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[良い点]
実は無性に読みたくなって、三年ほど前の作品を再読させていただきました。
まず、こんなに短編なのに、めくるめく展開に殺人劇ぎっしり。推理小説読者はせっかちなので、早い段階で殺人が起きてくれるのが嬉しい、しかもあっという間の解決パート。起承転結がしっかりしているので、さすがだと思いました。
『死者からの電話』のサブタイトルが素敵です。ホラーめいたところにゾクッとしますし。
あと奈加子が、最後に明かされた奈加子の容姿が一番の驚きでした。この島の大それた殺人計画といい、犯人の動機はなるほど説得力あります。加奈子じゃなく、奈加子っていう名前も印象的で、彼女にぴったり。加奈子→美女。奈加子→惜しい。という残念さが伝わります。
ラストの衝撃性、奈加子のセリフが刺さりますのね。余韻を残さない、切れの良い残虐な激しさが反って余韻を残しています。
実は無性に読みたくなって、三年ほど前の作品を再読させていただきました。
まず、こんなに短編なのに、めくるめく展開に殺人劇ぎっしり。推理小説読者はせっかちなので、早い段階で殺人が起きてくれるのが嬉しい、しかもあっという間の解決パート。起承転結がしっかりしているので、さすがだと思いました。
『死者からの電話』のサブタイトルが素敵です。ホラーめいたところにゾクッとしますし。
あと奈加子が、最後に明かされた奈加子の容姿が一番の驚きでした。この島の大それた殺人計画といい、犯人の動機はなるほど説得力あります。加奈子じゃなく、奈加子っていう名前も印象的で、彼女にぴったり。加奈子→美女。奈加子→惜しい。という残念さが伝わります。
ラストの衝撃性、奈加子のセリフが刺さりますのね。余韻を残さない、切れの良い残虐な激しさが反って余韻を残しています。
[気になる点]
またお会いしましたね、ファンの真咲です。
今回は作者様には申し訳ないのですが、こんな真実もあったのではないかというifのストーリーを勝手に読者の1人として上げさせていただきます。
以降、ネタバレを含みます。まだ未読の方はここでおやめください。
…………
主人公である仁は来栖奈加子を心から愛していた。
それこそ、何があっても、何をしても守りたいくらいに。
(この島に、殺人者がいる。いったい誰だろう?)
仁は思考する。
犯人が自分に示したメッセージから読み取れることは
1.自称犯人は来栖奈加子の母の子供である
2.犯人はこの島にいる
だいたいこんなもんだ。
奈加子には姉がいたらしいことから、犯人はその姉となるのだが、どうにも仁には引っかかるものがあった。
本当に犯人は姉なのだろうか?
姉は数年前にテロに巻き込まれ、死んだことになっているのだ。
(姉が生きていると考えることも出来るが、それを思考することは現実的ではない気がする。何かもっと現実的な可能性はないのだろうか?)
すると、しばらくしてウェディングプランナーの崎戸がポツリポツリと告白を始めた。
なんと自身は奈加子の腹違いの姉妹だというのだ。
仁はこの告白を聞いて、ある一つの考えが浮かんだ。
(崎戸、いや酒井は陸夫の遺産を狙っているのではないだろうか?
先程の告白はこの事件がバレた時、自身に警察の目が向かないようにするためのものではないだろうか?)
もちろんこの時、仁はこの事件が奈加子の仕組んだものだとは知らなかった。
そして仁の思考はさらにエスカレートしていく
(なるほど、この事件の犯人は酒井だ。きっと誰か人を雇って殺させているんだ。それならば、死んだはずの姉が殺しにくるよりもよっぽど現実味がある。)
(犯人は分かった。しかし証拠がない。このままでは奈加子が酒井に殺されてしまう。どうすればいい?どうすれば奈加子を救える?)
仁は犯人に雇われた側の人間の立場になって考えた。
どうしたら殺人をやめさせられるのだろうか、と。
(どうしたらいい?どうしたら奴等を止められる?アリバイのある酒井が犯人だとは誰も信じないだろう。どうすれば、、、、、、、!
そうだ、依頼人である酒井を殺せばいい。雇われた奴らは依頼人が死ねば報酬が支払われないはずだ!そうだ、酒井を殺してしまおう。今なら奈加子の姉が全ての罪を背負ってくれる)
仁は決意した。
酒井を殺して奈加子をまもるのだ、と。
そして仁は行動を起こした。
仁は奈加子を起こさないように,そっとベッドから降りると,黒い手提げ鞄を拾い上げ,部屋を出た。
0時を回っていたものの,酒井は未だに就寝する気はなかったようで,仁のノックにすぐに反応した。
仁を出迎えた酒井は,寝巻きにも着替えず,スーツ姿のままだった。
「夜分遅くに申し訳ありません」
その晩、仁は人を殺めた 。愛する奈加子のために。
…………
こんなifはいかがでしょう?
この方が、殺人鬼であると思われた奈加子の姉が島内に潜んでいることを無視して酒井を殺すよりも主人公の行動が自然に映ります。
もっとも、この事件は全て奈加子の実験だった訳ですが、、、。
かわいそうな仁は愛している奈加子に勘違いされて「遺産狙いの大っ嫌いな男」になってしまうのです。
こんな裏話しはいかがでしょうか?シリアス好きな作者様にはきっと気に入ってもらえると思います。
なお、このifは作者様に自由に使ってもらって結構です。
こうやって書いておけばこの話が作者様にリメイクされても誰も文句を言う人はいないでしょう。
またお会いしましたね、ファンの真咲です。
今回は作者様には申し訳ないのですが、こんな真実もあったのではないかというifのストーリーを勝手に読者の1人として上げさせていただきます。
以降、ネタバレを含みます。まだ未読の方はここでおやめください。
…………
主人公である仁は来栖奈加子を心から愛していた。
それこそ、何があっても、何をしても守りたいくらいに。
(この島に、殺人者がいる。いったい誰だろう?)
仁は思考する。
犯人が自分に示したメッセージから読み取れることは
1.自称犯人は来栖奈加子の母の子供である
2.犯人はこの島にいる
だいたいこんなもんだ。
奈加子には姉がいたらしいことから、犯人はその姉となるのだが、どうにも仁には引っかかるものがあった。
本当に犯人は姉なのだろうか?
姉は数年前にテロに巻き込まれ、死んだことになっているのだ。
(姉が生きていると考えることも出来るが、それを思考することは現実的ではない気がする。何かもっと現実的な可能性はないのだろうか?)
すると、しばらくしてウェディングプランナーの崎戸がポツリポツリと告白を始めた。
なんと自身は奈加子の腹違いの姉妹だというのだ。
仁はこの告白を聞いて、ある一つの考えが浮かんだ。
(崎戸、いや酒井は陸夫の遺産を狙っているのではないだろうか?
