エピソード155の感想一覧

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[良い点]
息をつくまもないような緊迫した戦闘シーンに、ひたすらのめりこみました。
スピード感だったり、飛び散る血だったり、雨や泥……といった、戦闘の様子がくっきりと見えて、読んでいるだけで痛いような。
ハラハラどきどきして、そしてまたサブローの奮起に心が奮い立ちました!

臨場感あふれる戦闘シーンと同様に、異なる立場の人たちが、さまざまな反応を示すことに、一律ではないキャラクターの存在感があって。
オリネロッテ派のヨツヤ、クラウディ、アズキ、の三人がそれぞれ異なる姿勢を見せるように、サブローに敵対する立場をとる人たちもまた、同一ではなくそれぞれの意思があって、その根拠がある、というような。
たくさんのキャラクターが出てきましたが、それぞれの心情、個性がはっきりとしているので、キャラクターの多さに困惑したり間違えたりすることなく、全員が全員、くっきりとした人物像を描くことができ、とても興味深かったです。

好きか嫌いか、でいえば、あんまり好きではないような考え方のキャラクターもいますが、物語を盛り上げ、物語の世界を築いていく大事な一人として、すべてのキャラクターが魅力的でした!

平民のサブローが騎士のまねごとで決闘裁判を申し出たことに対してだとか、裁判の決着にいちゃもんをつけたくなるランシスの気持ちも、騎士の一面を考えてみれば、そりゃそうだよな、と思ところもあったりして。

また、決闘裁判ではサブローに敗れたクラウディも、最後に殺しにこない、というのは、クラウディの価値観のもとでは、きっと不可解であったり屈辱なんでしょうね……。
サブローとしてはそうではないんでしょうけど、胸の内をすっかりうちあけあったとしても、相互理解は難しそうだな~なんて感じました。
サブローは現代日本人として、クラウディよりもうすこし広い視野(こういう価値観もあるんだよね、という認識がある)を持てそうではあるけど、同じ価値観は共有できなさそうで、まさに「異世界」なんだな、としみじみ感じました。

おままごとの決闘裁判がここにこうしてつながるのか~!という気持ちのよさと、それから真正セルロド教についてなど。
熱くてかっこいいアクションに、どうにも複雑そうな世界のありようなど。
明るくほのぼの、楽しいコメディだけではなく、骨太のテーマ、ストーリーラインがほんとうにおもしろいです!!
[気になる点]
オリネロッテがまた意味深なことを言っている……!
未来が見えるとか、なにか予言の力の類もあるのでしょうか。
[一言]
この先も楽しみにしております~!
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 07月31日 01時01分
空原海様

 感想をありがとうございます!
 6章を最後までご覧くださり、心より御礼申し上げます。ここまで来て、ようやく物語はプロローグのシーンに繋がるわけでして……執筆中は「絶対に、この場面にまでは辿りつかなくては!」という使命感のようなものを抱いておりました。その割には、途中でオマケ話をいっぱい書いちゃってますけど(笑)。

 サブローとクラウディの決闘シーンは、(3~6章の)クライマックス的な意味合いもあったため、頑張って描写しました。「ひたすらのめりこみました」と仰ってもらえて、とっても嬉しいです!

 登場人物たちへの温かいお言葉にも、大感謝です!
「全員が全員、くっきりとした人物像を描くことができ、とても興味深かった」←ありがとうございます。少なくともレギュラーキャラに関しては〝類似したタイプ〟を出さないように(可能な限りですけど)気を付けてみました。キャラAとキャラBが、読者様の頭の中でゴッチャになる……という事態は避けたかったのです……。

「すべてのキャラクターが魅力的でした」←(感涙)。
 本作には、主人公から見て〝敵役〟や〝悪役〟になる者も登場いたします。〝敵役だけど悪役では無い〟みたいなキャラも、上手く書けたら良いな~と思います。

 サブローとクラウディの〝心情のすれ違い〟にも注目していただけて嬉しいです! この2人、互いにリスペクトし合っているんですが、価値観の相違もあって……実は、ここは作者的にも重要なポイントだったりする(いろいろと今後の展開に影響する)ため、ものすごく的確に読み取ってくださっていて感激しました!

