なんですけど、やっぱりリアル系は基本地味なんですよねえ(笑)。

人間ドラマのリアル系でいうと、このあと富野監督が『イデオン』で昇華して、それを庵野監督の『エヴァ』が受け継いでいくんですよね。その先に『リヴァイアス』とかがあったりするという。

感想ありがとうございました。
↑ページトップへ