先程の告白はこの事件がバレた時、自身に警察の目が向かないようにするためのものではないだろうか?)
もちろんこの時、仁はこの事件が奈加子の仕組んだものだとは知らなかった。
そして仁の思考はさらにエスカレートしていく
(なるほど、この事件の犯人は酒井だ。きっと誰か人を雇って殺させているんだ。それならば、死んだはずの姉が殺しにくるよりもよっぽど現実味がある。)
(犯人は分かった。しかし証拠がない。このままでは奈加子が酒井に殺されてしまう。どうすればいい?どうすれば奈加子を救える?)
仁は犯人に雇われた側の人間の立場になって考えた。
どうしたら殺人をやめさせられるのだろうか、と。
(どうしたらいい?どうしたら奴等を止められる?アリバイのある酒井が犯人だとは誰も信じないだろう。どうすれば、、、、、、、!
そうだ、依頼人である酒井を殺せばいい。雇われた奴らは依頼人が死ねば報酬が支払われないはずだ!そうだ、酒井を殺してしまおう。今なら奈加子の姉が全ての罪を背負ってくれる)
仁は決意した。
酒井を殺して奈加子をまもるのだ、と。
そして仁は行動を起こした。
仁は奈加子を起こさないように,そっとベッドから降りると,黒い手提げ鞄を拾い上げ,部屋を出た。
0時を回っていたものの,酒井は未だに就寝する気はなかったようで,仁のノックにすぐに反応した。
仁を出迎えた酒井は,寝巻きにも着替えず,スーツ姿のままだった。
「夜分遅くに申し訳ありません」
その晩、仁は人を殺めた 。愛する奈加子のために。
…………
こんなifはいかがでしょう?
この方が、殺人鬼であると思われた奈加子の姉が島内に潜んでいることを無視して酒井を殺すよりも主人公の行動が自然に映ります。
もっとも、この事件は全て奈加子の実験だった訳ですが、、、。
かわいそうな仁は愛している奈加子に勘違いされて「遺産狙いの大っ嫌いな男」になってしまうのです。
こんな裏話しはいかがでしょうか?シリアス好きな作者様にはきっと気に入ってもらえると思います。
なお、このifは作者様に自由に使ってもらって結構です。
こうやって書いておけばこの話が作者様にリメイクされても誰も文句を言う人はいないでしょう。
[良い点]
犯人の動機に筋が通っていたのが良かったです。
動機を抱くに至った道筋が丁寧にねられていて、社会的背景の作りが上手だなぁー、と尊敬します!
[一言]
↓容赦なくネタバレしながら感想を書きます!未読で感想を読んでいる読者様はお気をつけください!↓
こんにちは。月宮明理です。
今回もまた推理しながら読みました。
★当たっていたこと
ポプキンは死んでいない
奈加子が黒幕
★はずれたこと
複数の事件が交錯している
いろんな人の思惑が絡み合っているのかと思いましたが、全部奈加子が仕掛け人でしたね。行動がずっと怪しかったので、たぶん犯人なんだと思っていましたが、まさかあんなラストになるとは予想外でした!
ちなみにポプキンの死が偽装だと思ったのは、恋人がなく亡くなったのにわざわざ日本語でそれを嘆くテレーゼがものすごく怪しさ満点だったからです(笑)
以前あいずさんも言っていましたが、私の感性はあいずさんと通じるところがあると思います。
感性を文字にするのが難しいのてすが、感覚的にそう感じます。
読んでいてとても気持ちいいです。特に頭が!
奈加子の狙いの全容を読み切れなかったので、次こそ途中で犯人と動機を当てられたらな、と思っています!
また次回作も読みに行きます!
犯人の動機に筋が通っていたのが良かったです。
動機を抱くに至った道筋が丁寧にねられていて、社会的背景の作りが上手だなぁー、と尊敬します!
[一言]
↓容赦なくネタバレしながら感想を書きます!未読で感想を読んでいる読者様はお気をつけください!↓
こんにちは。月宮明理です。
今回もまた推理しながら読みました。
★当たっていたこと
ポプキンは死んでいない
奈加子が黒幕
★はずれたこと
複数の事件が交錯している
いろんな人の思惑が絡み合っているのかと思いましたが、全部奈加子が仕掛け人でしたね。行動がずっと怪しかったので、たぶん犯人なんだと思っていましたが、まさかあんなラストになるとは予想外でした!
ちなみにポプキンの死が偽装だと思ったのは、恋人がなく亡くなったのにわざわざ日本語でそれを嘆くテレーゼがものすごく怪しさ満点だったからです(笑)
以前あいずさんも言っていましたが、私の感性はあいずさんと通じるところがあると思います。
感性を文字にするのが難しいのてすが、感覚的にそう感じます。
読んでいてとても気持ちいいです。特に頭が!
奈加子の狙いの全容を読み切れなかったので、次こそ途中で犯人と動機を当てられたらな、と思っています!
また次回作も読みに行きます!
- 投稿者: 月宮明理/月宮あかり
- 2018年 01月13日 20時13分
月宮様
本作をお読みくださり,ご感想まで寄せてくださりありがとうございます!
前作の「小説家になろう殺人事件」のときに,人物が書けてない,動機が適当だという感想を多くいただきましたので,本作はとにかく動機をしっかり書くということに気を付けた作品でした。その点を褒めていただけることは何より嬉しいです。
いやあ,ホプキンが死んでないことバレてましたか(笑)
僕も,恋人が日本語というのはオカシイとは思っていました。しかし,オカシイと思いつつ,英語が分からないのでスルーしました←
というのは半分冗談で,このシーンで英語を使ってしまうと,矛盾が生じてしまうんですよね。たしかに藪坂氏は英語が分かるのですが,テレーゼと英語で会話をしているシーンがないため,藪坂氏が英語が分かるということを,テレーゼは知らないのです。それなのに,テレーゼが藪坂に英語で指示を出すわけにはいかないんですよね。第2話あたりを修正して,藪坂氏がテレーゼの前で英語を話すシーンを入れれば済む問題でもあるんですが,そこまでする気力が湧きませんでした(苦笑)
本作はとにかくスピード勝負で書き切ったものなので…
月宮様みたいに,僕が推理小説家であることを認識した上で,推理をしながら作品を読んでくださる方(注意深い読者)が増えているな,と感じています。他方で,僕自身は,読者の想定が,2年前からずっと変わらず,ミステリー慣れしていない読者(注意深くない読者)なんですよね…
僕が今年書きたいのは,注意深い読者を騙すような高度なミステリーです。本作は,ミステリー慣れしている人に関しては,まあ,分かるよね,ただ,動機はなかなか新鮮でしょ? というくらいの感覚で書いていますので,読者をなめているといえば読者をなめている作品なのかな,と。時間がなかったとはいえ,それなりに反省しています。
本当に,僕は月宮様は感覚が近いと思うんですね。僕は少女漫画や乙女ゲームの世界観は書けませんが,そうでない部分で共通しているな,と。
次回作(長編)は,今回月宮様からいただいた感想も踏まえて,丁寧に時間を掛けて構想を練りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
っていうか,twitterのアイコンが変わってて戸惑ってますww 元の猫のイメージが強すぎてww
本作をお読みくださり,ご感想まで寄せてくださりありがとうございます!