「おままごとの決闘裁判がここにこうしてつながる」←あのおままごとは〝決闘の手順や、騎士が淑女に剣を捧げる行為〟に関しての事前説明として、書いたところもありまして(コメディーとして楽しんでもらいたかったのも、勿論あります)……ご納得のいく流れだったみたいで安心しました。良かったです。

「オリネロッテがまた意味深なことを」←ですよね(笑)。オリネロッテは、その真意が容易には分からないキャラとして設定しています。かなり、不可解な言動をする少女です(汗)。

 サブローがフィコマシー&シエナに出会って以降の3章から始まった物語は、ここで一区切りついた感じになります。
 テーマ・ストーリー・キャラなどへ、とっても素敵なコメントをいただけて嬉しいです! 執筆の励みになります(^^)/

 本作は、まだまだ続くのですよ。これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
[良い点]
この決闘が大きな流れを作る予兆となりそうでとても読み応えがありました。敵味方問わず、それぞれがこれからどのような道を進んでいくのか、とても楽しみになる展開でとても良かったと思います。面白かったです。
[一言]
オリネロッテはどこまで事態を掌握できているのか、そこもまたとても興味深いです。
  • 投稿者: 黒笠
  • 30歳~39歳 男性
  • 2023年 01月30日 21時05分
黒笠様

 感想ありがとうございます!

 6章の最終回です。
 主人公のサブローはズッと気絶しているのですが(笑)、ちょっと記念的な意味合いもありまして、全てのヒロイン(ミーア・シエナ・フィコマシー・オリネロッテ・アズキ・リアノン)の見せ場を用意してみました。中でもオリネロッテは、本当に謎が多いキャラですよね……。

「大きな流れを作る予兆」←ありがとうございます。初期設定において、侯爵家姉妹やシエナたちが再び活躍する場として『王都編』があるんですけど、まだそこまで執筆できておりません(スミマセン~)。
 その前に、サブローが別キャラたちと関わる展開があるのですよ。次の章も、ご覧いただけると嬉しいです!
[一言]
6章完結お疲れ様でした!
やはりランシスはゴネにゴネましたねー。
そのゴネが通るかどうか気になってました。
さすがに通りませんよね。
でもリアノンが居なければゴネが通ることは無かったにせよ、かなり面倒になってそう。
サブローくん、無事回復魔法受けられて安心と思いきや、オリネロッテさんの不吉な言葉……
ていうか、オリネロッテさんの歪んだ喜びが怖い……

ショーイチ様

 感想ありがとうございます!
 やっと6章が終わりました~。長かった……(執筆に掛けた期間が)。本来はサブローが回復するまで6章を続けようと思っていたんですが、タイミング的なことも考えて、今回で一区切り付けさせてもらいました。

 ランシスのゴネについては、サブローの勝利の微妙さを表現する意味もありました。決闘には間違いなく勝っているんですけど、「殺し合い」という観点から考えると負けているように見えなくも無い……まぁ、クラウディはハッキリと「負けた」と思っているんですが。

 オリネロッテは……彼女は明らかに破滅願望がありますよね。いわゆる「魅了持ち」のキャラは最終的にどうなるか……自分なりに探っていくつもりです。

 7章も、どうぞ宜しくお願いいたします。
[一言]
6章完結お疲れ様です!
きゃー、リアノンさすが! かっこいい! よっ、オークスレイヤー!!
サブローは機転で一命を取り留めたけど……今後、クラウディとの関係はどうなるんだろう? そしてオリネロッテの予言は? フィコマシーに大きな変化が訪れる??
貴様 二太郎様

 感想ありがとうございます! 
 リアノンは初登場時はあんな(爆)だったのに、おかげさまでだんだん株が上がってきている感じです。ただ今回のリアノン、外見や振る舞いはカッコイイんですけど、内心で何を考えていたかは……案外「ランシスの野郎、ムカつく。いずれオークの仲間入りをさせてやるぞ!」とか思ってたのかも。

 サブローは一応、回復するのは確定です。彼は主人公なので。クラウディは、危ういですね……闇堕ちフラグっぽいのが立っちゃいましたし(汗)。フィコマシーとオリネロッテ姉妹は、物語の舞台が王都になってから、メイン的な立ち位置で活躍する予定です(特にフィコマシーはいろいろ変わります)。
 今後ともどうぞ宜しくお願いいたしますね!
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