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[一言]
 源氏の言動が好きくなくて結局原書を読破する事はできなかったのですが、シリーズを読んでその解釈に目から鱗が落ちました。源氏に振り回される女性が多いと思っていたのに、こちらでは何と活き活きとしている事か!
 弘徽殿様も好きですが、やはり源氏にガツンとやってくれる女三宮ちゃんに喝采を送りたいです。また朱雀院も素敵で憎いです。きっとシリーズを読んだ人は、朱雀院の話をもっと読みたいと思うのではないでしょうか。返信にて「書けない」とおっしゃっていますが、また源氏物語を取り上げる事がありましたら、そこに少しでも登場してくれると喜びます。
 残念だったのは、この作品を学生時代に読めなかった事です。読めていたら、きっと源氏物語にも古文にももっと積極的に取り組めたことでしょう。この作品を読める学生さんが羨ましいです。
  • 投稿者: 神崎明
  • 2018年 12月11日 18時54分
感想ありがとうございます。
ほんと振り回したり振り回されたり時によっては狂言回しの役割も担う源氏ですが、もの凄く突っ込みを入れたくなってしまいますよね。
その役割を原作のあのふわふわしたお嬢さんにふった式部先生のセンスは絶妙なんですが、さすがに千年たったのでアレンジさせていただきました。

でも朱雀院においてはかなりいじっても原作者の手の内なんじゃないかと思ったりします。もう少し余裕ができたら、多少の根拠はあるがあたるも八卦な解釈エッセイを書いてみたいです。
  • Salt
  • 2018年 12月12日 21時09分
[良い点]
ラスボスは、朱雀院⁉︎

仄暗さを感じるお話でしたね〜。

自分好みに娘を育てたってところで、もし源氏が女として産まれていたら、え?朱雀院もしかして禁断の恋に落ちてた!
なんて怖い想像してしまいました。この時代、腹違いまではギリギリセーフと聞いたことあったもので。
[一言]
宇治十帖、私も別のひとが書いたような気がします。
若しくは、原作が人の手に渡る時に、大幅に書き換えられてしまったのかなあと。

秋好む中宮とか、玉鬘とかなんとなく性格が違うと思ってしまいました。

源氏物語も男性が書いたとか色々あるようですが、この時代の男性が女性の苦しみや悲しみを、ここまでかけるとは思えないんですけどね。
  • 投稿者: 群青
  • 2018年 08月14日 20時29分
感想ありがとうございます。
腹違い、徐々にダメになったとは思いますが小野篁まではそんな噂残ってますね。

宇治十帖、ほんとその二人はかなり違いますよね。
それが大人になったということかもしれないけれど、元の性格の方が好きです。

それと、本帖の方に伏線ぽい跡が残ってるので、どうにも納得できないんですよ。
だって仕掛けておいた糸を引っ張るのって、作者の最大の楽しみの一つですから。
(もう一つは読んでくださった方からの反応ですね)
  • Salt
  • 2018年 08月16日 20時35分
[良い点]
前話の末に「一気に行きたい」とのお言葉がありましたが、最終話のページを開いた途端ブラウザのスクロールバーの小ささに、思わず感嘆の声をあげました。圧巻と言いますか、一気呵成に畳み掛けられるやり取りに、零から始まったこの物語が集約されていく感にただ震えました。
私はそれほど「ざまあ」を好んで読む方でもないのですが今回は非常に痛快で、「おまえの罪は自分で引き取れ」まさにそのことよ!と膝を打ちました。
最後には試合後に互いの健闘を称え合うかのような雰囲気もあり、今後はある意味安心して皮肉を言える、気の利いた会話を楽しめる相手になるのかなと思ったり。
血しぶきの上がる激しさの応酬の後の、何とも言えない心穏やかな読後感に浸りました。ちょっと不思議な感覚です。
[気になる点]
朱雀院の思惑は、本当のところはどうだったのでしょう。
朱雀院視点のお話も読んでみたいです。
いやだってあの方の謎めいたところって本当セクシーで堪らないんですもんw 腹黒でも好き♡
[一言]
手蹟による攻撃、片恋の告白、この両シーンがすごく好きです。
最終話では女三の宮、按察使、中納言の他にも、源氏が関わった多くの女性たちの想いが昇華されていった感があり、それを成した宮はまさに仏の道具。さすがあの大后の正当な裔です。中二病でもかっこいい!
そして登場してないのに場を支配する朱雀院!素敵すぎ!