前作の「小説家になろう殺人事件」のときに,人物が書けてない,動機が適当だという感想を多くいただきましたので,本作はとにかく動機をしっかり書くということに気を付けた作品でした。その点を褒めていただけることは何より嬉しいです。
いやあ,ホプキンが死んでないことバレてましたか(笑)
僕も,恋人が日本語というのはオカシイとは思っていました。しかし,オカシイと思いつつ,英語が分からないのでスルーしました←
というのは半分冗談で,このシーンで英語を使ってしまうと,矛盾が生じてしまうんですよね。たしかに藪坂氏は英語が分かるのですが,テレーゼと英語で会話をしているシーンがないため,藪坂氏が英語が分かるということを,テレーゼは知らないのです。それなのに,テレーゼが藪坂に英語で指示を出すわけにはいかないんですよね。第2話あたりを修正して,藪坂氏がテレーゼの前で英語を話すシーンを入れれば済む問題でもあるんですが,そこまでする気力が湧きませんでした(苦笑)
本作はとにかくスピード勝負で書き切ったものなので…
月宮様みたいに,僕が推理小説家であることを認識した上で,推理をしながら作品を読んでくださる方(注意深い読者)が増えているな,と感じています。他方で,僕自身は,読者の想定が,2年前からずっと変わらず,ミステリー慣れしていない読者(注意深くない読者)なんですよね…
僕が今年書きたいのは,注意深い読者を騙すような高度なミステリーです。本作は,ミステリー慣れしている人に関しては,まあ,分かるよね,ただ,動機はなかなか新鮮でしょ? というくらいの感覚で書いていますので,読者をなめているといえば読者をなめている作品なのかな,と。時間がなかったとはいえ,それなりに反省しています。
本当に,僕は月宮様は感覚が近いと思うんですね。僕は少女漫画や乙女ゲームの世界観は書けませんが,そうでない部分で共通しているな,と。
次回作(長編)は,今回月宮様からいただいた感想も踏まえて,丁寧に時間を掛けて構想を練りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
っていうか,twitterのアイコンが変わってて戸惑ってますww 元の猫のイメージが強すぎてww
- 菱川あいず
- 2018年 01月15日 01時08分
[一言]
~ややネタバレを含んでいるので未読の方はご注意を~
読了しました。菱川さん書くの滅茶苦茶早いですね!一つの作品を書き上げてから次の作品を書き始めるまでの時間が短い!私なんか一つの作品をかき上げるとしばらく書く気力が失せて脳内構想だけが溜まっていく時期が長いので、素早く書ける人のことは尊敬すると同時に凄く羨ましいです。
いやー、クローズドサークルものをやっていただき有難うございました。書くにしてももっと先の話かと思っていたのでかなり不意を衝かれましたね。もちろんいい意味で(笑)
東野さんの『仮面……事件』と確かにそっくりな構成でしたね。あちらは連続殺人というより強盗の存在の方がはるかにでかかったですが、この作品は完全に孤立した孤島での事件となっていましたね。全体を通してみるとどっちが大掛かりだったのか……、島を借りていた分こちらの方がスケール的には大きいかな?
恐ろしき殺人草『ギイヌクサ』の登場のおかげでだいぶ展開が読めました。結婚式でしか活用しない島にそんなものを生やしたままにしてるっていうのは……恐怖以外の何物でもないですから(笑)もしかしたらこの島の所有者が犯人かとも考えたのですが、そこらへん言及がないままに佳境へと突入したのでこれは違うなと考えを改めました。
少し疑問というかご都合主義だなと思ったのは、あの人が第三の殺人を行ったところです。私も奈加子さんが考えたようにクローズドサークルは殺人を行うのに絶好の場所だと考えていますが、こと今回はそれに当てはまるかどうか。いくら殺人鬼がいるとしても、大した準備もなくそれに便乗しようとするでしょうか。リスクとリターンを秤にかけたとき、リスクの方に天秤が大きく傾く気がするのは私の気のせいではないと思うのですが。奈加子さんの話からすると彼はかなり優秀な人物のようですし、動機はともかくそんな不用意な行動に走ってしまったのはちょっとなーという感じでした。
できればもっと長編のクローズドサークルを読みたいです。この作品も面白かったのですが、決着が早々についてしまい皆のビビり具合をあまり堪能できなかったなと。もっと殺人鬼の影におびえている姿や、疑心暗鬼になって罵り合いをするシーンとかがあれば嬉しかったです!……性格が歪んでて申し訳ない。一読者の戯言として受け流してください(笑)
ではまた、別の作品にお邪魔するときは宜しくお願いします。
~ややネタバレを含んでいるので未読の方はご注意を~
読了しました。菱川さん書くの滅茶苦茶早いですね!一つの作品を書き上げてから次の作品を書き始めるまでの時間が短い!私なんか一つの作品をかき上げるとしばらく書く気力が失せて脳内構想だけが溜まっていく時期が長いので、素早く書ける人のことは尊敬すると同時に凄く羨ましいです。
いやー、クローズドサークルものをやっていただき有難うございました。書くにしてももっと先の話かと思っていたのでかなり不意を衝かれましたね。もちろんいい意味で(笑)
東野さんの『仮面……事件』と確かにそっくりな構成でしたね。あちらは連続殺人というより強盗の存在の方がはるかにでかかったですが、この作品は完全に孤立した孤島での事件となっていましたね。全体を通してみるとどっちが大掛かりだったのか……、島を借りていた分こちらの方がスケール的には大きいかな?
