エピソード3の感想一覧

[一言]
地球の生物にはある一定のフォーマットがあります。
例えば、目が左右一対と言うのは、大抵の動物がそうです。
昆虫は複眼と言って複数の目が塊となったものですが、それはやはり一対となっています。
これらは進化の過程で最適化されたのでしょう。

蜘蛛はこのフォーマットから外れていますが、調べてみると三億年以上前から今とほぼ同じ形を保っている事が判りました。
蜘蛛は目を複眼の形で一対に統合しなくても生き残れたという事ですね。

しかし、感覚器官は三次元であれば一対あれば十分であるのでしょう。
異世界に於いても三次元なら感覚器官の数に大きな違いは出なくてもそれ程おかしくはないと思います。
勿論、先生の仰る様に異世界では感覚器官の数が違ってもおかしくはありませんが、それが標準ならそれには理由を付けて欲しいものです。

例えば、手塚治虫先生が書いた「三つ目がとおる」という作品では、第三の目は超能力を発現する為の器官という位置付けで描かれています。
また、優れた知能も第三の目に関連付けられています。
この第三の目に絆創膏を貼られるだけで、「人格が変わる」「超能力が使えなくなる」「幼稚になり優れた知能を発揮出来なくなる」とデメリットが盛り沢山です。
しかし、このデメリットを描く事で、第三の目が何かを説明しているとも言えます。

この様に特別な器官がある場合は、何の為にある器官なのかが描かれる必要があると思います。

[一言]
「手招きの動作がアメリカでは意味が違う」という事をよく目にしますが、実は厳密には同じ動作ではありません。
絵で説明すると同じ様に見えます。
ですがそれは動作を繰り返すからです。

動作を一回のみ行ってみるとその違いが判ります。
日本の手招きは、相手側から自分側に手を動かします。
アメリカのあっちへ行けという動作は、自分側から相手側に手を動かします。
動作の始点と終点が逆なのです。
つまり同じ動作ではなく、逆の動作という訳です。

これを繰り返す際には同じ所を手が往復する為、途中の部分が同じ動作になっているのです。
そして、複数回繰り返すのを含めて絵で表現しようとする為、同じ絵になってしまっているのです。

[良い点]
『異世界人がどろどろスライムだった件。』

ショゴスの中ではイケメンに生まれ変わった作品を思い出しました！