感想一覧

[良い点]
人間の醜悪な部分を描きつつも、そこに愛嬌やほんの僅かな優しさが感じられる、傭兵を中心としたモルゲントルンの人々の空気感が魅力的な作品でした。
特にゼフォールとラズリエルは話が進むにつれて印象が変わっていって、次第に魅力が増していくとても素敵なキャラだったと思います。
その二人が相手の性格を把握し、まるで相棒のような掛け合いを見せるようになったのを見るとリセルと例の女剣士は本当にイコールなのか、彼女は何故ゼフォールの側から居なくなったのかの謎も含め続きを読みたくなります。
政治と宗教の因果関係や魔法と理法魔術など緻密な世界観にも惹き込まれました。
今後の活動を応援しております。