恐ろしき殺人草『ギイヌクサ』の登場のおかげでだいぶ展開が読めました。結婚式でしか活用しない島にそんなものを生やしたままにしてるっていうのは……恐怖以外の何物でもないですから(笑)もしかしたらこの島の所有者が犯人かとも考えたのですが、そこらへん言及がないままに佳境へと突入したのでこれは違うなと考えを改めました。
少し疑問というかご都合主義だなと思ったのは、あの人が第三の殺人を行ったところです。私も奈加子さんが考えたようにクローズドサークルは殺人を行うのに絶好の場所だと考えていますが、こと今回はそれに当てはまるかどうか。いくら殺人鬼がいるとしても、大した準備もなくそれに便乗しようとするでしょうか。リスクとリターンを秤にかけたとき、リスクの方に天秤が大きく傾く気がするのは私の気のせいではないと思うのですが。奈加子さんの話からすると彼はかなり優秀な人物のようですし、動機はともかくそんな不用意な行動に走ってしまったのはちょっとなーという感じでした。
できればもっと長編のクローズドサークルを読みたいです。この作品も面白かったのですが、決着が早々についてしまい皆のビビり具合をあまり堪能できなかったなと。もっと殺人鬼の影におびえている姿や、疑心暗鬼になって罵り合いをするシーンとかがあれば嬉しかったです!……性格が歪んでて申し訳ない。一読者の戯言として受け流してください(笑)
ではまた、別の作品にお邪魔するときは宜しくお願いします。
天草様
本作をお読みいただき、さらにご感想までお寄せいただきありがとうございました。
「小説家になろう殺人事件」、本作、今書いている「プロフィギュアスケーター灰田那月を殺したのは誰か」は全て構想1日、その日のうちにプロットを仕上げて書き始めています。そして、なるべく短くしたい、という想いで、余計な描写は全て捨象して書いています。貴重な年末年始休みをすべて執筆に費やしたいという想いからです。
換言すれば、とにかく早く完結させることを目標に書いていますので、ディテールはかなりヒドイものになってるとは思います。
僕の中で、仮面のインパクトが強過ぎるんですよ。娯楽ミステリーの頂点だな、と思います。クローズドサークルというと、仮面しか浮かばないってくらいに(実はもう1作、東野圭吾クローズドサークルで、神だと思ってる作品があります。おそらく分かりますよね?この作品も近々模倣します(苦笑))。
僕の中の仮面を成仏させないと、クローズドサークルは書けないな、と思いました。そこで、本作は、仮面と同じパターンだな、と思いつつ、あえて書き切りました。ただ、仮にこれでパクリだと言われてしまうとなかなか辛いですよね。仮面テンプレ(囮捜査劇場殺人型)作品とでも呼んで欲しいところです(苦笑)
元々苦手なんですが、本作を書いてて、うう、苦手だ、と思ったのが、「囮」を書くことです。上記の「囮」とは違う意味の「囮」です。
たとえば、明らかに犯人と思しき人物を出すとか、そういう工夫ですね。読者を真相から遠ざけるための陽動作戦といいますか。
基本的に僕は一直線思考なので、これが書けないんです。
で、本家の仮面がさすがだな、と思うのは、強盗を介在させることによって雪絵の死体に主人公を近づけさせない部分です。
仮面での強盗の役割ってまさにこれなんですよね。「雪絵生きてるんじゃない」という疑問を持つ、ミステリ慣れした賢い読者を、先回りをし、やっつけておく。
これって、別にストーリーに必要不可欠な役割じゃないと思うんですよね。陽動作戦ですよ。いやあ、素晴らしい。この視点を持たなきゃな、と書いている途中では思ったのですが、とにかく早く書きたかったので無視しました(苦笑)
僕からしても、ギイヌクサの存在はサービス中のサービスだなと思います。ただ、包丁で刺すよりはだいぶハードルが下がるな、という、結末に必要なプロットとして登場させました。本来はこのサービスをサービスでなくすプラスアルファのプロットが欲しいんですよね。これが浮かべばプロなんですけど(苦笑)
ご都合主義の点については、本文の事情でご都合主義と思われてしまうのならばやむをえないな、と思います(それを言うなら、仮面の方がご都合主義な気が……)。そもそも、人を殺すという行為はどう考えたってリスキーなものですから。
強いて言い訳をするならば以下の3点になるんでしょうね。
1
タイミング的に今しかないこと。
明日になれば、船が来て、クローズドサークルは解けてしまいます。警察の介入がなく、かつ、他人に犯行を押し付けられるのは、今しかありません。また、酒井が結婚し、子供ができれば、酒井を殺しても代襲相続が起きてしまいます。
仮に殺すならば、今しかないんです。
2
主人公がお金のために好きでもない女性と結婚しようとしていること。
結婚は人生の墓場ではないとは思いますが、結婚相手をお金で選ぶ人間はお金のためになんでもしますので、クローズドサークルで人を殺すのも無理はないです。
しかも、結婚式は、来栖家の財産をぶんどる作戦の集大成です。これまで積み上げてきたことが台無しにされかねないと思った主人公が行動するのも不自然ではないと思います。
3
別に主人公が酒井を殺さなくてもよい。
これは僕の頭の中にあったものの、外には出していないのですが、主人公が酒井を殺さなければ、奈加子としては粛々と結婚をすればよいだけなんです。
変な話、奈加子も社長令嬢として生を受け、さらにルックスや能力に自信がない以上、結婚相手がお金目的であることについては、ある程度は仕方ないと思っています。問題は、そのために人を殺すくらいに完全なお金目的なのか、ということです。
数値化すると、奈加子的には、愛50お金50なら許せるんです。ただ、愛0お金100ならばさすがに結婚はできない。だから、そもそも実験はハードルが高くていいんです。高いハードルを超えるほどにお金にしか執着がないのか、というのが奈加子の関心事なんです。
こういう説明は、天草様のようにレベルの高い読者様には必要なのですが、ミステリー慣れしていない読者様から見たら蛇足かな、と思い、書きませんでした。今考えると、3は少し加筆してもいいかもしれませんね。。
うーん、悩ましいです。反論再反論シートみたいなもの予め作って、それを基に作品を作って完全無欠にすべきかもしれませんね。検討します。
とにかく、荒削りさが目立つ本作にご意見くださりありがとうございます。僕が読者でも、本作の展開は読めたかなという気がします。
僕の中で仮面が成仏できた気がするので、次回クローズドサークルを書くときは、もう少し本格っぽくします。。
本作をお読みいただき、さらにご感想までお寄せいただきありがとうございました。
「小説家になろう殺人事件」、本作、今書いている「プロフィギュアスケーター灰田那月を殺したのは誰か」は全て構想1日、その日のうちにプロットを仕上げて書き始めています。そして、なるべく短くしたい、という想いで、余計な描写は全て捨象して書いています。貴重な年末年始休みをすべて執筆に費やしたいという想いからです。
換言すれば、とにかく早く完結させることを目標に書いていますので、ディテールはかなりヒドイものになってるとは思います。
僕の中で、仮面のインパクトが強過ぎるんですよ。娯楽ミステリーの頂点だな、と思います。クローズドサークルというと、仮面しか浮かばないってくらいに(実はもう1作、東野圭吾クローズドサークルで、神だと思ってる作品があります。おそらく分かりますよね?この作品も近々模倣します(苦笑))。