源氏物語:零、源氏夢想譚と続いて楽しませていただきましたが、本当に読み応えのあるシリーズでした。
完結おめでとうございます。長きに渡り楽しませていただきありがとうございました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 05月27日 15時26分
管理
ありがとうございます。
ラストはどうしてもノンストップで行きたかったもので、こういう形を取らせていただきました。
この話では人の成長を書いてみたかったことと、零に続く少年マンガ的アプローチの根っこが出たのである程度さっぱりと終わりました。

朱雀院はいまだ完全に把握しきってないです。
あまり言及されてない点をいくつか見つけはしたのですが、たぶんもっとあると思います。だから彼視点は私では書けない気がします。ごめんなさい。

シリーズ三作、読んで下さってありがとうございました。
書く方としては無茶をやるのがとても楽しかったです。
  • Salt
  • 2018年 05月27日 21時26分
[良い点]
面白かったです!
[一言]
爽やか?に終わるとは思ってませんでした。
お父様底の知れない人だったんですね。
  • 投稿者: 雪子
  • 2018年 05月27日 09時29分
ありがとうございます。
ほんのりと明るさを灯して終わりたかったのですよ。
「源氏物語」もそんな終わり方だと思っています。
朱雀院は……ほんと原作でも深いです。
  • Salt
  • 2018年 05月27日 20時58分
[良い点]
やんごとなき中二病タグに笑いました。
女三の宮がハードボイルドで、修羅の道を進んでいる様は格好いいです。
ただ、最近の女三の宮を見ていると朱雀帝と早く再会させてあげたい!と思います。
[一言]
『女三の宮の野望』拝読いたしました!
こちらも非常に好きです。

源氏物語は好きですが源氏自身は、実は原作からあまり好きではありません。女の人泣かせすぎな割に甘ったれてますよね。
今回は女三宮視点なので、若い女の子が昔イケイケだったおじさんに向ける冷ややかな視線が楽しいです。
ラスト、あらすじによると源氏との直接対決があるとのこと。楽しみにしています。
感想ありがとうございます。
ハードボイルドな修羅の道、本当にそうですね。中2ではあるけれど(笑)
もちろん他の女君もそれぞれの立場でそれぞれの修羅の道を歩いていますが、その道を作った源氏自身はそうは見えないですね。
本人的には苦悩しているらしいですが、なんか背中が軽そうというか。

朱雀院再会はもうすぐです。
いくらなんでもあんなに延期したら、妙だと気づく人もいたかもしれませんね。
そしてここで弘徽殿大后の亡くなったのは十月(現十一月)だとあるわけですが、ヒロインでもないのに紅葉の美しい時期に逝ったのだなと式部先生の優しさを感じます。
  • Salt
  • 2018年 05月07日 02時16分
[良い点]
宮様の腹黒さがカッコいいです!
その事を承知しているお父様とのやり取りもとても素敵です。
丁寧な言葉で親愛の情が伝わる会話がいいなぁと思います。いや悪意の言葉も丁寧に言ってるんでしょうけど。

[一言]
私はどうしても読む気になれなくて訳も漫画でさえも見たことがなく、何となく寝取り男が因果応報で自分の子供は血が繋がってない?程度の知識なんですけど、おかげでこちらのお話がどうなっていくのか楽しんでます。お父様との再会が待ち遠しいです!

  • 投稿者: 雪子
  • 2018年 04月13日 10時37分
ありがとうございます! なかなか腹黒ですよね。
あの時代は他の時代よりましとはいえ女の子は大変ですから、一人ぐらい無茶なタイプがいてもいいかなーと。

その認識はとても正しいです。もちろん無理にお勧めはしません。
だけどそのクールな視点でつっこみながら読むとたぶん楽しいですよ。

式部センセーはそっち系読者を想定して迎撃体制をとってますから。
「出た! シリアス近辺にはギャグ必須の法則!(初期はなし)」とか
「須磨でやってるのはスケッチとガーデニングとバンド活動なんかい」とか
「もしかして式部センセーほんとに朱雀がひいき?(ミステリ的仕込)」とか。
  • Salt
  • 2018年 04月13日 20時54分
[良い点]
はじめまして。源氏物語零からずっと読んでいます。

女三の宮が弘徽殿の女御さまの孫、というのは当たり前といえば当たり前なのですが盲点でした!
Saltさんの弘徽殿の女御さまを崇拝しておりましたが、闇深美少女の三の宮さまにも痺れます。
前作でもチラチラ仄見えていた朱雀院さまの高貴なるダークを堪能出来て嬉しいです。

原作の「源氏物語」でも若菜以降の紫の上は、それまでとは違って光源氏に対して次第に隔てというか、所詮は理解し合えないという諦めを抱きつつ、それでも彼を愛さずにはいられないことに疲れ果てていっているという印象を個人的に受けていたので今回の、女三の宮さまが紫の上をじっと観察する目がとても興味深かったです。
これからも更新楽しみにしています。