僕の中の仮面を成仏させないと、クローズドサークルは書けないな、と思いました。そこで、本作は、仮面と同じパターンだな、と思いつつ、あえて書き切りました。ただ、仮にこれでパクリだと言われてしまうとなかなか辛いですよね。仮面テンプレ(囮捜査劇場殺人型)作品とでも呼んで欲しいところです(苦笑)
元々苦手なんですが、本作を書いてて、うう、苦手だ、と思ったのが、「囮」を書くことです。上記の「囮」とは違う意味の「囮」です。
たとえば、明らかに犯人と思しき人物を出すとか、そういう工夫ですね。読者を真相から遠ざけるための陽動作戦といいますか。
基本的に僕は一直線思考なので、これが書けないんです。
で、本家の仮面がさすがだな、と思うのは、強盗を介在させることによって雪絵の死体に主人公を近づけさせない部分です。
仮面での強盗の役割ってまさにこれなんですよね。「雪絵生きてるんじゃない」という疑問を持つ、ミステリ慣れした賢い読者を、先回りをし、やっつけておく。
これって、別にストーリーに必要不可欠な役割じゃないと思うんですよね。陽動作戦ですよ。いやあ、素晴らしい。この視点を持たなきゃな、と書いている途中では思ったのですが、とにかく早く書きたかったので無視しました(苦笑)
僕からしても、ギイヌクサの存在はサービス中のサービスだなと思います。ただ、包丁で刺すよりはだいぶハードルが下がるな、という、結末に必要なプロットとして登場させました。本来はこのサービスをサービスでなくすプラスアルファのプロットが欲しいんですよね。これが浮かべばプロなんですけど(苦笑)
ご都合主義の点については、本文の事情でご都合主義と思われてしまうのならばやむをえないな、と思います(それを言うなら、仮面の方がご都合主義な気が……)。そもそも、人を殺すという行為はどう考えたってリスキーなものですから。
強いて言い訳をするならば以下の3点になるんでしょうね。
1
タイミング的に今しかないこと。
明日になれば、船が来て、クローズドサークルは解けてしまいます。警察の介入がなく、かつ、他人に犯行を押し付けられるのは、今しかありません。また、酒井が結婚し、子供ができれば、酒井を殺しても代襲相続が起きてしまいます。
仮に殺すならば、今しかないんです。
2
主人公がお金のために好きでもない女性と結婚しようとしていること。
結婚は人生の墓場ではないとは思いますが、結婚相手をお金で選ぶ人間はお金のためになんでもしますので、クローズドサークルで人を殺すのも無理はないです。
しかも、結婚式は、来栖家の財産をぶんどる作戦の集大成です。これまで積み上げてきたことが台無しにされかねないと思った主人公が行動するのも不自然ではないと思います。
3
別に主人公が酒井を殺さなくてもよい。
これは僕の頭の中にあったものの、外には出していないのですが、主人公が酒井を殺さなければ、奈加子としては粛々と結婚をすればよいだけなんです。
変な話、奈加子も社長令嬢として生を受け、さらにルックスや能力に自信がない以上、結婚相手がお金目的であることについては、ある程度は仕方ないと思っています。問題は、そのために人を殺すくらいに完全なお金目的なのか、ということです。
数値化すると、奈加子的には、愛50お金50なら許せるんです。ただ、愛0お金100ならばさすがに結婚はできない。だから、そもそも実験はハードルが高くていいんです。高いハードルを超えるほどにお金にしか執着がないのか、というのが奈加子の関心事なんです。
こういう説明は、天草様のようにレベルの高い読者様には必要なのですが、ミステリー慣れしていない読者様から見たら蛇足かな、と思い、書きませんでした。今考えると、3は少し加筆してもいいかもしれませんね。。
うーん、悩ましいです。反論再反論シートみたいなもの予め作って、それを基に作品を作って完全無欠にすべきかもしれませんね。検討します。
とにかく、荒削りさが目立つ本作にご意見くださりありがとうございます。僕が読者でも、本作の展開は読めたかなという気がします。
僕の中で仮面が成仏できた気がするので、次回クローズドサークルを書くときは、もう少し本格っぽくします。。
- 菱川あいず
- 2018年 01月08日 18時18分
[良い点]
完結お疲れ様でした。
ふと目についた純愛を感じさせるタイトルに惹かれ、読み始めました。結果、グイグイ引き込まれてもうこんな時間です。
一人称の推理物を読む時は、ある仕掛けを警戒してしまうんですけれど、今回は完全に予想を裏切られました。
特に7部分目「死者からの電話」のラストには二度見するほど驚かされました。あの台詞の巧みなことよ! 最終部で明かされる、読み手の思い込みを逆手に取った演出も見事でした。
[一言]
とにかく7部が衝撃的!
完結お疲れ様でした。
ふと目についた純愛を感じさせるタイトルに惹かれ、読み始めました。結果、グイグイ引き込まれてもうこんな時間です。
一人称の推理物を読む時は、ある仕掛けを警戒してしまうんですけれど、今回は完全に予想を裏切られました。
特に7部分目「死者からの電話」のラストには二度見するほど驚かされました。あの台詞の巧みなことよ! 最終部で明かされる、読み手の思い込みを逆手に取った演出も見事でした。
[一言]
とにかく7部が衝撃的!
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 01月06日 01時27分
管理
みのり様
本作をお読みいただき、また、ご感想までいただきありがとうございます!
ミステリーを書かれている作者様からのご感想、とても嬉しいです!
いやあ、タイトルについては色々と考えるところがありますね。。前作「小説家になろう殺人事件」がタイトルのインパクトで読者をたくさんつけることができたのに対し、本作はタイトルにインパクトがなく、皆様の目に触れる機会も少なかったかな、と。
ただ、ミステリー小説のタイトルという観点では、「純愛モノ」、もっというと、奈加子が犯人であり、仁太が「それでも君を愛してる」というストーリーなんじゃないかと思い込ませるために本作のタイトルが大事なんだとおもうんですよね。
そんな釣り要素の少ないタイトルに惹かれて読んでくださりありがとうございます(笑)
その仕掛けが何か気になりますww
僕の知らない仕掛けの可能性がありますのでww
7部分目をお褒めいただきありがとうございます!ご指摘の部分は、プロットを組んだ段階では存在していないシーンです。表現の巧みさを狙って、というよりは、奈加子が酒井が殺されたことを何らかの手段で知らなきゃいけないな、と思ったときに、奈加子がその瞬間を目撃する(最初はそのパターンを考えてました)のでなければ、何らかの手段で事後報告受けるしかないな、だとしたら、やはり殺されたはずの者からの電話がインパクトがあるな、というその場しのぎの発想です。
いやあ、やっぱり社長令嬢で天然でフィアンセだと、そういう思い込みがあるですね(笑)
これもプロット段階ではおまけみたいな立ち位置だったのですが、後から振り返ると作品に必要な装置だったなあ、と。
個人的に気になるのは、仁太犯人説を考えてた読者がどれくらいいるか、ですかね。論理的にはありえないのですが、僕が何らかのチートを使うと思われてないかな、と気になりますww
本当にありがたいご感想でした!視点が推理小説家、って感じですね!
今後ともよろしくお願いします!
本作をお読みいただき、また、ご感想までいただきありがとうございます!
ミステリーを書かれている作者様からのご感想、とても嬉しいです!
いやあ、タイトルについては色々と考えるところがありますね。。前作「小説家になろう殺人事件」がタイトルのインパクトで読者をたくさんつけることができたのに対し、本作はタイトルにインパクトがなく、皆様の目に触れる機会も少なかったかな、と。
ただ、ミステリー小説のタイトルという観点では、「純愛モノ」、もっというと、奈加子が犯人であり、仁太が「それでも君を愛してる」というストーリーなんじゃないかと思い込ませるために本作のタイトルが大事なんだとおもうんですよね。
そんな釣り要素の少ないタイトルに惹かれて読んでくださりありがとうございます(笑)
その仕掛けが何か気になりますww
僕の知らない仕掛けの可能性がありますのでww
7部分目をお褒めいただきありがとうございます!ご指摘の部分は、プロットを組んだ段階では存在していないシーンです。表現の巧みさを狙って、というよりは、奈加子が酒井が殺されたことを何らかの手段で知らなきゃいけないな、と思ったときに、奈加子がその瞬間を目撃する(最初はそのパターンを考えてました)のでなければ、何らかの手段で事後報告受けるしかないな、だとしたら、やはり殺されたはずの者からの電話がインパクトがあるな、というその場しのぎの発想です。
いやあ、やっぱり社長令嬢で天然でフィアンセだと、そういう思い込みがあるですね(笑)
これもプロット段階ではおまけみたいな立ち位置だったのですが、後から振り返ると作品に必要な装置だったなあ、と。
個人的に気になるのは、仁太犯人説を考えてた読者がどれくらいいるか、ですかね。論理的にはありえないのですが、僕が何らかのチートを使うと思われてないかな、と気になりますww
本当にありがたいご感想でした!視点が推理小説家、って感じですね!
今後ともよろしくお願いします!
- 菱川あいず
- 2018年 01月06日 09時25分
[一言]
何故でしょう。なんか予想できちゃった。
予想できたとはいえ、正直おおーってなりましたよ。
僕は、ミステリーというのを東野圭吾とアガサクリスティしか知らないのですが、なかなかのものじゃないでしょうか。
あんまり書くとネタバレになっちゃうわけですが(この下ネタバレ注意)
まず動機がしっくりくる。動機と犯行をしっくり来させるのは難しいと思いますよ。お金って言ってもちょっとやそっとじゃ殺人なんていうリスクは侵さないわけで。
素晴らしいの一言に尽きると思います。
あとは死なないという軽さがあるのに、死というインパクトもある。あのミステリー独特のドキドキ感最高でした。
うん、なろう史上最高のミステリー作家ですね、ほんと。
断言できるるる。
あれ一言じゃねえや。
何故でしょう。なんか予想できちゃった。
予想できたとはいえ、正直おおーってなりましたよ。
僕は、ミステリーというのを東野圭吾とアガサクリスティしか知らないのですが、なかなかのものじゃないでしょうか。
あんまり書くとネタバレになっちゃうわけですが(この下ネタバレ注意)
まず動機がしっくりくる。動機と犯行をしっくり来させるのは難しいと思いますよ。お金って言ってもちょっとやそっとじゃ殺人なんていうリスクは侵さないわけで。
素晴らしいの一言に尽きると思います。
あとは死なないという軽さがあるのに、死というインパクトもある。あのミステリー独特のドキドキ感最高でした。
うん、なろう史上最高のミステリー作家ですね、ほんと。
断言できるるる。
あれ一言じゃねえや。
門林様
長い一言をありがとうございました(笑)
そこなんですよ。僕の感覚だと,ミステリー慣れしている人ならば4〜5割くらい,本作のラストを察するかな,と思っています。というのも,本作では,人が死んでいる,ということを示すような兆候を示せていないからです。この一つ前での感想返信でも書かせていただいたのですが,東野圭吾の頭文字Aから始まる作品みたいな,読者を絶対に騙せる必殺技を入れられなかったんです。それを入れられるかどうかがプロとの違いだな,と思います。
あと,お気付きかもしれませんが,本作は,東野圭吾の頭文字Kから始まる作品に多大過ぎる影響を受けています。この作品を書く中で,そうか,頭文字Kから始まる作品のあのプロットはここで生きてるのか,など色々と気付かされ,ミステリ作家として成長できた気がします。頭文字Kから始まる作品は,トリックは一級品だが動機に現実味が…という部分があると思っていて,本作はどちらかというと動機の現実味の方に重心を乗せました。ただ,基本的な型は頭文字Kから始まる作品と同じだと思っています。一種のミステリーテンプレですかね。「おとり捜査型殺人劇」とでもいいますか…
やっぱりクローズドサークルだとドキドキ感がありますね。あと,紙片のメッセージなんかもミステリーっぽくてよいですね。それから無人島に潜伏している死んだはずの姉,なぜかは分からないけどなんとなく怪しい主人公とヒロイン。
とにかく,なんとなくミステリーファンがわくわくする設定を詰め込んだ感じです。
なろう史上最高!? ものすごく嬉しくて,だいぶ舞い上がりましたが,そんな立派なものではないです(汗)
ヒットさせなくてもいいから,もう少し本格っぽい作品を1,2作書いて,なろうミステリーの人として定着したいという気持ちはありますが,史上最高はまだまだ遠いと思います。「薬屋のひとりごと」がありますから…(本格ではないと思いますが)
大恐縮ですが,とても嬉しいです! ありがとうございました!!