  • 投稿者: 橘 ゆず
  • 女性
  • 2018年 03月22日 16時21分
ありがとうございます。ただでさえ自作を読んでくださる方など珍しいのに、最近シリーズごと目を通していると連続で感想をいただいて、鳳凰とか竜とか松葉ガニ(存在の噂を聞いたことあるが見たことはない)の片鱗に触れたような気分です。

そしてもの凄く嬉しいのと同時に、なんらかのダメージを与えてしまわないかとびくびくしています。

ラストまでたどり着いていただけると、セロリぐらいには筋が通っているのですが、そこに至るまでになんかこう、えらい目にあわせてしまうのではないかと。

特に紫の上に対しては、おっしゃるとおりで源氏だけでも大変なのに、何かと申し訳ありません。

それでも手直ししつつ最後まであげようと思っています。
  • Salt
  • 2018年 03月22日 22時23分
[良い点]
新シリーズが始まっていてうれしいです!
悪意で人を操る美少女、素敵ですね。
このシリーズの朱雀帝(院)がとてもセクシーで大好きでしたので、親子の何故か艶っぽい会話がわたし得すぎて悶えています。
[気になる点]
女三宮がコレで、柏木も黒かったらどうしよう。二人の閨が楽しみだなっと。
明石の女御もタゲられた!シリーズは宇治十帖まで続くと思っていいですか(ワクテカ)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 03月20日 00時32分
管理
なかなか厄介な性格の朱雀帝(院)を、ごひいきくださってありがとうござます!
ええ、幼児からていねいに育て上げました(笑)
でももともと式部先生が他キャラよりもしっかりといろいろなことを含ませていてくれたので、その延長線なんですよ。

柏木についてはそのうち出てくるので確認してください。
でも、宇治十帖はあれはあれですばらしい小説ですが、式部先生のじゃない気がするので今の話で最後です。
  • Salt
  • 2018年 03月20日 20時27分
[良い点]
零から読んでいます。
源氏物語は現代語訳でしか知らないのですが、こちらのシリーズの解釈、大好物です。
週刊少年桐壺、世紀末覇者弘徽殿ときて、生き様がゴスロリな宮様。原作と同じ動きをしてるのに、作者さまがてがけたヒロインたちはめちゃめちゃ生き生きとしていて、おもしろいです。
いとやんごとなき中二病って(笑)
[気になる点]
至らなさで六条院をうんざりさせまくった三の宮が、実はワザとだったら……悪意がありすぎて、むしろ悪意しかなくて、笑ってしまいました。

気をつけるのは花散里とは、目の付け所がシャープですね。
仕事も子育ても完璧。絶対に敵を作らないハイスペックなコミュ力。地味に見せつつ、極上の安らぎを与える立ち振る舞い。つまり、パーフェクトおかん。うん、中二病の天敵だわ(笑)
[一言]
朧月夜さーん! そこ、バラしちゃいますかー!
源氏に見切りをつけたあとの彼女は容赦なくて大好きですが、まさかの閨指導(主に嫌がらせ)するとは。
いやー、王子様を須磨に流した女は違うわー。

あ、私、Saltさまの光源氏好きですよー。
ポジティブ馬鹿も、あそこまでいくと愛しくなります。
感想ありがとうございます。零から読んでいただいてるなんて感激です。
こちらの話はだいぶ傾向が違うので、時たま驚かせてしまうのではないかと心配ですが、なぜかピカレスクではなく青春小説(ピュア系の賞には絶対応募できませんが)のつもりなので、中ニヒロインの痛さはぜひそのまま見逃してやってください。

中ニ病の天敵パーフェクトおかん花散里。この発想大好きです。ものすごく納得しました。
うちの三の宮の考察だと絶対ああなると踏んだのですが、その視点をキープしておくために、ほとんど出せなくなったのが残念でした。

源氏にまで目をかけていただいてありがとうございます。夢想譚で彼及びあちらのチームを書くのもとても楽しかったです。こちらではなかなかあの実態は出さないのですが、後半になってから微妙に素が出てきます。
  • Salt
  • 2018年 03月16日 19時51分
[良い点]
源氏物語のシリーズ好きだったので新シリーズ開始嬉しいです。まさかの女三ノ宮切れ者設定とは驚きです。
柏木との関係がどうなるのか楽しみです。
[気になる点]
さほど不振には思われないだろうの不振は不審ではないでしょうか?
ありがとうございます。誤字報告も感謝いたします。
実は推理ジャンルを選んだので訂正がないようにだいぶ見直したつもりでしたが、やはりいろいろやらかしていました。ご報告もあったことなので堂々と直します。
  • Salt
  • 2018年 03月04日 12時46分
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