長い一言をありがとうございました(笑)
そこなんですよ。僕の感覚だと,ミステリー慣れしている人ならば4〜5割くらい,本作のラストを察するかな,と思っています。というのも,本作では,人が死んでいる,ということを示すような兆候を示せていないからです。この一つ前での感想返信でも書かせていただいたのですが,東野圭吾の頭文字Aから始まる作品みたいな,読者を絶対に騙せる必殺技を入れられなかったんです。それを入れられるかどうかがプロとの違いだな,と思います。
あと,お気付きかもしれませんが,本作は,東野圭吾の頭文字Kから始まる作品に多大過ぎる影響を受けています。この作品を書く中で,そうか,頭文字Kから始まる作品のあのプロットはここで生きてるのか,など色々と気付かされ,ミステリ作家として成長できた気がします。頭文字Kから始まる作品は,トリックは一級品だが動機に現実味が…という部分があると思っていて,本作はどちらかというと動機の現実味の方に重心を乗せました。ただ,基本的な型は頭文字Kから始まる作品と同じだと思っています。一種のミステリーテンプレですかね。「おとり捜査型殺人劇」とでもいいますか…
やっぱりクローズドサークルだとドキドキ感がありますね。あと,紙片のメッセージなんかもミステリーっぽくてよいですね。それから無人島に潜伏している死んだはずの姉,なぜかは分からないけどなんとなく怪しい主人公とヒロイン。
とにかく,なんとなくミステリーファンがわくわくする設定を詰め込んだ感じです。
なろう史上最高!? ものすごく嬉しくて,だいぶ舞い上がりましたが,そんな立派なものではないです(汗)
ヒットさせなくてもいいから,もう少し本格っぽい作品を1,2作書いて,なろうミステリーの人として定着したいという気持ちはありますが,史上最高はまだまだ遠いと思います。「薬屋のひとりごと」がありますから…(本格ではないと思いますが)
大恐縮ですが,とても嬉しいです! ありがとうございました!!
- 菱川あいず
- 2018年 01月05日 12時13分
[良い点]
面白かったです。
(※以下ネタバレ?未読の方は読まないで)
これは、いわゆる映像化しない方がいい…作品ですよね。奈加子さん登場したら、少し「あれ?」って、主人公に疑惑を抱いてしまうかも?(笑)
いや、愛してるって言ってたし!
大きな密室ですよね、島は。これなら警察の介入はしばらくないし。
[気になる点]
全く作品とは関係ないんですけど、架空の姉の名前…伽揶子さんって…某ホラーの怨霊さんと同じ? 奈加子さんがホラー映画ファンとか?
[一言]
本当に本格ミステリ書き上げましたね!
しかも殺人が一件も起こっていないミステリ(未遂はありますが)。こういうの好きです。
なんか最近凄いですね。今度は叙述ミステリが読みたいです←何気にリクエストしてる。
あ、この作品もある種、叙述ミステリですよね。
面白かったです。
(※以下ネタバレ?未読の方は読まないで)
これは、いわゆる映像化しない方がいい…作品ですよね。奈加子さん登場したら、少し「あれ?」って、主人公に疑惑を抱いてしまうかも?(笑)
いや、愛してるって言ってたし!
大きな密室ですよね、島は。これなら警察の介入はしばらくないし。
[気になる点]
全く作品とは関係ないんですけど、架空の姉の名前…伽揶子さんって…某ホラーの怨霊さんと同じ? 奈加子さんがホラー映画ファンとか?
[一言]
本当に本格ミステリ書き上げましたね!
しかも殺人が一件も起こっていないミステリ(未遂はありますが)。こういうの好きです。
なんか最近凄いですね。今度は叙述ミステリが読みたいです←何気にリクエストしてる。
あ、この作品もある種、叙述ミステリですよね。
- 投稿者: 退会済み
- 女性
- 2018年 01月04日 20時51分
管理
野間口様
本作までお読みいただき,また,読了ツイートを含むご感想をいただきありがとうございます!
なるほど…実は作者は本作を叙述トリックの作品としては捉えていませんし,映像化どんと来いだと思っています(笑)
もっとも,本作には叙述トリックのようなものが使われています。
一つがご指摘の通り,奈加子のルックスや年齢の部分です。なろう読者の方は,ヒロイン=美少女という思い込みが強そうなので,そこを逆手にとる形で,あえて伏せていました(年齢については書き忘れていた,という説もあるのですが)。本作のオチをしっくりこさせるためには,奈加子が美少女でない方がいいのはなんとなく理解していただけている気がします。
そして,ある種,叙述トリックっぽくなっているのは,奈加子を好意的に評価するような内心の描写がないことですね。頭を撫でたり,看病したりといった外部的な行動はとりますが,たとえば「可愛い」「好き」といった心理描写はありません。これは,主人公が奈加子と結婚したいがために奈加子に好かれるような行動をとる一方で,内心では奈加子のことを想っていないからです。ちなみに,ラストの「だって奈加子から愛してると言わなかったじゃないか」という台詞は,まさにこのことを示唆しており,奈加子が「愛してる」といえば,奈加子の機嫌をとるために「愛してる」とは返すが,自分の心から湧き上がる「愛してる」という気持ちは主人公にはない,ということですね。
長くなりましたが,このあたりは,僕が本作で割と力を入れた部分であり,ある種の叙述トリックです(ただ,映像化してもなんとかできるとは思います)。
あww伽倻子って,ホラー映画の怨霊なんですかww 実をいうと,その名前,僕が考えたのではなく,妹に考えてもらったんですww 「子が付く女性の名前でいいのないか?」と質問したところ,妹が「伽倻子」と答えたのです。偶然ですが,本作の「伽倻子」の役割を考えると,ホラー映画のキャラクターと同じ名前でいいのかもしれませんねww
僕も人が死なない系のミステリーは好きですね。ただ,このパターンのミステリーだと,東野圭吾の某作品(頭文字がAから始まる作品)が完成型だと思っていて,それを超える作品を書きたいとは常々思いつつ,神は降りてこないですね(苦笑)
過去作だと「怪しいバイト」という短編が叙述ミステリーで,会心作です。
今日は少しゆったりと時間が流れているので,人が死なない,と,叙述をテーマに考えてみたいと思います。上述の東野圭吾作品は越えられないんですけど(苦笑)
本作までお読みいただき,また,読了ツイートを含むご感想をいただきありがとうございます!
なるほど…実は作者は本作を叙述トリックの作品としては捉えていませんし,映像化どんと来いだと思っています(笑)
もっとも,本作には叙述トリックのようなものが使われています。
一つがご指摘の通り,奈加子のルックスや年齢の部分です。なろう読者の方は,ヒロイン=美少女という思い込みが強そうなので,そこを逆手にとる形で,あえて伏せていました(年齢については書き忘れていた,という説もあるのですが)。本作のオチをしっくりこさせるためには,奈加子が美少女でない方がいいのはなんとなく理解していただけている気がします。
そして,ある種,叙述トリックっぽくなっているのは,奈加子を好意的に評価するような内心の描写がないことですね。頭を撫でたり,看病したりといった外部的な行動はとりますが,たとえば「可愛い」「好き」といった心理描写はありません。これは,主人公が奈加子と結婚したいがために奈加子に好かれるような行動をとる一方で,内心では奈加子のことを想っていないからです。ちなみに,ラストの「だって奈加子から愛してると言わなかったじゃないか」という台詞は,まさにこのことを示唆しており,奈加子が「愛してる」といえば,奈加子の機嫌をとるために「愛してる」とは返すが,自分の心から湧き上がる「愛してる」という気持ちは主人公にはない,ということですね。
長くなりましたが,このあたりは,僕が本作で割と力を入れた部分であり,ある種の叙述トリックです(ただ,映像化してもなんとかできるとは思います)。
あww伽倻子って,ホラー映画の怨霊なんですかww 実をいうと,その名前,僕が考えたのではなく,妹に考えてもらったんですww 「子が付く女性の名前でいいのないか?」と質問したところ,妹が「伽倻子」と答えたのです。偶然ですが,本作の「伽倻子」の役割を考えると,ホラー映画のキャラクターと同じ名前でいいのかもしれませんねww
僕も人が死なない系のミステリーは好きですね。ただ,このパターンのミステリーだと,東野圭吾の某作品(頭文字がAから始まる作品)が完成型だと思っていて,それを超える作品を書きたいとは常々思いつつ,神は降りてこないですね(苦笑)
過去作だと「怪しいバイト」という短編が叙述ミステリーで,会心作です。
今日は少しゆったりと時間が流れているので,人が死なない,と,叙述をテーマに考えてみたいと思います。上述の東野圭吾作品は越えられないんですけど(苦笑)
- 菱川あいず
- 2018年 01月05日 11時56分
[一言]
うぇー、驚かされましたよ!
相変わらずのすごい内容、惹き込まれましたし、読んでいてとても勉強になりました。
最後の少しのやりきれなさも自分的にはすごい好きです!
次の作品もとても楽しみにしています!
うぇー、驚かされましたよ!
相変わらずのすごい内容、惹き込まれましたし、読んでいてとても勉強になりました。
最後の少しのやりきれなさも自分的にはすごい好きです!
次の作品もとても楽しみにしています!
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 01月04日 18時25分
管理
喜戸様
最後までお読みいただき、ご感想までくださりありがとうございます!
本作は、推理小説家ならば一度は手を出してみたい、文字通りの「どんでん返し」ものですね。書いたのは初めてだったので、「ああ、ここにも気を遣わなければならないのか」「ここでこの台詞を入れておくべきだった」等、後から気付くことが満載で、僕自身もとても勉強になりました。
こういうストーリーは、アリスみたいな連作モノだと入れにくいですよね(苦笑)
実はこの学校の生徒全員、この学校の生徒ではないんだよ、的な(苦笑)
最後のオチも、これまたいつもの僕の作品ではないタイプのオチだったんですが、僕的には案外気に入ってます。
本作を叙述トリック作品としないためにも、一貫して主人公にはああいう態度をとって欲しかったという思惑もありました。
ありがとうございます!
今後とも一緒にミステリーを勉強していきましょう!
ちなみに、僕はネタ切れなので、少し充電期間に入ります。
最後までお読みいただき、ご感想までくださりありがとうございます!
本作は、推理小説家ならば一度は手を出してみたい、文字通りの「どんでん返し」ものですね。書いたのは初めてだったので、「ああ、ここにも気を遣わなければならないのか」「ここでこの台詞を入れておくべきだった」等、後から気付くことが満載で、僕自身もとても勉強になりました。
こういうストーリーは、アリスみたいな連作モノだと入れにくいですよね(苦笑)
実はこの学校の生徒全員、この学校の生徒ではないんだよ、的な(苦笑)
最後のオチも、これまたいつもの僕の作品ではないタイプのオチだったんですが、僕的には案外気に入ってます。
本作を叙述トリック作品としないためにも、一貫して主人公にはああいう態度をとって欲しかったという思惑もありました。
ありがとうございます!
今後とも一緒にミステリーを勉強していきましょう!
ちなみに、僕はネタ切れなので、少し充電期間に入ります。
- 菱川あいず
- 2018年 01月04日 18時37分
[良い点]
この作品中で二三回騙されたような気がします。
「あっ…これ…藪坂サン……」てな感じで私には想像の膨らむ終わり方でした。
[気になる点]
動機に関しては私という読者が想像する通りでいいですか?
[一言]
完結お疲れ様でした。
この作品中で二三回騙されたような気がします。
「あっ…これ…藪坂サン……」てな感じで私には想像の膨らむ終わり方でした。
[気になる点]
動機に関しては私という読者が想像する通りでいいですか?
[一言]
完結お疲れ様でした。
墓中様
完結まで追いかけて感想をくださりありがとうございます!
騙すことができたならば嬉しいです!
終わり方は、スカッとする終わり方を目指しました!僕の作品にはあまりない終わり方ですね(笑)
動機については想像通りで大丈夫だと思います!特に奥深い何かはありませんww
ただ、たしかにその辺りは明示しても良かったかもしれませんね。ちょっと検討します!
支えてくださりありがとうございます!
墓中様が背中を押してくださったおかげで、予定より少し遅れましたが、無事完結させることができました!
ありがとうございました!
完結まで追いかけて感想をくださりありがとうございます!
騙すことができたならば嬉しいです!
終わり方は、スカッとする終わり方を目指しました!僕の作品にはあまりない終わり方ですね(笑)
動機については想像通りで大丈夫だと思います!特に奥深い何かはありませんww
ただ、たしかにその辺りは明示しても良かったかもしれませんね。ちょっと検討します!
支えてくださりありがとうございます!
墓中様が背中を押してくださったおかげで、予定より少し遅れましたが、無事完結させることができました!
ありがとうございました!
- 菱川あいず
- 2018年 01月04日 18時28分
[良い点]
ひ、ひえー、そういうことだったとは、、、
ネタバレになるので控えますが、まさかうんちゃらが実はホニャララこんちゃらで、ほんちゃかほにゃららしてたとは!!!!
面白かったです、完結お疲れ様でした!(灬ºωº灬)
ひ、ひえー、そういうことだったとは、、、
ネタバレになるので控えますが、まさかうんちゃらが実はホニャララこんちゃらで、ほんちゃかほにゃららしてたとは!!!!
面白かったです、完結お疲れ様でした!(灬ºωº灬)
カラフルロック様
前作に引き続き本作をお読みいただき、さらにご感想をいただきありがとうございます!
しかも、ネタバレに最大限気を遣っていただき感謝しますw
そうなんですよね。うんちゃらの部分がホニャララこんちゃらになることがバレないように、アミダカタブダにしたところが本作で力を入れたところです!
ありがとうございます!読了ツイートも含め、とても励まされました!
前作に引き続き本作をお読みいただき、さらにご感想をいただきありがとうございます!
しかも、ネタバレに最大限気を遣っていただき感謝しますw
そうなんですよね。うんちゃらの部分がホニャララこんちゃらになることがバレないように、アミダカタブダにしたところが本作で力を入れたところです!
ありがとうございます!読了ツイートも含め、とても励まされました!
- 菱川あいず
- 2018年 01月04日 17時35分
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